Wednesday, December 28, 2005

今年もお世話になりました 3






松岡です。





3日間連続でお送りしたブログでしたが、最終日になって朝からずーっと会議やら何やらであわただしく・・・皆様スイマセン。

うまく落とせませんでした(笑)*1





今年の9月から始めたブログですが、見てくださっている皆様のおかげで、なんとか年を越せるまで続けることができました。本当にありがとうございます。





また来年も、皆様からのご意見を頂きながら、楽しいブログにしていきたいと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。





※とりあえず、字を大きくしてみました。よいお年をー。




*1:勝手にNが書き加えてみます(だからこその脚注ってもんっすよ!(謎))。そう、朝からMさんとどういう記事にするか話していたのですが、結局決着がつかないまま今年の仕事納めとなってしまいました。ふー。(ふー、ってフォー!と似てますよねえ。溜息、フォー!フォーってどこかダース・ベイダーみたいですよねー。スターウォーズって全然関係ないんですけれど、<諸君、私はスタートレックが好きだ。TOSが好きだ。TNGが好きだ。DS9が好きだ。VOYが好きだ。ENTが好きだ。>スタートレックには時代時代のアメリカの、或いは世界の、情況が反映されていると思います。トレッキー、フォー!)新年に改めてご案内できるかと思いますが、某大手SNSで「公的機関のオタ連合」なるコミュニティを立ち上げました。皆さんのご参加をお待ちしております! byMさんにもGさんにも黙って投稿してしまって危機、フォー!のN 皆様、よいお年をお迎え下さい!





Tuesday, December 27, 2005

今年もお世話になりました 2







M:一応今年やったいろんな基金事業振り返りませんか?





N:ええよ~。ほな、自分が行ったイベントから話したらええんやろか?


今年行なわれた、主催も助成も含めて、JFがどこかで関係しているイベントだと、東京都写真美術館でのOTAKU展の凱旋展が最初かな。やっぱり(笑)。


あれ?東京国際芸術祭の「壁」と「ジュヌン」ってその後だっけ?あと、ホテル・グランドアジアは観に行けなかったんだった・・・。





そういえば、松岡さんはコリア・ジャパン・ロードクラブフェスティバルでソウルまで行ってきたんだよね。私は家でライブ中継を見てただけ(苦笑)。


ロシア語の現代日本文学アンソロジー・シリーズも短詩型の部分だけ読もうとしたり、歌人や俳人の名前を解読するだけで挫折したり(苦笑)。


東京芸術見本市と「第3回ダンス・フォーラム」は観に行ったし、第10回アジアの漫画展アジアのキュビズム展はじっくり見れたかな。最近やと、ヨコトリ劇団解体社か。


あー、アラブ映画祭フラッシュバック/フラッシュフォワードファウム・チェンバー・オーケストラにも行かれへんかった・・・。うー、悔しいっ!








M:僕も最近のものでいえば、横浜トリエンナーレに行きました。でも、こう振り返ると基金はたくさんいろんなところで事業をやっているのに、なかなか行けてないな、というのが実感。


皆さんに薦めておきながら・・・


あと、JFが主催したイベントに行ったり、全国各地でいろんな国際交流イベントにブースを出していても、語る自信がもてない、うまく理解できなかった、などなどの理由で、「語れない」ことも良くあるんだけど、そのへんどう?








G: 「語れない」については、私は、たとえば「日本文化」っていう一言に対して、それぞれの人が持つイメージの違いを意識すると、何もいえなくなるような感覚があったかな。それぞれの人が違う認識をしてるのは、ある意味当然なんだけど、「前提」を共有しないと話せないんじゃないか、と思ってしまって、フェスティバルのようなイベントでもそうだし、普段仕事で知り合う人に対してもそうだったし、ブログでもそうだったなぁ。今になって思えば、話してる相手の人が、どんなイメージをもってますか、って、相手に対して興味を示せばよかったのかもしれない。うん。つまり、「『日本文化』って何だと思う?」って聞かれたら、誰だって、それなりにイメージをもってるから、それを「聞く」こと。これを来年は実践してみたいですね(またしても来年への抱負)。








N:まあねー。JFが絡んだイベントについて「ブログで書くこと」=「語ること」って部分もあると思うけれど、「ブログで書いて、その上トラックバックを貰うこと」=「聞くこと」に繋がるといいな、なんて思います。


国際交流関連のイベントだと、日比谷公園で行なわれた国際交流フェスティバルに松岡さんとブースを出展したっけ。


そのときでも、自分がJFの全事業を知っているわけではなくて、お客さんに聞かれた時に簡明には説明できないんだよね。ブログだと、事業について調べたり、それを自分の中で纏めたりする時間があるわけだけれど、説明する相手が目の前にいると、ノータイムで返答しないといけない。


で、ついついJFや文化や交流についてカタってしまったり、そのせいでちょっとヒかれたり(苦笑)。


ブログで実践しようとしていることではあるけれど、JFについてカンタンでウマく説明できるようにしたいよね。同時に、外務省やJICAやJETROやJBICくらいには、JFもちゃんと注目してもらえるようにならないといけないんじゃないかって危機感はかなり強いよ。


なんていうのかな、そもそもJFを知ってもらいたいし、その上、JFの中身も知ってもらいたい、なんてちょっと欲張りかもしれんけど(笑)。








M:なんかみんないいこというなー(危機感・・)。(´;ω;`)

後藤さんの「聞くこと」というのは大事ですよね。「何かを伝えたい」と思った時に一番大事なのは、「相手の話をいかによく聞くか」なのではないか、ということを感じますねー*1


中島くんの「知ってもらいたい」というのは、僕も全く同感です。意義を共有したい、とか共感して欲しい、という思いはあるんだけど、何よりも「知られてなければ共感のしようもない」というのはありますね。まあJICAとかJBICの方と話していても「まだまだ知名度低い!!」とおっしゃってますが。


ブログの場合は、一方的にマスに向かってだーっと情報流すのではなくて、コミュニケーションをするという点に価値があるわけで。


(続く・・・)




*1:別に誰かが言ってたせりふのパクリでないですから~





Monday, December 26, 2005

今年もお世話になりました 1






松岡(以下、M):


今年も今週で終わり。ジャパンファウンデーションは12/28(水)が仕事納めの日です。


このブログも9月から初めて4カ月経ちました。何とか4カ月乗り切ったって感じですかね。まだまだ、最初の目標(文化交流の楽しさをみなさんといっしょに発見していく)には程遠いかなとは思うのですが、たくさんトラックバックをもらってコミュニケーションができたり、少しずつですが目標に向かって進めているかな、って感じでしょうか。





後藤(以下、G):


あっという間の3か月でしたが、書きながら、少しずつ、個人としてのコメントを書くよう心がけてました。なんだか疎遠な感じの、「組織」⇒から⇒「世の中」へ、的な文体になっていたことに気がついて(きっかけはほかの2人が崩れ始めたころ・・・)、やっぱり人間性が見えたほうが、同じ人間として興味をそそられるなぁ、と、一読者として、思ったわけです。それにしても、特に中島くんは、あそこまで崩れるとは、思ってもみなかったけど・・・!





