Tuesday, June 30, 2009

人の移動から「インターカルチュラル・シティ」へ



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こんにちは、おひさまです。

一ヶ月ほど前の話になってしまうのですが、JENESYS次世代リーダープログラム*1の一環で、「グローバル金融危機における人の移動とコミュニティの役割」をテーマに、アジア・オセアニア各国から19人の若手知識人の方々をお招きしました!(詳しくはこちら*2上の写真は皆さん揃っての一枚。


え?でも制服着てる子どももいるじゃん・・・と思ったあなた!鋭い(笑)この写真は新宿区大久保のNPO「みんなのおうち」で撮られたもの。日本に暮らす外国人の子どもたちに、ボランティアが日本語教育や学習支援をしているNPOで意見交換・交流をしたのだそうです。今回の招へいは、金融危機後の世界情勢の中で、日本の失業者よりもさらに厳しい立場にある外国人労働者や難民の方々に注目して日程が組まれました。招かれたのもそれぞれの国で、移民政策を担当する方やジャーナリスト、弁護士など、関連分野の若手ホープたち。


担当のMさん曰く、



「みんなのおうち」に通う子どもたちは、来日当初は言葉もわからず、学校に馴染めずに居場所をなくしてしまうケースも多いそうです。外国人の子どもたちは、語学のハンディがあるのに日本人と同じ高校入学試験を受けなくてはならず、このNPOで必死に勉強しています。


招へい者はそれぞれの国のいわば“エリート”なわけで、例えば母国のテレビで見ていたニュースキャスターや、国際機関で活躍する同じ出身国の人と会うことで、何か子どもたちにもポジティブなメッセージが伝わっていたら嬉しいです。招へい者も子どもたちと会えたことをとても喜んでいて、自分の国の子どもたちが日本で一生懸命に努力している姿を見て、感動していました。



こういう話を聞くと、素直にほわ~んと嬉しくなっちゃいますヾ(@^▽^@)ノ


招へい者だけでなく、日本側にも化学反応があった例がもう一つ。一行が訪れた富士市のまちの駅でも、ブログにとりあげてくださいました!ありがとうございます♪



お土産の購入も予想以上だったので聞いたところ、「信頼できるところだと、買うんだよね」という返事。


いや~、これ、勝手に良い方向に解釈すれば、対面のコミュニケーションを大切にする、まちの駅効果と言えなくもありません。


一方で、今回の視察受入を準備していて、また、今日の意見交換から、まちの駅としては、まだ見落としている身近なターゲットがあること、これからこんなこともできたらな等、気づきもいただきました。


あっちこっち まち 観察日記!5月21日」



とはいえ、“外国人住人”を取り巻く環境は、不安定な就業形態や児童の教育問題などなど、決して解決の易しいものばかりではなく、私たちも文化交流の側面から何ができるか考えなくてはいけないところ。


…ということで、明日7月1日にはそんな多文化共生社会を、都市政策の面から考えた報告会が開かれます!



「インターカルチュラル・シティ」欧州評議会主催会議報告会


7月1日(水) 18:00~19:30 基金さくらホール


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4月にオランダで開かれた「多様性をマネージする:より強い共同体、より良い都市」会議に参加して、日本の多文化共生の状況を紹介してきた北脇保之教授と桜井啓子教授が、同会議を通じて見えてきた欧州各地域の最新の実態や動向・課題についてご紹介。(詳しくはこちら



申し込みは本日30日までですが、「ブログを見ました」と言っていただければ、当日でも入場OKです☆


元浜松市長として、外国人集住都市会議を初めて開いた北脇氏と、在日ムスリムを研究される桜井氏、どんなお話が聞けるのか、どうぞお楽しみに☆^∇゜)




*1:過去の同事業もブログやウェブで取り上げてます★例えば昨年7月の「『ヒト』の移動」はこちら(前編)(後編)、8月の「創造都市」はこちら


*2:ちなみにJENESYS=「21世紀東アジア青少年大交流計画」で、基金はもちろん、様々な機関が多岐にわたる事業を担っています。ついこの間のブログでも紹介されましたね♪





Monday, June 29, 2009

シンポジウムの報告ってどこで見られるの?



こんにちは。mioです。すっかり夏らしくなってきましたね!


暑くなると行きたいイベントも増えるし、国際交流基金のシンポジウムにもなかなか足が運べない!


という方もいらっしゃるのでは。もちろん、関東圏以外の全世界の皆様も、なかなか東京にはこられないですよね。





国際交流基金はそんな皆様のために、シンポジウムや最近の事業をウェブサイトで紹介しています。


たとえば5月11日にお知らせを掲載した


シンポジウム「平和のための文化イニシャティブの役割 ~日独からの提言~」


(ブログを見ていただいた方からも駆け込みで何件かお申し込みがありました。ありがとうございました!)





この会議の報告は、国際交流基金ウェブサイトにあるJF便り(最近の事業から)」というコーナーに載っています(日本研究・知的交流編 第12号)





ちなみに、日本研究・知的交流部門からの最近の報告はこんな感じ・・・







  • シンポジウム 「社会的企業が拓く日韓の新たな出会い」開催報告

  • 国際シンポジウム「平和のための文化イニシャティブの役割~日独からの提言~」 開催報告

  • 国際シンポジウム 「人の移動と文化的アイデンティティ~日独社会への示唆~」開催報告

  • 平成19年度日韓交流事業 「日韓両国の高齢者福祉 ~ 映画『折り梅』をめぐる対話~」

  • 日本アセアン・フォーラム―東アジア共同体形成のためのパートナーシップ





文化事業はこちら、日本語教育はこちらから一覧をご覧になれます。








ブログでは気軽な報告を、JF便りでは当日の様子を皆様にご報告できるよう、これからも努めて参ります!


