Wednesday, May 27, 2009

あ~たまをく~も~の~ うえにだ~し~♪



おひさまです。


日曜日は東京方面、大荒れの天気。昨日は晴れてましたが、今週はだんだん天気が悪くなるみたいで憂鬱です。


おひさまは名前のとおり、サンサン太陽の晴れが好き。季節も夏が一番好きです。いくら日本の夏が蒸し暑くても、紫外線に攻撃されようとも、冬はとにかく寒いのがキライ!寒いと外に出たくなくなるし、肩こりがひどくなるし、夜、家に帰っても部屋が寒いし…イヤ(≧ヘ≦ ))(( ≧ヘ≦)イヤ





さて話はころっと変わって、この間、実家の浜松に帰ったときのこと。

f:id:japanfoundation:20090525135056j:image:leftいつも東海道新幹線を使うんですが、ぼんやりと窓の外を眺めていて、いつものように富士山が見えました*1


で、この「いつものように」が「いつものように」じゃなかったことを思い出しました。

実は昨年、おひさまは人生初の富士登山に挑戦しよう*2と、友人3,4人と計画を練っていたのですが、その時に、友人の一人が何気なく一言。


「でも私、もしかしたらまだ富士山見たことないかも。」


・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!!




その友人は社会人になって九州から東京に来たのですが、その時まで「富士山」を自分の目で見たことがなかったのでした。*3


私の地元も静岡県とはいえ、毎日富士山が目の前に見えるところではないのですが、それでも自分にとっては身近な富士山。


上京してからも、電車に乗っていて富士山がきれいに見えればその日は何かいいことがありそうな気がするし、高層ビルの展望階に行けばすぐに富士山の方角を探してしまう私。タイトルの富士山の歌だって歌えるし(笑)


もちろん理性的に考えれば「富士山を見たことがない人がいる」というのは、至極当然のことなんですが、自分には「『富士山を見たことがない』のが当たり前の感覚」がなくて、その友人の一言で初めて、自分に「『富士山を見たことがある』のが当たり前の感覚」があることに気づきました。





一人新幹線の中でその出来事を思い出し、自分にとって「当たり前」なものは、それが「当たり前じゃない」人のことを無意識のうちに傷つけているのかもしれないな~とじんわり考えてしまいました。


健康でいること、家族と電話一本で話せること、毎日食べるものとやるべき仕事(!)があること、などなど。

色々な場面でそぐわすカルチャーギャップ*4も、この自分の「当たり前」感の境目なんだなと思います。頭で考えて分かったつもりになっても、体感してみるとまた新たな発見があったりしますし。





ちなみに昨年の富士登山は台風接近で急遽中止。今年リベンジの予定ですが、登りきったら、いつもの富士山も一味違って見えるのかな・・・と楽しみです。今のうちに体力つけておかなくっちゃ C= C= C= ┌(;・_・)┘トコトコ




*1:写真は新幹線からじゃないんですが。車内からきれいに撮るのはなかなか難しいんですよね~。


*2:大学時代、オーストラリアからの留学生に、「僕は2回も登ったことがあるのに、静岡県出身の君は登ったことがないなんて!」と言われたことがあります。そんなもんですよね、同郷の皆様??


*3:来月「富士山静岡空港」がオープンしたら、九州の方も北海道の方も、ぜひ静岡にお越しくださいね~


*4:外国の方とのカルチャーギャップだけでなく、世代間ギャップとか出身地ギャップとか、はたまた男女間の認識ギャップとか(笑)





Tuesday, May 26, 2009

 【潜入調査報告】 日本語の先生の卵?



こんにちは。ズッキーです。





日本語教師ってどんな仕事か、先日のブログで告知させてもらった『世界の日本語教室から』をお読みいただいた皆さんはもうわかっちゃったと思いますが、


では、そんな日本語の先生って、みんなどんなきっかけで目指すものなんでしょう?




私の所属するさくらネットワークチーム*1が行なっている「JENESYS若手日本語教師派遣」は、若い日本語教師の皆さんを対象にやっている事業です。


派遣から帰ってきた人たちの報告会があったので、ちょろりと潜入調査。





の前に、「JENESYS若手日本語教師派遣」が何かって?





簡単に言うと、






若い日本語の先生の卵に、海外で日本語を教える経験を積んでもらおう!ということです。(担当のTさん談)





だそうです*2





フィリピンとインドに派遣されていた人たちにちょこっとインタビュー。





f:id:japanfoundation:20090525172706j:image


(後列右側の3人は基金スタッフです。)





ズ「日本語の先生になろうとしている皆さんは、どうして日本語の先生を目指そうと思ったんですか?」









Aさん「外国の人と日本語を介して触れ合うことが好きだったからです。普段、客観的に日本や日本語について考えることはないけれど、仕事を通して考えられることや、日本や日本語を外にアピールしていくことに魅力を感じました。」






ふむふむ。他にも、語学や外国の人との交流が好きだったから、というきっかけの方は多くいました。


中には、「日本語教師として海外に行ってみませんか」という、ポスターを見たことがきっかけだったという人も!


