こんにちは。三富です。
今日は、基金の国内広報への取り組みについてご紹介します。
残念ながら国内での認知度がいまいちの国際交流基金ですが*1、実は国内に向けた広報にも積極的に取り組んでいるのです。
このブログもその一例。
「1人でも多くの方に私たちの活動を知ってもらいたい、見てもらいたい」という思いから、ブログというツールを使用して、国際交流基金の事業などを紹介しています。
その他にも、
- 公募説明会の実施
- 日米草の根交流コーディネーター派遣(JOI)プログラム募集説明会を全国で開催
- 各地の国際交流フェスティバルへの出展
- 国内ネットワークの拡大を狙った地方都市との連携*2
- 修学旅行生の受入れ
などなど、いろいろな取り組みを行っています。
が、残念なことに、まだまだ国際交流基金の認知度は向上していない様子...
翻って、わが国政府はこれまでそのような広報・文化交流のための機関を設立するために何をしてきたのであろう。
私は寡聞にして「国際松下村塾」とか「適塾インターナショナル」とか「漱石インスティチュート」とかいうものがあることを知らない。
あるいは文科省はすでにそのような海外機関を設置しており、日本語日本文化日本の国際社会における立場についてご理解いただくための広報活動を全世界的に展開しているのかもしれない。
いや、当然、そういう活動があるに違いない。なくては困る。
単に私ひとりがその名称も活動内容も知らなかっただけであろう。
だが、私が知らなかったということは、たぶん日本人の80%くらいは、そのような広報機関の活動について十分な知識を持っていないということである。
自国民の80%にその機関の活動について周知徹底させることのできない広報機関が外国民に対してのみ選択的に活発な広報活動をしていると推論することは困難である。
先日ブログチームが参加したサイエンスアゴラ2006のワークショップにおいても、参加者20名ほどのうち、国際交流基金を知っている方はたった2名のみ、というリアルな現実に直面しました。
このようなご指摘を受けるのはもちろん残念なことなのですが、より一層の国内に向けた広報活動の必要性を実感し、より広く国内の方々にも国際交流基金の活動をご理解いただけるよう、もっともっと頑張らねば、と気持ちを新たにしたのでした。ご指摘ありがとうございます。
ブログチームとしても、このブログを通じて、もっと多くの方々に国際交流基金を知っていただけるよう、そして国際交流の魅力をより多くの方々と共有できるよう、国際交流基金のいろいろな取り組みについて、どんどん紹介していきます!!
また、12月6日には、学生さん向けの就職セミナー「文化放送就職LIVE!2008」に参加します!
基金に興味のある方はもちろん、基金についてはあまり知らないけれど国際交流に興味を持っているという方も、是非基金のブースにお立ち寄りください。
◆ 文化放送就職LIVE!2008 ◆
http://bunnabi.jp/2008/sp_event_1206.php
日時:2006年12月6日(水)11:00~18:00(10:30受付開始)
会場:東京ドーム プリズムホール
※参加にはWebサイトから事前予約が必要です。
*1:私も国際交流基金への就職が決まった際に、留学生の友人からは「Japan Foundation?知ってる!知ってる!私の国にも、オフィスがあるよ。」というなかなか良い反応が返ってきたのですが、日本人の友人は一様に「Japan Foundation?日本財団?競艇?」という反応のみ。という具合に、基金に入る前から、基金がもっと積極的に国内広報に取り組む必要性を痛感していたのでした...ちなみに日本財団の英語名称はThe Nippon Foundationです。さらに、正式名称は(財)日本船舶振興会で、日本財団は通称だそうです。詳しくは、こちら→http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
*2:現在国際交流基金では、福岡、名古屋、仙台の3ヵ所を拠点地域とし、国内連携の強化に努めています。
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