Friday, July 14, 2006

東京国際ブックフェアに行ってきました。



こんにちは、ハルヒダンスをマスターした方の中島です。





先週末、ビッグサイトで東京国際ブックフェア2006が開催され、JFもブースを出展しておりました。


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おお、けっこうキレイやん。


そして、7月7日の午前中には私もブースのお手伝いに行ったのです。




JFの事業として海外で出版された日本の本*1や日本語教材の展示、そして「遠近」の第1号から第11号まで、『クロスボーダー宣言―国際交流を担う地球市民たち』や『アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ』の展示即売も行っておりました。


4日間を通じて「遠近」、特に第5号(特集「知られざるアラビア世界」)の売れ行きがけっこう良かったそうです。あと、第10号(特集「世界で愛される日本食」)も売れていたみたい。




でもね~、パンフレットf:id:japanfoundation:20060714162216j:imageの中*2に広告f:id:japanfoundation:20060714162214j:imageまで出してあるのに、なんだか、JFのブースにはあんまり人が寄っていただけないのですよ・・・。


しかも七夕だったのに。


JFが出してたブースがf:id:japanfoundation:20060714162215j:image「活字文化推進コーナー」という厳しい名前だったからか、それとも児童書コーナーの横ではちょっと客層が違ったのか・・・。





どれくらい人が少なかったかというと


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これくらい。*3


そのうえ、


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ブースの前で荷物をまとめないで~。・゚・(ノд`)・゚・。


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通り過ぎるのも早いよー


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早いよー


FG 1/144 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII (機動戦士ガンダム)


3倍速いよー

そんなこんなで*4JFの広報をもっと積極的にやらなければ、と改めて感じたのでした。




しかし、私の本来業務*5が忙しくなってきてしまったので、ブログに関してはしばらくお休みを頂きます。

次の登場は秋か冬か、もしかするとそれ以降?なんにせよ、いつか*6戻って来たいと思います。


また~会ーう~日まで~♪。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)





あ、ちなみに。


同じくはてなでブログをやっていらっしゃる婦人公論(id:fujinkoron)さんもブースが出ておりましたよ。

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*1:先日の「春樹をめぐる冒険」に絡んで、海外での村上春樹の翻訳が置いてあったり、歌舞伎や能など日本の伝統文化を紹介する本ですね


*2:右下の隅ね


*3:見え難いのですが、JFのブースの右上には「児童書フェア」ってかかれているのです・・・(;゚д゚)ァ


*4:らんまらんまで、ではない。


*5:ブログに登場してから、社内でもアニメやマンガについて聞かれることが多くなりましたが人事課ですよっ!


*6:ブログチーム、あるいはJFに干されなければ・・・うわー、書いてて薄ら怖ぇえよぅ(苦笑)


*7:もちろん、撮影許可を得てますよ~。





Wednesday, July 12, 2006

海外での日本語教育の現場の様子をお伝えします(報告会開催のお知らせ)



皆さんこんにちは、松岡です。




ジャパンファウンデーションはご存知の通り、海外の日本語教育支援を行っているんですが、その一環として、世界中に日本語教師や教育専門家を派遣しています。




そして意外と知られてないんですが、そうした方々が帰国した際に、各々の赴任していた国の日本語教育事情に関する報告会をやっているのです(こちら)。




例えば、




「サウジアラビアの日本語教育事情」




って想像つきます??







社内にいながら、なかなか僕も知らなかったんですが、今回複数の報告会が開催されるようですので、この場を借りてご紹介します。





韓国帰国報告会開催

◇日時 : 2006年7月13日(木) 14:00~16:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション JFICコモンズ(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 天野千春 専門家(ジャパンファウンデーション ソウル日本文化センター)




フィリピン帰国報告会開催

◇日時 : 2006年7月14日(金) 14:00~16:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション JFICコモンズ(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 藤光由子 専門家(ジャパンファウンデーション マニラ事務所)




インドネシア帰国報告会開催

◇日時 : 2006年7月21日(金) 14:00~17:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 渡辺由美 専門家(ジャパンファウンデーション ジャカルタ日本文化センター)

松本剛次 専門家(北スマトラ大学)

吉田好美 ジュニア専門家(インドネシア中等教育機関/北スラウェシ州)

増井優子 ジュニア専門家(インドネシア中等教育機関/バリ州)




カナダ帰国報告会開催

◇日時 : 2006年7月26日(水) 14:00~16:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション JFIC-A(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 宇田川洋子 専門家(アルバータ州教育省)