 ♪あの日 あの時 あの場所で~♪ ポスターを見なかったら・・・人生を決めるきっかけって、どこでどんなときにどんな形で出会うものか、わからないものなんですね。








ズ「JENESYSの派遣に行ってよかったと思えることは何ですか?」









Bさん「頭がやわらかくなったことです。行ったばかりのときは、日本語の先生だからきちんとした日本語を教えなきゃいけない、というプレッシャーで固まっていた。でも、言葉は人と人の心の壁を低くするもの。理数系科目のような正確性は要求されないため、もっと気軽な気持ちで日本語を教えたいと思ったし、日本語を勉強してほしいと思った。」












ズ「ズバリ、モノ申す!!ってことはありますか?」









Cさん「もっと長くいたかった。日本語教師を目指す若い人にとって、一人で海外に出るのは敷居が高いので、若い人にチャンスを与えられるようなこういう研修がもっと続いていけばいいなと思います。」





Dさん「Non-Native(日本語を母語としない人)の日本語教師をもっと育てる必要があると思います。そうすれば、もっと日本語が広がる可能性があると思います。」



なるほど。基金の日本語教育事業の目指すところは、まさに、現地で独立して日本語教育が行なわれていくことなんですが、Non-Nativeの育成、まさに!!





日本語の先生の卵の皆さん、どうもありがとうございました!


いつか、基金の派遣で海外に行く、なんて日が来るかもしれません。


これからも頑張ってくださーい!








ちなみにこのJENESYS、第2期後期の公募も始まりました⇒こちら


このブログを読んで・・・


とても興味のある方 ⇒ ぜひご応募を。


少し興味がわいた方 ⇒ とりあえず応募用紙のダウンロードを。


興味がありそうな友達がいる方 ⇒ 背中を押してあげてください。





★おまけ★ ~調査報告番外編~





ズ「現地でハプニングはありましたか?」






Eさん「派遣先の会長がアメリカでの6ヶ月間の休暇から帰ってきたときのこと、私のことをなぜか「マミキさん」と呼ぶようになっていたんです。「あの・・・私・・・ナミキなんですけど・・・」・・・



ナミキさん、そのまま訂正するタイミングがなく、「マミキさん」のまま帰国しましたとさ(笑)















Next ズッキー's Hint!





⇒【潜入調査報告②】 カナカナムマハミニャ?


  (マレーシアのイベント報告)















Next バッターズ サークル!


⇒  おひさま  さん ☆




*1:名前の由来は言えなくて・・・夏。(笑) さくらネットワークについてはこちらをご参照。


*2:詳しくは、こちらとかこちらを。





Saturday, May 23, 2009

コーヒーの話



 今日仕事が終わってから、本郷三丁目へ。コーヒーのセミナーに行ってきました。


f:id:japanfoundation:20090523111410j:image





 -第15回コーヒーサロン*1


このセミナーはコーヒーの専門家の方々が毎回色々な国のコーヒー事情などを講義するシリーズで、今回はブラジル


各国の経済、農園の状況、フェアトレード環境問題など、コーヒーに関わるいろんなことを勉強できるサロンです。

f:id:japanfoundation:20090523110900j:image:small*2



  


  毎回仕事が終わってから行くので、わざとじゃないんですけど、大体最後の試飲のときに到着します。


  今回も、ちょうど到着したら、これから試飲しますというタイミング。コーヒーのチェックは舌全体に風味がいきわたるように、「音を出してすする」のがコツなんだそうで。


 


f:id:japanfoundation:20090523110855j:image





f:id:japanfoundation:20090523110854j:image


 会場の半分くらいがプロの人たち(商社、飲料メーカー、コーヒーチェーンなどの豆のバイヤーさんや社長さん等等。)あと半分が一般の人だったので、それぞれのグループで、どれが一番おいしかったか、選んだところ、一般の人で一番多かったのがB、プロの人たちがcという結果。(ちなみに私、Mはcを選びました。)


 要するに、一番高級なのはCということで、ブラジルのカルモデミナス(多分。うろ覚えです)?という産地のものだということでした。確かに他のものは、豆の粒が揃っていなかったりするんですが、この生豆は、粒ぞろいで綺麗。今ブラジルでは今までには国内で流通しなかったような高級コーヒー(大体10倍くらいの価格!)を飲ませるおしゃれなカフェなんかも出現しているそうです。あと、Sバックスもあるんですって。





 ■しかーし。


 一般の人はBを選んで、プロはCを選んだっていうことは、いくらプロが「これはおいしい」と言っても、売れないという結果、「おいしくない」という評価になるということ!





 結局人は一番飲みなれたものをおいしいと思う傾向があるため、スペシャルティ(高級)コーヒーをブラジルで販売する際には、何故それが高級でどういうものなのかという説明をつけるのだそうで、そうやって時間をかけて、価値を受け入れ馴れてもらうというようなことをおっしゃっていました。(ちなみにAとBがブラジルで一般的に飲まれているものだそうです。Bのほうが高級品。)


 


 結局のとこ、ほんとは素直に舌が感じる「おいしい」は人それぞれなので、「おいしい」という価値は単純に舌がどう感じるか、ではなくて、いろんな情報によって後から定義されて付け加えられるものなんですよね。





 これはすばらしいと専門家が言う→「えーっ」と思いながらちょっと慣れてくる→結構好きかも。俺って違いの分かる男?? 





 るるるーる るるるーる るるるー♪ ← ネ●カフェCM風に


 





 これ「コーヒー」を「文化」とか「芸術」とかに置き換えるとどうでしょうね。








 私は自分の舌に正直に生きたいと思います。。。






今日はこれ。








*1:詳細はこちら→http://avatoli.ioc.u-tokyo.ac.jp/~ikemoto/CoffeeSalon.htm#CS01


*2:このセミナーを主催する先生の研究室でパチリ。コーヒーの木です!実がなってます。