Monday, December 5, 2005

外国からの先生たち、島根をゆく!



お久しぶりです、後藤愛です。


しばらく出張などで留守にしている間にブログの雰囲気がかなり変わって、復帰できず、1週間以上黙って眺めてしまいました。汗。今日から復帰です。





さて、11月下旬に、ヨーロッパとアジア17カ国の中学と高校の先生たちを連れて、島根県に行ってきました。初めての山陰地方でした。(^―^)v




この事業はとなりの部署(文化事業部市民青少年交流課といいます)が行なっている、ジャパンファウンデーション設立の翌年1973年から実施され今年で33年目を迎えている超長寿プログラム!です。*1





趣旨は海外の中学・高校の先生がた(主に社会科関係の先生。私のグループでは化学や英語、美術の先生もいました)を日本に招き、ほとんど全員が初めての来日なので、そこで日本の歴史・文化と、それに根ざした今日の教育事情を学ぶ、というものです。1年に3回、グループが来日していて、各グループ60~70名なので、1年間で約200人の先生がこのプログラムで来日していることになります。





先生たちのスケジュールは、まず東京に入り、文部科学省やJF本部で日本の教育システムの全般的なブリーフィングを受け、日本の首都を見学したあと、広島、京都で伝統文化や被爆の歴史を学び、その後3つのチーム(各20人くらい)に分かれて、異なる都道府県で学校見学をします。





私は島根県部分だけ1週間付き添ったのですが、これは私にとっても日本再発見の旅になりました。


   ↓これは出雲大社入り口前で説明を受ける皆さん。


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なんといっても、島根県の小中学生が、みなさん、純粋で一生懸命で・・・心を癒されてしまいました。東京でみかけるこどもたちも、もちろんこどもらしいわけですが、なんというか、私の想定以上に、無邪気で、がんばっていて・・・。そして外国人に興味津々!!なんですね。





外国人の先生たちと一緒に、日本の教室を見てみると、当たり前に思っていたものが、とても変わったおもしろいもののように見えてくるから不思議です。たとえば、たて一列に並んだ机や、机の横にかけられた雑巾、壁に貼られた習字、給食の栄養バランスを示すポスター・・・などなど。


↓こちらは中学校で習字を体験するニュージーランドから来た先生


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海外の学校を訪問したことのある人や、複数の国の教室で学んだ経験を持つ人も多くなってきていることと思います。教育現場は、国の歴史や文化や将来に対する考え方を映す鏡のようだ、と感じました。皆さんの経験で各国教育事情があれば、ぜひおしえてください。


           ↓地元山陰中央放送の取材を受け、


            その日の夜6時半すぎのローカルニュースに流れました。


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*1:松岡くんも同じプログラムの別グループに付いて、6月に熊本に出張していました





Friday, December 2, 2005

あーすプラザで学んできました、いろいろと。



どうも松岡です。


きのう上司にくっついて、神奈川県・本郷台に行ってきました。


東海道線ってなかなか乗らないんですけど(横浜行くときはいつも東横線なので・・)、久しぶりに乗ったら駅と駅との間隔の長いこと。


といいながら、むしろこっちが普通なのかもな、とも思ったりして。





((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)





ここ本郷台には、あーすプラザという施設があります。そこで会議があったのですが、そのあと同じ建物にある神奈川県国際交流協会の方に建物を案内してもらいました。


最初に行ったのが展示フロア。ここには子どもをターゲットとした3つのスペースがあります。





その中でも特に、





「子どもの国際理解展示室」





が印象的でした。





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ここでは世界の民族衣装、伝統家屋、音楽、街角の風景などの写真が、ゆったりと配置されていて、休日などは少し開けたスペースを使って様々なワークショップをやっているようです。


ワークショップには在住外国人の方が講師として参加していて、それぞれの母国の音楽や踊りを来場者の皆さんと一緒に楽しんでいます。





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いいな、





と思ったのは、実際に着たり、乗ったり、触ったり、弾いたり、叩いたり・・・ができるんですよね。




いろんな展示に対して細かい説明は無くて、体感して学んで行くつくりはいいなー、と思いました。ごちゃごちゃ詰め込まずに、ゆったりとしたつくりも、そういう体感するためのスペースとしての魅力を高めてますね*1








(* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*)








その後2階へ。ここには情報フォーラムと映像ライブラリーがあります。





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映像ライブラリーには、視聴ブースが16台もありまして、2人や3人で一緒に見れるというのがうれしいです。


コンテンツもかなり充実していて、外国の文化に興味がある人にとっては、非常に楽しめるところじゃないかなーと思いました。





あと、一番勉強になるなと思ったのが





「情報フォーラム」





でしたね。





実はジャパンファウンデーションでも、図書館を改装して情報リソースセンター(仮称)を作ろうと動き出しています。


4月開館予定なのですが、そこではこれまでの図書館としての機能に、情報発信という要素を加えていこうとしています。





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国際理解教育の教材提供や*2、いろんな機関が発行している外国語の資料(タイ語の母子手帳とか)、市民の活動を支援する機関からの情報提供等・・・


まさに市民の皆さんが「何を欲しているのか」を意識したつくりでした。


勉強になりますっ!!





