こんにちは、松岡です (。 ̄_ ̄。)ノ~~~
今日は昨日の続き・・・・・ですが、その前にひとつ。
だいぶ前にいただいていたご意見なんですが、
「○○からの」のスタイルで統一することにこだわられたせいか、「カテゴリー」の一覧を見ても、どういうカテゴリなのか想像しづらい、ことでしょうか。
ひろの日記帳
ということで、ちょっと整理してみました。
まあ基本的にネーミングはいじらずに、カテゴリー数を減らしてみました(中島氏がやってくれました)。
いかがでしょうかね??
多少はわかりやすくなったかな??
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さて、昨日の続きですが、水曜日の夜に武蔵野市国際交流協会に行ってきました。
この集まりは、小中高で実際に教えている先生方が集まって、国際理解教育のアイディアを出し合ったり、実践授業をやった報告をしたり、また毎年夏にやっている「夏期教員ワークショップ」の準備をしたりしている、そんな毎月やっている定例の集まりです。
なんで僕がここにいるかというと、いろいろと理由があるのですが。
1.一昨年、昨年の「夏期教員ワークショップ」に、ジャパンファウンデーションブースを出した。そこで先生方とは知り合う。
2.私のほうで、ジャパンファウンデーションのやってきた様々な事業を素材とした、国際理解教育に役立つプログラムを考えている。そのためにも、こういった場で意見を聞いてみたい(といっても、聞くにいたるほどこちら側で出来上がってないのですが・・・)
といったところです*1。
今回は、とある先生がやった授業の報告がありました。
これがまた勉強になりました。
今回の授業は、先生が夏に日本のNGOの協力を得てフィリピンへスタディーツアーに行った経験を通じて行われました。
その中身ですが、実際に行った4つの場所(コミュニティー:ごみ捨て場、再定住地区、ストリートチルドレン、孤児院)に住む子供たちを撮った写真を並べて、生徒たちに
「どこに住んでいる子供たちが一番幸せでしょうか??」
といった「問いかけ」をして、ランキングをつけていくということをやったのです。
みんな、わいわいガヤガヤ、キャーキャーいいながら考え、ランキングをつけていきます(その模様を撮影したビデオがあったので、それを見たんです)。
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結果として、多くの子供たちが
「ごみ捨て場」=最下位
とランキングしてました。
多くの人がその環境、家のぼろぼろ具合などを見てランキングしてて、一番きれいな環境で、家も整備されている「孤児院」を上位にランキングしている人も多かったです*2
ただ一人だけ、この「ごみ捨て場」の写真を1位にしている生徒がいました。
先生「なんで1位にしたの??」
生徒「・・・なんとなく幸せそう・・・」
確かに、みんな幸せそうな笑顔を浮かべてます。でも他の写真の子供たちも、負けずと明るい笑顔なんですよね。
実はこの問い、フィリピンの子供達にもしておりました。
結果としては、
「ごみ捨て場」=1位
だったそうです。
そして「孤児院」が最下位でした。
なんで「ごみ捨て場」が1位だったのか、理由を聞いてみました。
彼ら・彼女らは、
「家族がみんないっしょに暮らしているから」
と答えたそうです。
そう、ごみ捨て場は衛生的にもよい状況ではないけれども、そこにはごみがある限り仕事がある。だから家族みんなで暮らしていける。
一方他の場所は、仕事が無いので親が出稼ぎに出てたり、子供も稼がないといけないからストリートに出ていたり。
孤児院にいる子供達は、言うまでも無く親とは一緒に住んでいなくて・・・
つまり、フィリピンでインタビューをした子供達の判断基準は「家族と一緒に生活できるか??」だったわけなんです。日本の中学生達は、「きれいかどうか?」といった基準だったわけです。
僕自身、この授業風景を見ていて大きな「気づき」がありました。自分達にとってはあたりまえに思ってしまっていることが、誰にとってもあたりまえではないんだな、と。
これがまさに、
国際理解
ですね。
別に国際に限らず、こういう学びはあらゆる場面であるかもしれません。そういうきっかけを通じて、いろんな事実を知ることができます。
この授業を見たからといって、一朝一夕で僕が同じようなことができるわけでは決してなく、これは多くの関係者が試行錯誤を繰り返した結果であると思います。
今回の経験をひとつの参考事例として、ジャパンファウンデーションの活動も同様の「気づき」のきっかけにならないものか、と考えあぐねる日々でございます( ̄~ ̄;)
*1:先日、JFサポーターズクラブのゲストブックのほうに、国際理解教育に関係してらっしゃる会員の方の書き込みがありました。ぜひともこのような関心をお持ちの方とも、進めていきたいなと意気込んでおるところです。
*2:この家はまさにNGOが建てた施設なので、設備も整っていてきれいなんだそうです
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