暑い夏には、気軽に自宅からアクセス!


ではでは~





Thursday, June 25, 2009

 デザインとは社会の仕組みをつくること






こんにちは、松岡です。


このブログ、どんな方がご覧になってるのか、アクセス解析を定期的にやってます。


自分も含め、webをみるときって、定期的にサイトを覗いているとき以外は、大体、「検索」から入りますよね?


そこで、どんな検索キーワードでうちのブログに来てる人が多いかな、と思って調べてみたところ、





なんと一位は・・・


「インタビュー 菊地敦己」


でした。





さすが菊地さん! 

今や大人気のデザイナーですね*1


菊地敦己さんは、僕が昨年まで担当してた「横浜トリエンナーレ2008」のポスターデザインや会場サイン、グッズ、スタッフTシャツ等、もろもろを担当してくださってた方です。


菊地さんと話しているといつも思うのが、普通のデザイナー、というよりはご自身独特の世界観をお持ちの方で、デザインすることを目的としているというより、デザインを通じてその先の何かを提示しようとする、そんな印象を持ちます。とても面白い方ですね。





そんな菊地さんに、かつてインタビューを敢行したことがありました。


こちら




短い内容ではありますが、菊地さんの頭の中を一瞬垣間見えるような、そんな気がします*2








さらに興味を持った方へ。








実はこのたび、菊地さんが初の作品集を出されました。






PLAY

PLAY










こちら149ページには横浜トリエンナーレのグッズ類もありますよ。





この本は、もちろん作品集としてキレイだし面白いのですが、個人的にはそれ以上に巻末のインタビューが興味深かったです。菊地ワールド全開です。


気になった部分や共感した一部分を抜粋しますと・・・






(菊地氏が「スタジオ食堂」を脱退した後の状況に対して、当時は)


・・・アートをわかりやすくして一般化しようという動きが多かった。でもそれはアート本来の価値ではないはず。安易な説明を加えたり、社会的な価値の中に組み込んでも、誤解しか生まない。アートを伝えるということは「そもそもアートは難しいんだ、難しくないものなんて面白くない、わからないものに向き合って考えるから面白い」ということだと思うんです。超一流のものは論理を突き抜けた強度を持っているかもしれませんが、新しく生まれつつあるものはそこまでの力を持ち得ないし、難解で不可解なのが当たり前。そこにものを考えていく面白みを発見していくことを伝えるのがプロデューサーの仕事だと僕は思う。



ここで菊地さんがおっしゃっている「難解でいいんだ」という話は、その後の「余白をあえて残すデザイン」や「何かが欠如している状況」というものにつながっていきます。



(デザインにおける余白について)


ずっと、余白は空間として設定していて、空間の存在として扱ってました。でも最近は、存在というよりもむしろ欠落として使います。余りの部分ではなくて、あるべきものがそこにない状態、足りてない感じですかね。


・・・


確かに、気持ちいいと思うものには足りてないもののほうが多いですね。むしろ、完成させてしまうことに違和感を感じます。もっといえば、「完成」という考え方自体が工業的だと思うんです。



「完成」という考え方自体が工業的、という表現が絶妙だなと思いました。


常に変わり続け、更新され続けていくものであふれている今の社会ルールを認識して、菊地さんは自身の行為にも反映させていきます。





続きに興味のある方は、是非読んでみてください。




*1:基金を知らなくても菊地さんを知らないデザイン関係者はいないでしょう・・


*2:当時発売の遠近でも一部インタビューが掲載されてます





Tuesday, June 23, 2009

リノ・ブロッカ? マニラ・光る爪



 お久しぶりです。Mです。


 先日、こちらでも紹介しておりました、『国際交流基金提供アジア映画よりアジア映画の巨匠たち』@アテネ・フランセ文化センターに、仕事の帰りに行ってきました。


 私、勤務開始1年生のときにすぐ海外出張に行かせてもらったんですが、その行き先がマニラでした。生まれて初めてのフィリピンは、ちょうどクリスマスシーズンで、街中に電飾の飾りつけがありました。飛行機の窓から見ると、オレンジの光のつぶつぶにふわっと包まれたマニラ、、美しかったです。








 ちなみに、その出張、滞在時間は確か、JUST 12時間くらい。。。。





 なぜかといいますと、出張の目的がずばり!








 映画祭のために借りたフィルムをマニラに返しに行く。








 というミッションで。


 


 それって、無駄な出張じゃないの、って思われそうですが、私が運んだフィルムは、この世に現存するたった一つのプリントで、人間が運ぶならOKっていう条件でフィリピンからお借りしたものだったんですねー。懐かしい。多分、今思えばリノブロッカの映画だったんんじゃないかと思うんですけど、、、違ったかもしれません。


 出入国審査のエックス線になんか気を使ったのと、日本の税関で(あれ?借りに行ったのだったでしょうか。。記憶が。。)価値が分からないとか言われて、関税ゼロで入ったような、薄い記憶が。フィルムの缶が8巻分くらいあって、なんか重かったような。。








 まあ、とにかくそういうわけで、勝手に親近感を感じているフィリピン映画。この作品は小説がもとになっていまして、翻訳は購入可能です。
















 


