Tuesday, January 17, 2006

ALWAYS 三丁目の夕日



こんにちは、後藤愛です。





突然ですが、皆さんは普段、「理性」と「感性」のどちらを多く用いて暮らしていますか?


(一行目から硬い出だしですみません。)




私たちのような政府系機関で働いている人であれば、おそらく99.9%が「理性」だと思います*1


アーティストや芸術関係の仕事の方であれば、「感性」が強くなるのだと思います。


また、仕事によっては、理性と感性の狭間にいる方も多いかもしれません


(学校の先生とか、保育士とか、接客業とか。。。)





さて、なぜ突然このようなことを言ったかというと、先週、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」


見てきたんです(これまた脈絡ないようですが、、)





組合の用事で新宿の国際協力系・某独立行政法人さんへ寄った帰りに、


お正月に見逃していた映画を見ようと思って、ふらり立ち寄ったのです。





この映画は、既にご覧になった方も多いと思いますが、ベストセラーになった漫画が


映画化されたもので、時は1958年(昭和33年)。


建設中の東京タワーにほど近い、ある町の日常が、複数の登場人物の


過去と現在の人生のストーリーとともにが描かれていて。


画面全体が常に「セピア色」の映画です。


それが、なんとも、懐かしいんです~~ (^-^*)


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(↑写真は、単なる平成17年末の夕日です。


 あ、ちなみに、女性は夕日を浴びると「美度」が上がるそうですヨ♪)





私は(ブログチームの松岡くん・中島くんも)年齢が20代なので、


もちろん映画の舞台となった時代を知っているわけではなく、


むしろ映画の中の時代には、両親の世代がまだ小学生だったくらいです。


それでもなぜか、どっぷり感傷に浸ってしまったんですね。親から聞かされていた、


「戦後」時代のものがないけど人々とのつながりが強かった時代を、


それなりに覚えているからでしょうか。





こうして映画を見ながら感傷にどっぷり浸っている最中に、ふと、


「あ、明日の仕事なんだっけ」と、現実の世の中を思い出して、


われに返る瞬間があったんです。


そして、そのとき急に「理性」を司る「脳ミソ」の働きを意識したんです。


それはちょうど夢から目覚める瞬間のような感覚でした。








こういう、日々「理性」の使いすぎで、バランスを欠いてしまいそうな私たちに、


ふいに「感性」のシャワーを与えてくれるのが、文化・芸術なのかなと思ったある夜でした。





PS この映画は、この上なく、「日本」モード全開です。


  が、そこには携帯電話もインターネットもなかった時代と、今を比べたときの、


  1つの憂愁として、日本以外の国も抱えているであろう「普遍性」を感じたんです。


皆さんの中にある、「懐かしいもの」「日本的なもの」「古きよき日本」って、何ですか??


・・・意外と他の国にも、共通のものかもしれないですよね。




*1:松岡記:本原稿を毎度のごとく上司(複数いる中の1人です)に決裁。そこでの一言。「僕の場合はフィフティー・フィフティーだね。理性と同じくらい感性も大事。」、「理性だけではどうにもならないことが結構あるんだよね。最近わかってきたんだけど。」、「まあ若いうちは理性だけでやるのでいいと思うけど、歳をとっていくとなかなかそうはいかないんだよ。」・・・うーん、重みのある一言でした。まあ99.9%理性というのは異論反論あるかと思いますが(だってどんな仕事にも、クリエイティビティ-が必要だったりしますよね??)





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