Wednesday, April 26, 2006

祝☆100号! JFSC会員向け、JFICオープニングイベントがありました






こんにちは、松岡です。

いきなりですが、今回がなんと記念すべき100号目の記事です*1!!


昨年の9月から始めたので、大体5日に2本程度の割合で書いてきてるんですねー。


これからもコンスタントに情報を発信していきます。





------------------------------------------





さて、以前このブログでも紹介しましたが(こちら)、先週末の土曜日に、JFSC会員向けのJFICオープニングイベントがありました。


うれしい意味で





予想外





の人の入りでした!!


f:id:japanfoundation:20060422155055j:image ←こんな感じ


当日の模様については、JFSCの会員向けウェブサイトに詳しく載っていますので、ぜひそちらを見てください。





また会員の方で、ブログで当日の模様をお伝え下さっている方がいらっしゃいました!


「日韓ミーハーの会」


こちらでは、当日のイベントの話しのみならずその当時の状況であったり、筆者の方も同時期に韓国映画の上映をされていたようで、ご自身の経験談なども興味深く拝見させていただきました。



< 李さんのパリ・ソルボンヌ大学に留学したときの韓国人の同級生とのエピソード、そして
パンソリをテーマにした大ヒット作、「西便制」(風の丘を越えて)を韓国に買い付けにいったときの話は私も関係していたので、実際、韓国に行ってどうであったか、いちどきいてみたい話でした。「月はどっちに出ている」を制作するときに協賛金を募るパーティーに在日の友人と参加したりしたことなど久しぶりに思い出しました。


「日韓ミーハーの会」

今回のイベントでは新たに会員になってくださった方も20名前後いらっしゃいました。


今後とも様々な会員向けイベントも企画していこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


何かご意見ご希望等あれば、ぜひどうぞ。




*1:危うく他のメンバーにかかれそうだったところを奪い取って・・・・というわけではありませんよ。





Friday, April 21, 2006

JFIC攻略法 その3☆ ―JFICはこう活用しよう! コモンズ編―



こんにちは、松岡です。


最近ではめずらしく、3日連続登場です。


一昨日、昨日と、この4月に新しく出来たJFICのご紹介をしてきましたが、このJFICの機能は大きく3つに分かれています。


1つめが、ジャパンファウンデーションの活動紹介コーナー(4/19付記事)、


2つめが、従来からあったライブラリー(4/20付記事)、


そして3つめが本日ご紹介する、





JFIC Commons(「ジェイフィック コモンズ」です)





です。





f:id:japanfoundation:20060421111226j:image





このコモンズがあるラウンジ部分と、先日ご紹介したライブラリー部分とは、昔は分かれていたのですが、





f:id:japanfoundation:20060421110250j:image





今回の工事で、この二つを繋ぎました。





f:id:japanfoundation:20060421112532j:image


これによって、スペースの一体感というか、かなり広くなったような気がします(場所は変ってないので、実際には床面積は変ってないのですが)。





f:id:japanfoundation:20060421152659j:image  f:id:japanfoundation:20060407122057j:image




ライブラリーを出て右手にセミナー室、左手にはカウンターをみながら進むと、ラウンジになります*1





f:id:japanfoundation:20060407150532j:image  





左手にあるのが、今回の目玉である





JFIC Commons(ジェイフィック コモンズ)





です(しつこく赤く)。





f:id:japanfoundation:20060421152832j:image





ここは外部からのお客様にジャパンファウンデーションのご説明を差し上げたり、あるいは修学旅行生が見学に来たときのワークショップスペースになったり、またJFサポーターズクラブ会員同士のコミュニケーションの場に使える、多目的なスペースです。


