Monday, February 9, 2009

 をちこち第27号「世界の研究者が見つめるNIPPON」☆制作担当者 後日談☆






こんにちは、くんしです。

既に手に取られた方もいらっしゃるかもしれませんが、「をちこち」第27号が2月1日に発行されました!




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くんしは表紙に釘付けになりました。白い背景にちりばめられる写真の数々。小さな写真がたくさん貼られているので一見モザイク模様のようにも見えるのですが、ぜひ一枚一枚ご覧になってみてください! これぞ、「あー、あるある!」っと納得してしまう、ステレオタイプに収まりきらない東京の風景の数々。満員電車のドアを駅員が閉めている風景、NHKのななみちゃんの人形の周りに集まる子どもたち、高層ビルから見た東京の夜景、夜の駅に横たわるホームレス・・・。*1




と前置きが長くなりましたが、さっそく本題に。をちこち担当者のYさんから、発行後日談もとい裏話を聞きました。







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日本が国際社会で活躍していくために重要なのは、日本を正確に理解してもらうこと。そして、そういった正確な理解が継続すること。そのためにも、日本を研究している海外の学者さんたちを、サポートしていく必要がある。




そういったことから、日本研究は、国際交流基金の活動の柱のひとつとなっています。「をちこち」としても、それをとりあげることになりました。

とってもマジメで堅く聞こえるかもしれませんが、面白い話も多々あります☆




ずは、猪木武徳先生(国際日本文化研究センター)が、じっくり読ませるページを執筆。これを読めば、日本研究がどのように変わってきたのか、ということも、一発でわかります。

国際交流基金賞を受賞したケネス・パイルさんと、実務家の立場から日本とのつながりの深いグレン・フクシマさんとの豪華対談。日本は、今、漂流しているように見えるけれど、「日本が積極的に国際貢献をするときが近づいている」という、前向きなメッセージが。




れから、いろんなNIPPONを研究している先生方に、ぞくぞくと登場していただきました。ヤクザにジャズ文化、シャーマンに数河獅子、米軍基地に日本企業、闘牛とくも合戦。まだまだあります。

なぜ、こんなNIPPONに興味をもったのか、実際にどのように日本の街を歩いて、人の話を聞いたのか、面白いエピソードが満載。

私自身も、くも合戦って何?ヤクザさんと仲良くなっちゃう!?ジャズ喫茶ではお喋り禁止??シャーマンに会ったら何を言われちゃうんだろう・・・・などなど、楽しみながら、自分が知らないNIPPONをたくさん教えてもらいました。



れ以外にも、シカゴをベースとした小説で有名なステュアート・ダイベックさんが来日したとき*2の話とか。(しかも、あの柴田元幸先生とダイベックさんの対談に、柴田先生のショート・エッセイつき())

ぜひぜひ手にとってみてくださいね!




話といえば、

ジャズ喫茶に詳しいモラスキーさん。原稿のやりとりをメールでしている中で、オススメのジャズ喫茶を教えてもらっちゃいました。仕事が落ち着いたら、一軒ずつ制覇するつもりです(笑)

ヤクザ研究。どういった画像を使うのか、頭を抱えました。××組の写真を使うのは、ちょっとコワイしと、思っていたところ、デザイナーさんが束芋さんのすてきな作品を探し出してくれました。(束芋さん、ありがとうございます☆)




して、次号は、ヨーロッパ。「ドナウ川流域」を特集します!

西欧と東方の中間地域であり、複数の民族・宗教(文明)の接点。東にロシア、南にトルコが存在し、そして西欧を向きつつ、そうはなりきれない。「間性(あいだせい=間に挟まれている意識)」のドナウ地域にせまります。どうぞお楽しみに!



*1:写真家のクリス・スティール=パーキンスさんが、東京のイメージをコラージュによって表現した作品です。

*2:2008年10月20日~11月1日、ジャパンファウンデーションの文化人招へい事業で来日されました。




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