さてさて、今日はブログ初登場Tさんからの投稿ですよっヾ(▽^ )ゞ
ジャパンファウンデーションでは、世界各国で日本研究の中核を担っている大学や研究所に専門家を派遣したり、国際会議、学会などを通じて研究者のネットワークを広げていただくためのお手伝いをしています。
それが今回ご紹介する「日本研究機関支援」というプログラム。
漢字ばっかりでちょっと堅苦しそうだなぁ・・・o(;△;)oと思ってのぞいてみたら、インドから来日した皆さんの素敵な笑顔がたーくさん(≧∇≦)/ そして最後は涙涙の展開・・・!?
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平成19年度の日本研究機関支援プログラムの一環として、今回初の試みとなるインド人学生による訪日研修が、9月26日から10月6日まで行われました。訪日中、学生は基金の関西国際センターに宿泊し、そこから大阪、京都、奈良を回り、大阪大学や京都大学、また奈良の東大寺や京都の御所などを訪れました。あと京都の四条にある「国際マンガミュージアム」なんて日本のポップ・カルチャーにも触れましたね。*1
今回支援対象となった大学はともにインドのニューデリーにあるデリー大学とネルー大学。両大学ともインドではその創立当初から、ライバルとして、またインドを代表とするエリート校として、インド国内の高等教育を引っ張ってきた由緒ある大学です。デリー大学からの参加はカリヤンモイー・ダスさん、プーナム:タクールさん、ネトラナンダ・サフさん。そしてネルー大学からはスプリティ・セティさん、ディープティ・セティさん、チランジブ・サフーさんが参加しました。
(右からスプリティさん、デープティさん、ネトラナンダさん、プーナムさん、カリヤンモイーさん、後ろチランジブさんと、私。)
参加者のうちスプリティさん、デープティさん、カリヤンモイーさん以外は今回が初来日どころか初海外経験。何もかもがインドと違い、最初は戸惑いもあったことでしょう。しかしそこはパワフルインド人たち、彼らの輪の中では笑い声が絶えることはありませんでした。
参加者は既にそれぞれの研究分野を持ち、京都大学や大阪大学では自らアポ取りをした上で大学教授と面接に行ったり、インドでは手に入りにくい専門書を購入したりと限られた研修時間を最大限活用しようとする姿に心を打たれました。
特に印象的だったのが、自然科学系出身のネトラナンダさん。研修中、どうしても会いに行きたい先生がいるというので、日本語が全くできない彼が京都大学の防災研究所へ一人で行った時のことでした。京都にある日文研を訪れるのが本来のその日の予定でしたが、京都駅までみんなで行った後、彼が乗るべき電車のホームまで連れていき、「この電車の7番目の駅で降りるんだよ」それだけ言って、彼を電車に乗せ、他の参加者は日文研のある桂駅まで移動しました。
心の中では拭いきれない不安がありましたが、その3時間くらい後に明るい笑顔とともに同じ電車から京都駅に戻ってきた時、彼の手には研究所の先生から渡された大学院進学のための研究課題がありました。「私はこの研究課題を提出して、来年には防災研究所で勉強する。」そう誇らしげに言うネトラナンダさん。教授との面接がよほどうまく行ったようで、彼は再会した友達に捲くし立てるように自分の体験談を話したのでした。「自分で自分の将来を切り開く。」そんなインド人のハングリー精神を見せ付けられた瞬間でした。
研修も無事終わり、最後、みんなと空港でお別れをする際、いつも笑ってばかりのPoonamさんが突然泣き出してしまいました。「お別れは辛いけど、それだけ充実した時間を過ごせたんだね。またどこかで会いたいね。」そうお互いに言いながら、パワフルインド人学生による、笑いあり涙ありの訪日研修は幕を閉じたのでした。
(みんなの周りには常に笑顔が溢れてました。⇒)
(楽しかった10日間もアッという間に、お別れの時間)
*1:ジャパンファウンデーションの定期刊行誌「をちこち」最新号でもマンガの特集を組みました。麻生太郎元外相の対談も注目されて朝日新聞でも紹介されたんですよ~!詳しくはこちら。ちなみに前号はインド特集でした!
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