Wednesday, January 11, 2006

シュールな後日談:NYのクリスマス






遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます!


後藤です。


今年もときどき登場しつつ、松岡くんを応援しながらやっていきたいと思います。


どうぞよろしくおねがいします。ぺこ。(←こういう書き方も年末年始に覚えてきたので、使ってみました。)


新年早々は、何を書こうかな、と思っていたのですが、


そこへ、ニューヨークの赤澤さんから、


先日のクリスマス特集の「後日談」が届きました。









「ニューヨークの辻々で、豪快に売られていくクリスマスツリー、誰に買われていくのかな?」 


というコメントつき写真を年末にお送りしましたが、年が明けてみると、クリスマスツリーが街の辻々に再登場!(写真をご参照)


f:id:japanfoundation:20060111135303j:image


といっても、役目を終えてアパートの前に打ち捨てられたツリーです。なんとなく日本の正月明けのどんどやきに見えなくもありません。ニューヨーク市では、「公園に持ち込んでリサイクル(ウッドチップ化)に協力しよう!」と呼びかける位、これもまた大都市ならではの風物詩のようです。」






打ち捨てられたクリスマスツリー・・・写真でも初めてみたのですが・・・


なんとも言えず物悲しいです。こういうのをシュール、っていうんでしょうか。(;_;)。





このツリーですが、今になって思えば、確かにクリスマス前に、生の木を切り倒して、


運んで、売ってましたもんね・・・ニューヨークのみならず、きっとアメリカ各地や、


ヨーロッパでも同じような現象が起こっているのでしょう。生の木でない、


日本の家庭でよく使う偽物の木は、実は環境的にはとてもよいものなのかもしれませんね(!?)





あと、木に対して「かわいそう」という感情、って、アジア的だ、


と聞いたことがあるんですが、どうなんでしょうか。


人間と動物以外のものに、感情移入するのは、欧米ではあまりない、というんです。


今度2月にアメリカ出張があるので、そのときに少しリサーチしてこようかな、と思っています。


皆さんにとって今年がよい一年になりますように!






Tuesday, January 10, 2006

ワンダーバスジャパン






こんにちは、松岡です。


先日、「日豪交流年」のお話をしましたが、これに関連して一つおもしろいプロジェクトをご紹介させてください。





みなさん、


「ワンダーバス ジャパン(Wonder Bus Japan)」


って聞いたことあります・・・?





f:id:japanfoundation:20060106224655g:image





・・・まあ無いですよね。





それもそのはず、これは日本ではなくオーストラリアで昨年行なわれた、





日本文化を紹介するイベント





でして、これがまた大盛況だったんですよ(いや、ほんとですから)。





(現地の模様はこちら。)





このプロジェクト、職員の提案から企画が通って実現したものでして、タイトルの通り





「“驚き”が一杯のバスが、オーストラリア中を縦横無尽に駆け巡る」




まあそんなかんじです、きっと*1。きちんと説明しますと、「オーストラリア国内の地方都市や町を、日本文化のタネをつんだバスが巡回して、パフォーマンスあり、映画上映あり、習字や太鼓などの参加型イベントあり、日本食の試食あり、と盛りだくさんなイベントを行なうキャラバン」なんです。


もう聞いただけで豪華ですよね、おなかいっぱい。





**********





裏返して、自分の町に、例えばスペインからキャラバンがやってきたと想像してみました・・・





バスからは次から次へとパフォーマーが。


闘牛士が出てきてヒラヒラ華麗なステップ、続いてフラメンコで情熱的なダンス(参加型イベント?)。


そしてシメはパエリヤで・・・


うーん、ステキじゃないですかこれ?








まあ、正直言って僕が現地に行って何かをやったわけではないので、こんな様子だったかは定かではありませんが(いや、間違いない!!)、とにかくもれ伝わる情報によると(ってそんな機密事項じゃないんだけど)かなりの大盛況だったようですよ。





どこへ行っても町を上げて迎えてくれたり、多くのボランティアにも支えられたようです(どうもありがとうございました)。





またこのプロジェクト、現地の日系企業などから資金面・労働力の面でも多大な支援を頂いて実施に至ったとのことでした。多くのパフォーマーもオーディションをくぐり抜けてきたボランティアだったり、こういった協力が無ければ実現は無かったんでしょうね。


海外に出ると、日本人同士ということで結束が生まれたりもするのですかね。


僕は海外に住んだことはありませんが、それでも海外旅行をしていて日本人に会うと、ちょっと親近感わきますからね。これが日本のマチナカでわいてたらアブナイですよね。





このプロジェクト、大好評につき今年も5月に実施されます!!


詳しくはこちらをご覧下さい。





ちなみに僕、オーストラリアに行ったことがありません。





ブログの取材で5月のワンダーバスを見に出張に!!、というのはまず無いだろうなー。





でも、JFサポーターズクラブのボランティア派遣でもいいんじゃないでしょうかね??





*1:なんせ直接見てないので





Wednesday, January 4, 2006

謹賀新年






みなさま、




新年明けましておめでとうございます。(●゚ ∇゚)ノ☆賀正☆ヽ(゚∇ ゚●)*1








本年もジャパンファウンデーションを、そしてこのブログ「地球を、開けよう。」をどうぞよろしくお願いいたします。








年末には森美術館の「杉本博司:時間の終わり」展に行ってきました。「遅っ」といわれそうですが、行こう行こうと思っていてなかなか行けず・・・年末ですいているかと思いきや結構混んでました。


僕がこの方の作品と出会ったのは、学生時代に山陰地方をぶらぶらとしていた際に、島根県立美術館で巡回展をやっていたのを見たのが最初でした。





そこではどういった作品がどれくらいあったのか、はっきりとは覚えてないのですが、それでも<<海景>>の作品群は強烈に覚えてます。白と黒のコントラストが激しいものからその境目がわからないくらいぼんやりとしたものまで、なんというか脳みその奥のほうを見ているような懐かしいような風景を見ているような気持ちにさせられたのを覚えてます。

今回の森美術館での展示ではその場所自体が作品と一体化されていて、この<<海景>>に関しても真黒の壁にかけられた作品にライトが点で当てられていて*2、以前山陰で見たとき(このときは確か白壁、明るい部屋だった気がします)よりも、もっと白黒のコントラストを強く感じたのが印象的でした。




1,500円という入場料は若干高いかなとも思うのですが、それでも足を運んでしまうのはその作品の持つ力と学芸員の方々の企画力によるものでしょうか*3





この「時間の終わり」展の次には、ドイツに関する展覧会があるようです。2005-2006は「日本におけるドイツ年」で、昨年から様々な企画が目白押しでしたが、この展覧会が一連のイベントの最後を飾る大規模展になるようです。





そして、





ご存知の方はまだそんなにいないかもしれませんが、2006年は日豪友好協力基本条約30周年を記念した、「日豪交流年」でもあります。


こちらも情報が入り次第、この場でもご紹介していきたいと思います。





というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。




*1:この年末年始に色々な方に会って、このブログを見ている人も結構いらっしゃいました。ほんとにいろんな意見をもらうんですが、「あの顔文字の使い方にはちょっと無理が・・・」という御指摘を、特に多数頂きました(笑)。確かにそういう部分も多多あったかなと思いますので、そのあたりは修正して行く方向で・・・


*2:プラス、これは美術館ではあたりまえの気配りなのかもしれませんが、人間が作品の前に立っても影がかからないギリギリの角度で照明が当てられているのに感動してしまいました


*3:それでも安いにこしたことはないのですが(笑)