中島(以下、N):

えー、ブロガーとしては別に崩れてへんよー?公的機関の公式ブログを書くマジメな*1一職員としては明らかにオカシイけど(苦笑)。


私の場合にはJFでの仕事が文化にも国際交流にも直結せえへんから、個人的な趣味や経験からしか書かれへんかった。まあ、そういう与太話がきっかけでJFに関心を持ってもらえるならこの方向性のままでいいとは思うんだけれど、もっと読んでもらえるようにはしたいなあ。





M:そうだねー。「文化交流のオモシロサを!!」といったって、読んでもらえなかったら意味ないし。


だいたい、一日中パソコンの前でジーッとしてたら、与太話の引出しもなくなってしまう。だからこそ外へでていかなければ。


で、


今年1年を振り返って一番印象に残っているのは?


どう、後藤さん?





G:(なんか、その松岡くんの「で、」って、ブログで11月ごろから急に頻発するようになったよね、強引に話題を展開したいときに・・笑)

印象に残っていること、か・・・ちょっと真面目路線だけど、8月の韓国出張*2が大きかったです。仕事上、通常「日米」*3で特殊だったということだけでなくて、個人の感想としてもすごく大きいものだったんです。


なぜかといえば、学生のときに、国際関係論を学んでいて、板門店で向かい合う北朝鮮と韓国の兵士の様子などは話に聞いていたつもりだったんだけど、やはりその場に行ってみると、リアリティが全然違う。ソウルから板門店にバスで向かう高速のすぐ西側に途中から川が流れてて、そこは北から川を超えてくる人が今も月に何人も発見されている、という話でした。あと高速の所々で頭上に大きな看板があって、それは爆発するとコンクリートが崩れ積もって、戦車も通れないようにする、とか(すべてガイドさん談)。これがソウルからバスで30分も行かないあたりにあるんです。東京からすれば、埼玉くらいの感覚じゃないでしょうか。とにかくリアルです。こういうところを見ずして、「地域の安全保障」とか「国際的な信頼醸成」とかは、分からない、と気を新たにしました。うんうん。


・・・って、語りすぎ?


私が書き込むと、いつもカテゴリが「知的からの」になるんで、ついつい語ってしまったりして。来年はこのあたりをもう少しソフト&自然にしていきたいですね。はい。


じゃ、つぎ中島くんどおぞ!





N:ん、私?・・・何もないなー(苦笑)。このブログが私にとって、仕事上の一番の変化だったし、印象には残ってるかもね。




M:というのはどういうことだい?中島先輩が書いたときはアクセス数、ギュンッってあがるよねー*4。さすが!!





N:また同期やのに「先輩」とか言うて、相変わらずヤラしいなー(笑)。


まあ、人事課の業務だけをやっているよりは、職場での生活に少しの変化があるっていうんかな。


あと、アクセスが増えるのは嬉しいよね。でも、それは私の仕事がJFの事業と直結してないから、自由に書かせてもらえたおかげなんやと思う。お陰様で職場内の後ろ指さされ隊になったけれど・・・orz


で、松岡さんはどないよ?





M:そうだねー。僕がいる「情報センター」っていう部署では広報が一つの主要な業務であるんだけど、いずれの業務もなかなか型から抜け出せなかったというか、例えば「冊子を作る」ということが目的になってしまっていて、その冊子を「何のために作るのか」という部分が、若干忘れがちになってしまっていましたね。


最初のうちは、ありきたりな情報提供的なことが多かったんだけど、そのうちネタもなくなってきて、その段階に達してようやく「自分を出して」語れるように、少しずつなったというか。

ブログの場合、もともとの型がなかったので、目的を意識しながら*5、考えながら書いたりできてきて。これもまだまだ達成途中ではありますが。


そういう意味で、いろんな基金イベントはあったけど、改めてやっていることを伝えることが難しいなー、と凄く実感したのが一番の印象かな。


だって「知的交流」って、内容自体が専門分野バリバリで職員の僕でさえ理解できないのに、それをどうやってわかりやすく伝えればいいのか、とか。

後藤さんは何の疑問もなく使っている言葉*6が、僕にとっては「???」なことは多多あるんですよ、知ってた?





G:え、なんだろう・・・今頃言うなんて、ちょっとヒドイ!!その場で言ってくれればさらに語ったのに~~。


 でもたしかに、松岡くん、一理ある。同じ職員どうしでも、しかもこれだけ一緒にブログチームやってても(オフで顔をみるのは、平均したら週に1回、15分くらいかな)、こうやってコミュニケーション不足になることもあるわけだから、ブログだけ読んでくださってる皆さんにとっては、なおさら、「???」なこともあったことでしょう。


そもそもブログ初心者な私にとっては、「トラックバック」とか「フォトライフ」とかが「???」でしたけど。。


(語ってたら長くなってきましたので、続きはまた明日・・・)




*1:ここが大事


*2:9月16日ブログにも書きました


*3:後藤は「日米センター」に勤務してます


*4:毎日チェックしてします。


*5:どんなこと知りたいのかな、どんな口調で書けばいいのかな、とか。


*6:いろんな横文字とかその略語とか





Thursday, December 22, 2005

トラックバックありがとうございます。



こんにちは、松岡です。





最近頂いたトラックバック2件につきまして。


一つ目は、id:argさん。argさんは度々トラックバックを頂いておりまして、よく見てくださっているらしく、大変ありがたいです。






国際交流基金はインターネットでの情報発信に力を入れており、その点では大変評価しているのだが、根本的な情報公開の姿勢にはまだ大きな課題があるのではないだろうか。






ご質問いただきました「情報リソースセンター(仮称)」の件につきましては、担当者のほうからご回答させていただきます。しばしお待ちくださいませ。


情報リソースセンター(仮称)につきまして、詳しくはこちらをご覧下さい。





ちなみに若干はずれますが、この「情報リソースセンター(仮称)」に関連して、この週末に工事等がありまして、明日も出勤です・・・現場監督。





(Ω_Ω) (Ω_Ω) (Ω_Ω) (Ω_Ω)





もう一つは「ひろ」さんから、励まし(?)のエールをいただきました。






 天下の独立行政法人が、公式ブログで、決裁もちゃんと取った上で、ここまで壊れて頑張っているのです。
 全国の大学ブログも、もちろん JAFSA のブログも、もっと激しく壊れ頑張らなければいけないと思いました。
 いや、まじめな話、イベントの案内を掲示するだけなら、コメントやトラックバックを装備したブログなんてオーバースペックもいいところなわけで……。
 「公的機関のオタ連合」を結成されるときには、ぜひお呼びください。


[ http://hiro.intlcafe.info/item/1554:title=ひろの日記帳]




これからも壊れてがんばってかいてきます(笑)。


「公的機関のオタ連合」か。。。僕の知っている限りでも、そういう事がよくわかっている人、3人はいますんで(含ナカシマ)。





Tuesday, December 20, 2005

哀しいけどこれ、公式ブログなのよねー。



こんにちは、JFB*1の中島です。





さて、今回は中島から世界のクリスマス特集をお送りします!



