Saturday, November 5, 2005

ASEM Youth Dialogue -1-



みなさん、ご無沙汰しております。松岡です。今日は、先週行ってきましたウィーン出張のお話しを。


10月22日(土)から24日(火)までウィーンで開催されたASEM Youth Dialogueに参加してきました。


みなさん、ASEMってご存知ですか?


http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asem/


http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/asem/


ASEM(Asia-Europe Meeting)の日本語名称は「アジア欧州会合」です。これまでアジアとアメリカのつながりやヨーロッパとアメリカとのつながりに比べて、アジアとヨーロッパとのつながりが薄かったという認識から、1996年に発足しました。この枠組みの中で幅広い分野にわたって議論が交わされてきており、政治・経済・文化・科学技術・環境などの各分野の閣僚会議、専門家会合などが開催されてきています。


このASEMで決定された政策や枠組みを、具体的なプロジェクトの形で実行して行く機関として、ASEF(Asia-Europe Foundation)があります。実は日本はかなりの額をこの基金に出しているんですよ。でも日本では知名度低いですよね。


行ってからわかったのですが、このASEF、非常にジャパンファウンデーションに似ております。各国政府からの拠出金を元にして事業をしているFoundationである辺りも似ていますし、主な事業を3本柱で説明する辺りも近いです。しかもその3本柱が


・Cultural Exchange


・Intellectual Exchange


・People-to-people Exchange


でして、この上の2つなんかはうちの「文化芸術交流」と「知的交流」と一緒です(ジャパンファウンデーションのもう一つの柱は「日本語教育」です)


そしてこの3つめですが、実はジャパンファウンデーションも一昨年まで(つまり2004年5月に機構改革をする前まで)は「人物交流部」という部署がありました。これは、人と人との交流こそ文化交流の原点であるという、ジャパンファウンデーション設立当時からの理念がありまして、現在は部署こそ無いものの各事業分野で人の交流事業はたくさん行なわれています。


というわけで、このASEFに招かれて、私の他にジャパンファウンデーションからは2名参加しました。会議のテーマは「Education for Tolerance: The Role of Youth and Civil Society Organizations in Promoting Active Citizenship」で、最終日の火曜日に4つのワーキンググループ(Multicultural and Multireligious Society, Youth Unemployment, Youth in Migrant Communities, Education for Tolerance)に分かれて議論をしたのですが、初日と二日目はそのための情報のインプットのために各会の実務者がきてレクチャーをするという形のものでした・・・・(ちょっと長いので具体的な中身は次回に)





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