普段はこのような感じで、「部屋」のようになっておりますが、ケースに応じて





f:id:japanfoundation:20060421153924j:image  半開きにしたり、あるいは全開にしたりもできます。





また、この部屋正面の壁は全面ホワイトボードになっているので、直接プロジェクターの投影も出来ますし、加えてここの面には文字を書いたりも出来ちゃいます(ちょっとしたシカケです)。





f:id:japanfoundation:20060421155256j:image





そしてここで使用しているイスですが、川上元美さんのデザインによるもので、スタックした時の美しさもさることながら、座り心地も抜群です。





f:id:japanfoundation:20060421155511j:image





全体的に、日本人作家による作品を中心に家具の配置は計画しました。やはり日本文化を世界に発信する場でもありますし、海外からのお客様が来た際にこの場を通じて「いまの日本文化」に触れていただきたいという、私たちの想いからです。





JFIC Commonsがあるラウンジですが、ここには「横浜トリエンナーレ2005」で実際に出展&使用された草間弥生さんとgrafさんらによるソファがあります。


多くの方に、実際にこのソファに触れていただきたいですねー。





f:id:japanfoundation:20060407153623j:image





このラウンジでは、ジャパンファウンデーションの各種事業に関するポスターや、その他の関連団体情報も提供しております。





f:id:japanfoundation:20060421155820j:image





またこのエリアには全体に調光機能付のライトがついてますので、将来的には小規模な展覧会とか、あるいは映像放映会等も実施していきたいなとも思ってます。


またJFICが出来たことで、JFサポーターズクラブの会員の皆様が集まれる場所が出来ました。東京近郊にお住まいでない方にはちょっと厳しいかもしれませんが、ぜひ会員同士の交流にご利用ください。そういった流れが出てきたらいいなあ、とも私どもはさりげなく期待しております。





==========================





ということで、3回にわたって新しくできた


JFIC


のご紹介をしてきました。まだ出来たばかりで、可能性はある意味、





無限大(∞)





ですよね。どうぞこれからは、みなさんの手でJFICを育ててあげてください。私たちもどんどん使っていただけるように、知恵を絞っていきたいと思ってます。





f:id:japanfoundation:20060421160209j:image








*1:このカウンターから眺める景色ですが、夕方から夜にかけて非常にきれいです。もちろん日中も新宿方面の景色も眺めることが出来て、良い眺めです。





Thursday, April 20, 2006

JFIC攻略法 その2☆ ―JFICはこう活用しよう! ライブラリー編―






どうも、松岡です。


今朝の東京は、朝から風がビュンビュン、雨がジャージャーで変な天気でしたが、午後はすっかりいい天気でしたね。





こんな日は仕事も早めに切り上げて、ライブラリーでも行きませんか??





。('-'。)(。'-')。 。('-'。)(。'-')。 。('-'。)(。'-')。





都心のライブラリーといえば、なんといっても六本木ヒルズのアカデミーヒルズが思い浮かびますが(??)、実はそこのすぐ近くにもこんなに素敵なライブラリーがあったことを、皆さんはご存知でしたか??





その名も





JFICライブラリー





です。





f:id:japanfoundation:20060420160702j:image じゃーん。





もともとは「国際交流基金図書館」ということで、主に外国人の日本研究者向けの専門図書館として運営していたのですが、このたびフロアも拡大しJFICの一部としてリニューアルされました。


蔵書に関しては、従来からあった外国語で書かれた日本紹介資料・国際交流資料に加え、文化政策に関連する書籍や、様々な視聴覚資料も取り揃えていきます。





昨日紹介した活動紹介エリアは入り口付近でしたが、そこを通って進んでいただくと、まずはDB検索コーナーがあります。





f:id:japanfoundation:20060420160803j:image 




ここでは、JFICライブラリーや他のジャパンファウンデーションの図書館*1の蔵書検索や、ジャパンファウンデーションの活動に関する報道振りがわかる、記事検索データベースもあります。


