Thursday, December 24, 2009

日本のメリークリスマス☆



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★★Merry Christmas!!★★




晴れが続いて元気なおひさまです。皆さまお久しぶり…*1





クリスマス自体は明日25日ですが、日本では専ら今日24日のイブ(の夜)が重要視されてますよね~。天気予報でも「イブの夜のお天気は・・・、北海道はホワイトクリスマスになりそう・・・」なんて言っていて、もう枕元にサンタさんは来ないと分かっていても、なんだかワクワク・そわそわしてしまいます。


さてこのブログ、これまで世界各地のクリスマス風景を紹介してきました。ちょっと振り返ってみると…



☆アメリカ(ニューヨーク)、その後日談


☆ハンガリー


☆イギリス(ロンドン)


☆オーストリア(ウィーン)


☆メキシコ(その1その2


☆ドイツ(クリスマスマーケット)


☆オーストラリア(シドニー)


☆エジプト(カイロ)


☆フランス(パリ)


☆ドイツ・オーストリア・ハンガリー


☆フィリピン


☆マレーシア



ε=( ̄。 ̄;A フゥ… やれやれ

全部振り返るのは大変なくらい*2、もしかして、特集しすぎ?!





でも、、だって、、、クリスマスだもん!


ツリーが見たい!

イルミネーションが見たい!*3


不況の日本だって負けてないんだぞー!! ・・・ということで(なんのこっちゃ)海外にいる皆さんに、日本のクリスマスをお届けします キャー ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 キャー





冒頭の、青空をバックに映えるのは恵比寿ガーデンプレイスのツリー。


↓こちらはクリスマスデートの定番(?)、横浜みなとみらい。


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そういえばイルミネーションもあちこちで「LED電球を使用して省エネ!」とか「グリーン電力を利用!」とか「会場ではリサイクルにご協力を!」とかアピールが見られるの、『エコ』ブームの日本っぽいです。写真↑のキャンドルも、カップは全てリサイクルするみたい。




「Japan Outreach Initiative」の説明会*4で行った、名古屋も素敵でした。駅ビルに毎年凝った電飾がかかるんです。今年は季節の移り変わりがテーマだったようで、春・夏・秋ときて↓写真は冬の場面。


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赤い服のサンタクロースが広まったのは、コカ●ーラの宣伝のおかげという俗説もあるくらい、商業化の影響もありますよね。教会で厳粛なミサもやってるけど、それよりローストチキンやクリスマスケーキを食べて、プレゼントをもらうことが重要になっちゃってる感じもします。

↓某チキン屋さんに並ぶイブの夜。*5


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そうそうそれから、クリスマスが終わったらすぐにお正月。クリスマス商戦の隣で、同じようにごった返す年賀状関連グッズが見られるのも、日本の風景なのかもしれませんね。





最後の写真は表参道ヒルズから。


皆様、素敵なイブが過ごせますように ゚☆。.:*:゚★゚'*ヽ(⌒ー⌒)ノ:*'゚★゚':*.::'゚☆。


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*1:す、すみません。実は1ヶ月以上登場してませんでした


*2:一個一個クリックした皆さん、ありがとうございます!これでクリスマススピリット満タンですね☆


*3:あ、ちなみにクリスマス“イルミネーション”というのは和製英語みたいです。アメリカ人には全く通じず、私の「iLLUmination」のLの発音が悪いのかと必死に説明した結果、単純に「lights」と言うことが判明(苦笑)でも何となくイルミネーションの方が豪華な感じがするのは私だけ?


*4:説明会は終わっちゃいましたが、応募締切は1月7日ですよ~郵送必着なのでお早めに!


*5:数年前の写真です。行列を作るのも日本文化?^^;





Wednesday, December 16, 2009

インタビュー3 「若い人が本を読めなくならないように力を尽くしていきたい」 by 渡邊直樹 (『をちこち』編集長)



こんにちは、Mです。

さて、今日は渡邊直樹編集長インタビュー最終回。(その1その2はこちら)




基金と電子媒体の話(続き)、これからの夢など語っていただきました!