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この施設は修学旅行や社会科見学で来る学生も多いようでした。

うちの事務所はいわゆる「オフィス」ですので*3、現状ではまあ来てもあまり見るものは無いのですが(^^:;) 、国際文化交流を実施する国の機関なんだから、そういった活動の意味とか価値とか、そういうことを体感できるスペースが必要ですよね。


まあ、情報リソースセンター(仮称)では是非そういったことができるようにしていきたいです!!





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一つびっくりしたことがありました。


なんと、





神奈川県国際交流協会の職員の方がこのブログを読んでくださっていたらしく!!





「ああ、あなたがブログの松岡さんですか。」


「えっ、、はぁー。。(かなりびっくり&ドキドキ)」





ということがありまして。




いやあ、見てくれている人いるんだなー*4と、ちょっと嬉しくなり、そしてやる気が向上\(o ̄∇ ̄o)/*5





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「やっぱ外に出ないとダメだね」





と、帰り際の上司の一言。





確かにこうやって出ないとだめですね。


毎日パソコンの前でジーッとしてたら見えないものが多すぎることを実感した半日でした(ちゃんちゃん♪)。





*1:なんか、若干えらそーですね、この口調・・・まあいいや。


*2:イギリスまで行って買い付けてきた(?)ビッグブックとかもありましたよ


*3:第一回目の写真でもわかるように、ああいう風景が続きます


*4:いや、もちろんカウンター見ればわかるんだけど。実際に会って言われると違いますよね


*5:一方で、日々たくさんのダメだしももらってますが。。まあ見てくれている証拠ということで、ポジティブにいただいてます☆





Thursday, December 1, 2005

『遠近』第8号発行!



はじめまして。松岡さんと同じ情報センターという部署で働いている麦谷です。


ジャパンファウンデーションが発行する雑誌やニュースレターの編集などの仕事を主にしています。




このたび、雑誌『遠近』*1の最新号(12月1日発行)が出来ました!


(目次はこちらへ→


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主要オンライン書店や大型書店*2で、525円(税込)で売っておりますので、是非、お読みください。





なんて、のっけから、営業モードですみません。

今回は、2005年が日・EU市民交流年ということで、「市民が広げる日・EU交流」*3をテーマに特集を組みました。


アンデルセンに関するエッセイあり、市民交流の実践者からの寄稿あり、EU在住の気鋭の方々からのレポートありと、盛りだくさんの内容です。





実は、個人的なお薦めは、特集外なのですが、カナダ・モントリオール市のTOHUというプロジェクトについての記事です。


世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユが関わり、サーカス芸術を核にした文化振興・地域再生・環境保全の3つの課題を一気に解決した事例をご紹介しています。





サーカスつながりですが、ジャパンファウンデーションには、ブラジルに赴任中に、サンパウロのサーカス学校に通って、ジャグリングをマスターした日本語教育のM専門家がいます。


M専門家は、まもなく日本に帰ってくるはずだったのですが、「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」という大きなイベントのために、帰ってくる日が延期になりました。

実は私も、学生時代、ちょっとジャグリングの練習をしていたので、M先生が帰ってきて、一度、一緒にジャグりたい思っていたので、ちょっと残念です。*4


M先生、待ってますよー!(とブラジルまで愛を込めて叫んでみました。)





「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」の話はまた今度。


それでは、『遠近』のご愛読よろしくお願い致します~( ^_^)/




*1:日本で唯一の国際交流専門誌で、ジャパンファウンデーションが隔月で発行しています。ちなみに、読みは「をちこち」です。「えんきん」ではありません(涙)。ところで、名古屋の両口屋是清という和菓子屋さんに、「をちこち」という名前の美味しいお菓子があります。私のささやかな夢は、我が『遠近』に、「をちこち」の広告を出していただく-しかも表紙の裏にすぐカラー全面で-、というものなんですが・・・。誰か、両口屋是清さんにご縁がある方、つないでいただけないでしょうか。


*2:置いてある本屋さんは、こちらです。残念ながら、まだまだマイナーな雑誌なので、限られた本屋さんでしか、手に入らないのです(>_<)


*3:市民が広げる日、で切らないでくださいね(笑)。


*4:そういえば、麦谷さんもジャグリングやってたんですよねー?(←中島)