また通常のインターネット接続もできますので、インターネットによる調べものがあるかたもぜひどうぞ。





後ろを振り返れば、ジャパンファウンデーションの国内外全事務所のニューズレターや活動紹介資料をおいてます。





f:id:japanfoundation:20060420160846j:image





今、世界各地で何が起きているのか、そんな文化事情を垣間見ることができると同時に、どんな「日本」情報が現地ではうけているのか、そんなこともわかる場所です。





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


f:id:japanfoundation:20060420160912j:image





左手にカウンターを見ながら、回るように進んでいただくと・・・・


右手には、今回新しく設置した視聴覚コーナーがあります。





f:id:japanfoundation:20060420161028j:image





モニターは3台で、真中のモニターは二人並んで見ることもできます。


ここではジャパンファウンデーションの活動を紹介した映像資料から、実際にテレビ番組にもなった事業の様子、さらには新潮社さんより寄贈いただいた日本の文学作品を耳で楽しみことも出来たり、TDKさんより寄贈いただいた日本の技術(漆塗りのような伝統工芸など)を紹介する映像資料、などといった音声/映像資料を楽しむことが出来ます。





音声はこのヘッドフォンで聞きましょう。





f:id:japanfoundation:20060420161106j:image





さらに進んでいただくと書庫が有ります。





f:id:japanfoundation:20060420161256j:image





閲覧デスクも有ります。


ここで音楽を聴くことも出来ますよ。





f:id:japanfoundation:20060420161448j:image





このJFICですが、平日は夜の7時までやっています。


場所もサントリーホールのあるアークヒルズですから、仕事帰りにちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?





1階の受付(WEST WING側)で訪問先に「JF」と書いて、20階へ向かいましょう。





(次回は、新しいJFICの多目的スペースのご紹介です。お楽しみにー。)




*1:京都の支部や浦和や関西にある日本語教育に関連した付属施設にも図書館があります。





Wednesday, April 19, 2006

JFIC攻略法 その1☆ ―JFICはこう活用しよう! 活動紹介編―






皆さんこんにちは、松岡です。

何度かこのブログにも登場している




JFIC(ジェイフィック)




がオープンして約半月が経ちました。

にもかかわらず、まだ詳しく紹介していないっっ!!

ということに気づきましたので、今日はそのあたりを




図解



で詳しくお伝えしようと思います*1




-> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> ->



アーク森ビルの1階で入館証にサインをしていただき*2、East側のエレベータでいざ20階へ ε=ε=ε=ε=ε=┏( @_@)┛




エレベーターを降りれば、そこが入り口です。




f:id:japanfoundation:20060419154059j:image




入り口を入って、右側にはジャパンファウンデーションの活動紹介コーナー




f:id:japanfoundation:20060419095300j:image




ここには、過去に実施してきた事業の概要をまとめた活動紹介ファイルがあります。

様々なイベントの全体像がわかる報告書やビジュアル資料に加えて、どれくらいの人が参加したのか、反響はどうだったのか、等といった情報がファイルごとにまとめられています。

現時点では2004年度のものが中心なのですが、今後は2005年度に実施された事業に関するファイルも順次そろえていきます。

左側には、JFICショップがあります。




f:id:japanfoundation:20060419154124j:image   f:id:japanfoundation:20060419154401j:image




これまで刊行してきた展覧会カタログや『遠近』、横浜トリエンナーレ2005の会場でも発売されたマグカップ等、関連する書籍やグッズが並びます。

またここでは、JFサポーターズクラブへも入会できますよ。

何か不明な点があれば、いつでも何でもこのカウンターでお尋ねください。




(次回はライブラリーの紹介です・・・)



*1:ちなみに、JFICってなんだっけ?という方のために簡単な復習を。JFICとは、国内外各地で実施されているジャパンファウンデーションの活動紹介と、様々な国際交流情報の提供及び活動の場の提供を目的にジャパンファウンデーションが設置した、ライブラリー機能とイベントスペースが並存する新たなセンターです。

*2:セキュリティーが若干高いのですが、「なんだこのゲートは!」と、ここで怒ったりしてあきらめないで下さいねー・・・。




Thursday, April 13, 2006

理事長講演会のこと




こんにちは、後藤愛です。

先週火曜、4月4日の夜に、新しくオープンしたJFIC(←「ジェイフィック」と読みます)の一角にあるセミナールームを使って、理事長と若手職員が意見交換をする会がありました。*1











テーマは、「 『鹿鳴館』とは何だったのか?」ということで、明治初期に日本が開国し、近代化を進める中で必然的に行なわれた「西洋化」を、開国前までに築かれてきた「日本的価値」との関係でどのように考えるか、というもの。





