こんにちは。くんしです。
ここ数日文学シリーズが続きましたが、楽しんでいただけましたか?
さて、前回、文化庁で開催された青木長官とジャパンファウンデーションの小倉理事長の対談を聴講してきたことを、ちょっとお伝えしました。
今回は、その対談を振り返りつつ、改めて文化交流の大切さを考えたいと思います。
文化庁では、「霞ヶ関から元気プロジェクト」の一環として長官みずからが各界から多彩なゲストを招いての対談「カフェ・アオキ」を開催しています。
誰でも聞きにいけるようですので、機会がありましたらみなさんも参加されてはいかがでしょうか?
6月上旬の「カフェ・アオキ」のゲストがジャパンファウンデーションの小倉理事長だったのです。
会場のキャパは80席ぐらいでしょうか。ほぼ、満席でみなさん熱心に耳を傾けていたようです。
お二人の対談で一番印象に残った対話が、「『発信』という言葉がさまざまなところで聞かれるようだけれども、いくら発信しても「受信」する装置がないと意味がない」ということ。
すなわち、文化交流も同様に発信だけでなく、外国での日本文化の受信能力を高めておくことが大事だということなのです。
「なるほど」、です。
JFでは、多くの日本語教師の先生方に海外に赴いていただく支援をしたり、海外で日本研究をしている外国人の方に自分の研究を深めていただく支援などもしていますが、日本語学習者の数を増やす、日本研究を支援するという日々の地道な活動が「受信」を高めることにつながり、日本文化の発信そのものを支えているのだと実感した夜でした。
以上、ミニレポートでした。
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