こんにちは、津田塾大学3年の生野です。
国際交流基金の総務部人事課で2週間インターシップをしました*1。
理由は文化交流や日本語事業などの基金の仕事に興味があったからです。
実際は全く違う分野での仕事となりました。
でも人事課なんてめったにいけない場所だし、組織をほんとの意味で内側から見られるところで、大変勉強になりました。
まず総務部人事課ってどんなことしているかイメージつきますか?
私は行く前、総務部が具体的になにをやっているのかよくわかりませんでした。
そして、人事課といえば採用、給料、異動を扱っているところだというイメージしかありませんでした。
総務部は「会社の上の部分でもあり、下の支える部分でもある」そうです。
たしかに、どんな会社にもあります。
会社の組織がどうやったらうまくいくか、ということを中心に考えている部署なのだそうです*2。
人事課は私のイメージ+福利厚生を扱っている部署です。
私は期間中ほとんど机に向かってエクセルに入力していました。
その間にコピーやファイリングをしたり、表を見やすくしたりしていました。
でも、この一つ一つの作業を丁寧にやることが後々役立つんです。
細かい作業でもその後に使う人のことを考えながらやらなければいけない作業です。
こうやって下から支えることでスムーズな作業があって、企画とか交流が成り立っているのかと思いました*3。
さて、私がこの期間に体験して印象に残っているのが
①国際交流基金で毎日が国際交流を実感できるわけではない。
②社会人になると休みがない。
ということです。
私がインターンをしたのが人事課というところだったからか、国際交流基金にいながら、あまり「国際交流」を実感できませんでした。海外事務所があることや異動が多いことはわかったんですけど、机に向かって作業をしていると「国際交流してるなぁ」という感覚はわいてこなかったです。毎日基金で働いていると「国際交流」を実感するんですかね*4?
私はむしろ海外と交流というか基金の職員のみなさんとの交流が多かったように思えます。というのも期間中にさまざまな部署の職員の方からレクチャーを受けたからです。そのレクチャーで交流事業も紹介されましたが、文字だけだとイメージがしにくいところもありました。けれども国際交流基金の全体像はみえてきたと思います。
他のインターン生が言っていたように、事務作業が多いです。
でも、この地道な事務作業があるからこそ企画やったりできるんでしょうね。。。
そして2週間で最も驚いたことは
社会人になると1年365日中約230日働き、休める日は平均たった12日ということです!!!!
これは有給休暇取得状況の表を整理したときにわかったことなんですが、大学生の私にとって230日でたった12日しか休めないのは本当に衝撃的なことでした。社会人の皆さんは当たり前のことかもしれないんですが、私はこれを知ったとき、本当に声が出なくなりました*5。
お金を稼ぐって大変なことですね。
230日をただただ満員電車に乗って、8時間パソコンに向き合ってあっという間に過ごすのではなく、いかに内容の濃いものにしていくか、そのためにはやりがいがある仕事に就くことが大切だと思いました(それを見つけるのに時間がかかるんだろうけど・・・)。
大学生時代にバイトに精出すのもひとつかもしれませんが、やっぱり長期休暇が与えられる学生時代ってのはめちゃくちゃ重要です。4年間の猶予を与えられたのだからしっかり楽しむべきだと強く実感しました*6。
インターンシップ期間中に疑問に思ったことをたくさんの職員の方に質問して、丁寧なお答えをいただき、とても実りのある2週間でした。それから仕事の大変さ、大学生時代の大切さがわかりました。
短い間でしたが本当にありがとうございました*7。
*1:どうも、松岡です。今回はうちの組織内の管理的な業務を行なう部署でインターンをした生野さんの記事です。
*2:この部分はうちに限らず、どんな組織にも当てはまることですね。
*3:まさにそのとおりです。職員のこうした経験というのは、いずれ海外事務所等に出て行ったときに役立ちます。というのも、そういう人数が少ない環境では一人の職員に複数の能力が求められるからです。人事課のようなこともやりながら文化芸術事業の実施もするのです。
*4:いやいや、これが現実ですね。別に毎日「国際」感満々というわけではありません。が、もちろんそういう瞬間もあります。なんといいますか、そういった瞬間のために日々業務をこなしているのですかね・・・。
*5:確かに、学生時代と単純に比べると休みは少ないですね・・・。
*6:全く同感です!!(笑)学生の皆さん、今のうちにしっかり長期の休暇をとらないとできないことをやりましょう!
*7:生野さんも他のインターンの方同様に、事務作業の多さに驚かれていましたね。この状況がいいのか悪いのかは別にして、確かに言葉からイメージする華やかさと実際の様子との間にはギャップがあるのかもしれません。
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