(理事長の語ったことは、理事長に知的所有権があるので、ここで詳しく書くことはできないのですが、、、)歴史の授業で華麗な挿絵つきで習った「鹿鳴館」とは、歴史上のことかと思いきや、実は、今日にまでつながる、奥深いテーマなのでした。





開国直後の日本人にとって、「世界」とは、「欧米列強」のことであり、彼らと極力対等に話し、交渉するためには、彼らの言語、手法、にあわせる必要があったんですね。

その努力の1つとして、外交のためにダンスパーティを催す場所である*2鹿鳴館が作られ、使用されたわけです。





今でも、異なる価値・文化の人たちと交渉したり、貿易したりするときには、言語や、話し方、マナーなどを共有しないと、対話はできないと思います。少なくとも、非常に話しづらい。それを、どこまで相手の文化に合わせ、どこまで自分の文化・やり方を貫くか、というのは、毎回の人との出会いのなかで、終わりのない問いなんだと思います。





例えば、小学校からの英語学習が本格化するということで、日本語もできないうちから外国語を教えるなんて日本語ができなくなるのではないか、とか、日本固有のものの捉え方ができなくなってしまうのでは、という反対意見があるとよく聞きます。





これまでも小学生に社会で安全に暮らしていくために横断歩道の渡り方を「右見て左見て」と教えてきたのと同じように、安全かつ便利に生きていくための1つの手段として必要なのでは、と思いました。この、グローバル化して、人の行き来も激しいし、お隣さんに日本語が通じないご近所も実際たくさんでてきています。そんなときに、より多くの人と、話のできる人間になっておくのは、決して悪いことではない、いや、むしろ本人にとっても可能性が無限大に広がってゆく、楽しいことではないかなと思うのです。(そう信じているからこそ、国際交流の仕事をしているわけですが)





そういう意味で、明治初期の日本人が直面した、「どこまで西洋化するのか」という問いは、今日の私たち一人一人の行動にも、「どこまで世界のものを取り入れ、どの程度『日本人らしさ』を持ちつづけるべきなのか」という問いとして、生き続けているのではないでしょうか??




*1:主催は、JFの組合(私や松岡くんは委員をやっています)でした。理事長自ら、こうしてスタッフと意見交換する機会があるドクホウ(=独立行政法人)って、面白いですよね?


*2: ほかにも目的はあったのかもしれませんが、主な目的としては社交?ですよね





Wednesday, April 12, 2006

ボランティア募集中☆ ―オーストラリアに国際交流の現場を見に行こう!―





こんにちは、松岡です。

今日は、ボランティア募集のお知らせです。
このブログでも何度もお伝えしてきましたが、今年は日豪交流年です*1

これに関連して、1月10日のブログでご紹介していた

「ワンダーバス ジャパン(Wonder Bus Japan)」

f:id:japanfoundation:20060106224655g:image

へのボランティア派遣がなんと決定しました!!

(*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆パチパチ




概要をチラシから抜粋しました。





ワンダーバス・ジャパンは、バスに日本人スタッフが乗り込み、日本文化に触れる機会の少ないオーストラリアの地方都市を巡る事業です。町の広場に人を集め、お習字、折り紙、空手などのワークショップ、和太鼓パフォーマンス、日本に関するクイズ大会などで、日本を紹介するイベント。これにボランティア特派員を2名派遣します。





JFサポーターズクラブでは、会員のみなさまから希望者を募り、2005年3月には韓国 ソウルで開催された「コリア・ジャパン・ロードクラブフェスティバル」に(これは僕も随行しました)、2005年10月には「北京日本学研究センター設立20周年記念行事」に、それぞれJFサポーターズクラブボランティア特派員を派遣しました。 今回はこれに続く第3弾です。




ボランティア特派員には、当日の会場設営やワークショップの手伝いなどに汗を流していただきます。国際交流活動、日本文化紹介、国際理解教育に意欲をお持ちの方のご応募を、お待ちしています。