 


 美しい海のある田舎で、恋人がマニラに働きに行ったまま音信不通になってしまい、主人公は後を追ってマニラに彼女を探しにきます。


 


 工事現場で働いたり、体を売ったり、日々のお金を稼ぎながら、マニラで知り合った仕事仲間や友達に助けられつつ、やっと見つけた恋人は、昔とは状況が変わってしまっていて、しかも愛人の中国人に半ば監禁されているような状態。一緒に逃げようとするんですが、結局はうまく行かず、最後は主人公はその中国人に復讐をしてしまいます。








 私は、最後の数分間の構成がツボでした。





 今回はもう上映はありませんが、また次の機会がありましたら、是非ごらんになってみてください。70年代マニラの街の雰囲気もよくわかって、その点でも興味深い映画です。


 





Friday, June 19, 2009

美しいが青くはなかった?、ドナウの国。



こんにちは、みかんです。ブログにはすっかりご無沙汰してしまいました。


突然ですが、これなんでしょう!?いったい何語・・・???


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実はこれ、先々週のとある出張先で、思わずクルマの絵がかわいかったので道端でパチリと撮ってしまいました。

ヒントは、ヨーロッパの国、ドナウ川の流れる都市。*1


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ピアノでも有名な作曲家フランツ・リストの国、料理といえばパプリカ、グヤーシュ、フォワグラ・・・


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さてここまでくればわかるでしょうか。


答えは。ハンガリーの首都、ブダペスト!


それにしても6月のヨーロッパって、なんて美しい季節なんでしょうね。緑が生い茂った並木道、早くもテラスで食事を楽しむ人々が溢れています。


そんな初夏に向かうブダペストでも、実はジャパンファウンデーションの主催する展覧会が一つ、行われたんです。


WA:現代日本のデザインと調和の精神」と題したこの展覧会、ブダペスト工芸美術館で4-5月末にかけて開催されました。


この美術館、現地でも大切にされているアール・ヌーヴォーの見事な建築なんです。

詳細はキュレーターの一人である川上典李子さんもFIGAROのサイトでご紹介くださっていますので、ご覧下さい。それにしても、すてきな写真がたくさん!!*2





ちなみに、初めの看板をじーっと見てくださった皆様、ハンガリー語は、


赤字が、「自動車出口」


黒字は、「(車が出られるようにスペースを)あけておいてください」


という意味だそうです。





最後まで読んでくださって、Köszönöm(クスヌム:ありがとう)!


また続編で、展覧会の舞台裏エピソードもお届けしたいと思いますので、お楽しみに♪




*1:今年は日本・ドナウ交流年。前号(4月)の『をちこち』もドナウ特集でした♪→http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20090401


*2:ぜひ一番最後までスクロールしてくださいね。とびっきりキュートな写真に癒されます。





Thursday, June 18, 2009

エコ隊、出動です!



こんにちは、おひさまです。*1

最近は「エコ」についてテレビや雑誌、店頭で見かけない日がないくらい、一般的な用語になってきました。朝のラジオでも最近「エコ」関連の話が多いなぁと思っていたら、6月は「環境月間だったのです☆*2 と、いうことで本日はオフィスの「エコ」を拾ってみました~ o(・_・= ・_・)oきょろきょろ


まずはお馴染み「クールビズ」!


基金でも6月~9月まではクールビズを実施中です。おひさまは女子(一応、笑)なのでそんなに実感しませんが、男性陣はやっぱりネクタイがなくなると違うものでしょうか。


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↑↑↑ちょうど立ち寄ってくださった基金エコチームの発起人を激写!


さすがにアロハシャツまではいませんけど、ノーネクタイ・ノージャケット・半袖シャツが主流になってくる予感。


続いて「冷房28℃設定」!


エレベーターホールなどは涼しめな設定ですが(暑い外からいらっしゃるお客様もちょっと一息)、仕事をするオフィススペースは28℃設定が励行されています。


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↑↑↑実際28℃では、日当たり具合やオフィスの熱気(!)次第で結構暑くなるので、適宜調節してますが、おかげで「ガンガンに冷えた部屋で、ひざ掛けをして震える職員」という光景は見当たりません。


これ海外出張とかすると、結構実感するんですよね。真夏なのに、部屋の冷房が効きすぎて、長袖ジャケット+ホットコーヒー飲んでも寒いとか。寒いのが嫌いなおひさまには辛くて、日本のエコ浸透っぷりに感謝します。


さらに↓↓↓「マイカップ運動」!


お茶を飲むのに毎回ペットボトルを買うのも勿体無いし、最近はおしゃれなタンブラーも多くてすぐに欲しくなっちゃうし(←あ、無駄買いはエコじゃないけど)。おひさまは地元LOVEっぷりを発揮して、スター●ックスさんの静岡限定タンブラーを使ってます。ミカン色なの♪


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他には「ペーパータオルを使わずハンカチを持参!」とか「ゴミは分別!」とか「そもそも残業を減らす!!」とか。


個人的に「エコバッグ」してる方も多いと思うのですが、そんな時にはこんなのもあります↓


「基金手ぬぐいでエコ☆ http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080130

有志で集まったエコチームも、“出来るところからちょっとずつ”地道な活動をしています。*3


「エコ」を掲げつつも、皆に優しい環境にできたらいいな~☆




*1:今日みたいにどんより曇りな日は、この名前を使うのが微妙~な感じですね。苦笑


*2:ちなみに6月5日は「環境の日」♪


*3:チャリ+ランニング通勤の猛者もいますが・・・





Wednesday, June 17, 2009

音楽にできること



 こんばんは。Mです。


 

