Thursday, January 24, 2008

[世界からの] 日本とインドネシアも、新しい50年がいま・・・



こんにちは。三富です。




先日オレペコさんが、日本とブラジル、新しい百年がいま・・・で、日伯交流年を紹介されていましたが、2008年は、ブラジルの他にも、カナダ(日加修好80周年)、フランス(日仏交流150周年)など、日本と各国との周年事業が満載です*1





なかでも私が注目しているのは、日本インドネシア友好年


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この日本インドネシア友好年は、1958年の「日本とインドネシア共和国との間の平和条約」、「日本とインドネシア共和国との間の賠償協定」への署名・発効により、日本とインドネシアとの間に外交関係が開設されて今年で50周年を迎えることを記念し、「新たな半世紀に向けて」をテーマに両国のさらなる交流の促進を目指すものです*2





さて、なぜ私がこんなにインドネシアに注目しているかというと、、、




昨年BBCワールドサービスが27カ国2万8000人以上を対象に行った調査によると、日本に対して最も肯定的な見解をもっている国が、なんと、インドネシア(84%)だったから*3





インドネシアに次いで、カナダ(74%)、ケニア(74%)、フィリピン(70%)、チリ(69%)などがありますが、インドネシアで84%の人が日本を肯定的に捉えているというのは、意外ではありますが、非常に嬉しく、喜ばしいことですよね。





調査を企画した、国際政策指向プログラム(Program on International Policy Attitudes: PIPA)のカル代表によると、



「日本、フランス、EUといったソフトパワーを通じて世界に関わっている国々は、一般的に肯定的に見られる傾向がある」


JANJAN「好感度調査:低いイスラエル、イラン、米国」



とのこと。





先週NHKのプレミアム10『絆・被災地に生まれたこころの歌』でも紹介されていましたが、インドネシアでは五輪真弓の「心の友」が老若男女に愛される大ヒット曲だそうです。





音楽というソフト・パワーを通じた交流も、対日好感度の向上に一役買っているのかもしれませんね。





さて、この日本インドネシア友好年を機に、「心の友」といえるほどに両国の友好関係がますます深まることを目指し、国際交流基金も様々な事業を実施します。一例をご紹介すると、


・ J-POP紹介ラジオ番組「東京ビート」放送(通年)


・ 日本のおもちゃ展


・ 日本現代写真展


・ 津軽三味線コンサート


・ 現代ダンス公演


・ 日本研究ワンデーセミナー


・ 子供絵画展


・ 歌舞伎デモンストレーション

・ 日本の若手アーティスト展 などなど*4





今年は、是非インドネシアにもご注目ください!




*1:その他の主要周年・文化事業の一覧は、こちらから


*2:詳細は、こちらから。


*3:これは、英国、カナダ、中国、フランス、インド、イラン、イスラエル、日本、北朝鮮、ロシア、米国、ベネズエラ、EUの12の国と地域の影響力について、肯定的、否定的どちらと捉えるかを調査したもの。調査結果の詳細は、こちらから。


*4:その他の関連イベントについては、こちらをご参照ください。





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