Wednesday, July 5, 2006

三つ目が通っても、魔太郎が来ても大歓迎!



今年のアツもナツうございますなあ(ベタ)。

暑さのせいか舌も頭も回らず、普通に話しているつもりでもネイティブとしてオンドゥル語を話している中島です。




今日は3つの話題を。




Tuesday, July 4, 2006

学生・若手社会人が多文化共生をテーマにディスカッション






どうもご無沙汰しております、松岡です。





この週末(7/1-2)ですが、6月7日のブログでご紹介した「青年のための国際理解講座」に参加してきました。


とてもうれしい出来事があったのでご紹介したいと思います。





僕は当日、第4分科会(「みんなでつくる国際理解プログラム」)に参加してたのですが、当日参加者6名のうち、なんとそのうちの2名が僕が書いた記事でこのイベントの事を知って、来ていたのです!


これはうれしかったですね。


ブログを通じて、想いを外に向かって発信していた身としては、それが届いたかな?と思った瞬間でした。





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当日は実行委員という形で4月頃から関わっていた6名に加え、当日参加の6名の計12名で2日間、時間にしてトータルで10時間程徹底的に議論しまくりました。


このイベントの特徴は、結構たくさんいる実行委員の存在です。僕のいた分科会でも半数は実行委員で、全体参加者80名前後のうち、30人くらいは実行委員だったのではないかと思います。


普通、実行委員というと、小数の人間が集まって全体の進んでいく方向を決める力を持った存在というイメージが有りますよね。


しかしこのイベントでは、実行委員も当日参加者も位置付けとしては「一人の参加者」ということでまったく変わりありません。


あえて違いを挙げるとすれば、実行委員は4月くらいから全体のコンセプトとか、どういった分科会つくるかとか、そのようなことを決めたりします。またこれが結構デカイのですが、実行委員は毎月2回ほど集まって、各分科会のテーマに関係の深い専門家を招いて、レクチャーを受けたりワークショップをしたりします。


もちろん当日みっちりと議論しまくるだけでも、日常生活ではなかなか得られない経験や気づき、学びがあるのですが、それに加えて実行委員は数カ月かけてじっくりと学んできました。


このイベントを作り上げていくプロセス自体が、個々人にとっての学びのきっかけだったりするわけです。





学生の人にとっては、例えばサークルとかで年に一度のイベントに向けてみんなで何かを作り上げていくという機会があると思いますが、そういう人たちも働き始めるとなかなかそういう機会が無かったりします。


このイベントも、学生時代に国際交流、国際協力、在住外国人支援、日本語教師サポート等をやっていたけど、就職して、仕事としては全然違うフィールドに就いている、という人たちが、社会人となっても何らかの形で思いを形にしていきたい、という想いからたくさん参加してました。





実際に商社マンがいれば銀行員もいて、NGOスタッフもいれば大学1年生もいて、中には長野県から2年連続きている方もいらっしゃいましたよ。





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僕の分科会では、まず最初に


「国際理解が必要だと思った、あなた。今の何がヤバイと思いますか?」


という問いに対して、本当に多様な答えが帰ってきました。その一部を紹介しますと・・・






・お金を貸すときの条件が違う


・「インド人=■■」といった固定観念


・私の家には回覧版が回ってこない


・制度が進めば進むほど、同時に隔離が進んでいる気がする


・携帯電話を持っていない人が悪者になる社会






などなど。


一人一人の参加者がそれぞれ違う話をしました。


これ全て、国際理解に話が続いているんです。








この2日間を通じていろいろなことを知って学びましたが、何よりも大切なことだなと持ったのは「個の思いを組織の中で実現していくこと」でした。


例えば、とある社会人が「多文化が共生する社会をつくりたい!!」と思う一方で、彼の仕事としてはそういった社会づくりとは"一見"関係無いように見えたとしますよね。しかし、個人として「多文化共生」というテーマに関心があれば、その個人が組織の中でどう働いていくかという姿勢一つとっても、「多文化共生」というテーマに繋がっていくんだな、ということです。