 さて、先日普段から大変お世話になっている外務省の方からご招待をいただき、同省で行われた五嶋みどりさんの活動報告会に参加してきました。*1




 五嶋みどりさんは、世界的に有名なバイオリニストであることはいまさら私が説明することはないのですが、通常の演奏活動のほかにミュージック・シェアリングというNPO法人を立ち上げ、子どもたちに音楽を届けるという活動を行っていらっしゃいます。*2







 その活動の一環として2008年12月に 「インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメントプログラム*3」としてインドネシアでたくさんの学校、孤児院、病院、障害者施設などを訪問し、コンサートなどを実施されたのですが、そのときのメンバーとともに、現地でのアレンジに奔走された外務省の方へのお礼をこめて、活動報告と意見交換会&演奏会を、ということで外務省を訪問されたのでした。








実はこのプログラム、国際交流基金も資金面でお手伝いしております。


http://performingarts.jp/J/topics/jfsupport/kaigai08_3.html


↑上から二つ目。こうやって見るといろいろあります。











 で、その報告会ですが、私、Mは五嶋みどりさんのコンサートに1度だけ行ったことがあるのですが、コンサートホールでみるみどりさんは、とても大きくて、気迫があって、すごーい大人の人だーと思っておりましたが、今回近くで拝見したみどりさんは、可憐な少女の雰囲気の、華奢でかわいらしい方で、舞台の上でどうしてあんなに大きく見えるのか不思議でした・・・。そして、音楽を通じた社会貢献について、純粋な気持ちで取り組んでいらっしゃるというのが伝わってきて、演奏のすばらしさに加えて、お人柄のすばらしさにだいぶ感動してしまいました。





 きっと、神様に選ばれた才能のある人というのは大きな使命がこなせる人なんですね。。








 で、帰りの丸ノ内線でお花を持ったグループに遭遇。なんと!!五嶋みどりさんたちのグループで、同じ車両だったので話しかけようかどうしようかなんか迷ったものの、小心者なので話しかけられず。残念でした。。。


 




*1:写真がNGだったので、文字ばかりでごめんなさい。


*2:平成8年には国際交流基金奨励賞も受賞されています。


*3:尚、このプログラムに参加するほかの演奏家は公募されているようです。





Friday, June 12, 2009

 6月20日、小倉紀蔵先生講演会!



こんにちは。


みなさんは小倉紀蔵先生をご存知ですか?


知らないという人もいるかもしれませんが・・・


小倉先生は韓国好きピープルの間では知らない人のいない!有名人です☆


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小倉先生





小倉先生は、東京大学のドイツ文学科を卒業後、電通に入社。


その後、電通を退社し、韓国ソウル大学に留学。


ソウル大学大学院で東洋哲学を学んだという異色の経歴の持ち主です。





そして、帰国後は大学で教える傍らNHKテレビ・ラジオ「ハングル講座」の講師として活躍。


ここで小倉先生を知った、あるいは小倉先生によってハングルの世界に導かれた人がどのくらいいることでしょう!!


私が2002年頃に独学で韓国語を始めたときは、毎日ラジオから流れる小倉先生の声を必死で聞いていました。


小倉先生ありがとう(涙)





しかし、先生の専門は韓国語ではなく、「哲学」です。


「哲学」で韓国を見ていくというアプローチが決してわかりやすいものではないにも関わらず、


多くの人が小倉先生の本を手に取るのは、その面白さからです。


『韓国人の行動を「陰と陽」で見ていくとすべて説明できる』(※1)という理論は目から鱗でした。





その小倉先生が昨年、日韓文化交流基金で講演会をされたときに、


「日韓交流おまつりは、大変すばらしい催しだった。韓国で日本のおまつりを見せるなんて、


自分のように韓国をよく知っている人間にはとても信じられない発想だったが、


やりたいと言い出した人たちがいて、本当にできてしまった。


ソウルの大学路でねぶたにくっついて踊る韓国人を見て、


ひとつの歴史が変わったのだという思いで興奮をとめられなかった」と話されました。





この日韓交流おまつりとは、2005年の日韓友情年に


「日本のおまつりを韓国に持っていって、お互いのおまつりを見せ合うイベントをやろうじゃないか」


ということで、ソウルで開催されたものです。


2005年のおまつりが好評だったため、それから毎年開催され、今年はついに日本で初開催されることになりました。


日韓交流おまつり2008公式サイト http://omatsuri.kr/jp/





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秋田の竿灯がソウルの空に上がりました





韓国を深く愛しながらもクールな見方もされ、『日中韓はひとつになれない』(※2)と言い切る小倉先生の


珍しく(?)熱い語りにびっくりすると同時に、とてもうれしく思いました。


なぜなら、私もそのときねぶたにくっついて韓国人と一緒に踊っていた日本人のひとりであったからです。(※3)





今回の講演会をお願いしたときに、小倉先生は


「日韓交流おまつりに関しては、なかなか日本のみなさまにお伝えする機会をつくれないので、


このような機会を与えて下さったことに関して感謝します。」と言ってくださいました。





今回の講演会では、「日韓交流おまつり」に限らず、日本と韓国のまつり文化全般についてお話いただくのですが、


小倉先生のことですから文化、哲学、政治、経済を横断するオモシロイ話が聞けるに違いありません☆





韓国に興味のある方、文化交流に興味のある方、韓国哲学に興味のある方、小倉先生のファンの方、


とにかくちょっとでも興味のある方はぜひぜひ参加してください。


もうすでにかなりの申込みが来ていて、中にはなんと韓国から来てくださる方もいらっしゃいます!


