どうも、松岡です。
12月7日付日経新聞朝刊の「春秋」に、怖いサンタクロースの話が出てました。
みなさん読みました?
サンタクロースといえば、ニコニコした白髭のおじいさん、という印象が強いですが(少なくとも僕は)、ドイツではなんと
「クリスマス男」
なる名前からしてちょっと怪しげな、怖い男が現れるそうです。
よい子はお菓子とかがもらえるのですが、悪い子には男の背後から
黒装束の従者
が出てきて、
小枝で子どもを叩く
らしいです・・・
( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ
なんかちょっとかわいい感じがしますが、
まあ子どもにとってみたら、サンタの後ろからいきなり
黒装束の従者
が出てくるわけですから怖いですよね。
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で、ほんとたまたまなんですけど、ブダペスト事務所で働いている河井さん*1から、まさにこの「叩かれる」話が来ております。
なので、今日はその話を・・・*2
ブダペスト事務所の河井です。
12月に入り、ブダペストではクリスマスムードが日に日に高まってきています。去る12月6日は、「サンタクロースの日」でした。聖ニクラウスの命日なのだそうです。ちなみに、ハンガリー語では聖ミクローシュ(Szent Miklos)と言い、12月6日はミクローシュの日となっています*3。
この日には子供たちはサンタクロースからプレゼントをもらいます。前日の夜から、家の外や窓際に靴をぶら下げて、6日の朝にはそのなかにプレゼントが入っているはずです。プレゼントはだいたいお菓子なのだそうです。
さて、ミクローシュの日の朝。出勤してみるとなんと事務所にも来ていました。聖ミクローシュが。机の上にプレゼントを発見。ああ、きのう机を片づけて帰ってよかった。
さてさてプレゼントはといいますと、チョコレート(左)と、オヤオヤ、なんですかこれは・・・。
これはハンガリー語ではVirgacs(ヴィルガーチュ)。金色の木の枝の束です。悪い子はこれでサンタクロースにしかられます*4。
仕事をためているのがばれたのか、親の言うことを守らないのが悪かったのか*5。
私のような悪い大人はともかく、ハンガリーの子供はきっとたくさんチョコレートをもらったことでしょう。写真を見れば一目瞭然、みんないい子ばかりですから。
ね。
かくしてハンガリーのクリスマスは深まっていくのでありました。来年こそはいい子でいよう、と決意を固めながら・・・。
(追伸)
わたしのほかに、日本語ジュニア専門家*7の机の上にもVirgacsがおいてあったそうです。いったいなぜ・・・。
なんでヴィルガーチュが置かれていたのか、その後連絡がないのですが、その意味を考えるとなんだか怖いですね・・・。
大体、スタッフの誰が置いたのか。
日本ではクリスマスに関する怖い話ってないので、こういう話は新鮮でした。
これからも続々とお伝えしていきますので!!
*1:河井さんは、僕が成り行き上幹事をやっている、JFサッカー部(KIKINS:キキンズ)の先輩でもあります。ブダペストでもイギリス人相手に玉蹴りを行なっているとかないとか・・・
*2:一部、マジャール語がうまく表示されないところは、ご了承くださいませ
*3:ハンガリーには「名前の日」があり、すべての日に、すべての名前が割り振られています。花やプレゼントを贈ったりして祝います。写真は12月のカレンダーですが、7日はAmbrusさんの日、8日はMariaさんの日、9日は Nataliaさんの日です
*4:叱るのはサンタクロースではなくてお供のクランプス(従僕のルプレヒト?)なのかもしれません。叱られたらまた後日報告します
*5:ぶら下げる靴が汚くてもだめなのだそうです。
*6:今年6月にブダペストのテレーズヴァーロシュ二カ国語学校で実施した相撲レクデモ(レクチャー・デモンストレーション)です。相撲の解説、四股や取り組みのデモンストレーションの後、小学生が果敢に選手に挑みました。はっけよいっ
*7:国際交流基金は各国に日本語教師を派遣していますが、そのなかでも若手の日本語教師を派遣するジュニア専門家プログラムによって派遣されている専門家のことを言います。日本語講座や教材開発に奮闘中です
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