Wednesday, October 17, 2007

国際交流基金は「ミリキタニの猫」に助成しています。



こんにちは、三富です。


今日は、ただただ、1人でも多くの皆さんと共有したい素晴らしい映画をご紹介します。





「ミリキタニの猫 The Cats of Mirikitani」


製作・監督:リンダ・ハッテンドーフ


http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/






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ブログ上には、ミリキタニのパワーに感銘を受けた方々の感想が溢れています。






決して、幸せではなかった収容所で過ごした青年時代、そして今に至る迄、一貫して「アーティスト」を自負する彼の強烈な個性は単なるドキュメンタリー映画以上の印象を観客に見せつけ、そのパワーに圧倒される。


(中略)


世界中の街角には大勢の人達、多すぎて只、通り過ぎるのみ、しかし、その一人一人の人生には「ドラマ」は確固として存在する。それを証明した映画だと感じた。


Be in the depth of despair







ドキュメンタリーというと、対象にある距離を置いて、作家は記録者に徹することが多いが、ここでは監督自身が積極的にミリキタニ老人にかかわり、それにより彼の気持ちが伝わり、変化を遂げていく過程が映されていく。あるものを撮る、というだけではなく、被写体に積極的にかかわっていくというのは「阿賀に生きる」もそうだったけれども、観客をたんなる傍観者にはせず、より被写体の人物の内面を描くことに近づく。それは諸刃の剣であり、ある種の危険性もはらんではいるのだが、優れたドキュメンタリーは作家の意識をはっきりと描き出すものであり、この作品も見事に仕上がっているのだ。


Tomo’sシネマ







映画は、本人が毎日淡々と画を描く姿をとらえ、彼の言葉を記録するだけで、意図的な告発はないが、だからこそ自然にそのメッセージが見るものに伝わってくる。


鑑賞?観照?感想?







逆境が かならずしも 人を絶望の淵に追い落とさない、と。


ひとっことも 声高に叫んでなどいないけれど


しみじみとそんな思いを感じさせてくれるドキュメンタリー。


MIWOのレタスなLOGBOOK







いやぁ、よかった。


普段、ドキュメンタリーものの映画は好きではないんだけれど、


これはなかなかよかった。


自分の知らない歴史があったこと、そして自分の知らない世界があったこと・・・


いろんなことが発見できてすごくよかった。


寄り道







生き方やものの価値の測り方を


あらためて考えさせられるような映画。


MAPP BLOG






さて、すでに映画をご覧になった方は、エンドロールを見て、はたまたパンフレットを見てお気づきになった方も多いはず(と信じています)。





Major Funding was provided by "The Japan Foundation"の文字が!!





タイトルにもあるとおり、私たち国際交流基金は、この「ミリキタニの猫」に助成しています。といった、JFの宣伝も絡めつつ・・・





まだご覧になっていない方は、まだまだ全国各地で上映されていますので、是非映画館に足を運んでみてください!


























地域劇場上映期間
東京ユーロスペース9月8日(土)~
北海道シアターキノ未定
宮城桜井薬局セントラルホール12月1日(土)(予定)~
新潟新潟シネ・ウインド10月13日(土)~19日(金)
群馬シネマテークたかさき12月8日(土)~21日(金)(予定)
静岡静岡シネギャラリー11月10日(土)~23日(金)
静岡浜松東映11月29日(水)・29日(木)
石川シネモンド10月27日(土)(予定)
大阪シネヌーヴォ10月20日(土)~
神戸神戸アートビレッジセンター12月7日(金)(予定)~
京都京都みなみ会館11月6日(火)(予定)~
岡山シネマ・クレール近日公開(未定)
愛媛松山シネマルナティック1年19日(土)~25日(金)
福岡KBCシネマ11月10日(土)~
大分大分シネマ512月15日(土)~12月28日(金)
熊本熊本Denkikan11月10日(土)~11月22日(木)
沖縄桜坂劇場11月10日(土)(予定)~




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