講演の後には交流会も予定していますので、韓国通にもなれるかも*^^*





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小倉紀蔵氏講演会「日本と韓国、まつり文化を比較して」


http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/0906.html


お隣同士である日本と韓国。しかし、韓国には日本にあるような「おまつり」


がありません。そのかわり、韓国には日本とは少し違うまつり文化が存在して


います。





日韓友情年であった2005年に「日韓のおまつりを集めて盛り上がろう」と「日


韓交流おまつり」というイベントが韓国のソウルで初めて開催されました。


日本のねぶたや竿灯がソウルの空に煌き、日本人と韓国人が一緒になって踊り


歩いたこのイベントは、昨年まで4回開催され、今秋には日本での初開催も予


定されています。





今回のイベントでは、今まで日本ではあまり語られることのなかった、日韓の


まつり文化を題材に、『お祭と祝祭が出会うとき―日韓のまつり文化を比較し


て』(アドニス書房)を監修された、韓国研究者の小倉紀蔵氏に講演していた


だきます。





2009年6月20日(土)14:00~16:30


入場料: 会員:入場無料 非会員:200円(当日入会可)


会場:ジャパンファウンデーション JFICホール[さくら]


http://www.jpf.go.jp/j/about/outline/contact/map.html





※準備の都合上、6月18日(木)までにお申込みをお願いします。件名を「6月


のイベント」とし、Eメールjfscmember@jpf.go.jpまたはFAX:03-5369-6048ま


で、お名前と連絡先、会員IDを明記してください。


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※ 1. 『韓国は一個の哲学である』より。かなり昔に読んだので多少表現が違っているかも・・・。


※ 2. 昨年12月に発刊された小倉先生の著書。


※ 3. 私事ながら、日韓交流おまつりに参加しています。





Wednesday, June 10, 2009

 カナカナ ムマハミニャ? 「アジア映画の巨匠たち」



こんにちは。最近のブームはみたらし団子、ズッキーです。

おひさまさんは昨年富士登山が中止になってしまったとのことですが、私は昨年の夏、富士山に登りました。*1


普通のスニーカーで登ったため、靴はぼろぼろ、足には水ぶくれ・・・登山なめたらかんわ、と思いました。








私は、登山は特に趣味というわけではないですが、映画を観るのはけっこう好きです。


ということで、昨日から始まっている「アジア映画の巨匠たち」の告知です。





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詳細はこちら




マレーシアの映画『ムクシン』のヤスミン・アハマド監督*2


先日のサポーターズクラブイベント「国際文化交流最前線の舞台裏 クアラルンプール日本文化センター編」で、アハマド監督が制作したテレビCMが紹介されていました。CM監督出身なんですって。





多民族国家マレーシア。


先日のイベントでは、「Kanak-kanak memahaminya(カナカナ ムマハミニャ)」というコピーのCMが3本紹介されていましたが、どれも、人種の違う子供たちが登場し、インタビューに答えていくというシリーズ。


そのうちの1本、中国系とマレー系の男の子たちが出てくるCMをちょっと紹介します。









「あなたのベストフレンドは誰?」


 ――彼だよ。


「じゃあ、彼の人種(race)は何?」


 ――レースって何?カーレース?





そして最後に流れてくる「Kanak-kanak memahaminya(子供たちは知っている。)」というコピー。









他民族国家のマレーシアには様々な民族の人々がいますが、子供たちはそんなこととは関係なく仲良く過ごしている、本質をわかっている、というようなメッセージが込められたCMでした。





呪文のような言葉、カナカナ ムマハミニャ。


人種とか宗教とか性差とか、気にしているのは大人たちだけで、一見何も知らないように見える子供たちこそが、本当は一番本質をわかっているのかもしれない・ ・ ・ 経験や知識を積んでいくうちに、私たちは自分たちでも気づかないうちに、何かに染められてしまい、それに囚われながら生きているのかもしれないなぁ、なんて考えました。


子供の純粋さには、本当にドキッとさせられることがありますよね。


(ちなみに、このCMも他のCMも、YouTubeで「Yasmin Ahmad」で検索すると映像が見られると思います☆)





「アジア映画の巨匠たち」、私も今週末に観に行こうと思っています。


マレーシアだけでなく、韓国、インドネシア、タイ、フィリピン、インドの映画も観られます。





皆様、ぜひ足をお運びください♪









Next ズッキー's Hint!





⇒【インタビュー報告&告知】 外国人による日本語弁論大会@函館 テレビ放映します!








*1:なんと皇太子さまも同じ日に富士登山されていたのです・・・びっくり! ⇒産経新聞の記事


*2:アハマド監督はブログもやってらっしゃるようです。http://yasminthefilmmaker.blogspot.com/ 小津安二郎監督のことが・・・!





Monday, June 8, 2009

国際協力キャリアフェアin京都 2009



 こんにちは。久しぶりに登場します、クンシです!





 さて、私のいる人事課では、来る6月13日(土)に、京都で開催される「国際協力キャリアフェア in 京都 2009」]に出展します!




