Wednesday, August 30, 2006

◎文化交流関係のお知らせ



皆様、お久しぶり、情報センターの丁寧です。


インターン特集もいよいよ第5弾になりました。その前に二つほど、国際交流基金が直接関っていませんが、文化交流関係のお知らせを書かせていただきます。





ⅰ.「日印交流年」ロゴマーク募集中のお知らせ


日印文化協定締結50周年にあたる2007年は、日印両政府の合意により「日印交流年」として、年間を通じて様々な事業が実施されます。ジャパンファウンデーションも、記念事業を行なう予定です。


なお、外務省では、「日印交流年」の公式ロゴマークを募集中です。1等賞品は日本・デリー往復航空券です。ぜひご応募ください。


 応募要領(締切:9月末) 





ⅱ.「アフリカン・フェア」開催のお知らせ


「アフリカの多彩な魅力がギュッと詰まった3日間。東京・お台場で新しい「アフリカ」に出会おう。」byJETRO(国際貿易振興機構)


開催期間: 2006年9月2日(土)~4日(月)


開催時間: 9月2日13:00~18:00 9月3日10:00~18:00 9月4日10:00~17:00


場所: 東京ファッションタウン(TFT)ビル 西館TFTホール(東京都江東区有明3丁目1番)


詳しくはこちらへ


国際交流基金もアフリカとの文化交流・文化協力を推進しており、いまは2006年11月に日本にて開催されるバレーボール世界選手権に参加予定のケニア女子バレーボールナショナルチームへの技術指導の専門家を派遣しているほか、これからは凧や藍染などの交流事業を予定しています。





◎インターン生特集◎ その5 上西園さんの場合



インターン特集本文

こんにちは。上西園です。

国際交流基金文化事業部文化企画課でインターンシップとして二週間研修させて頂きました。




まず、なぜ基金でのインターンシップの志望を決めたかというと、以前から漠然と国際的な舞台での仕事に憧れていて、現在ではアメリカの政治などについて興味を持っているからです。大学でも、そういった分野を中心に学んでいます。そういう訳で、当初は国際的な感覚やアメリカについての知識を得ることに主眼を置いてインターンを希望しました。実際に志望したのは日米センターでした。単純にアメリカについて多くを学べるかなと思っての志望でした。




しかし、今回お世話になったのは文化企画課でした。実はこれがとても僕にはいい経験になったんですね。僕にとってのターニングポイントとなったと言っても言い過ぎではないでしょう。単純に申しますと、日本の文化の素晴らしさを改めて見直すことが出来た、といったところです。 




文化企画課といってもとても様々な仕事があり、ここで全てを紹介するのは難しそうなので、特に僕が影響を受けた事業を紹介します。「日本紹介のための文化人派遣」です。具体的な事業内容はというと、日本料理をミャンマーで紹介したり、日本の民族衣装である着物をアメリカで紹介したりと多肢にわたっています。どれも、日本の文化を媒体として日本を良く知ってもらおう、とうい考えの下行われているとのことでした。 これはなにも、「親日家」を作るのではなく「知日家」を増やそうという概念なのだと伺いました。要は、「日本を無理矢理好きになってもらおう」ではなく、「本当の日本を知ってもらおう」ということです。そうすれば、自ずと各国との良好な関係だったり、更に言えば世界平和といった所まで繋がっていくのだと思います。




現在、必ずしも日本に対して好意的でない外国人も少なからず存在するのは事実です。しかし、文化交流をいうことを切り口にお互いを良く知り、理解しあえることができれば素晴らしいと強く感じました。そういった意味でも、基金の職員の方々の仕事は非常に意味のある重要な仕事だと思います。




僕は、インターンを通じて今までは特に気に留めることも無かった「日本の文化を外へと発信する」事の大切さを学ぶことが出来ました。そして僕自身、今まではアメリカにばかりに関心を抱いていたのですが、もう一度足元を振り返り、もっともっと自国の素晴らしい文化についての知識、理解を蓄えたいです。そして、それらを異文化の中へ発信することができればと思います。大学に帰ってから早速、留学生に対して日本の様々な素晴らしい文化を紹介しようと思っています。 




文化企画課の方をはじめ、国際交流基金の皆様、二週間という短い期間でしたが本当にありがとうございました。




Tuesday, August 29, 2006

◎インターン生特集◎ その4 生野さんの場合



こんにちは、津田塾大学3年の生野です。

国際交流基金の総務部人事課で2週間インターシップをしました*1


理由は文化交流や日本語事業などの基金の仕事に興味があったからです。





実際は全く違う分野での仕事となりました。


でも人事課なんてめったにいけない場所だし、組織をほんとの意味で内側から見られるところで、大変勉強になりました。





まず総務部人事課ってどんなことしているかイメージつきますか?


