Thursday, March 26, 2009

ハンガリーで読まれる日本の雑誌






今日は関西国際センターでこのブログを書いてます。


最近お気に入りの音楽はNona Reeves、久保田です。





過去2回お送りしてきた「世界で読まれる日本の雑誌」、


今日はハンガリーはブダペストからのレポートを


お送りします。レポーターはブダペスト日本文化センター


のT職員です。





久保田:Tさん、お忙しいところ、取材へのご協力


ありがとうございます!ブダペスト日本文化センター


図書館で人気の雑誌について教えて頂けますか?









人気雑誌ですが、スタッフにヒアリングしたところ、


貸出数と閲覧数を総合すると大体こんな順番だそうです。





1. What's In?






WHAT’s IN? XP ゆず (Sony magazines annex)

WHAT’s IN? XP ゆず (Sony magazines annex)










2. 日経エンタテインメント






日経エンタテインメント ! 2009年 04月号 [雑誌]

日経エンタテインメント ! 2009年 04月号 [雑誌]










3. J-SELECT、アニメージュ






アニメージュ 2009年 03月号 [雑誌]

アニメージュ 2009年 03月号 [雑誌]








図書館の客層は、ハンガリー人の高校生・大学生と


在留邦人(特に日系企業等の駐在員の奥様たちと


学生)が中心です。奥様方の間では『Oggi』とかも


人気らしいですが、それはをランキングには含めて


いません。






Oggi (オッジ) 2009年 03月号 [雑誌]

Oggi (オッジ) 2009年 03月号 [雑誌]










やっぱり若者の間でのポップカルチャー人気を反映した内容、


ってことになるんですが、それだけではなく、上記のような


雑誌は写真とか絵とかが多く、内容を理解するためにあんまり


日本語を読まなくてもいいので、単純にハンガリーの人たち

にとって読み易いんだと思います。*1





因みに『週刊少年マガジン』も置いてますが、これは


ストーリーを理解するために日本語を読まなければならない

からか、上記3誌ほどは読まれていないらしいです。*2


ただ、古いバックナンバーを事務所のイベントなんかで


景品としてプレゼントすると、すごく喜ばれます。


漫画の「画」の部分が大事なようで、ストーリーが


途切れていても構わないようです。





総合すると、ハンガリーの人は、日本の雑誌の視覚的な部分を


求めて日本の雑誌を手に取っているようです。ただ、ここの


図書館は、開館時間が平日の9時から18時までなので、客層は


自ずとこの時間帯に来られる人に限られてしまいます。


もし社会人でも来られるような時間に図書館を開けていたら、


ランキングも違ったものになると思います。






久保田:想像を超える部分もあっておもしろいですね! 


ほかに図書館での印象的なエピソードなどありますか?






図書館スタッフも交えて考えてみたんですが、


やっぱり思い浮かばなかったです・・・。


波乱のない平和な図書館なもので…


「利用客が図書館にキャベツを忘れた」


というのは1度ありました。






久保田:「キャベツ」がリアルさを際立たせています!


Tさん、お忙しいところ、ありがとうございました!




*1:これはロンドンとも共通ですね。―久保田


*2:これは意外!!コミックは雑誌よりも文字情報が多い??確かに多いかも…―久保田





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