��シンガポール 18日 ロイ


アジア各国のクリスマス事情

って、これはヨソのネタやったわ・・・orz





・・・いやー、松岡さん・後藤さんが獅子奮迅の大活躍をしてくださってるので、私も記事を書かずに早一ヶ月。しかも、ブログに出るたびにオタネタを書いているので本当に職員生命を断たれそうな気配*2です・・・。 あー、普通の男の子に戻りたい!*3





とはいえ、貴重なTBをいただいたので、微笑がえしTBがえし!*4





A.I.さん(id:aisys:20051213)、TBありがとうございました!A.I.さんは短歌をやっていらっしゃるんですね。*5





そう、ビナードさんとトニーさんはお知り合いだったそうですが、ビナードさんによると、このときのお二人は久し振りの再会*6だったそうです。





お二人ともお互いの活動や近況をずっと気にしていらっしゃったそうで、サロンの会場では旧交を温めていらっしゃいましたよ。(↓サインももらっちゃいました。)*7



f:id:japanfoundation:20051220130505:image


*1:ジャパン・ファウンデーション・ブログ。残念ながらJFKではありませんが、阪神ファンではあります。


*2:にも関わらず、松岡さんからもう一度HGネタをやるようにとの指令が出ています。うーん、もうそんなにHGネタはないのですが・・・。


*3:♪アン・ドウ・トロワ今がその時もう戻れない~♪


*4:生まれた頃に活躍していたキャンディーズよりは、南海キャンディーズの方が気になります。今年のM-1も楽しみにしていて、笑い飯と麒麟、チュートリアルにも期待しています。ちなみに、先日パッション屋良のモノマネをしたら殆ど誰も判ってくれませんでした。判った方も「無駄に似てて気持ち悪い」とか。キモイとか言うなよー。゜゜(´□`。)°゜。


*5:ご存知かもしれませんが、実は中島も短歌をやっていて、第1回歌葉新人賞では最終候補に残ったんですよー。先日の第4回歌葉新人賞の公開選考会にも行ってきました。


*6:5~7年振りと仰ってたと思うのですが、正確には覚えてません・・・ゴメンナサイっ!


*7:ちなみに後日、お仕事の関係でトニーさんは再度ジャパンファウンデーションの国際会議場にいらっしゃってましたが、その時にはお話をお伺いすることはできませんでした・・・残念。





言葉の快楽(日本語だけじゃなく)



最近、日本語や敬語について考えるような本やテレビ番組が増えてきてますね。




ビナードさんやトニーさんの文章*1を読むと何となく、言葉についての遊び心や快楽のようなものをくすぐられることがあります。




もちろん、彼らと同じように意識しつづけることは難しいし、意識してたって文章がおかしくなってしまうことだってよくあります*2。しかも、もっと細かいことかもしれないけれど、日本語であれ外国語であれ、発音や言葉の使い方の違いで意味が通じなかったり誤解されたり・・・。








でも、その細かい差や間違いで失敗することも言葉の面白さなんじゃないかな、と思っています。


例えば、日本語で、モノやヒトの存在を示す動詞に




  • ある

  • 在る

  • 有る

  • いる

  • 居る


とヴァリエーションがありますけれど、それぞれ意味の微妙な差異ってありますよねー*3

「窓を開けたら一面が銀世界でアル」*4だったら「ある」と「有る」と「在る」と、どれが一番しっくりきますか?








日本語でも外国語でも言葉の差異が彩だったり才だったり際最祭細賽災蔡栽債采碎切偲晒財哉菜斎洒載だったり、そういうものも言葉や文化の面白さ---なんて出来杉君でしょうか。







そういう差異に対するセンスや遊び心を持ちたいと思っていて、かえって考え込みすぎてブログの原稿が書けないんですけれどね。遅筆、フォー!*5




*1:トニーさんについていえば、ご自身の文章や「ダーリンは外国人」に現れる姿


*2:後で読み返すと赤面するくらい、わかりにくくてヘタクソなメールや決裁案を書いてしまいます。ブログもしかり。


*3:他にも「存する」とか「ゐる」とか「おる」とか・・・


*4:ここで話しているのは「らんま1/2」のシャンプーではない。


*5:松岡さん、こんなんでいいッスか・・・?





Monday, December 19, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.5 ウィーンの場合~



いよいよ今年も残すところあと2週間ですね、後藤愛です。





気がつけば、東京のクリスマスの名所をあまりチェックしていませんでした。まだ1週間あるので、これからまだまだ発掘できますよね。だいたいが屋外なので、寒い(*__*;)のが難点ですが・・・。





さて、今日は去年の夏まで私と一緒に日米センターのニューズレターなどを作っていた亀山先輩にウィーンからのクリスマス☆を届けてもらいました。






ウィーン市市庁舎の前で開かれている、クリスマス・マーケットの写真です。


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市内には今、クリスマス・マーケットがあちこちにあって、けっこうな人出です。寒いので、まずはグリュー・ワイン(あったかいワイン)やプンチ(あっためたラム酒にスパイス等をきかせたもの)で体を温めて。。。






さっそく、ヨーロッパの雰囲気満点の写真ですね。


↓次はおいしそうなお菓子類の写真をたくさん送ってもらったので、連続で。


f:id:japanfoundation:20051219113517j:image f:id:japanfoundation:20051219113524j:image f:id:japanfoundation:20051219113533j:image 





↓次の2つはかわいいクリスマスお菓子です。


日本製の商品とは、絵の「かわいさ」の基準が少し異なっているような気がします。それもおもしろいポイントですね。


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さらに、ブダペストの河井さんの書き込みに触発されて、という「怖いサンタ」の話がウィーンにも。






ハンガリーの隣の国というだけあって、オーストリアのクリスマスにもこわい話があります。


12月6日は聖ニコラウスの日。ニコラウスが家にやってきて、いい子にプレゼントをするのですが、ニコラウスのうしろには、クランプスが!クランプスは数人いるのですが、もっている木の枝で悪い子をたたくのはハンガリーと一緒。中に必ず、大きなカゴをしょっているクランプスがいて、悪い子はカゴにつまみ入れて、山へ連れ去ってしまうそうです。


