こんにちは、三富です。
皆さまお待ちかねのブログチームによるパリ業務室訪問記(本編)をお届けいたします。
前回を読み逃した方は、こちらをご覧ください。
パリ日本文化会館の設立経緯から、開館10周年に向けた取り組みまで、みっちりブリーフィングを受けた私たち3人。いやはや、初めて知ることの連続に、終始感嘆してばかりでした。
(*'▽'*)わぁ♪ ビックリ!! (*゚ロ゚)ノ オオーw(*゚o゚*)w
パリ業務室は、
パリ日本文化会館設立における民間支援の経緯を踏まえ、パリ日本文化会館の事業について民間支援を推進する組織として1998年7月に発足した「パリ日本文化会館・日本友の会」の事務局でもあります。
さて、前編でもキーワードとしてご紹介した、“日仏協力・官民合同”。
この官民合同の民の立場から「人」そして「お金」の面で、日仏交流に尽力してくださっているのが、まさにパリ業務室の方々なのです。
まず「人」については、民間企業からは手弁当で、パリ業務室をはじめ、パリ日本文化会館の事業部門にマンパワーのご支援をいただいており、日本とフランス(ひいてはヨーロッパ)との交流の促進を目指して、会館のスタッフと一緒になって働いています。
さらに「お金」の面では、日本友の会の会員企業の方々から多大な資金協力をいただいています。パリ日本文化会館で、数々の大規模事業が実施できるのも、このおかげ。そして、資金協力の取りまとめ役が日本友の会事務局なのです。
日本が海外に有する文化施設としては最大級のパリ日本文化会館。それを運営するためには、民の力が大きな大きな支えとなっていたんですね。
官民が合同で実施することの苦労話や、官民が協力してこそ成しえるパリ日本文化会館ならではの事業など、パリ業務室で働いている方々だからこそ語れるお話に、オレペコ、潮風、三富の3人は強く強く感銘を受けたのでした。
..(φ(。・c_,・。)φ))...フムフム ((φ(・д・。)ホォホォ c⌒っ ゚Д゚)φ.....
特に私は、「靴底をすり減らして精力的に民間企業をまわる」など、基本的にオフィスワークが中心の基金本部とは大きく違うパリ業務室の方々の仕事ぶりに印象を受けました。
先日ご紹介した、就職活動中の学生さんによるブログ『独座幽篁 とある薬師の備忘録』でも、官民問わず組織・企業の仕事についての知見を広めることの重要さを書いていらっしゃいます。
個人的には、今の間に「全然行く気が無い企業の人がどんな仕事してんのか」を理解しないと、一生しないままに忙しさにかまけて終わりそうな気がして、それはすごくよくないし、何かと何かを結びつけるアイデアのタネが狭まるように感じるんです。
独座幽篁 とある薬師の備忘録
私も入社から2年目を迎え、「仕事にもようやく慣れてきたかなぁ~」と思う傍らで、民間企業で働く友人と話をしたりすると、「国際交流基金のような公的機関と、民間企業の仕事の仕方や感覚は違うんだ (;´Д`A ```」という危機感や不安に襲われることもしばしばです。
官民の感覚をバランスよく保つことで、まさに“何かと何かを結びつけるアイディアのタネ”に広がりがでるんでしょうね。
今回のパリ業務室訪問で、そんな(個人的な)思いを新たにすることができました。
ちなみに私、この前の出張でパリ日本文化会館にもお邪魔していました。ちょうどパリに到着した日は、小津安二郎監督大特集が開催中で、チケット売り場の前には大行列!1階ロビーには人が溢れ、もの凄い熱気に圧倒されました。
ぉお!!(゚ロ゚屮)屮 さすがOZU!
パリ市内にもマンガ喫茶*1ができたりと、伝統文化だけはでなく、JAPAN COOLの波もどんどんと浸食していますよね。
10周年を迎えたパリ日本文化会館はこれからもフランス、そしてヨーロッパにおける日本文化発信基地として、官民の協力のもと多彩な事業を展開していきます。
先日ご紹介した「棟方志功展」は終了してしまいましたが、5~7月の「アジアのキュビスム」展、「パリに学んだ日本の洋画家たち~黒田清輝から藤田嗣治まで~」(10月~2008年1月)の2つの大型展示が予定されています。また、来年は日本とフランスの本格的な交流開始から150年を記念して、「日仏交流150周年」に指定されており、日仏両国で様々な行事が行われる予定です。
”熱い”パリ日本文化会館に、今後もどうぞご注目ください!
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