Wednesday, January 21, 2009

 阪神・淡路大震災、中国・四川大地震そしてハリケーンカトリーナ 






ときどき、めずらしい名前の大学の学部や学科にお目にかかることがありますが、兵庫県立舞子高校には「環境防災科」という学科があるのを知っていささか驚きました。この学科は、阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、日本ではじめて、2002年に設置されており、環境防災科の授業科目名には、「災害と人間」、「環境と科学」、「防災情報I」、「自然環境と防災I」など、大学の授業のような科目が並んでいます。




さて、ジャパンファウンデーションは、昨年10月に、中国・四川大地震の被災地へ、この舞子高校の環境防災科長で、防災教育の専門家の諏訪清二先生を派遣しました。諏訪先生と同校生徒お二人の一行は、神戸市内で行った街頭募金による義捐金と同校生徒の寄せ書きを持って、中国・四川大地震の被災者を訪ね、交流を行ないました。




ジャパンファウンデーションでは、毎月1回、サポーターズクラブの会員の方のために、講演会などのイベントを開催していますが、今月は、諏訪先生に、四川での交流のお話をうかがいます。諏訪先生は、防災教育に関する委員会の委員を務めるとともに、日本国内はもちろん、ネパール、スリランカ、インドネシアなど、海外においても防災教育の講演やカウンセリングのセミナーなどを行っておられる防災教育の専門家です。




今回のイベントでは、また、ジャパンファウンデーションの坂戸勝参与も参加して自身の経験を語ります。というのも、神戸出身の坂戸さんは、アメリカにニューオリンズ総領事として赴任していたときに、ちょうど2005年のハリケーン・カトリーナに遭遇し、総領事として、邦人保護の最前線に立った経験があります。今回は、そのときの経験も踏まえ、国際交流基金がその後実施した、ハリケーン・カトリーナに関する災害復興協力についての日米対話プロジェクトなどについてお話する予定です。




ということで、イベントの日程は以下の通りです。関西地区の皆様、どうぞお出かけください。(H.O)





日時: 2009年1月24日(土)14:00~17:00

会場: 人と防災未来センター防災未来館(http://www.dri.ne.jp) 5階 プレゼンテーションルーム

兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2

阪神電鉄「岩屋」駅、「春日野道」駅から徒歩約10分、

JR灘駅南口から南へ徒歩約12分

参加費: 入場無料。件名を「四川報告会」として、メールjfscmember@jpf.go.jpまたはFAX03-5369-6048まで、お名前と連絡先を明記のうえお申し込みください。





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