このクランプス、日本語を知っているオーストリア人は必ず、ナマハゲと訳します。たしかに似ている。。。






先日読んでいた新聞のコラムにも、「年々こどものほしがるプレゼントが高額になります、どうしたらよいでしょう」という投書がありました。回答は、「ヨーロッパではいい子だけにプレゼントがもらえ、悪い子には怖いサンタが来る。そのようなことを子どもに伝えるのがいいのでは」と書かれていました。所変われば同じ行事も祝い方が違うのはおもしろいです。





クリスマスはそもそもキリストの誕生を祝って贈り物が持ち寄られたことが、その後地元の冬至のお祭りと合わさって祝われるようになった、と聞いたことがあります。周りの人びとへの愛を思い起こして、プレゼントを贈るという意味では、「もらう喜び」だけでなく、「あげる喜び」も大きいのではないでしょうか。



いそがしかった今年も、もうすぐ終わりです。(亀山)






そうですね、毎年こうやって一度「リセット」する季節があるのは、嬉しいですね。


仕事のリセット、友人関係のリセット、お金のリセット、そして、気持ちのリセット・・・などなど。





今年起こった良い出来事を思い出して再び幸せを感じてみたり、嫌な出来事はまとめてゴミ箱にぽいっ!してしまいましょう。ほかにも「リセット」したいことのある方は、今年のうちに!!そしてすがすがしく新年を迎えたいですね。


(クリスマス特集から、最後はゆく年くる年特集になってしまいました。気が早い?)





Friday, December 16, 2005

「シンポジウム アラブとの対話 -英知の共有を求めて」のご報告






こんにちは、松岡です。





本日(12/16金)の読売新聞朝刊の24-25面に、「シンポジウム アラブとの対話 -英知の共有を求めて」(ジャパンファウンデーションと読売新聞との共催事業)に関する記事が出ています。





11月25日の記事でもご紹介した、シンポジウムの報告です。




以下は、今回のシンポを担当した欧中ア課*1の佐藤からの、みなさんへのメッセージです。






今回のシンポジウムでは、つねづね日本人にとって遠い存在であるように感じられてしまう中東・アラブ世界というものが、グローバリゼーションとそれに伴う国際政治の変動のなかで、想像以上に私たちと利害関係をもった地域になりつつあることを、多くの方々にしっていただくということを目指しました。


政治・外交を討議する第1セッションでは、


-現在の中東をとりまく社会情勢を概観


-イラクへの自衛隊派遣、中東和平に向けた日本の協力のあり方等、近年の日本の中東外交を評価する。


-日本の対中東外交における立ち位置の変化を中東・アラブの有識者・世論はどう受け止めているか。


-対米関係において中東が日本に期待することとは何か。


などの論点での議論を行なっていただき、特にアラブを代表する国際政治学者であるアブデル・モネイムさんに大変わかりやすく現在のアラブ世界の状況とその捉え方を解説いただけたことは有益でした。


文化・メディアを討議する第2セッションでは、


-アラブ文化の魅力~詩・アラビア語・音楽・人間関係


-日本人の一般的対アラブイメージに思うこと


-日本とアラブの文化交流への期待、何が伝えられ、何が語り合われるべきか。


などの論点でご議論いただきました。


基調講演いただいた師岡カリーマ・エルサムニーさんはエジプト人と日本人のダブルで、アラブと日本、両方の気持ちやものの見方をもった方として、大変興味深いお話しをされ、主催者としていろいろなことに注意を払わねばならないにもかかわらず、ついつい聞き惚れてしまったものです。特に、カリーマさんがアラビア語で詠む詩の響きの美しいこと。彼女はNHKテレビのアラビア語会話でも活躍されていて、次のプログラムが来年4月からはじまりますので、是非、ご視聴ください。


文化交流は、わたしたちジャパン・ファンデーションの仕事でもあり、今回の議論から出てきた具体的なご提案を大事に形にしていきたいと思っています。


読売新聞では、前後半あわせて3時間に及ぶ議論のエッセンスを、とても丁寧に2面にまとめ、且つとても美しい写真とともに紹介くださっています。当日の議論の内容ばかりか雰囲気までも伝わってくる内容になっており、わたしたちがシンポジウムを通してみなさんにお伝えしたかったことが映し出されていると思います。


ぜひぜひ、ご一読いただき、感想などお寄せください。今後の励みにしたいと思います。



ということで、今回のシンポに参加された方や、新聞の記事を読まれた方など、ぜひともご意見をトラックバックください。




*1:欧州中東アフリカ課の略です(→→→→)。





Wednesday, December 14, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.4 ロンドンの場合~



今日はロンドン事務所の町村さんから、クリスマスのお話をお伝えします。






日本なら忘年会シーズンのこの時期、イギリスではクリスマスパーティがあちこちで開催されています。パブもレストランもこぞって「クリスマスメニュー」を打ち出します。私の職場でも来週、ボウリング&インド料理というクリスマスパーティが。このパーティに欠かせないのが、クラッカー。日本のコーン型のものと違い、こちらのものはもっと円筒状になっていて、「パーン!」とやると中からは、紙製の冠、おもちゃ(おまけ?)、つまらないクイズが書かれた紙とが出てきます。冠をかぶり、クイズのつまらなさを一通り笑って、後は普段の飲み会のように(またはそれ以上に)盛り上がる。これがイギリスの忘年会風景です。ちなみにおもちゃのグレードによってクラッカーの値段も変わってきます。高いものではティファニーのクラッカーもあって、中には宝石が入っているらしいですよ。





f:id:japanfoundation:20051212120834j:image





ロンドンの街角のイルミネーションはなかなか華やかでよろしいのですが、まったくもって垢抜けていません。写真はロンドンでも指折りの目抜き通り、リージェント通りのイルミネーション。電気ピカピカのアーチいっぱいにマンモスやら恐竜のイラストがついているのがおわかりになるでしょうか。目抜き通りでこれですから。去年は、アニメ映画の主人公である泥棒一家がテーマで、これがまた見た目がちっともかわいくなかったです。クリスマスは、日頃からわかってはいるけれども改めてイギリス人のセンスをつきつけられ、「涙」する時期でもあります。





