Friday, December 5, 2008

今年の(個人的)ベスト映画が名画座で観られる!






昨日、新宿バルト9で『ハッピー・フライト』を観て心楽しい久保田です。





僕は趣味が読書と映画観賞で、この2つについては放っておいても身体が自然に求めてしまいます。


内田樹先生の影響で、小津安二郎監督の作品を観るようになって以来、ずっとこんな状態です。

『秋刀魚の味』*1や『晩秋』『秋日和』は今でも大好きな作品です。




それ以来、内田先生から町山智浩さん*2、ライムスターの宇多丸さん*3と芋づる式に触手を伸ばし、彼らの映画評論に導かれながら映画を観続けています。





今年映画館で観た映画のなかですぐに頭に浮かぶ=個人的ベストは5作品。






『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(There Will Be Blood)』


『シークレット・サンシャイン(Secret Sunshine)』


『ぐるりのこと』


『ホット・ファズ(Hot Fuzz)』


『ダークナイト(Dark Knight)』






どれも本当に(ポジティブに/ネガティブに)心が震える映画でした。




この5つの作品、振り返れば、すべてが町山・宇多丸ホットラインがきっかけで映画館に行ったものでした。懸念されるのは*4『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と『シークレット・サンシャイン』は上映館があまり多くなかったため、その存在に気づかないままに終ってひとが多いのではないかということ。こういう見ごたえがあって、見た人を深く考えさせる映画は、もしかすると商業ベースには乗りにくいのかもしれませんが、観た人は絶対「最高!」って言うんじゃないかと思うんです。





そんななかの1本『シークレット・サンシャイン』は12月13日からの1週間、高田馬場の早稲田松竹でリバイバル上映されることになりました。さらには、小津安二郎監督の『晩秋』『秋刀魚の味』、エドガー・ライト監督の『ホット・ファズ』も上映される模様。12月から1月にかけての早稲田松竹のラインナップは要チェックです、勝手におすすめします!『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の早稲田松竹での上映はもう終ってしまったのですが、DVDがもう出てます。ポール・トーマス・アンダーソン監督、恐るべしです。





以上、12月-1月の(勝手に)おススメ情報でした。




*1:若き日の岩下志麻さん@『秋刀魚の味』、美しい・・・


*2:町山さんのポッドキャスト連載『アメリカ映画特電』。『映画秘宝』の歴史の回と『真説・ザ・ワールド・イズ・マイン』の回はしびれます。


*3:TBSラジオ・ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル。めちゃくちゃおもしろいです! 特に今年7月26日のポッド・キャスト「町山智浩・高橋ヨシキ・平山夢明 3大野獣による鼎談」は面白すぎて腹が捩れます。もちろんライムスターの本業はラップ!! 曲も最高です。


*4:多くの人に観て頂きたいという意味で勝手に懸念しています。





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