Monday, November 14, 2005

交流から生まれるパートナーシップ



こんにちは、後藤愛です(右の写真の、左前端にいます!)


この前、松岡くんが、「(一昔前のお金持ちがやっていたような)国際交流はもう時代遅れ」「異文化間の交流・対話というものが、世界中の課題解決のための手段として有効なんじゃない」ということを書いていました(11月9日)。それについて、私の業務からのレスを・・・。


日米センターでは日本の大学や研究所(所属の研究者)が、日米間共同研究を行なうのを資金助成していますが、去る10月31日から11月2日にかけて、名古屋大学にて公開セミナー「農学国際協力における日米大学の連携を目指して」が開催されました。


これは、名古屋大学農学国際教育協力研究センターを中心とする「農学国際協力日米大学連携推進プロジェクトグループ」の研究者が主催しています。日本とアメリカの大学の農学研究者が、研究者個人だけでなく、さらには大学組織として途上国の農学支援・農学教育支援に関与するための、これまでのケーススタディ、課題の発表、そして今後の事業実施の可能性について知見をもちよるための会議でした。


これまでの日米大学の取り組みとして、アジアやアフリカの農学支援について、ケーススタディに違いが出ていたのが興味深いものがありました(私自身は農学に関する知識は限りなくゼロに近かったのですが(汗)、このセミナーでずいぶん勉強させていただきました)。


当日の議論のなかで、日本の農学研究者が行なう途上国支援プロジェクトは、例えばカンボジアのある地域に適した稲作の品種と栽培方法を実験から立証するなど「調査研究主体のもの」がよく見られるのに対し、アメリカのプロジェクトでは、ウガンダの小学校の校庭に菜園を作り生徒の昼食になる作物を自給できる仕組みを現地の人々と一緒になって作っていくような「活動主体のもの」が見られる、などの違いが指摘されていました。


両者の長所を生かしあった、日本+アメリカ+支援受入国という3国プロジェクトの開発が、まだ未定ではありますが今後もしかすると具体化するかもしれません。先ほどの指摘で行けば、例えば、理論に基づいた研究と、コミュニティに残る活動を同時に行なうようなプロジェクトが考えられるのでしょうか。


今回のセミナーでは、日本とアメリカという異なる土壌で、しかし目的やミッションをある程度共有している人々や機関が集合することによって、新たな事業を作れるということが確認されました。「日米センター」の英語名称は、実は「センター・フォー・グローバルパートナーシップ(Center for Global Partnership、略してCGP)」というのですが、私はこのセミナーで、「パートナーシップ」作りの原型を見たような気がしました。


私も仕事上、他の機関の方と共催で行事を開催すると、大変学ぶことが多いですが、国を超えた共催も同じような感覚なのかな、と思いました。皆さんも、仲間と一緒に何かに取り組んで、結果、自分だけでは得られなかった新しい視点やその結果、飛躍した成果、などを体験したことがあるのではないでしょうか?そういう場から生まれる「連帯感」、「交感」とでも言うべき感覚が好きで、仕事にまた打ち込んでしまうんですよね、、、


私が最近経験した、また別の共催イベントの報告については、次回登場の機会に書かせていただきます!それまでお元気で~。





No comments:

Post a Comment