 そもそもこのイベントは、昨年まで東京にて国際開発ジャーナル社*1JICAが中心となって開催してきた企画ですが、初の関西版が実現したとのこと*2





 ジャパンファウンデーションの他にも、外務省、JICA、国際機関(世界銀行、UNDP、UNICEF等)やNGOの、計9団体が出展します。


 国際分野で活動をしている団体を横軸で比較できますので、団体によってどういう違いがあるのか、どこが自分に合っているのかなどを理解する機会にしていただければ、幸いです。





 「国際協力に関心を持ち、将来、国際協力の分野で活躍したいと考える方」方が対象で、就職活動生に限っていないのが特徴かもしれませんね。今後就職活動を始める学生の方はもちろんのこと、現在お勤め中で将来的に国際協力分野に携わりたいとお考えの方も、ぜひご活用ください。


 


 午前中は、シンポジウム「日本の国際協力の現状と求められる人材像」、午後に、キャリアセミナーが団体別に会場を分けて開催されるとのこと。午後には1回60分のセミナーを各団体が計3回開催しますので、1人当たり最大で3団体の話を聞くことができます。





 当日はクンシも出張する予定です。ぜひ周りで国際協力・国際交流に関心のある方とお誘いあわせの上、ご参加ください!





※「国際協力キャリアフェア2008」でのセミナーの様子(11月開催とあって、リクルートスーツの現役就職活動生の参加が中心でした。)


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*1:国際分野に関心のある就職活動生にはお馴染みの『国際協力ガイド』を出版している出版社です。


*2:今回のイベントの主催者は立命館大学ですが、立命館大学以外の学生さんや一般の方も参加できるイベントです。





Friday, June 5, 2009

Interview with our newest Intern!(インターンに即席インタビュー♪)



今日はちょっと番外編。

おひさまのいる日米センターに新しくいらした、インターンの方を紹介したいと思います*1\(^▽^)/


5月中旬から、和英翻訳を含め色々とお手伝いしてくれている、Lさん。早速お話を聞いてみました☆

---Would you please tell us a bit about yourself?(まずは自己紹介を!)*2


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Sure! I'm from Vancouver, Canada, graduated from the University of British Columbia (History and Asian Studies), then came to Japan as an ALT on the JET Programme. After one year I moved to Tokyo, and have worked as a teacher over the last 5 years. Currently, I'm a MA Candidate in the Graduate School of Asia-Pacific Studies at Waseda University.

(カナダのバンクーバー出身で、大学卒業後、JETプログラムのALT(外国語指導助手)として来日しました。1年後に東京に引越して、5年間英語を教えています。今は早稲田大学のアジア太平洋研究科修士課程に在籍中です。)*3




Hmm...what else?? Things that stimulate my interest: reading, traveling, food, cooking, friends, shopping, chatting, anything outdoors, my motorcycle, sports, movies, art, music, dance... and the list can go on!


(えぇっと、他には?好きなことは、読書、旅行、食べ物、料理、友達、買い物、おしゃべり、アウトドアーなもの何でも、あとバイクでツーリング!、、、まだまだ続くけど。)



---So far, how are you enjoying working in the Japan Foundation?(基金、どうですか?)



It's been great so far! I've been welcomed into the CGP department from the start and feel a part of the team already. Being a graduate student, I find the programs run out of the Intellectual Exchange Department and CGP very interesting. Japanese is unfortunately my weak point and poses a HUGE learning curve, but I hope to learn a lot from the bilingual nature of the work.

(日米センターの皆さんに迎えてもらって、素晴らしい経験をしています!大学院生だから、日本研究・知的交流関係の事業はとても面白そう。日本語が苦手だからそこが問題なんだけど、バイリンガルな環境*4で色々学べたらと思って。)




One huge hurdle (on which my fantastic neighbour encourages me daily, but I have yet to try)...is answering the phone! Wow, how can such a little task be so daunting??

(おっきな壁は、電話をとること!(隣の席ですごく応援してくれてるんだけど)なんでそんな小さなことが難しいの?って思うくらい・・・。)*5



---I know working in an office is quite different from being a student, but with your experience of teaching English at a junior/high school in Japan, have you found any similarities/differences/surprises?(日本の学校で英語を教えていらっしゃるけれど、会社(オフィス)で働くのはやっぱり違う?似ている?)



Well, many don't realize that 90% of a teacher's job is about planning and making necessary curricula, lessons, and tests, and all the paperwork necessary to implement it! Making it come alive in the classroom is really the last step. This means that most of the work gets at a desk, in an office, in front of a very trusty computer with (hopefully), great access to pic art!


(あんまり知られてないんだけど、先生の仕事のうち90%は、カリキュラムを立てたりテストを作ったりのデスクワークなの。教室で実際に教えるのはほんとに最終部分。だから先生の仕事の友は、写真とかイラストにすぐアクセスできるパソコン!)




So the structure of the work is very similar: communicating, organizing, time-management, attention to detail... really, checking off the check-boxes. However, the audience is very different. Working for a post-secondary, social, governmental audience in international exchange and communication is new, exciting, and very stimulating!


(だから、仕事の仕組みは学校でも会社でも似ていると思う。コミュニケーション、物事の取りまとめ、時間の管理、細部に気をつけること・・・結局やるべきことを一つずつやっていくだけ。でも「観客」は全然違うよね。高校生以上の、しかも公的機関として知的交流分野にいるのは、新しい経験だし、刺激になります。)



---Does your home country (Canada) have similar organization like us?(カナダにも、基金のような機関ってありますか?)



