世間は黄金週間真っ只中!ということで、今日は、以前ご紹介した、「金の豚」についてソウルの十河職員からの報告をお届けしましょう。
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もうご存知の方も多いというか、既に旬を過ぎてしまった話題で恐縮ですが、今年は韓国でも中国でも「黄金のブタ年」、大騒ぎでした。
この年に生まれるとお金に困らないとか、出世するとかで、わざわざこの年に子供を生んだりする人が続出、まだ続いているのかしら。関連グッズもあれこれと売っていて、うちの近所の雑貨屋さんには、まだ売れ残っている(?)黄金の豚が並んでいました。いつまで置いておくつもりなのか・・・・・・*1
日本では「イノシシ年」ですが、韓国や中国では「ブタ年」。中国語や韓国語では「猪」という字が、もとから「ブタ」のことだったのに、日本ではいつのまにか「イノシシ」の意味に変わってしまったから、「ブタ年」が「イノシシ年」になったのだと思いますが、このあたりは詳しい方もいらっしゃると思います。訂正してくださいね。
で、今年は十干十二支(干支:かんし)*2であらわすと 丁亥年 、安倍清明で有名になった陰陽道(おんみょうどう)の元、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)というのがあって、これによれば十干のうち「丁」と「丙」は「火=紅」を意味することになるんだそうです。「亥」は「猪」に当てるので、 「丁亥年=赤いブタ年」 である*3、60年に一度回ってくる*4丁亥年の中でも、今年は600年に一度の「黄金のブタ!」ということらしいのです。ふーむ。
でも、「赤いブタ」なのであって、「黄金のブタ」じゃあない。実際、うちの近所には赤いブタも売っていました。じゃあ、陰陽五行説の「金」が絡んだ「辛亥年」なら本物の「黄金のブタ」になるのかっていえば、この「金」は「gold」ではなくて「metal」の意味だから、これも関係ないし・・・・・・*5
結局、あれこれ考えてもよくわからない。・゚゚・(>_<;)・゚゚・
21世紀に突然出現したベビーブームにソウルに居合わせながら、入試競争率が前後数年間で一番高かった年に大学受験した私は、「大学受験とか、就職活動とか、きっと大変だろうなあ」と、しみじみ感じています。そして、道端で1,000ウォン*6で買ってきた「黄金のブタ君」を床に叩きつけてみるのでした(写真)。今年生まれた皆さんは、きっとこのブタ君のように、叩かれてもすぐに元の形に戻る、元気な人たちになるんでしょうね。
<たたきつけると、ぺしゃんこになりますが・・・> <見事に元通り!>
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十河さん、どうもありがとうございましたー。
個人的には、一口に「金の豚」といっても、いろんな形、表情のものがあるのが面白い!これまで見たいくつかの写真では、「ほっぺたがぷっくり」が共通項かなあと思っていたのですが、十河さんが送ってくれた最後の写真を見ると、そうでもないようですねえ。・・・というか、この一匹だけがかなり異質であるような。タイムボカンシリーズに出てくる豚(知らない人はこちら。あー、年齢ばれそうだ・笑)に表情が似ていると思ったのは私だけ???
*1:オレペコより:写真の豚さんたち、ちょっと怖い・・・こんなに雑然と置いちゃって、ご利益は逃げちゃわないのでしょうか ( ̄Д ̄;;
*2:オレペコより:十二支はわかるけど。「十干」って何?という方へ:海上保安庁のFAQにこんな解説がありました!
*3:ちなみに、「丙亥」という組み合わせはありません。ご注意!
*4:十干十二支では、(10と12の最小公倍数なので)60年後に元の干支になります。だから60歳になったら「還暦」(暦が還る)というわけです。v(*'-^*)-☆
*5:オレペコより:さきほどの海上保安庁のサイトをもう一度見てみると、、、なるほど、「辛」と「庚」が「金」に分類されていますね。
*6:オレペコより:日本円だと、大体130円くらいですね!
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