参院選の投票日がいよいよ日曜日に迫りましたが、皆さん、元気ですかー!元気が一番。元気があれば何でもできる。三富です。
年金問題、社保庁改革などで世間が沸く最中、7月1日から15日までの2週間、中央・東アフリカを代表する政治風刺漫画家ゴドフリー・ムワムペムブワさん(通称ガドさん)が来日しました!Nation紙を中心に活躍するガドさん。Nationの発行部数は20万部ですが、現地では1部を10人~15人で回し読みするのが常だそうで、実際には200万~300万部超の影響力をもっていると言えます。
東京、京都、大阪、名古屋などを回り、京都では大学生向けの講演をしたりと精力的に日本各地を訪問されたガドさん。7月13日(金)には国際交流基金JFICコモンズにて、「アフリカの民主化における漫画 ―報道の自由と風刺漫画―」をテーマに講演していただきました。
「絵を描くのは得意だけど、話すのはちょっと・・・」と言いつつも、ご自身の作品を示しながら中央・東アフリカの政治状況や、厳しい規制の中で体制を批判する風刺漫画を描くことの難しさについて、時にシリアスに、時に笑いを交えならのガドさんの軽妙なトークに会場は大盛り上がり*1。
ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、
終盤の質疑応答の場面では、「日本の政治家、例えば小泉前首相や安倍首相については題材として取り上げないのか」といった趣旨の質問が会場からあがっていましたが・・・
「Koizumiは一度G8サミットの関連で取り上げたけど、Abeは…。」と口ごもるガドさん。
たしかに、ブッシュ大統領やブレア前首相などは、風刺漫画の題材として世界各国のメディアで取り上げられていますが、日本の首相についての風刺漫画は国内メディアでしか見る機会がありませんよね σ(・_・;)
そんなことを考えながら、とぼとぼと家路についた13日の晩。立寄った本屋でタイミングよく見つけたCOURRIER Japon(クーリエ・ジャポン)8月号の「ジョークから見た世界とNIPPON『笑い』は国境を越える」というテーマにした座談会*2で、ちょうど日本の政治に関するジョークが少ないことが話題にのぼっていました。
早坂:(日本に関するジョークについて)ただ、政治に関するジョークは少ないようです。国際政治の場面での日本の存在感の薄さというのもそこに現れているのでしょうね。(中略)小泉首相のネタはわりとあったんですが、安倍首相のはまだ聞いたことがないですね。キャラクターが立ってないのでしょう(笑)。
大島:少し前だと森善朗元首相のネタも多かったですね。
モクタリ:確かに安倍さんは印象が薄い。(中略)
早坂:ネタになるというのは、いいことなんです。存在感があって個性があるということだから。
なるほど (*´д`*)~З
確かに、個性が強ければネタになり、ネタになれば国民はまたその動向に注目しますよね。
政治への関心低下を改善する意味でも、話題にのぼるネタづくりは重要なポイントかもしれません・・・
参院選投票日を目前にして、ガドさんの風刺漫画をきっかけに、日本の政治について改めて考えてしまった三富でした (´-ω-`)う~ん
なお、ガドさん訪日の様子が明日7月26日にNHKで放映されます。かなり朝早いですが、要チェックですよ~ v(*´∀`*)v
News Today 30 Minutes (NHK BS1)
7月26日(木)午前4:15~4:45
*2:『世界の日本人ジョーク集』などの著者として有名な早坂隆さんや、モクタリ・ダヴィドさん、大島希巳江さんによる座談会。クーリエ・ジャポン編集部さんでもブログを運営されています→クーリエ・ジャポンの現場から
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