はじめまして。村田裕子と申します。本日は、このブログ初!ジャパンファウンデーションの付属機関である日本語国際センターの話題をお届けします。
まずは少し自己紹介から。私のJF歴は3年半と少しになりますが、最初の配属先は視聴覚課(現在の映像出版課)というところでした。日本映画・TV番組の海外紹介や映画祭・映画制作への助成などの業務を担当し、ここでの3年間の仕事は刺激的で面白いものでした。そして2005年4月に異動の命が下されたその行き先が、「日本語国際センター」。現在、その中の制作事業課というところで楽しく働いています。
皆さんは、「日本語国際センター」と聞いてどのような場所を思い浮かべますか?日本語を国際化するセンター?それとも日本語を国際的に扱うセンター?わかるような、わからないような、ですね!?ここ、日本語国際センターは、海外の日本語教師の研修の場所であり、また日本語教材の開発や、その支援をする場所なのです。センターでは年間にいくつもの種類の研修を行なっていて、研修生はセンター内に寝泊りして授業を受けています。研修といっても語学だけでなく、日本語の教え方や文化理解についての授業もあります。
研修生は世界各地からやってきます。初来日の人、すでに何回か来日経験がある人、大学で教えている人、高校で教えている人…本当にたくさんの人がさまざまなバックグラウンドを持ってやってきます。ここは日々笑いあり、涙あり、ドラマに溢れた場所なのです!
写真は、センターの防災訓練です。訓練では火事を想定し、研修生も職員も全員中庭に避難しました。このような訓練は初めて!という研修生も多いようで、手にカメラやビデオを持っている人が大勢。放水訓練ではパシャパシャ写真が撮られ、建物のベランダから避難梯子を使って降りる訓練では一人降りる度に拍手が沸き起こる有様。もちろん、実際の災害時にはこんなにのんきにはしていられませんが、こういった写真やビデオも、日本語教師にとって、日本の生活・文化を伝える教材になり得ます。語学教育は言葉だけ扱っていれば良いのではなく、「文化」も重要な要素なのです。
長くなりましたので、私の所属する制作事業課が関わる日本語教材についての話題はまた今度。
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