そんなイルミネーションの下を行き交う、紙袋をいくつも提げたクリスマスショッピング中の人々。しかし、このクリスマスショッピング、間近で見るとちっとも優雅ではありません。ここイギリスでは、他の欧米諸国同様、クリスマスは家族揃って過ごさなければならないイベントです。普段はロンドンで働く人も、地方の実家に帰ります。そしてそこにはクリスマスプレゼントを用意してゆかなければなりません。家族を迎える側は料理の仕込みが一大事です。つまりクリスマスショッピングとは、恋人と一緒に高級宝石店に行って群れをなすカップルの輪に加わることではなく、町を駆け回って、親や祖父母や兄弟のプレゼントにするものを買い漁り、食材を買い込む、殺気立ったイベントのことだったのです。そのような人々に囲まれると、暖かい気持ちになるというよりは、自分も何か買わないといけないのではないかという強迫観念すら感じてしまうのです(私だけ?)。





ヒリヒリするほどの買い物熱は、24日の夕方で終わりを告げます。そして迎える25日。町は静まり返ります。翌日も祝日となっているため、この2日間、お店はすべて閉まり、電車もほとんどが運休となります。前日までの騒乱がうそのように、今度はゴーストタウン状態になります。皆、家の中にいて、家族との時間をゆっくり楽しく過ごすのです。文字通り人っ子ひとり車1台もない通り。車道を歩いてみたり、道のど真ん中に立って写真を撮るなど、普段は絶対できないようなことをするのも、なかなか乙なものですよ!?



日本とは違った意味での、「クリスマス・ショッピング熱」とでも言うのでしょうか。

何か買わなければいけないと思わされてしまう強迫観念、というのが面白いですね*1





それにしても、





ティファニーのクラッカー





って見てみたいな。どんなにゴージャスなんだろうか。




*1:といいながら、外国の方からみれば、日本のクリスマス商戦も面白い光景なのかもしれませんね・・・





Tuesday, December 13, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.3 ソウルの場合~



こんにちは、後藤愛です。





クリスマスって学生のイベントだよ、社会人はイブも当日も普通に「平日」なんだから・・・とは、学生時代に聞いた話で、「そんな冷たいものなのか」と思ったのですが、今年は3連休ですね。これなら楽しめそうですよね。(休日働く方は、ホント、おつかれさまです!)





さて、今日は、私が2003年に日米センターに配属になったときに、前任者だった人で、今は専門性を生かしてソウルに駐在している十河さんから、ソウルでみつけたクリスマス☆を送ってもらいましたので、紹介します。


f:id:japanfoundation:20051209183010j:image






この、サンタの帽子(?)をかぶったオブジェは、


「Hammering Man」というタイトルがついています。


これ、その名の通り、朝から晩までハンマー叩いているんですよ。


ソウル日本文化センターのある、興国生命ビルのオブジェです。


たまに関節炎にでもなるのか、人が登って修理していますが。






さらに、この写真を送ってもらったメールで、島根についてのブログ(12/5,7参照)から、「山陽・山陰」の話を教えてもらったので、紹介します。






中国語で「陰」と「陽」の字を地名に使うときは、一定の規則があります。


山の北、川の南は「陰」、山の南、川の北は「陽」です。


二つの山地に挟まれた広い平野の真ん中を川が流れているとしてください。


  山山山山山山山山山山山山山山山


        陽                 北


                          ↑


  川川川川川川川川川川川川川川川   


                               


        陰                      


  山山山山山山山山山山山山山山山


太陽は南から照ってきますから、山の南側は日が当りますね。だから陽です。


山の北側は日が当りませんね。だから陰になります。


中央に流れている川を陰陽の境目に見立てれば、


山と川では陰陽の意味するところが正反対になります。


中国に洛陽という都市がありますね。この街は洛水の北にあるので、洛「陽」なんです。






な、なるほど~~。文字通り、日のあたるほうが陽、陰になるのが陰、なんですね。(と言いながら、この文面をすべて理解するのは、何度か読み直さなくてはいけませんでしたが。。しかも、「それくらい知ってたでしょ?」と十河さんから言われてしまいましたが。。)





日本の山陽・山陰は、南北もはっきりしているし、小学校の地理の授業でも習ったし、わかっていたつもりでしたが、「川」についてもこんな決まりがあったとは。きっと昔の人は、住んでいた感覚から、日があたる/あたらないを感じ取って、こういう名づけ方をしてたんですね。





ソウルからもクリスマスからも話題がそれてしまいましたが、今日のところはこの辺で・・・!





Monday, December 12, 2005

横浜トリエンナーレ あと1週間で終わります



こんにちは、松岡です。





さんざんトリエンナーレの宣伝をしておきながら、実は自分がまだ行っていませんでした。





ということで、この週末の日曜日の夕方、行ってきました。





後で知ったのですが、日曜日は都心でも初雪を観測したらしく、おまけに海風がびゅんびゅん吹いていてすさまじく寒かったです。





残り一週間ということもあってか、寒い中たくさんのお客さんがきていました。




多くの作品に長蛇の列で、全部を体感することはできなかったのですが*1、ぐるっと一回りしました。







いくつか気になった存在を、個人的にご紹介します*2








1.ラジオ局のカラーコーン(よく工事現場にあるやつ、アーティストはこちら


ラジオ局「FMヨコトリ」がここから発信されている。今思えばあのコーンはアンテナだったのかな??


元町・中華街の駅の中に、いきなりこのコーンに覆われた物体が置いてあって、





「チケット売ってまーす」





と叫んでいる光景は、一瞬びくりとしたが、面白く、きれいでした。


ちなみにこのコーンのミニチュアがショップで売られていました(マグネット付き)。


実物大は置き場所に困るかもしれないけど、ちょっと欲しくなりました。





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2.マスクのような不思議な球体(→アーティストはこちら


これは二つの倉庫を繋ぐ廊下のようなところにありました。マリア・ローゼンさんという作家の作品で、当初は





マリンタワーをサイトにピンクの紐を利用した作品を作る!!





というアイディアだったらしいのですが、設営等の問題で(確かに色々と課題が多そう・・・)中止になったらしいです(ピンクのかつら、ピンクのスカート?)。


でも、ここに並べられた「球」というか「顔」を見ているだけで、楽しくなります。


そしてかぶりたくなったり・・・





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3.巨大なブランコ(→アーティストはこちら


暗闇の倉庫の中で、光のかたまりがゆらめいてます。


それが巨大なブランコで、人が座る台自体が光ってます(二人乗り)。


是非乗りたかったんですが、1人でのるのも寂しいと思ったのと、長蛇の列ができていたこともあり、眺めるだけでしたが、まさに





アートサーカス





といった感じですね。








ここにあげたのはほんの一部ですし、僕自身がすべてを体感していないのでまだまだわかってないのですが、こんな寒くなる前に来ておくべきだったな、と若干後悔。





ということで、残り一週間ですが行っていない方は是非行きましょう。

普段美術館では絶対に体感できない時間と雰囲気が充満していますよ*3


今週末の土日も様々なイベントがあります(こちら)。


ぜひお越しください。




*1:残りの1週間で行こうと思ってらっしゃる方、全部の午前中からいったほうがいいと思います。でないと全部見切れないのでは??


