皆さんこんにちは。早いもので10月も後姿が見えてきましたね。
基金職員は秋冬の文化事業を盛り上げるために駆け回っていますが、蕗さんの記事を読んで、「うちにもパロが欲しい!」と思った人が沢山いると思います(笑)。マダガスカルの伝統楽器ヴァリハは初めて知りましたが、地球の裏側に、日本の和楽器にも似た竹の楽器があるなんて面白いなあ。
Dear all, October has almost passed away but the “Cultural Autumn” in Japan isn’t over. JF staffs are working so hard for organizing events that we may need the therapy robot PARO.
さて事業の話は尽きませんが、今日は少し遡って、夏休みに基金でインターンをした、君成田(きみなりた)さんのレポートを紹介したいと思います。来週11月3日に第10期日米草の根交流コーディネーター募集説明会が行われますが、君成田さんはこのプログラムに関心を持って、一足先に担当者にインタビューをしてくれたんですよね。
「将来に対しての考え方が変わりました!」という清清しい感想をお聞きください。それでは、君成田さんよろしくお願いしまーす♪
By the way, today I would like to introduce the report from our intern. She got interested in JOI program of the Center for Global Partnership, and interviewed one of our colleagues. What fascinated her most in this program? Now let’s pass the baton to Kiminarita san!
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日米草の根交流コーディネーター派遣プログラム
JOI program is now calling for new coordinators of grassroots exchanges between the U.S. and Japan
こんにちは。国際交流基金の情報センターでインターンシップをしている君成田といいます。
今日は、私がインターン中に一番興味をもったJOIプログラムについてご紹介します!
みなさん、JOIプログラムってなにか知っていますか?
英語では”Japan Outreach Initiative; JOI”、日本語では日米草の根交流コーディネーター派遣プログラムといいます。
これは、日本があまり知られていないアメリカの地域に、“草の根交流のコーディネーター”を日本から派遣し、現地の方々に日本に興味を持ってもらえるように、また日本を理解してもらえるように、コーディネーターが日本の文化紹介活動などに取り組み、日米交流を促進していくことを目的としたものです。
コーディネーターの派遣期間は2年間で、大学や日米協会などアメリカの地域交流活動の拠点に配置されます。
とはいえ、現地ではなにかプログラムが用意されているわけではありません。交流をするために、自分でプロジェクトを発案・企画し、実行まですべて自分の手で実際に切り開いていくんです。学校やコミュニティで、日本の文化、社会、生活、日本語に関する知識や情報など現地の方々に紹介していきます。
と言われても、具体的に何してるの??と思われると思うので、
私がこのJOIプログラムを知るきっかけとなった≪第7期コーディネーター帰国報告会≫で実際にコーディネーターとして2年間の働きを終えた3名から聞いてきたことを紹介しますね。
それぞれ自分の持ち味を生かした、楽しい企画をされたようです。ある人は、図書館で紙芝居を読んであげたり、またある人は年に2回くらい能のワークショップを開催。すごいですよね。
そしてさらには!アメリカのあのDisney Worldで、日本の世界遺産写真展 ”Timeless Beauty” を開いたという人も!!
ものすごい行動力だなぁとびっくりしてしまいました…脱帽です。
この報告会に参加して、私は将来に対しての考え方が変わりました!
海外にも1年か2年に一度程度しか行かない私は、視野があまりにも狭かったなぁと思わされたんです。
今までの私は、「人生はこう↓」だと思ってました。
高校→大学→就職(→結婚)→いつかは退社→老後ののんびり生活
それで一部の不思議な人が、大学院に行ったり、突然海外に留学に行ったり、いきなり転職したり・・・
でも今回この報告会に参加して、年齢、性別様々な方が、仕事を辞めてこのプログラムに参加され、ご自身がされてきたことを、自信を持って紹介している姿をみて、「こんな生き方をしてる方もいるのか!人生できることやってみるもんだなぁ!」と、思ったのでした。
まぁそんな私の感想はさておき、
今日はJOIプログラムの担当者である、国際交流基金CGP(日米センター)の古志さんに、このプログラムについてのインタビューをしてきました!