詳しくはJFサポーターズクラブのホームページ(こちら)をご確認ください。



*1:かなりの余談でどうでもいい話しですが、実は1年半位前からスポーツクラブによっています。そこの会報で日豪交流年にちなんだ事業の紹介をしていてびっくりしました。「アクションサッカー」というオーストラリア発祥(らしい)のスポーツの世界大会があるらしく、その話しでした。日本としては日豪交流年事業の一環として行くとのこと。今年はさまざまな分野でオーストラリアとの交流事業があるようで、オーストラリア好きにはたまらない1年ですね。。。




Tuesday, April 11, 2006

『パッチギ!』



皆さんこんにちは。松岡です。





前回のブログでお伝えしましたが、先週の金曜日に、映画『パッチギ!』のプロデューサーである李鳳宇(イ・ボンウ)さん(シネカノン代表)にお会いしてきました。

4月22日にジャパンファウンデーション本部に新しく出来たJFIC*1での、JFサポーターズクラブ会員向けオープニングイベントで、李さんに講演をしていただくために、事前打ち合わせでお会いしてきました。




韓国映画の『JSA』や、『シュリ』は見たことあったのですが、恥ずかしながら『パッチギ!』を見たことが無かった*2ので、前日に見てみました。


これがまた冒頭から凄いインパクトのある話しでした。





銀閣寺へ至るお土産屋が並ぶ通り(ではないかと思われる。違うかな?)を凄い数の学生集団が駆け抜けて、駐車場に停まっているバスをひっくり返したりと、深夜にもかかわらず(いや、深夜だからこそ?)思わず口をポカーンとあけて見入ってしまうほどでした。





「パッチギ」という言葉は「頭突き」という意味らしく、ストーリーの中でもいたるところで頭突きシーン、殴り合いシーンが出てきます。それがまた結構リアルで・・・・。


まあ詳しくは見て下さい、ということで!!








見終わった後に思った第一の感想は「まだまだ自分が知らない現実はあるんだな。海外だけではなく国内にもたくさん。」ということでした。


いわゆる「国際交流」という言葉を聞くと、日本から海外へという具合に国境を越えていくイメージがあるかと思うのですが、実は私たちが知らない「国内の多文化」という状況がいたるところにあることは、あまり知られていません。


少なくとも僕は、京都にあの映画に出てくるような在日のコミュニティーがあって、高校もあって、街中で殴りあったりして、という事実は映画を見るまで知りませんでした。





そんな感想を李さんにお伝えしたところ、「国が存在する前に、人が存在しているんですよ。」というお話しをしてくださいました。


韓国や北朝鮮といえば、新聞やテレビでは「反日」というキーワードがあふれていますが、そこには個人が不在である。自分と同じように生活している、同じ人としてのリアルさを知らないまま、国とか大きな話題に走って反日とか嫌韓という話しになってしまっている。





そういわれると確かにそうだなとも思いました。


自分とは異なる国や文化に対するイメージがどうやって作られるのかなと考えたときに、確かにマスメディアの影響は大きい気がします。実際に特定の個人と人間同士の付き合いをした結果として、その文化や国が嫌いになることは、まあそういう人もいるかもしれませんが少ないのではないかと。





とにかくみんな仲良くしようよ、というわけではないのですが、あまりにも知らないことは国内であってもたくさんあるのだな、と痛感したわけです。








李さんは当日、映像を用意しようかなともおっしゃってました。


スライドなのか、パワーポイントのようなものなのかはまだ不明ですが、『パッチギ!』を見た私としてはとにかく楽しみですねー。





現在会員ではない方も、当日会場で入会いただけます。

李さんの講演を聴けて、また韓国のお茶やお菓子も楽しめれば、年会費は最低1,000円からですので参加費として考えていただいても決して高くは無いと思いますよ*3




*1:4月3日に新しくオープンした、図書館とイベントスペースからなる施設です。くさしくはこちらをご確認ください。


*2:こちらは井筒監督作品の日本映画ですが、テーマは在日朝鮮人ということで。


*3:かつ、1年間ジャパンファウンデーションの各種イベントへの無料参加あるいは割引、その他さまざまなイベント情報の提供などもお届けいたします





Thursday, April 6, 2006

JFサポーターズクラブからのイベント情報



こんにちは、松岡です。

お返事が遅くなりましたが、うちと同じく「はてなダイアリー」のおすすめ日記、「Z会はてなダイアリー Ver.」からトラックバックを頂きました*1





id:zkai



いろんな人のブログを熱心にまわられていて、勉強されてます!