*2:専門家でもないので、あくまでも個人的な感想ですいません


*3:余談なのですが、以前ご紹介した「マグカップ」が意外と好評、というか赤地に蝶の白抜きデザインなので目立つのかな。手にとって眺めている人が結構いました。





Friday, December 9, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.2 ブダペストの場合~



どうも、松岡です。





12月7日付日経新聞朝刊の「春秋」に、怖いサンタクロースの話が出てました。


みなさん読みました?


サンタクロースといえば、ニコニコした白髭のおじいさん、という印象が強いですが(少なくとも僕は)、ドイツではなんと





「クリスマス男」





なる名前からしてちょっと怪しげな、怖い男が現れるそうです。











よい子はお菓子とかがもらえるのですが、悪い子には男の背後から





黒装束の従者





が出てきて、





小枝で子どもを叩く





らしいです・・・








( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ








なんかちょっとかわいい感じがしますが、





まあ子どもにとってみたら、サンタの後ろからいきなり





黒装束の従者





が出てくるわけですから怖いですよね。








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で、ほんとたまたまなんですけど、ブダペスト事務所で働いている河井さん*1から、まさにこの「叩かれる」話が来ております。

なので、今日はその話を・・・*2









ブダペスト事務所の河井です。

12月に入り、ブダペストではクリスマスムードが日に日に高まってきています。去る12月6日は、「サンタクロースの日」でした。聖ニクラウスの命日なのだそうです。ちなみに、ハンガリー語では聖ミクローシュ(Szent Miklos)と言い、12月6日はミクローシュの日となっています*3





f:id:japanfoundation:20051209135524j:image





この日には子供たちはサンタクロースからプレゼントをもらいます。前日の夜から、家の外や窓際に靴をぶら下げて、6日の朝にはそのなかにプレゼントが入っているはずです。プレゼントはだいたいお菓子なのだそうです。


さて、ミクローシュの日の朝。出勤してみるとなんと事務所にも来ていました。聖ミクローシュが。机の上にプレゼントを発見。ああ、きのう机を片づけて帰ってよかった。


さてさてプレゼントはといいますと、チョコレート(左)と、オヤオヤ、なんですかこれは・・・。





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これはハンガリー語ではVirgacs(ヴィルガーチュ)。金色の木の枝の束です。悪い子はこれでサンタクロースにしかられます*4




仕事をためているのがばれたのか、親の言うことを守らないのが悪かったのか*5





私のような悪い大人はともかく、ハンガリーの子供はきっとたくさんチョコレートをもらったことでしょう。写真を見れば一目瞭然、みんないい子ばかりですから。


ね。




f:id:japanfoundation:20051209135207j:image*6





かくしてハンガリーのクリスマスは深まっていくのでありました。来年こそはいい子でいよう、と決意を固めながら・・・。





(追伸)

わたしのほかに、日本語ジュニア専門家*7の机の上にもVirgacsがおいてあったそうです。いったいなぜ・・・。






なんでヴィルガーチュが置かれていたのか、その後連絡がないのですが、その意味を考えるとなんだか怖いですね・・・。


大体、スタッフの誰が置いたのか。





日本ではクリスマスに関する怖い話ってないので、こういう話は新鮮でした。





これからも続々とお伝えしていきますので!!




*1:河井さんは、僕が成り行き上幹事をやっている、JFサッカー部(KIKINS:キキンズ)の先輩でもあります。ブダペストでもイギリス人相手に玉蹴りを行なっているとかないとか・・・


*2:一部、マジャール語がうまく表示されないところは、ご了承くださいませ


*3:ハンガリーには「名前の日」があり、すべての日に、すべての名前が割り振られています。花やプレゼントを贈ったりして祝います。写真は12月のカレンダーですが、7日はAmbrusさんの日、8日はMariaさんの日、9日は Nataliaさんの日です


*4:叱るのはサンタクロースではなくてお供のクランプス(従僕のルプレヒト?)なのかもしれません。叱られたらまた後日報告します


*5:ぶら下げる靴が汚くてもだめなのだそうです。


*6:今年6月にブダペストのテレーズヴァーロシュ二カ国語学校で実施した相撲レクデモ(レクチャー・デモンストレーション)です。相撲の解説、四股や取り組みのデモンストレーションの後、小学生が果敢に選手に挑みました。はっけよいっ


*7:国際交流基金は各国に日本語教師を派遣していますが、そのなかでも若手の日本語教師を派遣するジュニア専門家プログラムによって派遣されている専門家のことを言います。日本語講座や教材開発に奮闘中です





Thursday, December 8, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.1 ニューヨークの場合~






こんにちは、松岡です。

月日がたつのは早いもので、もう12月ですね*1





僕は今、会社の宿舎に住んでいるのですが、これが昭和50年築で相当年季が入ってます。

おかげで夜はすさまじく寒い*2


この宿舎で冬を迎えるのは初なのですが、冬ってこんなにさむいんだな、ということを改めて感じながら、日々過ごしています。








まあそれはいいとして、








12月といえばクリスマスですね。





都内各地で綺麗なイルミネーションが見られますし、ジャパンファウンデーション本部の入っているアークヒルズも、ブルーの綺麗なイルミネーションが見れます。




↓こんな感じ(ちょっとわかりにくい??)*3





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日本のクリスマスもなかなか綺麗ですが、外国のクリスマスイルミネーションとかそれに関連したイベントの模様が、この時期はテレビでも流れますよね。








そこで、ふと思いました。








ジャパンファウンデーションは、海外19カ所に事務所を持っています。





それぞれのお国事情に合わせて日本文化の紹介を行なっているんですが、今回はそういった事務所の駐在員から、「各国のクリスマス事情」について教えてもらったらどうだろうか、と。





それをブログで紹介してはどうだろうか、と。





これも、ある意味「文化交流」ですよね。





( ̄∇ ̄+) キラリーン





というわけで、各方面へ中島さん、後藤さん、松岡の3人で手分けしてメールしたところ、一番最初にニューヨークから返事がきました。

後藤が働いているCGP(日米センター)のニューヨーク事務所で働いている赤澤さんからです*4





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もみの木が街角で売られている光景です。


どんな人に買われていくのだろう、と想像力を掻き立てられませんか?



何となくのイメージですが、「アメリカってスケール感が違ってそう」と思ってましたが、確かに道歩いててこんなの見たら、かなりインパクトありますね。


どうやってもって帰るんだろうか・・・??





