こんにちは。三富です。
先日オレペコさんが、日本とブラジル、新しい百年がいま・・・で、日伯交流年を紹介されていましたが、2008年は、ブラジルの他にも、カナダ(日加修好80周年)、フランス(日仏交流150周年)など、日本と各国との周年事業が満載です*1。
なかでも私が注目しているのは、日本インドネシア友好年。
この日本インドネシア友好年は、1958年の「日本とインドネシア共和国との間の平和条約」、「日本とインドネシア共和国との間の賠償協定」への署名・発効により、日本とインドネシアとの間に外交関係が開設されて今年で50周年を迎えることを記念し、「新たな半世紀に向けて」をテーマに両国のさらなる交流の促進を目指すものです*2。
さて、なぜ私がこんなにインドネシアに注目しているかというと、、、
昨年BBCワールドサービスが27カ国2万8000人以上を対象に行った調査によると、日本に対して最も肯定的な見解をもっている国が、なんと、インドネシア(84%)だったから*3!
インドネシアに次いで、カナダ(74%)、ケニア(74%)、フィリピン(70%)、チリ(69%)などがありますが、インドネシアで84%の人が日本を肯定的に捉えているというのは、意外ではありますが、非常に嬉しく、喜ばしいことですよね。
調査を企画した、国際政策指向プログラム(Program on International Policy Attitudes: PIPA)のカル代表によると、
「日本、フランス、EUといったソフトパワーを通じて世界に関わっている国々は、一般的に肯定的に見られる傾向がある」
とのこと。
先週NHKのプレミアム10『絆・被災地に生まれたこころの歌』でも紹介されていましたが、インドネシアでは五輪真弓の「心の友」が老若男女に愛される大ヒット曲だそうです。
音楽というソフト・パワーを通じた交流も、対日好感度の向上に一役買っているのかもしれませんね。
さて、この日本インドネシア友好年を機に、「心の友」といえるほどに両国の友好関係がますます深まることを目指し、国際交流基金も様々な事業を実施します。一例をご紹介すると、
・ J-POP紹介ラジオ番組「東京ビート」放送(通年)
・ 日本のおもちゃ展
・ 日本現代写真展
・ 津軽三味線コンサート
・ 現代ダンス公演
・ 日本研究ワンデーセミナー
・ 子供絵画展
・ 歌舞伎デモンストレーション
・ 日本の若手アーティスト展 などなど*4
今年は、是非インドネシアにもご注目ください!
*3:これは、英国、カナダ、中国、フランス、インド、イラン、イスラエル、日本、北朝鮮、ロシア、米国、ベネズエラ、EUの12の国と地域の影響力について、肯定的、否定的どちらと捉えるかを調査したもの。調査結果の詳細は、こちらから。
*4:その他の関連イベントについては、こちらをご参照ください。
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