今回のイベントは、ある種「決起集会」のようなものだ、今日集まって「勉強になったね、はい終わり」ではなく、これからが始まりだ、ということを誰かが言ってました。


まさにそのとおりでしょう。


関心がある方は、今からでもまだまだ絡めると思います。


そんな方はぜひMIA(武蔵野市国際交流協会)へ。





また当日参加したかたは、トラックバックで感想共有しましょう。





Monday, July 3, 2006

しろうさぎ、広島へゆく






どうも、こんにちは、しろうさぎです。





梅雨があけそうであけない今日このごろ。





執筆が遅くなりましたが、しろうさぎは6/24-25の週末に、


広島に行ってきました。





用件は・・・・








「日本比較教育学会」年次大会、(6/24-25@広島大学)





です。








学会員ではないのですが、はじめて、個人として参加してみたのです。





なぜ、この学会に行ってみようと思ったかと言えば・・・





・JFでの仕事って、実は「教育」分野にひじょ~に関わりが深い。





・にも関わらず、「文化交流」という切り口で見ることが多いので、

「教育業界」の人たちと関わることって実は少ない。*1





・そしてこの「比較教育学会」は、教育の観点から、国際比較を試みていて、おもしろい。





・特に、「留学交流、国際教育交流」などのテーマが、まさにJFの事業に当てはまる!ので。





といった感じです。








「比較教育学」とは、何か、といえば、





(しろうさぎも、大学などで専攻していたわけではなくて、


JFでの仕事をはじめてから知ったので、大雑把ですが・・・)





「いろいろな国や地域で行なわれている『教育』に関する事象を、


 比較することによって、それぞれの事象の特徴をより的確に把握し、


 よりよい教育のあり方について考察するもの」


だと、思っています。





学会の参加者は、アカデミックな(=学術専門の)人たちだけではなく、


留学生受け入れや国際交流を担当しているアドミニストレーション関係


(=いわゆる事務局。)の人たちもけっこう参加していました。








参加だけでなく、発表もしていたのは嬉しい驚きでした。








JFからの参加は、しろうさぎだけでしたが、


もっとこういう場に、研究者や留学生担当者だけでなく


われわれも、出て行かなくてはいけないな、と発奮(!)させられたのでした。








教育のあり方を比較すると、その国の背景にある思想や、考え方、


どのような人材を社会全体として育てようとしているのか・・・


そういったものが、だんだんと見えてくるんですね。








JFにいて、時々、「国際的に活躍できる日本の人材育成」や、


「日本との掛け橋となれる海外の人の育成」や、


「さまざまな文化に対応し、世界の人々をつなぐことのできる日本&海外の人の育成」・・・


といった、大きな課題を考えなくてはいけない局面があります。








そんなときに、では、「この国(例えば、日本。例えば、韓国。など)で


求められている「国際的な人」って、なにを指すのだろうか??


ということは、教育の比較からも、ひとつの解を見つけることができるかもしれないんです。





*  *  *





まだまだ、奥が深い、教育の分野ですが、





学会発表って、しろうさぎでもできるんだろうか・・・・☆☆☆





いずれは、やってみたい!!!





と、夢の膨らんだ週末、でした。





 *  *  *


しかし、帰りの飛行機は、雨でゆれて、怖かったよ~~。


しかも、「旅割」だったから、かなり早く空港に着いたけど、


早い便には変えられなかったんです。ぐす。





しろうさぎ




*1:主管官庁が、文部科学省ではなくて、外務省、というのも、物事の扱い方を「教育」というよりは、「交流」「国際」という視点で見るようになっている理由かもしれないな、と思います。実際、文部科学省系の独法さんとは、いろいろやっていることは近いのに、関わりがとっても少ないので、もっと関わりたい!!と思ってます。