はい。


いや、べつに勉強というほどではないのですが。

裏話ですが、私のいる「情報センター*2」では、毎朝みんなでブログチェックをしているんです。


いまはRSSリーダーとかありますよね、あれで世の中のどれだけの人が、どういった内容でジャパンファウンデーションに言及しているのか、というのを見たりしているんです。

例えば、先日やった「村上春樹シンポジウム」に関してはかなりの方が、それぞれのブログで感想を述べて下さっていましたが、実はそういう情報を集めて見たりもしています*3






一緒に何か、世の中に新しい価値を生み出せるといいなあ、なんて思っちゃいました。


※はてなつながりってことで(笑)






確かに面白いですね。ちょっとすぐに思いつきませんが。


僕の浅はかな知識で恐縮ですが、Z会さんは「教育」ですよね。ジャパンファウンデーションは海外での「日本語教育」をやってます・・・・・。





で?





って感じですが(汗...すいません)、まあつながりは探せばあるのかな、と。


Z会さんでは国際理解教育とかそういうのはやってるんでしょうか??まだまだ僕の知らない「Z会」があるような気がするのですがどうでしょう??


とにかく何かやれたら楽しいですね。





============================




話題は変わりますが、4月を迎えてJFサポーターズクラブ*4が会員の皆様向けに新しいイベントを考えております。





1つめは


「映画『パッチギ!』のプロデューサー シネカノン代表 李鳳宇(イ・ボンウ)氏の講演」


をやります。





パッチギ ! スタンダード・エディション [DVD]





『パッチギ!』は皆さんご覧になりましたか?

こういう自分もまだ見てないんですが、井筒和幸監督の『パッチギ!』は李鳳宇氏の自伝的青春映画です*5





日時は4月22日(土)の14:00から、


場所は赤坂アーク森ビルにある、ジャパンファウンデーション本部(20階)になります。





当日は韓国のお茶とお菓子も楽しめますよ。





(長くなってきたので、続きはまた明日。「オーストラリアに国際交流の現場を見に行こう!」というお話しをさせてください。)








*1:こんな私も大変お世話になりました。都内某所へも、大学受験の時には通っておりました、実は。 ( ^.^)( -.-)( _ _)  


*2:別名「諜報センター」とも、僕らは勝手に言ってます


*3:そしてたまにはそういった内容が上の方の会議にも出されます


*4:しつこいようですが繰り返します。これはジャパンファウンデーションの運営している会員組織です。うちが実施するイベントへのご招待や、雑誌の購読など、会員の方向けに様々なサービスを実施しています。


*5:実は近日中にお会いしに行く予定なので、また後日そのときの模様をブログでご紹介します。





Wednesday, April 5, 2006

感動のイナバウワ~~



かなり久々の登場、後藤愛です。





前回登場したのが、、、いつだか調べるのも大変なくらい前だったので、とにかくかなり前でした。





再登場のきっかけは・・イナバウワ~ です☆





おととい(4月3日)、ひょんなことで、サントリーホール(ちょうどジャパンファウンデーションのオフィスの入っているビルの真後ろにあります)で上演されたイタリアのオペラ「トゥーランドット」(プッチーニ版)を観にいったんです。





「トゥーランドット」とは、皆さんご存じ、トリノ五輪で金メダルを取った荒川静香さんが最後に滑ったときの、あの曲のオペラです!