エジプト帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月2日(水) 14:00~17:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション JFIC-A(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 藤原由紀子 ジュニア専門家(アインシャムス大学)

古川敦子 ジュニア専門家(カイロ大学)




ベトナム・ラオス帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月8日(火) 14:00~16:30

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 山下貴子 日本語教育指導助手(チューヴァンアン中学校・ハノイ)

横山直子 日本語教育指導助手(ベトナム日本人材協力センター・ハノイ)

佐藤雅子 日本語教育指導助手(ベトナム日本人材協力センター・ホーチミン)

秋山佳世 日本語教育指導助手(ラオス日本人材開発センター・ビエンチャン)




サウジアラビア、シリア帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月9日(水) 14:00~

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 青沼国夫 専門家(キングサウド大学・サウジアラビア)

小曽戸祥 日本語教育指導助手(ダマスカス大学・シリア)




ロシア帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月10日(木) 14:00~

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 山田光子 専門家(ウラジオストク極東国立総合大学)

深水豊 専門家(ノボシビルスク国立大学)

原田かおり 専門家(極東国立人文大学)




NIS帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月11日(金) 14:00~

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 石田英明 専門家(キエフ国立言語大学)

大島智美 専門家(カザフ民族大学)

星野智子 専門家(ベラルーシ国立大学/ミンスク言語大学)




イタリア帰国報告会開催

◇日時 : 2006年8月25日(金) 14:00~

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 衣笠秀子 専門家(ジャパンファウンデーション ローマ日本文化会館)




インドネシア帰国報告会開催

◇日時 : 2006年9月15日(金) 14:00~16:00

◇場所 : ジャパンファウンデーション 日米センター大会議室(アーク森ビル20F)

◇報告者 : 森西志保子 専門家(インドネシア教育大学)





どうですか?結構あるでしょ。

明日開催の会もあるのですが、興味のある方は事前申し込み制ですので、以下の連絡先までお申し込み下さい。





連絡先

〒107-6021 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル21F

ジャパンファウンデーション 日本語事業部 派遣・助成課(担当:中島(豊)/岩口)

Tel: 03-5562-3524 Fax: 03-5562-3498

haken_joseika@jpf.go.jp





基本的に、場所は全てジャパンファウンデーション本部です。

また全て無料です。




ホームページの方にはより詳しい情報が載ってます。

よろしければこちらもどうぞ。




日本語教育に関心のある方をはじめ、それぞれの国の事情に関心のある方、海外で日本語がどう受け止められているのかに関心がある方、等々、皆様ぜひお越しください。




Tuesday, July 11, 2006

世界中の教育関係者が日本の教育現場を視察にきました



どうも松岡です。

このブログでもすでに何度かご紹介してきている(例えばこちら)「中高教員招へい事業」が今年もありまして、第1期は神奈川県、滋賀県、徳島県の3カ所に行ったようです。




中でも、滋賀県でお世話になったグループに関するブログ記事が2つもありましたので、ぜひご紹介させてください。




1つめはGTKさん。教員グループがお世話になった中学校の先生でしょうか(どうもありがとうございましたd(⌒O⌒)b)


金曜日、国際交流団というのが学校に来た。これはいろんな国の先生たちが日本の教育を見たいということで国際交流基金というところが企画したもの。で滋賀の中学にうちが選ばれたってわけで。
本当にいろんな国からきて15の国から来ていた。
最初は2年生が全員集まって歓迎パーティー。茶道部の人がお茶のもてなし。それからは各学年の授業を参観。通訳でいっしょに回ったんやけど、いろんなことを聞いてくれた。日本の教育に興味をもってくれたみたいで。あと、各クラスで2人代表して英語であいさつもしていた。生徒にはいい経験になったんとちゃうかな。いろんな国の人を見たり、実際に英語を使ったり。
俺自身、初めての国の人と話すことができたりして、すごくおもしろかった!ありがとう。

「We Are the One 」
ブログの雰囲気からも非常に温かく受け入れてくださったことが伝わってきました。どうもありがとうございました。

確かに実際に英語を使うのと英語の試験勉強するのとは違いますよね。なんと言うか気持ちからして違うといいますか。僕もとある国で英語でコミュニケーションをしたときに、初めてコミュニケーションのための手段としての英語を実感したことがありました。それまでは数学、理科、社会、とかと同じレベルでの「英語」だったのですが。







2つめです。


彦根城とピラミッドの類似点から始まり食事文化やアラビア語やヒンズー教から~両校の生徒の様子まで片言英語での交流~が和やかに続いた…………!ジィナァー校長は『純日本風の伝統的な奥村教頭宅にホームスティ出来てとても嬉しい!私はラッキー!』とごきげんだった!
また『今度来日したら是非水口女子を訪れて生徒さんとも交流を深めたい』と豊富を語った!

