Friday, May 30, 2008

「外国人による日本語弁論大会」開催!



たびたび登場、みかんです。皆さん、6月14日は何の日かご存知ですか?JFメルマガ*1を読んでくださっている皆さんはもうお分かりですね!(ちなみに父の日の前日!)


そう、第49回外国人による日本語弁論大会が開催されます。





日時:  2008年6月14日 土曜日 午後1時開始(12時30分開場)


開催地: 川越市市民会館 (埼玉県川越市) 地図(PDF)


入場: 無料/申し込み不要




大会は国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、(財)国際教育振興会、川越市*2の共催です。





NHKの教育テレビでも毎年放送されている、この大会、実はJF職員のみかんも恥ずかしながらまだ見に行ったことがないんです。先日の新人紹介ブログで弁論大会担当になったと発言していた、新入職員のずっきーに、その裏側をちょこっと教えてもらいました。










Q: 49回もの歴史を持っているんですね。今年は「日本語国際センター*3設立20周年記念の大会」でもあるんだとか。いつから始まったんですか?






1960年から毎年開催されている、歴史ある大会なんですよ!(財)国際教育振興会が第1回大会から主催していて、基金が共催団体として参加したのは平成10年度の第39回大会からなんです。



Q:弁論大会の当日は、選ばれた12名の方がスピーチをするんですよね!世界各国から参加があるようですが、応募者は何人くらいあったのですか?どんな国が多いのか気になるところ。






予選のテープ審査への応募はなんと、約100名!!世界各国出身者の応募がありますが、やはり、地理的に近い韓国や中国の方からの応募が多いですね。



Q:優勝者には毎年素敵な景品があると噂にききましたが・・・。本当なんですか?!






うふふ。本当みたいですよ。今年の景品はまだ決まっていませんが、去年の各賞の景品には、国内往復航空券や、ビデオカメラ、DVDレコーダーなど、質問に答えている私の方が欲しくなってしまうような景品が数多くあったみたいです!






Q:当日は、スピーチの他にも特別公演があるんですよね?どんなステージが見られるのかしら?









今年は、埼玉県川越市での開催ということで、川越まつり囃子や地元星野高校の筝曲部のみなさんによる演奏が予定されています。会場の外国人の方々に、日本の文化を伝えるよい機会になりますよね。みなさん、スピーチも特別公演もぜひ、会場へ足を運んで聞いてください!






ずっきー、ありがとうございました!





そして、もしこのブログを読んでいる、日本語学習者の方がいらしたら、来年はぜひ応募にチャレンジしてみませんか。





実は、みかんも昔、外国語のスピーチコンテストに応募した経験があります。(たった今、ブログを書きながら思い出しました・・・笑。書類審査になんとか通って、大会はたった5分のスピーチだったのですが、テーマを決め、原稿を書き、ネイティヴの先生にチェックしてもらい、何度も何度も暗誦するんですよね。


外国語で、しかも数百人の会場のステージで話す経験、本当に緊張するのはきっと皆さんにも想像いただけるのではないかと思います。わたしの場合、大会は見事落選してしまいましたが、同時にものすごく勉強になったのを覚えています。正しい発音、その言語でのスピーチの組み立て方、語彙や、自分の伝えたいメッセージ。


5分の中身は濃いんです!ひょっとしたら母語で話す以上に。





弁論大会のくわしい内容については、後日ずっきーからの密着レポートをお楽しみに。





最後にオマケです。会場となる川越市は、日本の江戸の情緒あふれる「蔵造り」の町並みで知られる、まさに日帰りにぴったりの観光スポット☆ 池袋から30分です。お出かけ前には観光協会のサイトをチェック。(小江戸っこより)


6月の土曜日、ぶらりと出かけてみませんか?




*1:えっ、まだメルマガを読んでいない?!そんな方は、こちらで登録いただけます。


*2公式サイトもぜひご覧ください。


*3:日本語国際センターHPはこちら





Tuesday, May 27, 2008

最近話題の本を読みました。



こんにちは、みかんです。今日もとっても気持ちい青空、芝生に寝転んで読書でも・・・といきたいところですね。


みなさん、最近読んだ本はありますか?いくつかの新聞の書評で見かけた「現代アートビジネス」という本が気になり、先日手にとってみました。


著者の小山登美夫さんは、清澄、最近では新たに代官山でもギャラリーを経営する話題の人物。ご著書の中では、芸大在学中からのアーティストの卵たちとの接点や、ギャラリストの役目について、世界と日本のアートマーケットの比較など、小山さんご自身の経験をふくめて、非常にわかりやすく書かれています。




トランク一つを抱えて、まだ有名になる前の奈良美智さん*1の作品を海外のインディーズ・アートフェアへ持ち出したときの気持ち、国内ではまだ村上隆さんが評価されていなかった頃、海外のコレクターの反応に手ごたえを感じて、売り出していける!と感じたときの気持ち、そんな著者の心情が、ふと読んでいたわたしの目にとまりました。