東京講演の初日だったので、「荒川静香さんも来たりして~」と一緒にいく知人と話していたら、「静香さんはわからないけど、小泉首相はくるらしいよーー」ということだったので、首相もオペラ好きが有名だし、それはそれで素敵な会になるかな、なんて思っていたのですが、





な、なんと、





当日、首相が入場してくると、会場から拍手の嵐。さらに「ブラボ~~」なんていう声も。。「小泉首相ってそこまで人気だったのか!?」と思って、オペラグラスでよくよく見ると・・・・





首相の横には、あの、荒川静香さんがいるじゃないですか~~~!!!





ということで、オペラが始まる前から、ひとしきり盛り上がり、





幕間の休憩でも、一緒にいった知人は、「廊下で首相と、荒川静香さんと、すれ違った!超きれいだった!!(←荒川さんが。)」と大興奮でした。





私もあまりミーハーなつもりはなかったのですが、オペラグラス越しに見た荒川さんは、全身黒のシックな装いでありながら、人目を惹きつける華があって、ホントにすてきでした。うっとり。





えと、肝心のオペラは、というと、私はまったくの素人なので難しいコメントはぜんぜんできないんですが、とにかく言葉に尽くせないすばらしさで、オーケストラには勢いがあり、歌い手も負けずに一人一人が個性を発揮して、指揮もパワフルで、コーラスも乱れがなく、演出はモダンで挑戦的ながらおそらくほとんどすべての観客を感動させた・・・と、まあとにかくすべてがよかったです。





お客さんも、トリノの感動を思い起こして、共感&感動ひとしお、という感じだったようでした。


(今回は非常にミーハーな書き込みですみません。。。)




中島さんから、当日のようすがニュースにもなったと知らされました。TVとかにも出たんでしょうか。*1





*1:「イナ・バウアー」って人名だそうですよ。|Д`)・・ by n





Monday, April 3, 2006

『遠近』第10号を深く楽しむための読書&WEB案内



東京はすっかり春ですね。ジャパンファウンデーションが出している雑誌『遠近』(をちこち)の発行日に登場する麦谷です。

さて、今号は、「世界で愛される日本食」と題して、世界各地でSUSHIやTENPRAなどの日本食がブームになっているだけでなく、様々な形で現地で定着している様子をお届けしています。是非、お手に取って、お読みいただければと存じます。目次はこちらです。

前回に引き続き、『遠近』をより深くお楽しみいただくために、記事や執筆くださった方に関連した読書&WEB案内をお届けします。
まず始めに、女優の檀ふみさん、辻調理師専門学校*1校長の辻芳樹さん、毎日新聞の西川恵さんによる鼎談「日本の食文化を世界にどう発信するか」に関連して。




◆辻芳樹さんが食の最前線で、美食の可能性を探求

『美食進化論』 辻芳樹・木村結子 共著




美食進化論




その辻芳樹さんが料理監修を務めた2000年の九州・沖縄サミットの「社交夕食会」のメニューもあわせてご覧下さい。




◆檀ふみさんのワイン修行の成果

『アガワとダンの幸せになるためのワイン修業 カジュアルワイン編』 檀ふみ・阿川佐和子 共著




アガワとダンの幸せになるためのワイン修業 カジュアルワイン編




『ゴージャスワイン編』もあります。




アガワとダンの幸せになるためのワイン修業 ゴージャスワイン編




◆饗宴と外交の密接な関係を知る一冊

『エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交』 西川 恵 著




エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)



◆公邸料理人と言えば、このマンガ*2

『大使閣下の料理人』 西村ミツル/かわすみひろし




大使閣下の料理人 (24) (モーニングKC (1496))




次に、執筆者が紹介している今号記事に関連する自著などです。

◆ブラジルの食文化ジャーナリスト アルナルド・ロレンサートさんもこれで日本料理を学んだ! 英語による日本料理の入門書

『Japanese Cooking: A Simple Art』辻 静雄 著

Japanese Cooking: A Simple Art




著者の辻静雄さんは、辻調理師学校の創設者として、また料理界の巨匠として有名な方ですが、巻頭鼎談にご登場くださった辻芳樹さんのお父上です。

ロレンサートさんが見学したキッコーマンの御用蔵醤油や醤油の製法については、キッコーマン(株)のHPなどで学べます。皆さん、醤油ってどうやって作るかご存じですか?
◆デブラ・サミュエルズさんが味わった「月心居」*3の精進料理

