Tuesday, May 2, 2006

「日本の知覚」展に行ってきました






こんにちは、松岡です。

日本はGWの谷間ですが、普通に働いてます*1





週末には少しでも休日気分を味わおうと、岡本太郎美術館で開催中の「日本の知覚」展を見てきました。


この展覧会は、ジャパンファウンデーションが2005年にヨーロッパ(オーストリア・スペイン)で実施してきた巡回展の帰国展です。






1952(昭和27)年、岡本太郎(1911-1996)が博物館の中で縄文土器を「発見」しました。それまで考古学の資料にすぎなかった縄文土器を日本の始源的な美術であると提言しました。


縄文土器の持つ原初的な造形感覚と、岡本が「四次元」とよんだ呪術的感覚を出発点に、日本の70年代以降の美術作品の中でそれらの知覚がどのように受け継がれてきたか、岡本太郎を含め15名のアーティストたちの作品で展観します。


本展示は、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)により、2005年6月からオーストリア(クンストハウスグラーツ)において、同年10月にスペイン(ビーゴ現代美術館)において開催されたEU市民交流年事業 "CHIKAKU:Time and Memory in Japan" 「日本の知覚」展をもとに、日本における帰国展として開催いたします。






個人的に、小田急線はあまり利用したことが無かったので、ちょっとした小旅行気分でしたが、この岡本太郎美術館がある一帯は、生田緑地という、川崎市が計画的に緑地化している区域の中にあります。


小雨が降った後でもあって、緑の匂いが充満した木立の散策は大変心地よく、少し奥まったところにある美術館までの道のりもまた、かなりお勧めです。





展示は、常設展ゾーンを経て企画展ゾーンへと至るアプローチなのですが、これがまた「~岡本太郎から始まる日本の現代美術~」というサブタイトルと合っていて、常設展コーナーでは子供の頃にみたヒーローモノに出ていたような気がするキャラや、最近の人気漫画の世界観に近いような気がするドローイングや立体物があり、チクリと好奇心を刺激されるポイント満載でした。





展示を見ながら「日本の知覚」ってなんだろう?、と思いましたが答えは出ず。


行かれた方は、ぜひご感想をお寄せください。





まだGWの予定が決まっていない方、知覚展を見に行きましょう。

美術館も良いですが、それと同じくらい緑地の環境も抜群ですよ*2




*1:といいますのも、私事で恐縮ですが、このたびトリエンナーレ準備室という部署に異動となりまして、さすがに辞令交付初日に休むというのはね・・・・、ということもありまして。電車はガラガラで通勤は楽なんですけどね。


*2:ちなみに中には民家園もあります





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