Wednesday, August 30, 2006

◎インターン生特集◎ その5 上西園さんの場合



インターン特集本文

こんにちは。上西園です。

国際交流基金文化事業部文化企画課でインターンシップとして二週間研修させて頂きました。




まず、なぜ基金でのインターンシップの志望を決めたかというと、以前から漠然と国際的な舞台での仕事に憧れていて、現在ではアメリカの政治などについて興味を持っているからです。大学でも、そういった分野を中心に学んでいます。そういう訳で、当初は国際的な感覚やアメリカについての知識を得ることに主眼を置いてインターンを希望しました。実際に志望したのは日米センターでした。単純にアメリカについて多くを学べるかなと思っての志望でした。




しかし、今回お世話になったのは文化企画課でした。実はこれがとても僕にはいい経験になったんですね。僕にとってのターニングポイントとなったと言っても言い過ぎではないでしょう。単純に申しますと、日本の文化の素晴らしさを改めて見直すことが出来た、といったところです。 




文化企画課といってもとても様々な仕事があり、ここで全てを紹介するのは難しそうなので、特に僕が影響を受けた事業を紹介します。「日本紹介のための文化人派遣」です。具体的な事業内容はというと、日本料理をミャンマーで紹介したり、日本の民族衣装である着物をアメリカで紹介したりと多肢にわたっています。どれも、日本の文化を媒体として日本を良く知ってもらおう、とうい考えの下行われているとのことでした。 これはなにも、「親日家」を作るのではなく「知日家」を増やそうという概念なのだと伺いました。要は、「日本を無理矢理好きになってもらおう」ではなく、「本当の日本を知ってもらおう」ということです。そうすれば、自ずと各国との良好な関係だったり、更に言えば世界平和といった所まで繋がっていくのだと思います。




現在、必ずしも日本に対して好意的でない外国人も少なからず存在するのは事実です。しかし、文化交流をいうことを切り口にお互いを良く知り、理解しあえることができれば素晴らしいと強く感じました。そういった意味でも、基金の職員の方々の仕事は非常に意味のある重要な仕事だと思います。




僕は、インターンを通じて今までは特に気に留めることも無かった「日本の文化を外へと発信する」事の大切さを学ぶことが出来ました。そして僕自身、今まではアメリカにばかりに関心を抱いていたのですが、もう一度足元を振り返り、もっともっと自国の素晴らしい文化についての知識、理解を蓄えたいです。そして、それらを異文化の中へ発信することができればと思います。大学に帰ってから早速、留学生に対して日本の様々な素晴らしい文化を紹介しようと思っています。 




文化企画課の方をはじめ、国際交流基金の皆様、二週間という短い期間でしたが本当にありがとうございました。




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