Thursday, August 6, 2009

日本発、パリ・ローマポップカルチャーフェスティバル報告その5



7月6日(月)午後、パリでのイベントを終えたスタッフがローマに到着。7時からのリハーサルに出席するため、テベレ川の中洲、ティベリーナ島に設置されたローマ・ティベリーナ映画祭の会場に到着です。パリもそれなりに暑い日が続きましたが、南欧の国イタリアの暑さは、更にその上を行ってました。


イベント会場となった、イーゾラ・ティベリーナ(テベレ川の中洲)。フェスティバル期間中は、毎晩ここで映画の上映が行われる。船の形をしたこの島は、もともとローマ時代に起きた疫病を鎮める目的で、医学の神を祭るための神殿が立てられた。川の水で隔離されたこの島にはその後、教会や病院なども作られ、病人治療の為に使用されたとの事。


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ローマの太陽と暑さ!日傘でお肌のプロテクション!でも、木村優?さん、それ、普通の傘ですよね?!、、、


7月7日(火) JAPANITALY本番


 今日は、日本では七夕だなと思ったら、、、さすがはJAPANITALY、会場内には笹の葉が飾られ、日伊両国の女性が、着物姿で来場者に短冊を配っていました。


今宵は、天の川ではなく、テベレ川を渡って日本とイタリアが出会うことに。





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会場内には、日本食とお酒が無料で来場者に振舞われ、オープニングセレモニーの後は、ここに沢山の人が集まり、日本の味を楽しんでいました。日本食テーブルにも長蛇の列が出来るほど。10年以上前と比べ、最近はイタリアでも日本食がブームで、誰に聞いてもBuonissimo!!(おいしい!!)とのこと。はせがわ酒店さんと全国の酒蔵の方々がお酒を、JRO(日本食レストラン海外普及推進機構)が日本食を提供。





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オープニングセレモニーには、G8サミットの為にイタリア入りしていた麻生総理ご夫妻、アレマンノ ローマ市長、ジーロ文化財・文化活動政務次官など日伊の来賓が挨拶、文化交流を通して、両国の関係を一層深めていく重要性を強調されました。


司会は、イタリアのTV番組シリーズで科学警察官の役を務め人気の市川純さん。日本語とイタリア語のバイリンガルな、彼女。司会のほうもはきはきとリズムのある進行で、会場の雰囲気を盛り上げていました。





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司会の市川純さん。現在、イタリアのTV番組で活躍中とのこと。








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オープニングセレモニーの後、会場内で日本食とお酒を楽しむ日伊の来場者。








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イベント開催中は、日本を代表する照明デザイナーの石井幹子さんと石井リーサ明理さんが、日本の旗をイメージした赤いライトニングを、ティベリーナ島に架かる橋や、川沿いの壁に照らし出し、幻想的な雰囲気を演出。


21時45分からは、櫻井孝昌プロデューサーの司会により、西久保瑞穂監督、石川光久エグゼクティブ・プロデューザーの紹介と、新作アニメ映画「宮本武蔵―双剣に馳せる夢―」の上映。ローマのティベリーナ島で、日本のアニメ映画を見るのは、なんとも不思議な感覚がしました。今後もこのような場所で、さまざまな日本映画を上映して欲しいものです。映画会場は、ほぼ満席(500席)、上映後は会場から拍手喝采です。


その後、同じ会場でイタリアのアニメファンによるコスプレショーとカワイイ大使によるファッションショーが行われ、イベントはクライマックスに。イタリア人の観客らも写真を取りながら、「カリーナ!」(カワイイ)を連発。








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カワイイ大使によるファッションショー。





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イタリアのアニメファン。暑い中、ずっとこの格好でした。


ショーの後にアフターディナーが続き、イベントは夜中の1時ごろまで続きました。会場では、日本酒や日本のビールを片手に、最後まで友人や、新しく出会った人との楽しい交流が続きました。少しずつ照明が落とされていくなか、人々は会場を後にしていきました。個人的にも、すばらしい七夕の夜だった思います。会場を後にして、コロッセオの近くにあるホテルまで歩い帰る途中、通りすがりのカップルがフェスティバルの話をしていたので、話しかけてみると、宮本武蔵の映画がとても面白かったのと、日本酒ですこしいい気分になっているとか。ローマの下町の路上で、お酒とアニメの話が出来るのはなんとも不思議な経験でした。





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