みなさんこんにちは、久々のオレペコ @ Thailandです。今日は、先月、タイの地方都市、ナコーン・ラチャシマーで実施した「第11回アジア漫画展」*1のオープニングの模様をお伝えしたいと思います。
・・・って。
そもそも、ナコーン・ラチャシマーってどこ?という人も多いですよね。
場所は右の地図でご確認ください(線で囲んだ部分。ちょっと文字が見づらいので、クリックして見てみてくださいね)。
ナコーン・ラチャシマーは、別名、コラートとも呼ばれ、バンコクから車で3時間半ほど北東に向かって走ったところにある、東北部の玄関口にあたる都市。タイの東北部は、バンコク周辺とはまた違った生活文化・食文化を持っており、”イサーン”と呼ばれていますが、バンコクからもっとも手軽にいける、イサーン文化の香り高き街なのです!
国際交流基金のバンコク日本文化センターでは、ここ数年、タイで実施する文化交流事業について、人々の日常の中に「日本」があふれているバンコクだけでなく、まだまだ「リアルな日本」に触れる機会の少ない、地方都市での実施に力を入れるようにしています。今回のアジア漫画展のコラートでの実施もその一環。
とはいえ、日本に対する関心の度合いがまだそれほど高くはない地域での実施には、会場提供からイベントのPRまで、一緒に「事業を作っていってくれる」機関選びがとても大事。今回は、日本語学科を有するナコーンラチャシマー・ラチャパット大学を選定しましたが、これが、大成功でした。
たとえば、この展覧会場入り口の看板。鮮やかなオレンジが目を引くデザインは、学生さんたちの手作り!このすばらしいエントランスのおかげで、普段は単なる校舎の1階のロビースペースが、見事な展示会場にはやがわり。
そして、PRも ものすごくがんばってくれたようで、オープニングセレモニーには、こんなにもたくさんの学生さんたちが集まってくれました(右)。毎日のようにいろんなギャラリーで展覧会のオープニングが開かれ、競争率の高いバンコクでは考えられないほどの人の集まりようです。地元のテレビ局の取材も入り、大盛況でした。
ちなみに、このコラートでのオープニングでは、今回のアジア漫画展に出品してくださった漫画家さんのほか、過去に同漫画展に出品した2名の漫画家さんらにも同行してもらい、「一コマ漫画の描き方」ワークショップも開催してもらいました。一本の線を基点に、あっという間にさらさらと漫画を描き上げるプロの技に、学生さんたち、子供たちは、もう、釘付け(写真左下)。終了後には、オリジナルのイラストを添えてサインしてくれる漫画家さんたちの前に黒山の人だかり(写真右下)。コラートの若者たちにとって、忘れられない一日となったようです。
ほんの3時間ほどのイベントでしたが、日本語学科の学生さんが一生懸命日本語で、展覧会の感想を伝えにきてくれたり、「一緒に写真を撮っていただけませんか?」と流暢な日本語で話しかけてきてくれたり、とにかく全てが初々しく、反応が素直で、オレペコも、「ああ、ここでやってよかったなー」という思いでいっぱいになりました。さらにその思いを強くしたのは、オープニングセレモニーでの挨拶を終えてほっとした後、先生に腕を引っ張られて連れて行かれたイベントスペースで発見した、素敵なお土産!
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これ、オレペコの似顔絵なんだそうです!
即興で描いてくださったこの似顔絵、着物や背景の富士山、そして日本家屋風の建物は、すべて画家さんの「日本」のイメージ。面白いですよね。
コラートのみなさんの温かい心遣いが凝縮したこの似顔絵、オレペコにとっても、素敵な素敵な思い出の品となりました!
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