(学)水口女専/向陽台高校水口キャンパス(滋賀県)PRINCIPALブログ
今回の出会いをきっかけに、今度はいらっしゃった先生の国にホームステイの受入をした家族が訪問したりしているかたも過去にいらっしゃいました。

彦根城とピラミッドとの類似点・・・・気になりますね。石垣の組み方とか??

お二方をはじめ、今回の受け入れにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

訪問者一同、大変感動して岐路についたと思います。




最後になりますが、今回の滋賀県への訪問に随行したうちの職員である関口さんよりコメントをもらいました。

ちなみに関口さんは今年入金した新人です。彼女にとっても、こうした国際交流の現場を体験したことは非常に新鮮で新しかったようです。


今回滋賀県への訪問に随行させて頂きました関口です。滋賀県では、どの訪問校もさまざまな工夫を凝らして視察団をあたたかく迎えて下さり、視察団一同感激しておりました。中には「日本の子供は世界一素晴らしい」と言う参加者もいました。ある学校では、参加者の母国の生徒さんたちと文通を始めるとの話もあり、この事業を通して遠い外国と日本の子供たちが交流するきっかけができたことを嬉しく思いました。

また、参加者は視察地でホームステイを体験し、こちらも日本人の素顔に触れる良い機会になったようです。 今回世界のさまざまな国から来た参加者と触れ合うことができ、私自身にとっても良い体験となりました。最後に今回の訪問受け入れにご協力下さった滋賀県教育委員会はじめ全ての関係者の皆様に心より御礼申し上げたいと思います。


文通を始めたり、国に対するイメージが変わったりと、やはり国際交流の基本は人と人との出会いとかふれあいですね。

僕も昨年熊本へ随行しましたが、強くそれは感じました。




Wednesday, July 5, 2006

ソウル日本文化センターでの海外運営専門員を募集中!



まずは1つ目の話題。


このブログ上でも既に何度か記事に出てきておりますソウル日本文化センターですが、現在、このセンターでの業務補助として勤務していただく海外運営専門員の方(1名)を募集しております


応募書類の締め切りは7月18日(火)必着で、書類選考・筆記選考・面接選考を経て、採用になった方は今年10月から勤務していただきます。奮ってご応募くださいね!


詳細についてはこちらをご覧下さい。





JF便り



2つ目の話題。
JFの事業を担当者が、みなさんにエッセイやコラムでご紹介する「JF便り」が、今年4月から公式サイト上で公開されています。*1

このブログでもいくつかの事業を担当者よりご紹介しておりますが、JF便りではより深い内容まで踏み込んでいます。JFの3事業分野とJFICの4つのコーナーでそれぞれ公開しておりますので、ゼヒご覧くださいね。






私が個人的に気になったのは



というところでしょうか?みなさんはどの記事が気になりましたか?



*1:恥ずかしながら私も最近知ったのです。




3件のトラックバック、ありがとうございます!



3つ目の話題は頂いたトラックバックについて!


まずはいつもトラックバックをお寄せくださるid:aisyuno_3rdcla:20060612さん、ありがとうございました!

もう1ヶ月近くが経ってしまいましたが、三番蔵さんがお仕事でこちらにいらっしゃった際に、こちらにお立ち寄りいただいて『アート戦略都市』をお渡しして、色々とお話をお伺いしたのです。三番蔵さんも書いて下さっていますが、地域産業もJFも目指すところは「よりよい社会」であるということを確認しつつ、自分たちの立場で可能な最大限のことを考える*1いい機会になりました。





そして、id:zkai:20060701さんもこのブログをご紹介くださりありがとうございます!

私もZ会の○大即応コースを受けていました*2が、もう少し若いうちから夢や志を持って、それを実現するために努力して来られればもしかすると勉強も好きになれたのかも知れない・・・なんて反省することがあります。


JFも国際公務員と同じくらい憧れてもらえる、そんな職場にしていきたいですねえ。





最後にid:dzd12061:20060703さん、『アート戦略都市』のご紹介をありがとうございます!