私は行く前、総務部が具体的になにをやっているのかよくわかりませんでした。


そして、人事課といえば採用、給料、異動を扱っているところだというイメージしかありませんでした。





総務部は「会社の上の部分でもあり、下の支える部分でもある」そうです。


たしかに、どんな会社にもあります。

会社の組織がどうやったらうまくいくか、ということを中心に考えている部署なのだそうです*2





人事課は私のイメージ+福利厚生を扱っている部署です。


私は期間中ほとんど机に向かってエクセルに入力していました。


その間にコピーやファイリングをしたり、表を見やすくしたりしていました。


でも、この一つ一つの作業を丁寧にやることが後々役立つんです。


細かい作業でもその後に使う人のことを考えながらやらなければいけない作業です。

こうやって下から支えることでスムーズな作業があって、企画とか交流が成り立っているのかと思いました*3





さて、私がこの期間に体験して印象に残っているのが


①国際交流基金で毎日が国際交流を実感できるわけではない。


②社会人になると休みがない。


ということです。




私がインターンをしたのが人事課というところだったからか、国際交流基金にいながら、あまり「国際交流」を実感できませんでした。海外事務所があることや異動が多いことはわかったんですけど、机に向かって作業をしていると「国際交流してるなぁ」という感覚はわいてこなかったです。毎日基金で働いていると「国際交流」を実感するんですかね*4





私はむしろ海外と交流というか基金の職員のみなさんとの交流が多かったように思えます。というのも期間中にさまざまな部署の職員の方からレクチャーを受けたからです。そのレクチャーで交流事業も紹介されましたが、文字だけだとイメージがしにくいところもありました。けれども国際交流基金の全体像はみえてきたと思います。





他のインターン生が言っていたように、事務作業が多いです。


でも、この地道な事務作業があるからこそ企画やったりできるんでしょうね。。。





そして2週間で最も驚いたことは


社会人になると1年365日中約230日働き、休める日は平均たった12日ということです!!!!

これは有給休暇取得状況の表を整理したときにわかったことなんですが、大学生の私にとって230日でたった12日しか休めないのは本当に衝撃的なことでした。社会人の皆さんは当たり前のことかもしれないんですが、私はこれを知ったとき、本当に声が出なくなりました*5





お金を稼ぐって大変なことですね。


230日をただただ満員電車に乗って、8時間パソコンに向き合ってあっという間に過ごすのではなく、いかに内容の濃いものにしていくか、そのためにはやりがいがある仕事に就くことが大切だと思いました(それを見つけるのに時間がかかるんだろうけど・・・)。




大学生時代にバイトに精出すのもひとつかもしれませんが、やっぱり長期休暇が与えられる学生時代ってのはめちゃくちゃ重要です。4年間の猶予を与えられたのだからしっかり楽しむべきだと強く実感しました*6





インターンシップ期間中に疑問に思ったことをたくさんの職員の方に質問して、丁寧なお答えをいただき、とても実りのある2週間でした。それから仕事の大変さ、大学生時代の大切さがわかりました。




短い間でしたが本当にありがとうございました*7




*1:どうも、松岡です。今回はうちの組織内の管理的な業務を行なう部署でインターンをした生野さんの記事です。


*2:この部分はうちに限らず、どんな組織にも当てはまることですね。


*3:まさにそのとおりです。職員のこうした経験というのは、いずれ海外事務所等に出て行ったときに役立ちます。というのも、そういう人数が少ない環境では一人の職員に複数の能力が求められるからです。人事課のようなこともやりながら文化芸術事業の実施もするのです。


*4:いやいや、これが現実ですね。別に毎日「国際」感満々というわけではありません。が、もちろんそういう瞬間もあります。なんといいますか、そういった瞬間のために日々業務をこなしているのですかね・・・。


*5:確かに、学生時代と単純に比べると休みは少ないですね・・・。


*6:全く同感です!!(笑)学生の皆さん、今のうちにしっかり長期の休暇をとらないとできないことをやりましょう!


*7:生野さんも他のインターンの方同様に、事務作業の多さに驚かれていましたね。この状況がいいのか悪いのかは別にして、確かに言葉からイメージする華やかさと実際の様子との間にはギャップがあるのかもしれません。