∈( ̄o ̄)∋  ∈( ̄o ̄)∋  ∈( ̄o ̄)∋ 





みなさんも、ぜひ世界のクリスマス情報を教えてください。





日本に住んでいる僕たちにとってはあたりまえだけど、それって実は日本だけ、とか、逆に世界の面白い、珍しいクリスマス情報など、皆さんからのトラックバックお待ちしています!!





次回は、ハンガリーのブダペスト事務所に駐在している河井さんから、「サンタクロースから叱られる」お話を・・・




*1:ってもう1週間も経ってるけど・・


*2:本当に、あらゆるすきまから「すきま風」がはいって来るんで、外気温の影響をモロ受けます


*3:これは六本木通り沿いですが、カラヤン広場はまた美しく・・・


*4:赤澤さんは昨年僕が入金?して以来、基金内外で色々とお世話になってきました。札幌のイベントにブースを出しに行ったり、あああそこで食べた牡蠣はうまかった・・・・まあそれは僕だけではなく、若手にとって(赤澤さんも若いですけど)頼れる兄貴的な、そんな人です。





Wednesday, December 7, 2005

島根・その2



連続登場、後藤愛です。


(⇒左の写真は出張に行ったときに撮った、夕方の島根県浜田港です)





オフィスが暑くてなかなかウォームビズをできずにいる今日この頃(ビル全体で温度が設定されているので、JFだけではどうしようもないらしいです)。





さて、昨日書いた外国からの先生たちの島根紀行、続編です。





今日は、先生たちから出た、日本の学校を見ての感想を紹介したいと思います。


(事後に調査用のきちんとしたアンケートが行なわれるのですが、ここはひとまず一緒に旅をしながら漏れ聞こえた生の感想をいくつか・・・)






・ 訪問した中学校の生徒は非常に規律正しく生活していて驚いた。毎朝8:15~8:25の10分間に教師不在で「読書の時間」がある、と説明を受けたが、自分の国でそのようなことをしたら、教室は収集がつかなくなってしまうだろう。(イタリアの専門学校の先生より)





⇒たしかに。私も驚いたのですが、皆さんしっかり自習しているとのことでした。朝の時間に短く集中する時間をきちんと設けることによって、1日が効率的に使える、ということもあるんですね。社会人の私たちも見習える習慣かも・・・。*1






・(小学1年生から英語教育を取り入れているモデル校を訪れて)英語ネイティブの教師がいて、生徒たちをゲーム感覚で英語学習に取り込んでいるのがとても印象的。ネイティブの教師は学校全体をかなり助けてると思った。(オーストラリアの先生より)



      ↓英語の授業で訪問団のメンバーにインタビューする生徒さん。


       この成果は広島で試せたのでしょうか!?


       f:id:japanfoundation:20051207145128j:image





⇒実際、こどもたちはこの英語の先生が大好きなようで、よく先生の周りに集まっていました。ちなみにこのとき訪問した小学校の6年生の皆さんは、その日の午後、バスで広島へ移動し(島根と広島は中国山脈をはさんで、距離的には近いんですね、バスで2時間くらい)、平和記念公園あたりにいる外国人観光客に英語インタビューをする!!と張り切っていました。






・教室が清潔で、設備もしっかりしていますね。(タイの先生より)



                      ↓学校のPC室を見学する先生たち


                     f:id:japanfoundation:20051207145142j:image                   


⇒下駄箱でくつを履き替えることや、トイレに専用のつっかけがおいてあるのも珍しかったらしいです。





↓また、フランスのJean Michel先生が日本滞在中に撮った、非常に「日本的な」雰囲気満載の写真ばかりを集めて載せたサイトはこちらです。ご本人からもこのブログで「ぜひ紹介して!」と許可をいただきましたので。


http://perso.wanadoo.fr/muyl/madeinjapan/albumphotos.htm





ほかにも紹介できるおもしろ情報を、折りをみて紹介しますね!では!




*1:かく言う私は先週からニッケイを摂っています。と、松岡くんに話したら、ミーハー&自慢気と言われてしまいましたが。。





Monday, December 5, 2005

外国からの先生たち、島根をゆく!



お久しぶりです、後藤愛です。


しばらく出張などで留守にしている間にブログの雰囲気がかなり変わって、復帰できず、1週間以上黙って眺めてしまいました。汗。今日から復帰です。





さて、11月下旬に、ヨーロッパとアジア17カ国の中学と高校の先生たちを連れて、島根県に行ってきました。初めての山陰地方でした。(^―^)v




この事業はとなりの部署(文化事業部市民青少年交流課といいます)が行なっている、ジャパンファウンデーション設立の翌年1973年から実施され今年で33年目を迎えている超長寿プログラム!です。*1





趣旨は海外の中学・高校の先生がた(主に社会科関係の先生。私のグループでは化学や英語、美術の先生もいました)を日本に招き、ほとんど全員が初めての来日なので、そこで日本の歴史・文化と、それに根ざした今日の教育事情を学ぶ、というものです。1年に3回、グループが来日していて、各グループ60~70名なので、1年間で約200人の先生がこのプログラムで来日していることになります。





先生たちのスケジュールは、まず東京に入り、文部科学省やJF本部で日本の教育システムの全般的なブリーフィングを受け、日本の首都を見学したあと、広島、京都で伝統文化や被爆の歴史を学び、その後3つのチーム(各20人くらい)に分かれて、異なる都道府県で学校見学をします。





私は島根県部分だけ1週間付き添ったのですが、これは私にとっても日本再発見の旅になりました。


   ↓これは出雲大社入り口前で説明を受ける皆さん。


                     f:id:japanfoundation:20051205172813j:image





なんといっても、島根県の小中学生が、みなさん、純粋で一生懸命で・・・心を癒されてしまいました。東京でみかけるこどもたちも、もちろんこどもらしいわけですが、なんというか、私の想定以上に、無邪気で、がんばっていて・・・。そして外国人に興味津々!!なんですね。





外国人の先生たちと一緒に、日本の教室を見てみると、当たり前に思っていたものが、とても変わったおもしろいもののように見えてくるから不思議です。たとえば、たて一列に並んだ机や、机の横にかけられた雑巾、壁に貼られた習字、給食の栄養バランスを示すポスター・・・などなど。


↓こちらは中学校で習字を体験するニュージーランドから来た先生


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海外の学校を訪問したことのある人や、複数の国の教室で学んだ経験を持つ人も多くなってきていることと思います。教育現場は、国の歴史や文化や将来に対する考え方を映す鏡のようだ、と感じました。皆さんの経験で各国教育事情があれば、ぜひおしえてください。