対話や実践などを通して町に浸透させていくというスタイルが根底で共通しているように感じた。


私はまだこの本を読んでいない*3のですが、このご指摘は非常に重要なポイントなのではないでしょうか。この辺りを念頭に置いて、私も読んでみようと思います。「Art2.0」についても引き続き楽しみにしていますね。



アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ

アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ









*1:「改めて気持ちを確認する」「再確認する」といってもいいと思う。こう書くと中田英の引退メッセージみたいだけれど。


*2:あまりの勉強不足で私は不合格だったんですが(苦笑)。


*3:Amazonで買うには買ったんですけれどね~・・・
┌(`Д´)ノ)゚∀゚ )
「おいおい、JFICライブラリーのショップでも買えるのぢゃのぢゃぢゃゃ・・・。(エコー)しかもJFサポーターズクラブ会員なら割引価格になるのぢゃぞのぢゃぞぢゃぞモジャモジャ組曲・・・!(エコー)」という天の声(決裁権者のチェック)と幻聴が!





三つ目が通っても、魔太郎が来ても大歓迎!



今年のアツもナツうございますなあ(ベタ)。

暑さのせいか舌も頭も回らず、普通に話しているつもりでもネイティブとしてオンドゥル語を話している中島です。




今日は3つの話題を。




Tuesday, July 4, 2006

学生・若手社会人が多文化共生をテーマにディスカッション






どうもご無沙汰しております、松岡です。





この週末(7/1-2)ですが、6月7日のブログでご紹介した「青年のための国際理解講座」に参加してきました。


とてもうれしい出来事があったのでご紹介したいと思います。





僕は当日、第4分科会(「みんなでつくる国際理解プログラム」)に参加してたのですが、当日参加者6名のうち、なんとそのうちの2名が僕が書いた記事でこのイベントの事を知って、来ていたのです!


これはうれしかったですね。


ブログを通じて、想いを外に向かって発信していた身としては、それが届いたかな?と思った瞬間でした。





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当日は実行委員という形で4月頃から関わっていた6名に加え、当日参加の6名の計12名で2日間、時間にしてトータルで10時間程徹底的に議論しまくりました。


このイベントの特徴は、結構たくさんいる実行委員の存在です。僕のいた分科会でも半数は実行委員で、全体参加者80名前後のうち、30人くらいは実行委員だったのではないかと思います。


普通、実行委員というと、小数の人間が集まって全体の進んでいく方向を決める力を持った存在というイメージが有りますよね。


しかしこのイベントでは、実行委員も当日参加者も位置付けとしては「一人の参加者」ということでまったく変わりありません。


あえて違いを挙げるとすれば、実行委員は4月くらいから全体のコンセプトとか、どういった分科会つくるかとか、そのようなことを決めたりします。またこれが結構デカイのですが、実行委員は毎月2回ほど集まって、各分科会のテーマに関係の深い専門家を招いて、レクチャーを受けたりワークショップをしたりします。


もちろん当日みっちりと議論しまくるだけでも、日常生活ではなかなか得られない経験や気づき、学びがあるのですが、それに加えて実行委員は数カ月かけてじっくりと学んできました。


このイベントを作り上げていくプロセス自体が、個々人にとっての学びのきっかけだったりするわけです。





学生の人にとっては、例えばサークルとかで年に一度のイベントに向けてみんなで何かを作り上げていくという機会があると思いますが、そういう人たちも働き始めるとなかなかそういう機会が無かったりします。


このイベントも、学生時代に国際交流、国際協力、在住外国人支援、日本語教師サポート等をやっていたけど、就職して、仕事としては全然違うフィールドに就いている、という人たちが、社会人となっても何らかの形で思いを形にしていきたい、という想いからたくさん参加してました。





