こんにちは。編集担当のOです。
特集は
日本は内向きになっていると言われていますが、イチローや松井のようなスーパースターだけではなく、世界各国で、さまざまなジャンルで、ときに華やかに、あるいは地道に活躍している人たちがたくさん。そんな彼らの姿を紹介します。
まず、ベルリンフィルのコンサートマスターに内定した樫本大進さんのインタビューYY
アメリカ、ドイツでの暮らしが長い樫本さんに、音楽家になるための道のりや、日本への思いをじっくり伺いました。
インタビュアーをお願いした、日経新聞ベルリン支局長の赤川さんもドイツ語が堪能、とのことで、お二人の会話はすべてドイツ語(!!)だったとか。
ドイツ語の著作も多い作家の多和田葉子さんには、「多言語世界の一角で」というエッセイをご寄稿いただきました。
「2週間くらい日本にいると、落ち着かなくなってくる。そんな時、ドイツ語を話す人に会うとほっとする。ドイツ語で話す内容を日本語で言えないわけではない。でもドイツ語の響きにあわせて呼吸すると、たちまち独特の色彩が心に浮かんでくる。それはちょうど画家のパレットの上の絵の具のように、画家によって選び方も並び方も違っていて、それが違うと周りの人に感じる好感も反感も風景の見え方も気持ちの浮き沈みも違ってくる。」
続きは「をちこち」本誌にて。
30歳でインドネシアに向かった鈴木伸幸さんは、舞台や映画で俳優として活躍中。
映画「選挙」や「精神」で注目を集めるNY在住・映画作家の想田和弘さん。スウェーデンを中心に、パイプオルガンの製作や復元に携わる横田宗隆さん。大虐殺後のルワンダで、和解や共生の歩みを支援する佐々木和之さん、アフガニスタンの魅力にはまったジャーナリストの安井浩美さん。(まだまだリストは続きますY。)
社会起業に挑戦する若者たちについて執筆いただいたのは、井上英之さん。
「今、この日本に立っている自分が、出会ってしまった関心をなんとかしたい。その自然な連続として、世界とのつながりがある。展開がある」
井上英之さんご自身も、そんな「何か」に出会ってしまった一人。世界と日本をとびまわってます。
自分を突き動かす「何か」に出会ったひとたちが、軽やかに国境を越えて活躍していく。そんな彼らに、ちょっと、勇気をもらってみませんか?
残念ながら、「をちこち」は今回で休刊です。
これまで、ありがとうございました。
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