           ↓地元山陰中央放送の取材を受け、


            その日の夜6時半すぎのローカルニュースに流れました。


            f:id:japanfoundation:20051205172414j:image





*1:松岡くんも同じプログラムの別グループに付いて、6月に熊本に出張していました





Friday, December 2, 2005

あーすプラザで学んできました、いろいろと。



どうも松岡です。


きのう上司にくっついて、神奈川県・本郷台に行ってきました。


東海道線ってなかなか乗らないんですけど(横浜行くときはいつも東横線なので・・)、久しぶりに乗ったら駅と駅との間隔の長いこと。


といいながら、むしろこっちが普通なのかもな、とも思ったりして。





((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)





ここ本郷台には、あーすプラザという施設があります。そこで会議があったのですが、そのあと同じ建物にある神奈川県国際交流協会の方に建物を案内してもらいました。


最初に行ったのが展示フロア。ここには子どもをターゲットとした3つのスペースがあります。





その中でも特に、





「子どもの国際理解展示室」





が印象的でした。





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ここでは世界の民族衣装、伝統家屋、音楽、街角の風景などの写真が、ゆったりと配置されていて、休日などは少し開けたスペースを使って様々なワークショップをやっているようです。


ワークショップには在住外国人の方が講師として参加していて、それぞれの母国の音楽や踊りを来場者の皆さんと一緒に楽しんでいます。





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いいな、





と思ったのは、実際に着たり、乗ったり、触ったり、弾いたり、叩いたり・・・ができるんですよね。




いろんな展示に対して細かい説明は無くて、体感して学んで行くつくりはいいなー、と思いました。ごちゃごちゃ詰め込まずに、ゆったりとしたつくりも、そういう体感するためのスペースとしての魅力を高めてますね*1








(* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*)








その後2階へ。ここには情報フォーラムと映像ライブラリーがあります。





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映像ライブラリーには、視聴ブースが16台もありまして、2人や3人で一緒に見れるというのがうれしいです。


コンテンツもかなり充実していて、外国の文化に興味がある人にとっては、非常に楽しめるところじゃないかなーと思いました。





あと、一番勉強になるなと思ったのが





「情報フォーラム」





でしたね。





実はジャパンファウンデーションでも、図書館を改装して情報リソースセンター(仮称)を作ろうと動き出しています。


4月開館予定なのですが、そこではこれまでの図書館としての機能に、情報発信という要素を加えていこうとしています。





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国際理解教育の教材提供や*2、いろんな機関が発行している外国語の資料(タイ語の母子手帳とか)、市民の活動を支援する機関からの情報提供等・・・


まさに市民の皆さんが「何を欲しているのか」を意識したつくりでした。


勉強になりますっ!!





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この施設は修学旅行や社会科見学で来る学生も多いようでした。

うちの事務所はいわゆる「オフィス」ですので*3、現状ではまあ来てもあまり見るものは無いのですが(^^:;) 、国際文化交流を実施する国の機関なんだから、そういった活動の意味とか価値とか、そういうことを体感できるスペースが必要ですよね。


まあ、情報リソースセンター(仮称)では是非そういったことができるようにしていきたいです!!





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一つびっくりしたことがありました。


なんと、





神奈川県国際交流協会の職員の方がこのブログを読んでくださっていたらしく!!





「ああ、あなたがブログの松岡さんですか。」


「えっ、、はぁー。。(かなりびっくり&ドキドキ)」





ということがありまして。




いやあ、見てくれている人いるんだなー*4と、ちょっと嬉しくなり、そしてやる気が向上\(o ̄∇ ̄o)/*5





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「やっぱ外に出ないとダメだね」





と、帰り際の上司の一言。





確かにこうやって出ないとだめですね。


毎日パソコンの前でジーッとしてたら見えないものが多すぎることを実感した半日でした(ちゃんちゃん♪)。





*1:なんか、若干えらそーですね、この口調・・・まあいいや。


*2:イギリスまで行って買い付けてきた(?)ビッグブックとかもありましたよ


*3:第一回目の写真でもわかるように、ああいう風景が続きます


*4:いや、もちろんカウンター見ればわかるんだけど。実際に会って言われると違いますよね


*5:一方で、日々たくさんのダメだしももらってますが。。まあ見てくれている証拠ということで、ポジティブにいただいてます☆





Thursday, December 1, 2005

『遠近』第8号発行!



はじめまして。松岡さんと同じ情報センターという部署で働いている麦谷です。


ジャパンファウンデーションが発行する雑誌やニュースレターの編集などの仕事を主にしています。




このたび、雑誌『遠近』*1の最新号(12月1日発行)が出来ました!


(目次はこちらへ→


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主要オンライン書店や大型書店*2で、525円(税込)で売っておりますので、是非、お読みください。





なんて、のっけから、営業モードですみません。

今回は、2005年が日・EU市民交流年ということで、「市民が広げる日・EU交流」*3をテーマに特集を組みました。


アンデルセンに関するエッセイあり、市民交流の実践者からの寄稿あり、EU在住の気鋭の方々からのレポートありと、盛りだくさんの内容です。





実は、個人的なお薦めは、特集外なのですが、カナダ・モントリオール市のTOHUというプロジェクトについての記事です。


世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユが関わり、サーカス芸術を核にした文化振興・地域再生・環境保全の3つの課題を一気に解決した事例をご紹介しています。





サーカスつながりですが、ジャパンファウンデーションには、ブラジルに赴任中に、サンパウロのサーカス学校に通って、ジャグリングをマスターした日本語教育のM専門家がいます。


M専門家は、まもなく日本に帰ってくるはずだったのですが、「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」という大きなイベントのために、帰ってくる日が延期になりました。

実は私も、学生時代、ちょっとジャグリングの練習をしていたので、M先生が帰ってきて、一度、一緒にジャグりたい思っていたので、ちょっと残念です。*4


M先生、待ってますよー!(とブラジルまで愛を込めて叫んでみました。)





「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」の話はまた今度。


それでは、『遠近』のご愛読よろしくお願い致します~( ^_^)/




*1:日本で唯一の国際交流専門誌で、ジャパンファウンデーションが隔月で発行しています。ちなみに、読みは「をちこち」です。「えんきん」ではありません(涙)。ところで、名古屋の両口屋是清という和菓子屋さんに、「をちこち」という名前の美味しいお菓子があります。私のささやかな夢は、我が『遠近』に、「をちこち」の広告を出していただく-しかも表紙の裏にすぐカラー全面で-、というものなんですが・・・。誰か、両口屋是清さんにご縁がある方、つないでいただけないでしょうか。


*2:置いてある本屋さんは、こちらです。残念ながら、まだまだマイナーな雑誌なので、限られた本屋さんでしか、手に入らないのです(>_<)


*3:市民が広げる日、で切らないでくださいね(笑)。


*4:そういえば、麦谷さんもジャグリングやってたんですよねー?(←中島)