みなさんこんにちは、松岡です。
今日はジャパンファウンデーションが行なっている、日本語教育関係のおはなしをさせてください。
ここ数年、「日本語ブーム」が盛り上がりを見せていますよね。日本語関連の出版物がテレビや雑誌などでもよく取り上げられています。この盛り上がりに比べ、まだまだ「海外で日本語教育普及を進めているジャパンファウンデーション」というのは知られていない感があります*1。
ジャパンファウンデーションは、1972年の設立時からずっと、この事業に携わってきています。海外に日本語の先生を派遣したり、逆に日本に招いてスキルアップしてもらったり、教材作ったり・・・。また、「海外での日本語能力試験」はジャパンファウンデーションが実施しています。知ってました??
この「日本語」という言語に関してですが、外国語教育における先進国である欧米やオーストラリアではコミュニケーションと異文化理解に重点をおいた、いわゆる「ナショナル・カリキュラム」や「ナショナル・スタンダード」が策定されています。スタンダードは、カリキュラム策定にも能力評定にも不可欠の指針となるものですが、日本語教育では残念ながら整備されていないのが現状です*2。
そうした経緯で始まったのが「日本語教育スタンダードの構築を目指す国際ラウンドテーブル」。昨年の5月から開催してまいりました。
そして今月の25日(日)、津田ホールで第3回目のラウンドテーブルが開催されます。計3回の予定で進められてきましたラウンドテーブルの最終回になります。
第二部では、ドイツ(Profile Deutsch)、フランス(DELF/DALF)、そしてアメリカ(National Standard)といった各国の言語政策スタンダードに関してのお話しがあります。なかなか各国の言語政策というのは聞く機会がないですよね。今作成途中にある、日本語教育のスタンダードに関しても、これらの先行事例をもとにして議論がなされます。
申込締切が3月17日(土)となっておりますので、ご関心のある方はぜひお越しください!!
*1:知っている人は知っているのですが、まだまだ一般の方には知られていないのかな、というのが僕の印象です
*2:「世界中で共通に通用する日本語スタンダード」は整備されておりませんが、国または地域によっては日本語のスタンダーズが既に存在している所もあります
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