<<国際交流基金での2週間インターンシップを終えて>>
早稲田大学国際教養学部の橋本です。
あっという間の2週間でした。国際交流基金さんには以前より興味を持っていたので、ぜひインターン生として受け入れてほしいと直接交渉に臨みました☆最初は緊張で一杯だったけど、実際に現場にでて働いてみると職員は皆やさしく、アットホーム♪な雰囲気ですぐに基金が大好きになりました!
2週間という短い期間だったけれど、多くの会議に出席させて頂いたり、著名人からお話を聞けたり、大変貴重な経験をさせて頂きました♪特に心に残っているのは、日韓関係についての会議でした!外務省や民間財団を交えての会議は、経済や政治、文化交流といった多角的な視野から日韓問題について討論するもので本当に楽しかったです!! (≧▽≦)
そこで一番感じたのは、もっと各機関が情報を共有しあい長期的な効率性のある事業を展開していく必要があるのではないかということでした。
例えば、青少年事業は基金の目玉でもあると思いますが、日韓文化交流に取り組む機関の多くはどれも同じようなプログラムを用意し、各機関が独立して事業をしていました。率直なところ、「う~ん、これって効率的なの?協力し合えばより大規模な事業が出来るのでは?」って感じでした。今後、より情報共有システムを発展させれば、市民を巻き込んでのより内容の濃い事業の展開も可能になるのではないのかなと思いました。
外務省や主要な経済機構が一同に集った今回の会議をきっかけにして、各機関がより情報の流動化を図り、さまざまな視点から日韓交流を促進できる柔軟な姿勢こそが今後必要ではないのかなと強く感じました。政治、経済、文化はいずれも相互関係にあるし、各分野の主要機関がもっと連携できればBetterだと思います☆その中で、海外事務所会議でも多く指摘されていたように「基金らしさ」のでる事業を推進していってほしいなってと思いました☆☆各機関や企業のコラボ事業も実現すれば面白いなと思います(*^o^*)
もう一つ、研修中に感動的なお言葉を小川課長より頂きました♪それは、世界には「貧富の差」と「誇りの差」(誇りの不平等)の2種類の差があるというものでした。経済開発学を勉強した自分にとって、これまでは「裕福=幸せ」という偏った見方しかできていなかったように思います。でも、確かに世界には貧しくても自分の伝統文化や風習を愛し、幸せな生活を送っている人々がたくさんいます。
そうした誇りの差(自国の文化を誇りに思う国民の気持ちには差異がある)を縮小しつつ、世界の人々が自国の文化を愛し、それを世界にむけて発信できる世の中が訪れたらなんと素敵なことでしょう!そう考えると、文化交流事業が果たす役割というのは無限大です!!そうした、グローバル化の進展する世界で失われつつある伝統文化をもっと世に広め、より良い相互理解へと繋がればこれ以上の幸せはないなーって思いました(*'ー'*)
「古きを知り、新しきを知る」
このスタンスも国際交流では重要なんじゃないかな~
最後に、小松部長が「東アジア共同体」への思いを熱く語ってくれたことが印象的でした!めっちゃかっこよかった・・(=´▽`=)(←隠れ小松部長ファンww)
水面下での外交問題こそあれ、基金では誰もが自分の担当地域との交流を促進させようと必死になっています。確かに、ここでの事業は人と人とを繋ぐ「裏方」的役割であるかもしれないけれど、そうした草の根レベルでの事業が国境を越えた人と人との「出逢い」を生み、世界平和に貢献するって考えたらこんなに生産的でやり甲斐のある仕事はないですよ!!(←マジで!!)
「東アジア共同体は俺が生きている間には無理だろうな・・」って呟いていた小松部長。。必ずや僕らが東アジア共同体を実現させてみせますっ!!(←責任重大^_^;;)*1
長文になっちゃった。。ホントはもっと書きたいことが山ほどあるけれど、ここらへんで終わりにします☆出来るだけ硬くない文を書いてくれと言われたのですが、無茶ですよ~!>< お世話になった基金の職員の方々、貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました!来年はみなさんと一緒に働けることを心より願っております!(笑)
* * *
ということで、橋本さん、熱い熱いメッセージをありがとうございました。
(申し遅れました、しろうさぎです。)
橋本さんは、「熱き学生魂」を体現したような方で、
少しだけではありましたが、ブログを通じて一緒に
お仕事する機会があって、ゲンキをたくさんわけてもらいました。
いろんな機関が連携すれば、効率的に事業ができる・・・って、まさに
そのとおりですね。
世の中、「そのとおり」なことを実現するために、いろんな障害があるわけですが
それを乗り越えて、全体で大きな「プラス」を作れるように、日々大きな視点から
物事考えないといけないな・・・ってことですね。
そして、「貧富の差」と「誇りの差」は違う、という話。
私たち人類の究極の目的が「幸せな暮らし」だとすれば、
目指すべきところは「富の拡大」ではなく「幸せの拡大」です。
そのために、文化交流ができることって、何でしょうか。
自分の文化に「誇り」を持ちつつ、他の文化も同じように尊重するためには
どうしたらいいのでしょうか。
答えのない問いに、取り組んでいく・・・という実感が常時得られるわけではないのですが
(それはこれまでのインターン生皆さんからの「国際交流をやっている実感がうすい」
「事務作業が多い」etcというコメントから浮かび上がってきますよね)、
それでも、そういう視点を忘れずに、やってきた先人たちが、すばらしい業績を残している。
若手スタッフも、先人と、学生との間にいて、どちらにも負けてられないな、
と思います☆
橋本さん、おつかれさまでした!!!
しろうさぎ
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