Yes. Too many grants, council, departments, and organizations to name! Maybe the Canada Council would be the closest one to JF?


(名前を挙げきれないくらい、色々な助成金や委員会や組織があるけど、基金に一番近いと言えば、カナダカウンシルかな?)



---Have you encountered any stereotypes about Canada in Japan or about Japan in Canada? (Well, I have to admit myself thinking about maple syrup...)(日本で出会ったカナダへの偏見、カナダに残る日本への偏見ってありますか?)



Oh yes! Maple syrup, cold weather (Canada cannot have a summer surely!), and blond, blue-eyed Inuits to name a few. But these have come mostly from my former teenage students, and I have educated them otherwise =) About Japan - well, thankfully none lately!


(もっちろん!メイプルシロップとか、1年中寒いとか、金髪・青い目のイヌイットとか。でもこういうのはほとんど私の10代の生徒達からで、もうバッチリ教育したから大丈夫(笑)日本については・・・最近はあんまりないかな。)



Lさん、ありがとうございます!また今度はぜひ日本語で基金をレポートしてくださいね(*^-^)ニコ ←笑顔でプレッシャー


それにしても、海外でも日本が「ゲイシャ」や「フジヤマ」だけでないことが知られてきたんでしょうか?個人的にも初めての「外国」がまさにカナダ、バンクーバーだったので、とっても思い出深い国です♡


基金の海外事務所、トロント日本文化センターでも、6月9日まで「Passage to the Future: Art from a New Generation in Japan」を展示してます!お近くにお住まいの方はぜひどうぞ♪




*1:インターンの個人でのお申込、お問い合わせ、受入には応じていません。悪しからずご了承ください。


*2:カナダ人なのに頭から米国旗になっちゃった・・・日米センターだから、ごめんなさい!


*3:適当な和訳をお許しくださいm(__)m 翻訳こんにゃくが欲しいなぁ


*4:日米センター、確かに文書やEmailは和英半々くらいな感じかも。


*5:隣の席=おひさま(笑) 電話、私も入社当初は怖くてとれなかったなぁ・・・。





Wednesday, June 3, 2009

  いよいよ始まりました。






こんにちは、松岡です。





品川の原美術館にて、5月20日から「ウィンター・ガーデン」展が始まりました。


オープンから2週間経ちまして、多くの方が会場に足を運んでくださってるようです。





今日はそんな方々のコメントを、一部ご紹介します。





まずは、雑誌ブルータスの副編集長鈴木芳雄さんのブログ。鈴木さんは松井みどりさんのトークにもおこしくださいました。



美術評論家の松井みどりさんがキュレーションした展覧会であり、国際交流基金の主導で海外を巡回することを目的としている。


松井さんといえば、2年前に水戸芸術館で「マイクロポップ展」を企画し、話題になった。今回はその発展系であり、巡回展対応版であるといえる。


フクヘン。―雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ 5月25日より

ブログでも触れていただいておりますが、原美術館での展示の後、9月のドイツ・ケルンを皮切りに、イタリア・ローマ、イギリスへと海外巡回を開始します。








また今回の展示の中では、八木良太さんの作品「VINYL」が一日数回実演されます。


実際にご覧になった方のブログ記事もありました。



原美術館といえば、水曜日の夜間開館がうれしいのです。


というわけで、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」に行ってきました。


のっけから↑の看板です。


八木良太さんの代表作「VINYL」。


映像は見たことあったのですがまさか、実際に音を出してるところがみられようとは。


というのも、最初は映像と展示されているレコードプレーヤーだけだと思ったらなんと実演をしていたのです。


館内にアナウンスが流れて19時から実演があるとのことで1階へ駆けつけてみました。


八木さんが来てるのか?と思ったらそうではなく学芸員の方がレコードプレーヤーの奥の冷蔵庫から、氷のレコードを取り出して実演がスタートです。


すごい!氷だってのにちゃんと音が鳴るのです。


でも、すぐに溝が切れてフレーズがループされるのです。


ここからが真骨頂。ループしたフレーズのループで繋がる箇所のノイズが回転を増すごとに徐々に大きくなってくのです。


と同時に明瞭だったフレーズがだんだんとノイズにすこまれてく。


レコードという回転の時間軸の再生に、氷の溶解という崩壊の時間軸が重なることの面白さ。


これが実感出来ただけで今日は来た甲斐がありました。


あお!ひー 5月27日より

オープニングの際には八木さんご本人もいらっしゃってましたが、かなりイメージどおりに音が出て、ループしてるというコメントがありました。是非会場で実際に、氷のレコードの音を体感してみてください。








さらにさらに、





なんとあの辛酸なめ子さんも会場に足を運んでくださっていたようです!






