Monday, August 3, 2009

「をちこち」30号は8月1日発売です。



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特集は「メコンの暮らしから考える『人間と川』」。


2009年が日・メコン交流年?ということもあり、メコン地域を特集しました。


地図でメコンの流れを見てみると、


チベットの源流から、中国ミャンマーラオスタイをつなぎ、カンボジアを経て、ベトナムメコンデルタから南シナ海へ。全長約4900キロ。


水源は標高5100メートル、デルタ地域では標高0メートル。まさにアジアの大河。


(ちなみに、信濃川は約370キロ。青森~山口が1600-1700キロぐらいのようです。)


このメコン河をボートで下ったのが探検家の北村昌之?さん。


11年/5回にわけて全長4909キロを下った、その探検についてエッセイを書いていただきました。年間平均気温が0℃という厳しい源流地域から、通年稲作が可能(年間に二期、三期、条件によっては4期も!)な恵まれた気候のベトナムのデルタ地域まで。


河を下りながら見えてくる、景色や人々の暮らしの変化が印象的です。


(何千枚?にわたる写真を見せていただいたので、すっかり自分も旅した気分。)


巻頭対談は、東南アジア研究の第一人者・石井米雄先生と、出版社「めこん」の社長・桑原晨?さんのお二人です。メコンが流れる地域を、ひとつひとつの「国」として見るのではなく、その地域全体としてとらえることで、新しく見えてくるものがあるということを教えてくれます。現地に何回も足を運び、さまざまな友人がいるお二人だからこそ出てくる、具体的なエピソードの数々。


メコン地域の「食」について、フォトジャーナリストの森枝卓士さんに執筆いただきました。メコンの地域に、海苔や納豆に似た食べ物があることはご存知ですか?


読んでいると、ついついお腹がすいてくる、エッセイです。


森枝さんは、8月19日18:30~のサポーターズクラブ・イベントに登場!


詳細はこちら。


http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/0908.html


ぜひ足を運んでくださいね!


今年3月に来日したベトナムの若手作家ドー・ホアン・ジュウさんからは、日本滞在記


が寄せられました。タイトルは「桜の花が太陽に触れる夢をみた」


ジュウさんの短編翻訳集をご希望の方は、生活文化チームにお電話ください。


03-5369-6060


それ以外にも、ラオスの音風景や、カンボジアの染め織り、ミャンマーの喫茶店についてのエッセイ、メコンの上流、中流、メコンデルタ、そしてカンボジアのトンレサップ湖のエッセイがあるなど、今回も盛りだくさんです!


メコン地域が好きな方も、これまで接点がない方も、ぜひ手にとってみてください!!





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