Wednesday, September 5, 2007

 ロサンゼルスにねぶた祭りが出現?!(前編)






f:id:japanfoundation:20070904193038j:image:leftみなさん、こんにちは。オレペコです。


9月に入り、秋の気配もちらほら・・・去り行く夏を思い、なんだかちょっと物寂しく感じていたところ、ロサンゼルス事務所からおもしろい報告が届きました!





日本の夏といえば、お祭り 


ヘ(^o^ヘ)(/^o^)/(←踊ってるつもり♪)


中でも東北三大祭り(仙台七夕祭り、青森ねぶた祭、秋田の竿灯祭)はひじょーに有名ですが、なんとっ、青森のねぶた祭がはるか太平洋を越えてロサンゼルスに出現したという、驚きのニュースですΣ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!! 臨場感あふれるたくさんの写真とともに、お楽しみください~☆


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ロサンゼルスでは毎年8月に「二世ウィーク」という全米最大規模の日系アメリカ人のお祭があり*1、さまざまな文化イベントが開かれますが、今年はロサンゼルスに進出している日系企業さん、地元日系人コミュニティ、そして私達のような政府系団体が一致団結・協力して、青森から「ねぶた」を招へい、ダウンタウンのリトルトーキョーで盛大なパレードが行われました。




このイベントは、遡ること2年前、青森市に駐在経験のある大手日系企業米国法人の社長さんが、「昔と違ってどことなくさびれてきてしまったリトルトーキョーをもう一度元気にするため、日本人駐在員と日系アメリカ人が協力してイベントをやりたい」と企画を持ち出し、官民の関係者による実行委員会が結成されたところからスタートしました。その後、発案者の帰任、資金難などで中止にせざるを得ないかに見えた本企画でしたが、残った実行委員の方々の必死の努力により、晴れて二世ウィークへの参加が実現したという訳です*2





まず、青森において当代若手ナンバーワンといわれるねぶた製作者竹浪比呂央(たけなみ・ひろお)さん率いるロサンゼルスねぶた製作特別チームが結成され、本場青森と同じサイズでありながら、コンテナに収容して輸送できるように9分割したパーツ作りが始まりました。


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<総領事公邸で行われたプレスリリースの様子> 








f:id:japanfoundation:20070904201413j:image:left本番5日前に製作チームがロサンゼルス入りし、リトルトーキョーにある教会の駐車場に設置した特設会場において、9つのパーツを丁寧に貼り合わせたり、600個の電球を中に仕込むといった仕上げ作業が連日にわたり行われました。





←<仕上げ作業に余念のない青森からの製作チーム> 





f:id:japanfoundation:20070904200544j:image:right本番前日、完成したねぶたをパレード用の台車に載せる「台上げ式」という儀式(右の写真ご参照)と、ロサンゼルスの人々にねぶたについての理解を深めてもらうための、竹浪氏によるレクチャーが行われました。山吹色のハッピに鉢巻姿の青森からの一団が、笛、太鼓、鉦で威勢よくお囃子を始めると、集まったアメリカ人の観客達はこれから何が起こるんだろうと、ワクワクした表情で見守っています。





完成したねぶたは風林火山をバックに見得を切る勇壮な武田信玄像。指の1本1本、頬のふくらみに至るまで立体的に和紙が張り合わせてある、まさに動く巨大な芸術品です。興味津々の観客は竹浪さんが語るねぶた製作秘話に熱心に耳を傾け、話が終わった後には 「どうやって運んだの?」 、 「材料は何?」 、 「ねぶたってどういう意味?」 と次々と質問が浴びせかけました。アメリカ人の反応の良さに、青森の一行も感激した様子。このレクチャーの司会と通訳は、本業は弁護士さんなのに仕事そっちのけ(?)でねぶた実現のために精力的に動きまわっていた実行委員の一人がボランティアで担当。皆さんの協力により、まずは台上げ式とレクチャーは大成功を収めました。 (つづく・・・)





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<竹浪氏によるレクチャーのようす>





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今日はここまで。


「和紙」の魅力に取り付かれている芸術家さんや建築家さんは世界中にいると聞きますが、こんな大きな、雄大な作品が、「紙」でできているなんて、一般の人たちにすればすごい驚きだったでしょうね!





大興奮の当日の模様は、明日おとどけしま~す♪お楽しみにっ。




*1:もう67回も実施されてるんですねー。立派なサイトもあります→こちら。ちゃんとねぶた祭も紹介されてますよ!


*2:ジャパンファウンデーションでは、この実行委員会に加わるとともに、ねぶた製作チームの渡米と、後から紹介します、竹浪氏によるレクチャー部分をサポートさせて頂きました☆





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