出展者の友人Aさんに会えるかなと思ったのですが会えませんでしたが


展示はあの屋敷の空間をうまく使っていておもしろかったです


この原美術館のカフェで飲食している人は全員セレブに見えるし


この美術館の来客者はおしゃれでルックスが良い人が多く目の保養になりました


原美術館やワタリウムなどでファッション雑誌の街角スナップをやったら


レベルが高いと思います


その日の服の組み合わせに自信がなかったので早々に退出。


庶民として・・・辛酸なめ子の女一人マンション 5月24日より




確かに原美術館は、元々住宅として使用されていた建物なので、晴れた日などは庭にも出れて雰囲気が最高にいいです。


カフェのお話も出ていましたが、それに関して一つお知らせ。





僕も知りませんでしたが、原美術館では展覧会にあわせて、毎回期間限定のケーキを作っていて、今回も「ウィンター・ガーデン」のコンセプトにあわせたケーキをカフェでご提供中です。



ひととおり観て,カフェで休憩。ケーキセットを食べました。


原美術館のカフェは催しにあわせたイメージケーキというのがあって


もちろんそれにしました♪


チーズケーキに下はチョコのスポンジ。


美味しかったです。


日々ノート 5月25日より

「日々ノート」さんのブログでも紹介されているので、是非ご覧&ご賞味ください。











最後に一つ、全く関係ないですが、辛酸なめ子さんのブログのプロフィール。



一見、「住宅」には何の関連もなさそうだが、実は私生活では、26歳で格安マンションを購入。そのローンも完済して売却し、新しく購入したマンションに引越したなかなかのマンション通でもある。





「ウィンター・ガーデン」という一言でも、いろんなブログが出てきますねー*1





会期は7月20日までですので、まだの方は是非行って、ブログで感想等お聞かせ下さい。




*1:例えばTBSアニメーションの「ウィンターガーデン」とか。他には社交ダンス専門店とか漫画版ウィンターガーデンのページとか。





Tuesday, June 2, 2009

「をちこち」29号は6月1日発売です。



f:id:japanfoundation:20090602135545j:image





今回の特集は


「世界と出会う歌舞伎」


1928年のソ連公演にはじまり、2009年3月のNINAGAWA十二夜ロンドン公演にいたるまで、伝統を大切にしつつも、「現代」と「世界」を見据え、変化をとげていく歌舞伎の姿を追いました。


何より豪華なのは、市川亀治郎×尾上菊之助×長谷部浩というスペシャルトーク


「海外公演のおかげで歌舞伎の本質が見えてきた」(16ページ)です。


えぇ(♡)市川亀治郎さんと尾上菊之助さんのお二人ともが登場し、NINAGAWA十二夜?ロンドン公演にはじまり、歌舞伎の本質とは何か、今後の海外公演や他分野とのコラボレーションの可能性も含めて、歌舞伎にかける熱い思いを伺いました。


お一人ずつのインタビュー記事は他にもあります。が、


お二人が語り合う、という記事は他では読めません!


演劇評論家である長谷部先生のご尽力で実現した、この夢の競演♡♡


NINAGAWA十二夜ロンドン公演から帰国された4月に収録しました。


たった1時間とは思えない、密度の濃い時間でした。





長谷部浩先生には、NINAGAWA十二夜・ロンドン公演のレポート


NINAGAWA十二夜は、怖れを知らぬ冒険か」(10ページ)もご寄稿いただきました。


この企画がどのようにはじまったのか、シェイクスピアの本場であるロンドンで公演するということ、その公演前の舞台裏事情、そして、ロンドンにおける劇評のあり方、(「歌舞伎公演」としてではなく、過去のシェイクスピア上演史のなかで評価された。)ということまで、読み応えたっぷりの6ページです。





NINAGAWA十二夜の舞台美術を担当した、金井勇一郎さん(金井大道具)のインタビュー記事もあります。


「舞台美術家としてNINAGAWA十二夜の舞台を作る面白さ」(36ページ)。


革新の舞台作りを貫く、その心意気がかっこいい。


7月18日のJFサポーターズ・イベントにてお話していただくことも決定しましたので、ぜひご参加ください!!(詳細が聞まったらHPに掲載します。)


金井さんと言えば、こちらのPerforming Arts Network Japanのページにもインタビュー記事が掲載されています。


「をちこち」では、ここのインタビュー記事を一部抜粋&ロンドン公演後に改めてお話をうかがい、充実の6ページの記事を作りました。








「世界と出会う歌舞伎」といえば・・・・


中村勘三郎坂東玉三郎の両氏についても取り上げました。


共同通信石山俊彦さんは、


「「日本の梅蘭芳」玉三郎昆劇が中国を魅了した」(31ページ)にて、


昆劇との出会い、どのように言葉を習得し、そして中国の観客を魅了していったのかを、


毎日新聞小玉祥子さんには、「アイデア、実行力、俳優としての力量。勘三郎は走り続ける」にて、2004年、2007年のニューヨーク公演、そして、2008年のヨーロッパ公演を中心に、挑戦し続ける姿を執筆いただきました。





では、歌舞伎の海外公演といっても、実際に海外でどのように受け入れられたのでしょう?アメリカにおける歌舞伎公演の数々をプロデュースしてきたピーター・グリリ氏(ボストン日本協会)は、


「歌舞伎はアメリカ人の心の中に深く入り込んだ」(52ページ)として、自らの経験を語ってくれました


また、パトリック・ドゥ・ヴォス氏(東京大学)には、


「フランスの演劇人たちは歌舞伎に何を見出してきたか」(56ページ)で、歌舞伎が西洋(特にフランス)の舞台にどのような影響を与えたのか、太陽劇団やベジャールを含めて、具体的なお話を聞かせていただきました。


他にも、河竹登志夫先生(早稲田大学名誉教授)のインタビュー記事もあれば、神山彰先生(明治大学)が歌舞伎の海外公演の変遷についての記事を執筆いただくなど、読み応えたっぷりです。


ぜひぜひ手にとってくださいね。








最後に、一言。


かっこよかった~!!!


(基金で働いていて、よかったです。)





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