Friday, November 7, 2008

写真に写っているものは?






保坂和志さんの『小説の自由』(新潮社)を読んでいて目にとまった


バルトークの弦楽四重奏をはじめて聴いて興奮冷めやらぬ久保田です。





早速ですが、本日は写真を何枚かお届けします。





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1枚目の写真はキーホルダーです。ちょっと見えにくいですが、


真ん中にあるのはハンガリーの国章。思いがけずバルトークの故郷ですね。





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2枚目と3枚目は「帽子」と「ポンチョ」です。





着用するとこんな感じ。





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これらはすべてある方々から記念に頂いたものなんです。


「ある方々」とは一体…。





実は先週の火曜日から日曜日まで通常業務を離れて


中学高校教員交流事業というプログラムに参加してきました。


概要は以下JFサポーターズクラブのウェブサイトより。35年の歴史を持つ長寿事業です。









ジャパンファウンデーションでは設立以来、日本に対する理解を深めてもらうため、諸外国から中学校・高校の先生方を日本に招いています。このプログラムは、日本の教育・文化状況を知ってもらうと同時に、日本の学校を実際に訪問して、日本の先生がたや教育行政の責任者と意見交換していただくことを目的としています。






過去にもこのブログやJFSCのウェブサイト上で


たくさんの記事が書かれています。





今回僕が随行したのは京都市視察チーム、24カ国・26人の先生方と

一緒に京都市立の学校を訪問してきました*1





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この写真は訪問先の朱雀第三小学校で撮った1枚です。


みなさんの充実の表情が覗えます。





京都市チームの先生方は充実のプログラムに満足されていたご様子。


先生方はすべての日程を終えられ、一昨日それぞれの帰途につかれました。


先生方は僕をとても快く受け入れてくださって、記念のプレゼントまで


頂いてしまいました(恐縮しております)。





ここからは感想になりますが、個人的にとても勉強になった刺激的な旅でした。





1つは今回お世話になった京都市教育委員会の取り組み、


その素晴らしさに心を打たれました。


ホームページの「京都市の教育改革」で見られる資料からだけでも


熱意と肌理細やかな配慮が伝わってきます。学校、生徒、保護者、地域、社会が

お互いを高めあおうという姿勢がすばらしいです*2


NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも校長先生が紹介された


堀川高校だけでなく、今回訪問させて頂いた学校、またプレゼンテーション


して頂いた学校の活動はいずれも充実していて、正直なところ驚きを隠せませんでした。


例えば、平成21年に新設されるという日吉ヶ丘高校国際コミュニケーション科。


ジャパンファウンデーションも何かの形で繋がることはできないかな、なんて考えたりして…





もうひとつはプロのエスコートと通訳の方のお仕事を近くで見る


ことができたこと、これは大きな体験でした。


通訳はもちろん、エスコートも全て英語で行われるのですが、


プロのパフォーマンスを体感できたことで、自分が基金で働いていく


うえで大切な外国語運用能力を以前よりもっと明確に見定めることができるようになりました。





通訳の方が「とにかく、ゆっくり、はっきりからスタートすることが大事」


とおっしゃっていて、僕は(外国語だけでなく母語でも)気が急いて


コミュニケーションが雑になってしまうとき、その言葉を思い返すようになりました。


表層的な見栄え(聞き栄え)の良さに拘泥されない言語運用ができるように

鍛えていかなければと思いを新たにしたとという感じです*3





また5日間、決して上手ではないながらも、集中的に英語でコミュニケーションを


とるという経験をしたことで英語でのコミュニケーションに対する恐怖感があまりなくなりました。


いつも英語で電話が来るたびに気が重かったのですが(自分に見栄をはっていたんですね)、


5日間の経験で下手は下手なりに開き直れて、とにかく精一杯の応対をしようと思えるようになりました。





今回お世話になったすべての方々に、主催者として、そして個人として、厚く御礼申し上げます。




*1:ちなみに僕以外には1年目のズッキーとさっちゃんが、それぞれさいたま市と広島県に行きました。広島県チームが訪問した広島大学如水館高校のホームページには、訪問時の様子がアップされていました。


*2:「お互いを高めあう」ということとどこかでつながると思うのですが、今朝読んだ茂木健一郎さんのブログ「素晴らしすぎるからといって」。かくありたいなと考えさせられました。


*3:外国語で会話しているひとに対して使われる「ペラペラ」という言葉はもちろん本当に「堪能」である場合もありますが、「薄っぺらい」という意味にもとれますよね。自戒をこめて、相手を大事にする話し方を目指したいです。





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