『精進SHŌJIN-野菜は天才』棚橋 俊夫 著




精進SHOJIN―野菜は天才




デブラさんが主宰する料理教室「Cooking at Debra’s」のHPでは、素敵なおもてなし料理のレシピ(英語)も見られます。

◆シドニーの食を変えた日本人シェフのレシピ

『TETSUYA-シドニーテイスト』和久田 哲也 著




TETSUYA―シドニーテイスト




◆アメリカ人の日本酒ジャーナリストのとっておきの話

『日本人も知らない日本酒の話』 ジョン・ゴントナー 著




日本人も知らない日本酒(さけ)の話―アメリカ人の日本酒伝道師、ジョン・ゴントナー




◆器からみた日本の食文化を知る

『図説 日本のうつわ-食事の文化を探る』神崎 宣武 著




図説 日本のうつわ―食事の文化を探る (ふくろうの本)




記事には書ききれなかった話が、WEBでさらに深く分かります。

◆山陰中央新報の中山記者がレポートした松江のNew和菓子ってどんなもの? 松江の和菓子in New York

◆食卓から海と魚を見直す白石ユリ子さんのウーマンズフォーラム魚の活動

◆水産庁編『図で見る日本の水産』-日本の海と魚のことが概観できます。英語版もあります。

◆杉本節子さんのおばんざいレシピ 散歩好きの京都~節子の番菜覚

◆京都の町屋文化を継承する財団法人奈良屋記念杉本家保存会
◆フランス人シェフによる日本料理ワークショップ(主催:日本料理アカデミー(前出の辻芳樹さんが副会長をお務めです)で、今回、フランス人シェフを受け入れた日本側の料亭*4は、瓢亭竹林菊乃井木乃婦美濃吉美山荘近又でした。




その他、著者の新著のご紹介です。

◆世界屈指の美食家たちの料理を再現

『ラブレーの子供たち』 四方田 犬彦 著

ラブレーの子供たち




◆アジアと沖縄を縦横無尽に旅する

『アジア帰りに沖縄ふらり』 下川 裕治 著

アジア帰りに沖縄ふらり




最後に、「をちこち散歩」を連載くださっている中上紀さん、平野啓一郎さんの新著もご紹介します。

『シャーマンが歌う夜』 中上 紀 著




シャーマンが歌う夜




『顔のない裸体たち』 平野 啓一郎 著




顔のない裸体たち




以上、特集「世界で愛される日本食」をより深くお楽しみいただくための読書&WEB案内でした。

次号の6月号は、「多文化・ミドルパワーの国、オーストラリア」(仮題)の特集テーマにて、日豪交流やオーストラリアの社会・文化についての記事をお届けする予定です。お楽しみに!



*1:辻調理師専門学校の名は、関東では一流シェフを養成することで有名ですが(何しろ「料理界の東大」ですから)、関西に住んでいたことのある私にとっては、「辻調」と言えば、子供の頃聞いたCMソングのフレーズを有名塾の名前に替え歌にしたり(今もあるんでしょうか♪)や、『探偵!ナイトスクープ』の「えッ! こんなものがお料理に!林先生のお料理コーナー」で毎度、大爆笑したという不謹慎な思い出ばかりが溢れてきます・・・。

*2:このマンガに登場する大使のモデルは、ジャパンファウンデーション理事長の小倉和夫(元ベトナム大使)らしいと聞いたことがあるのですが、本当なんでしょうか。

*3:先週金曜日に、友人と旬の野菜のコースを堪能してきました。東京都港区の表参道ヒルズの裏手にあります。夕食時のみの営業で、2種類のコースで予算は1万円~1万5000円程度です。席数が限られていますので、電話で予約してご来店ください。(月心居/住所:東京京都渋谷区神宮前4-24-12、最寄駅:東京メトロ・表参道駅、電話:03-3796-6575)

*4:そうそうたるお店ばかりですね・・・。