たぶん、日本文化を海外に発信していくときの気概、のようなものを改めて意識したんじゃないかと思うんです。世界各地でジャパニメーションやJ-POP、伝統的な日本の食文化を紹介する、そんな様々な事業をわたしたちジャパンファウンデーションは日々行っています。そんなわたしたちにも通じる部分が「ビジネス」を舞台としている小山さんの本の中にもあちこちにあった気がしました。まだまだ新米のわたしにははっきり言葉にはできませんが・・・、そんなもどかしい気分でこの本を読みました。もし関心を持った方がいらっしゃったら、手にとってみてくださいね。





ところで美術館で働くスタッフが、よくお客さんに聞かれる3つの質問、というちょっと面白い話を聞いたことがあります。


皆さん、何だと思いますか?


答えは・・・


1.いちばん高い絵はどれですか?(いくらですか?)


2.美術/作品の見方が知りたい、教えて!


3.この絵はホンモノなんですか?





3はまあ、一時期ある作家の贋作や盗作が騒がれたのを反映していたり、お宝鑑定団のようなTV番組のヒットとも関係があるのかもしれません。(これについては、ギャラリーでも本物か?と尋ねる人がいる、と小山さんも触れています。)


いずれにしても、作品の値段、これって高いの?ホンモノなの?とみんなが聞きたがるわけですね。


「アートビジネス」に目をつけた本が今回出版されたのも、まさしく今の世の中のニーズに対応しているんだろう、と想像します。ビジネスというかたちはもちろんのこと、今世界ではどんな人たちが、どんな日本に注目しているのか、文化交流を行うジャパンファウンデーションも目が離せないところです。


ではでは、今日はこのへんで。




*1:現在、ジャパンファウンデーションが行っている展覧会「アジアへ発信!-日本の現代美術 KITA!! : Japanese Artists Meet Indonesia」でもYNG(奈良美智+graf) の作品をご紹介しています。現地での展示についてはまた近々ブログで紹介予定ですので、お楽しみに!





Wednesday, May 21, 2008

 プレゼント!横浜トリエンナーレ2008 特別チケットパック




みなさまこんにちは。松岡です。


このブログに登場するのも、回を重ねるごとに間隔があいてしまいまして、今回も半年振りとなってしまいました。今の「地球を開けよう」ブログのノリとちょっとずれてしまっていたらごめんなさい。





現在、僕は「横浜トリエンナーレ2008」という、3年に1度開催される現代美術の国際展の事務局スタッフとして、今年9月の開幕に向けて準備を進めております。逐次この場をお借りして、準備状況の報告をしようと思ってはいたのですが、気づいたら全然報告できてませんでした。





ベネチアビエンナーレで横浜トリエンナーレの宣伝をしてきた話や()、キュレーター全員が東京に集まって開催された濃密なシンポジウムのレポート()、といった、どちらかというと横浜トリエンナーレが始まる前のプレイベントのご報告ばかりでしたが、いよいよ開幕まで半年を切り、展覧会自体の準備も本格化してきております。





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既にごらん頂いた方もいらっしゃるかと思いますが、横浜トリエンナーレ2008の準備状況を皆さんにいち早くお伝えすべく、横浜トリエンナーレの公式ホームページ内でブログもスタートしました。





といいつつも、まだなかなか展覧会の中身の話にまで踏み込んでないのですが・・・。既に発表されている参加アーティストの関連情報やチケットの情報等を中心に、ご案内をしております。近いうちにまた皆さんへ、より詳細な展覧会情報をいち早くお伝えできると思いますので、ぜひこちらのブログもチェックしてみてください。





また度々ブログ上でもご案内してますが、現在全国のミュージアムショップ等で横浜トリエンナーレ2008の「特別チケットパック」を限定5000個で発売中です。こちら、入場券とガイドブックの引換券に非売品のグッズ(ノートとトートバック)、さらに会場内のカフェで使える金券もついて、3000円で発売してます。グッズのデザインは、ブルーマークの菊地敦己さん。バックはマチがついて使いやすいですし、僕も普段の買い物で使ってます。




この秋絶対に横浜トリエンナーレに行く、という方にとっては、確実にお得なセットですので*1、まだお買い求めになってない方は是非!





インターネット販売もやってます。販売場所の情報は(こちら)です。





また現在、この「特別チケットパック」プレゼント企画も実施してます!


詳しくは「横浜トリエンナーレ・オフィシャルブログ」に応募方法が書いておりますので、ご確認ください。








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*1:一般の方の当日入場券は1,800円、ガイドブックは800円、これにカフェ・ショップの利用券500円分で既に3,100円です。これに非売品のトートバックとノートが付きます。