実際に商社マンがいれば銀行員もいて、NGOスタッフもいれば大学1年生もいて、中には長野県から2年連続きている方もいらっしゃいましたよ。





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僕の分科会では、まず最初に


「国際理解が必要だと思った、あなた。今の何がヤバイと思いますか?」


という問いに対して、本当に多様な答えが帰ってきました。その一部を紹介しますと・・・






・お金を貸すときの条件が違う


・「インド人=■■」といった固定観念


・私の家には回覧版が回ってこない


・制度が進めば進むほど、同時に隔離が進んでいる気がする


・携帯電話を持っていない人が悪者になる社会






などなど。


一人一人の参加者がそれぞれ違う話をしました。


これ全て、国際理解に話が続いているんです。








この2日間を通じていろいろなことを知って学びましたが、何よりも大切なことだなと持ったのは「個の思いを組織の中で実現していくこと」でした。


例えば、とある社会人が「多文化が共生する社会をつくりたい!!」と思う一方で、彼の仕事としてはそういった社会づくりとは"一見"関係無いように見えたとしますよね。しかし、個人として「多文化共生」というテーマに関心があれば、その個人が組織の中でどう働いていくかという姿勢一つとっても、「多文化共生」というテーマに繋がっていくんだな、ということです。








今回のイベントは、ある種「決起集会」のようなものだ、今日集まって「勉強になったね、はい終わり」ではなく、これからが始まりだ、ということを誰かが言ってました。


まさにそのとおりでしょう。


関心がある方は、今からでもまだまだ絡めると思います。


そんな方はぜひMIA(武蔵野市国際交流協会)へ。





また当日参加したかたは、トラックバックで感想共有しましょう。





Monday, July 3, 2006

しろうさぎ、広島へゆく






どうも、こんにちは、しろうさぎです。





梅雨があけそうであけない今日このごろ。





執筆が遅くなりましたが、しろうさぎは6/24-25の週末に、


広島に行ってきました。





用件は・・・・








「日本比較教育学会」年次大会、(6/24-25@広島大学)





です。








学会員ではないのですが、はじめて、個人として参加してみたのです。





なぜ、この学会に行ってみようと思ったかと言えば・・・





・JFでの仕事って、実は「教育」分野にひじょ~に関わりが深い。





・にも関わらず、「文化交流」という切り口で見ることが多いので、

「教育業界」の人たちと関わることって実は少ない。*1





・そしてこの「比較教育学会」は、教育の観点から、国際比較を試みていて、おもしろい。





・特に、「留学交流、国際教育交流」などのテーマが、まさにJFの事業に当てはまる!ので。





といった感じです。








「比較教育学」とは、何か、といえば、





(しろうさぎも、大学などで専攻していたわけではなくて、


JFでの仕事をはじめてから知ったので、大雑把ですが・・・)





「いろいろな国や地域で行なわれている『教育』に関する事象を、


 比較することによって、それぞれの事象の特徴をより的確に把握し、


 よりよい教育のあり方について考察するもの」


だと、思っています。





学会の参加者は、アカデミックな(=学術専門の)人たちだけではなく、


留学生受け入れや国際交流を担当しているアドミニストレーション関係


(=いわゆる事務局。)の人たちもけっこう参加していました。








参加だけでなく、発表もしていたのは嬉しい驚きでした。








JFからの参加は、しろうさぎだけでしたが、


もっとこういう場に、研究者や留学生担当者だけでなく


われわれも、出て行かなくてはいけないな、と発奮(!)させられたのでした。








教育のあり方を比較すると、その国の背景にある思想や、考え方、


どのような人材を社会全体として育てようとしているのか・・・


そういったものが、だんだんと見えてくるんですね。








JFにいて、時々、「国際的に活躍できる日本の人材育成」や、


「日本との掛け橋となれる海外の人の育成」や、


「さまざまな文化に対応し、世界の人々をつなぐことのできる日本&海外の人の育成」・・・


といった、大きな課題を考えなくてはいけない局面があります。








そんなときに、では、「この国(例えば、日本。例えば、韓国。など)で


求められている「国際的な人」って、なにを指すのだろうか??


ということは、教育の比較からも、ひとつの解を見つけることができるかもしれないんです。





*  *  *





まだまだ、奥が深い、教育の分野ですが、





学会発表って、しろうさぎでもできるんだろうか・・・・☆☆☆





いずれは、やってみたい!!!





と、夢の膨らんだ週末、でした。





 *  *  *


しかし、帰りの飛行機は、雨でゆれて、怖かったよ~~。


しかも、「旅割」だったから、かなり早く空港に着いたけど、


早い便には変えられなかったんです。ぐす。





しろうさぎ




*1:主管官庁が、文部科学省ではなくて、外務省、というのも、物事の扱い方を「教育」というよりは、「交流」「国際」という視点で見るようになっている理由かもしれないな、と思います。実際、文部科学省系の独法さんとは、いろいろやっていることは近いのに、関わりがとっても少ないので、もっと関わりたい!!と思ってます。