どうも、こんにちは。マニラの三富です。
今日は、2月28日(土)と3月1日(日)の2日間、マニラ日本文化センターが総力を結集して開催した「Nihongo Fiesta(日本語フィエスタ)」というイベントについてご紹介します。
日本語フィエスタとは、日本語スピーチコンテストを中心に、江戸凧の展示・ワークショップや凧あげ競技会、琴の演奏会や日本語を勉強している高校対抗の日本語クイズ大会、大学生によるエイサーのパフォーマンスやアジア各国の漫画家による風刺漫画の作品展(第11回アジア漫画展)、国際漫画賞の入賞作品の展示などなど、日本語と日本文化に関係するイベントを一挙に集めた「お祭り(=フィエスタ)」です*1。
今回はSMモール・オブ・アジアという、超巨大ショッピングモール*2を会場に、日本語学習者のみならず、子どもから大人まで実に多くの人が集まり、日本語に触れ、日本文化を楽しんでいただきました。
それでは、数あるプログラムの中から、幾つか詳しくご紹介します。
■ 第36回日本語スピーチコンテスト
マニラ、セブ、ダバオ各地の予選を勝ち抜いた17人が、日本語でそれぞれの主張を込めたスピーチを行います。オタク文化や、文化の壁を越えた恋愛物語、宗教観や日本語教師としての経験と抱負などをテーマに、それぞれが日頃の学習と練習の成果を披露しました。
私は人前でスピーチするのが極めて苦手なので、今回開会の挨拶を任され、登壇し300名近い観客を前に挨拶せねばならぬとあって、当日は朝からめまいと吐き気に見舞われていましたが (;´Д`A ```、出場者の皆さんは堂々としたものです。時には冗談を交えて笑いを誘ったりと、感情表現豊かなスピーチを披露してくれました。
ただ日本語が上手いだけではなく、スピーチにこめられたメッセージ性や表現力などが問われるのが、この日本語スピーチコンテスト。皆さん熱が入っています!
■ Quiz Bee(高校対抗日本語クイズ大会)
スピーチコンテストに引き続いては、フィリピンで初めてとなる高校対抗の日本語クイズ大会を開催しました。
ジャパンファウンデーションが派遣する若手日本語教師らから、約1年間日本語を学んだ高校生約20名(7校)が、日本語や日本文化に関するクイズにチャレンジ。日本語力や日本文化に対する理解度を競いました。
左の写真を良く見ると、後ろのスクリーンに問題が映し出されています。
「(会場に流れる音楽を聴いて)このテーマ曲が使われているアニメの主人公は誰?ローマ字でフルネームを書きなさい」とありますね。うぅ~ん、難問 σ(´ x `;*)ンート・・・
■ 2nd Philipipnes-Japan Kite Exhibit
さて、スピーチコンテストとクイズ大会が行われた会場から駆け足で5分ほど離れたアトリウムでは、江戸凧づくりのワークショップと展示を実施していました。
世界各地の大会を渡り歩き、またワークショップの経験も豊富な江戸凧保存会の皆さんにお越しいただき、子どもや大学生を対象に約2時間のワークショップをおこないました。
大盛況!
さらに翌日は、モール脇の広場で、凧揚げ大会。
真夏の太陽の下、日本の伝統的な江戸凧や、フィリピンの創作凧が、大空に舞いました。
スポンジボブや、大天使ミハエル、グライダーをつかって初めて空を飛んだフィリピン人、ドラゴンやペリカンまで、カラフルでデザインも多種多様な凧に、来場した多くの人たちが見とれていました。
大いに盛り上がった今年の日本語フィエスタ。
来年は、どんなプログラムになるのか・・・ご期待ください (*´∇`)ノ
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