古志さんは以前にフィジーでの海外経験があったということですが…
君成田:フィジーでは日本についての認知度が低いと感じたことがありますか?
古志さん:フィジーは、日本に対してとても好意的で、「日本人いいね!」という感じだったけれども、ただ「日本人はお金持ち!」というイメージしか彼らにはありませんでした。だからこのJOIプログラムのようなものがあれば、もっと日本の文化などが紹介できて、良いと思うんです。
アメリカでさえも、特に今派遣を主に行っている中西部・南部の方では、「日本って国なの?」とか「日本と中国って違うの?」と言う人がほとんど、という場合もあるんです。それであまりにも日本のことが知られていないために、派遣されるコーディネーターがショックを受けることもあるみたいなんですよ。
これには驚きました。
私が今までに行った国では、“I love Japan!!!”という人ばかりで、さすがに日本と中国の差がわからない人はほとんど会ったことがなく、むしろJapaneseと言えばすぐに興味を持っていろいろ聞いてくる、という感じだったので、日本は世界中に知られていて当然だと思っていました。
でもそうじゃないんですね。
また、こんな質問もしてみました。
君成田:JOIプログラムを担当されていて、一番楽しいと思えることはなんですか?
古志さん:今派遣されているコーディネーターから定期的に送られてくる報告書や、現地の方々からコーディネーターに贈られたThank youカードなどを見ると、アメリカの方々が日本に興味をもってくれたんだ、と思うことができて、嬉しいですね~。
実際に贈られたThank youカード見せていただきました。すごくかわいらしいですよね。私もこんなかわいいカードを子供からもらいたい!!なんて思ってしまいました^^!
また、このプログラムは地道な草の根交流なので、すぐにその効果が表れるものではないけれども、子供たちがその時の楽しい思い出から、将来日米を結ぶ人になる可能性もあるから、ずっと続けていき、長期的な効果を期待したい、ともおっしゃっていました。
確かに効果がすぐに見えてくるプロジェクトではないかもしれませんが、私は日本と世界をつなぐ大切な役割だと思っているので、ぜひこれをずっと続けてほしいと思うし、この活動がもっと拡大していってほしい!!と思いました。
この記事を読んでくださったみなさん、
みなさんにも応募のチャンスがあります♪
古志さんがコーディネーターに求めるのはずばり、
フレンドリーさと、度胸だそうです。
次の2011年度の募集が始まるそうで、今年の11月3日、6日、7日にそれぞれ東京、名古屋、大阪で説明会があります。
是非ウェブサイトをチェックしてみてくださいね!
私も参加を考えたいな・・・なんて、ちょっぴり本気で考え中です!
日本の良さをたくさん、世界に広めていきたいですね。
古志さん、インタビューを受けてくださり、ありがとうございました!
ぜひこのプログラムをずっと続けて、もっともっとたくさんのコーディネーターをアメリカに送り出すプログラムにしてください☆
楽しみにしています!それでは~。
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皆さん、いかがでしたか?
日本がまだよく知られていない地域で、日本文化を広めていく仕事。自分の行動がすべて、「日本」のイメージになってゆくのは少し怖い気もしますが、熱意があれば可能性は無限。ゼロから考えた企画に、周りが関心をもってくれたときは本当に嬉しいでしょうね。
君成田さん、インタビューお疲れさまでした!
日米草の根コーディネーター募集説明会、ぜひ皆様のご参加をお待ちしています!
【東京】
日時:11月3日(水・祝)14~16時
場所:国際交流基金本部 JFICさくらホール
【名古屋】
日時:11月6日(土)14~16時
場所:名古屋国際センター 5階 第4、5会議室
【大阪】
日時:11月7日(日)14~16時
場所:大阪国際交流センター 会議室A、B
※開催の2日前までに、Eメールで参加をお申し込み下さい。
次はAny。よろしくお願いします!
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