Tuesday, July 4, 2006

学生・若手社会人が多文化共生をテーマにディスカッション






どうもご無沙汰しております、松岡です。





この週末(7/1-2)ですが、6月7日のブログでご紹介した「青年のための国際理解講座」に参加してきました。


とてもうれしい出来事があったのでご紹介したいと思います。





僕は当日、第4分科会(「みんなでつくる国際理解プログラム」)に参加してたのですが、当日参加者6名のうち、なんとそのうちの2名が僕が書いた記事でこのイベントの事を知って、来ていたのです!


これはうれしかったですね。


ブログを通じて、想いを外に向かって発信していた身としては、それが届いたかな?と思った瞬間でした。





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当日は実行委員という形で4月頃から関わっていた6名に加え、当日参加の6名の計12名で2日間、時間にしてトータルで10時間程徹底的に議論しまくりました。


このイベントの特徴は、結構たくさんいる実行委員の存在です。僕のいた分科会でも半数は実行委員で、全体参加者80名前後のうち、30人くらいは実行委員だったのではないかと思います。


普通、実行委員というと、小数の人間が集まって全体の進んでいく方向を決める力を持った存在というイメージが有りますよね。


しかしこのイベントでは、実行委員も当日参加者も位置付けとしては「一人の参加者」ということでまったく変わりありません。


あえて違いを挙げるとすれば、実行委員は4月くらいから全体のコンセプトとか、どういった分科会つくるかとか、そのようなことを決めたりします。またこれが結構デカイのですが、実行委員は毎月2回ほど集まって、各分科会のテーマに関係の深い専門家を招いて、レクチャーを受けたりワークショップをしたりします。


もちろん当日みっちりと議論しまくるだけでも、日常生活ではなかなか得られない経験や気づき、学びがあるのですが、それに加えて実行委員は数カ月かけてじっくりと学んできました。


このイベントを作り上げていくプロセス自体が、個々人にとっての学びのきっかけだったりするわけです。





学生の人にとっては、例えばサークルとかで年に一度のイベントに向けてみんなで何かを作り上げていくという機会があると思いますが、そういう人たちも働き始めるとなかなかそういう機会が無かったりします。


このイベントも、学生時代に国際交流、国際協力、在住外国人支援、日本語教師サポート等をやっていたけど、就職して、仕事としては全然違うフィールドに就いている、という人たちが、社会人となっても何らかの形で思いを形にしていきたい、という想いからたくさん参加してました。





実際に商社マンがいれば銀行員もいて、NGOスタッフもいれば大学1年生もいて、中には長野県から2年連続きている方もいらっしゃいましたよ。





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僕の分科会では、まず最初に


「国際理解が必要だと思った、あなた。今の何がヤバイと思いますか?」


という問いに対して、本当に多様な答えが帰ってきました。その一部を紹介しますと・・・






・お金を貸すときの条件が違う


・「インド人=■■」といった固定観念


・私の家には回覧版が回ってこない


・制度が進めば進むほど、同時に隔離が進んでいる気がする


・携帯電話を持っていない人が悪者になる社会






などなど。


一人一人の参加者がそれぞれ違う話をしました。


これ全て、国際理解に話が続いているんです。








この2日間を通じていろいろなことを知って学びましたが、何よりも大切なことだなと持ったのは「個の思いを組織の中で実現していくこと」でした。


例えば、とある社会人が「多文化が共生する社会をつくりたい!!」と思う一方で、彼の仕事としてはそういった社会づくりとは"一見"関係無いように見えたとしますよね。しかし、個人として「多文化共生」というテーマに関心があれば、その個人が組織の中でどう働いていくかという姿勢一つとっても、「多文化共生」というテーマに繋がっていくんだな、ということです。








今回のイベントは、ある種「決起集会」のようなものだ、今日集まって「勉強になったね、はい終わり」ではなく、これからが始まりだ、ということを誰かが言ってました。


まさにそのとおりでしょう。


関心がある方は、今からでもまだまだ絡めると思います。


そんな方はぜひMIA(武蔵野市国際交流協会)へ。





また当日参加したかたは、トラックバックで感想共有しましょう。





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