こんにちは。
みなさんは小倉紀蔵先生をご存知ですか?
知らないという人もいるかもしれませんが・・・
小倉先生は韓国好きピープルの間では知らない人のいない!有名人です☆
小倉先生
小倉先生は、東京大学のドイツ文学科を卒業後、電通に入社。
その後、電通を退社し、韓国ソウル大学に留学。
ソウル大学大学院で東洋哲学を学んだという異色の経歴の持ち主です。
そして、帰国後は大学で教える傍らNHKテレビ・ラジオ「ハングル講座」の講師として活躍。
ここで小倉先生を知った、あるいは小倉先生によってハングルの世界に導かれた人がどのくらいいることでしょう!!
私が2002年頃に独学で韓国語を始めたときは、毎日ラジオから流れる小倉先生の声を必死で聞いていました。
小倉先生ありがとう(涙)
しかし、先生の専門は韓国語ではなく、「哲学」です。
「哲学」で韓国を見ていくというアプローチが決してわかりやすいものではないにも関わらず、
多くの人が小倉先生の本を手に取るのは、その面白さからです。
『韓国人の行動を「陰と陽」で見ていくとすべて説明できる』(※1)という理論は目から鱗でした。
その小倉先生が昨年、日韓文化交流基金で講演会をされたときに、
「日韓交流おまつりは、大変すばらしい催しだった。韓国で日本のおまつりを見せるなんて、
自分のように韓国をよく知っている人間にはとても信じられない発想だったが、
やりたいと言い出した人たちがいて、本当にできてしまった。
ソウルの大学路でねぶたにくっついて踊る韓国人を見て、
ひとつの歴史が変わったのだという思いで興奮をとめられなかった」と話されました。
この日韓交流おまつりとは、2005年の日韓友情年に
「日本のおまつりを韓国に持っていって、お互いのおまつりを見せ合うイベントをやろうじゃないか」
ということで、ソウルで開催されたものです。
2005年のおまつりが好評だったため、それから毎年開催され、今年はついに日本で初開催されることになりました。
日韓交流おまつり2008公式サイト http://omatsuri.kr/jp/
秋田の竿灯がソウルの空に上がりました
韓国を深く愛しながらもクールな見方もされ、『日中韓はひとつになれない』(※2)と言い切る小倉先生の
珍しく(?)熱い語りにびっくりすると同時に、とてもうれしく思いました。
なぜなら、私もそのときねぶたにくっついて韓国人と一緒に踊っていた日本人のひとりであったからです。(※3)
今回の講演会をお願いしたときに、小倉先生は
「日韓交流おまつりに関しては、なかなか日本のみなさまにお伝えする機会をつくれないので、
このような機会を与えて下さったことに関して感謝します。」と言ってくださいました。
今回の講演会では、「日韓交流おまつり」に限らず、日本と韓国のまつり文化全般についてお話いただくのですが、
小倉先生のことですから文化、哲学、政治、経済を横断するオモシロイ話が聞けるに違いありません☆
韓国に興味のある方、文化交流に興味のある方、韓国哲学に興味のある方、小倉先生のファンの方、
とにかくちょっとでも興味のある方はぜひぜひ参加してください。
もうすでにかなりの申込みが来ていて、中にはなんと韓国から来てくださる方もいらっしゃいます!
講演の後には交流会も予定していますので、韓国通にもなれるかも*^^*
***************************
小倉紀蔵氏講演会「日本と韓国、まつり文化を比較して」
http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/0906.html
お隣同士である日本と韓国。しかし、韓国には日本にあるような「おまつり」
がありません。そのかわり、韓国には日本とは少し違うまつり文化が存在して
います。
日韓友情年であった2005年に「日韓のおまつりを集めて盛り上がろう」と「日
韓交流おまつり」というイベントが韓国のソウルで初めて開催されました。
日本のねぶたや竿灯がソウルの空に煌き、日本人と韓国人が一緒になって踊り
歩いたこのイベントは、昨年まで4回開催され、今秋には日本での初開催も予
定されています。
今回のイベントでは、今まで日本ではあまり語られることのなかった、日韓の
まつり文化を題材に、『お祭と祝祭が出会うとき―日韓のまつり文化を比較し
て』(アドニス書房)を監修された、韓国研究者の小倉紀蔵氏に講演していた
だきます。
2009年6月20日(土)14:00~16:30
入場料: 会員:入場無料 非会員:200円(当日入会可)
会場:ジャパンファウンデーション JFICホール[さくら]
http://www.jpf.go.jp/j/about/outline/contact/map.html
※準備の都合上、6月18日(木)までにお申込みをお願いします。件名を「6月
のイベント」とし、Eメールjfscmember@jpf.go.jpまたはFAX:03-5369-6048ま
で、お名前と連絡先、会員IDを明記してください。
***************************
※ 1. 『韓国は一個の哲学である』より。かなり昔に読んだので多少表現が違っているかも・・・。
※ 2. 昨年12月に発刊された小倉先生の著書。
※ 3. 私事ながら、日韓交流おまつりに参加しています。
No comments:
Post a Comment