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しつこく・・・似たようなアングルですが。編集長です。





編集長:民放で外国人にインタビューするっていう番組あるじゃない。ああいうの面白いよね。日本好きの人は着実に増えているんだし、そういうものへの目配りも忘れないでやらないと。テレビのいいところは、サービス精神があるところ。





M: 私もニュース23で基金事業を特集してもらって、内容に感動して泣いたことあります・・・。よく考えたら自分がいつもやってる普通の仕事なんですが。基金の仕事には感動が一杯落ちてるのに、確かにもったいない。 あと、デジタル化することの問題として私が感じているのは「文章の推敲の甘さ」と「時間が経つとアクセスしにくくなるところ」そのあたりはどうでしょうか。





編集長:検索、だよね。グーグルでもトップ10とか20に居ないと結局アクセスしないという現実があるよね。基金のHPもあんまり情報を深くに置くと読まないから、早くアクセスできるような構造にしないと。





Oさん:今年度中にやります。計画中です。





編集長:何が読みたいのか、内部だけじゃなくて読む人のコンセンサスもとった上で選んで、アクセスしやすい場所に置くのは大切。





Oさん:ちょうど昨日の会議で、基金のHP上で熱い議論ができる仕組みを作ったら面白いという話になりました。例えば、インターネットと紙媒体はこれからどうなるか、とか、日本語は滅びるのかとか、基金らしい議題を出すっていう・・。

編集長:議論よりも、論争に近くなるテーマ設定ができるかどうか、そして読む人も食いつきやすいものをね。対立軸を作るってことが大切。




M:基金のネットワークの強みは、海外。そこで外国人を論争に巻き込めるというのは、面白いかもしれないですね。





編集長:今、日本のマスコミは限られた人にしか頼まなくなっていて、このテーマだったらこの人のこの意見とかいう具合に、同じことしか言わないんだよね。新しい書き手、新しい発言者を求めるってことをしなくなってる。『をちこち』をやってて面白かったのは、基金にはリソースがあって、日本人に限らず基金スタッフはちゃんと、新しい声を探してきて連れてきてくれる。これは面白かった。





M:ところで、今回はブログ企画インタビューですが、ブログについてどうお考えですか。





編集長:うーん。ブログはあんまり読まない。個人的に知ってる人とか本を読んで知ってる人のをいくつか決めてたまに読む程度。





Oさん:でも、まあ、就職活動中の人とかには面白いんじゃないのかな?





編集長:基金にきてみて、海外事務所にも行って見て、直接触れ合うことで基金の人の魅力とか、変な人がいるなとかが分かるのが面白い。外からみたらそれが分からないけど、ブログっていうのはそれが分かる、肉声のようなものが伝わる手段ではあるよね。あと、写真があるのはいいと思います。





M:では、最後に。これからの夢を教えてください。








編集長:えー。『をちこち』編集後記にも書いたけど、美智子皇后のために貢献できる仕事がしたい。

  あと、最近若者の読解力、読書力が衰えているのが気になります。メディアや情報の媒体が増えるのはいいことだけれども、本というのは、考える力とか想像力を必要とするものなので、若い人が本を読めなくならないように力を尽くしていきたいと思っています。その上で、本が作れる人を育てて生きたいなと思って大学でも教えているところです。





M: そういえば最近、本、あんまり読んでないです。

編集長:本は積んどくだけでもいいらしいけどね。

M: (安堵)

(終)










 皆さんは最近、どんな本を読みましたか?
 振り返って自分を考えると、いい本はたくさんあるのに最近本を読んでいない私。 実は、詩集が売れないと聞いて、細々「詩集を買うキャンペーン」*1を行っているMですが、

「本は積んどくだけでもいいらしい。」by 渡邊直樹  に従って、さらなる出版業界活性化のために、もっと本を読みたいと思います。





 『国際交流』『遠近』『をちこち』と36年間ありがとうございました。

『をちこち』、実はファンでした。やめないで。渡邊編集長大好きです。等、お便りお待ちしています。↓

送付先:新宿区四谷4-4-1 国際交流基金情報センター 『をちこち』編集部








  

  



*1:これ以外にも「バーでおおいに政治を語るキャンペーン」「故郷大阪の経済を活性化させるキャンペーン」のあわせて3大キャンペーンを細々行っています。




インタビュー2 「十把一からげにされたくない。 横並びではなく独自性を」 by 渡邊直樹 (『をちこち』編集長)



こんにちはMです。


本日は渡邊直樹編集長インタビュー第2弾。この間の続き(第1弾はこちら)を掲載します。





では、どうぞ。





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再び・・・編集長。




休刊を惜しむ声*1があるのですが、それについては?






編集長:残念です。僕自身、大学の仕事なども忙しくなってきてますが、もうちょっとやってみたかったな、と思います。年に6冊出してきましたが、並べてみるとちゃんと傾向があるよね。地域ものとテーマものを交互にやってきました。



M:編集長の第1号の特集は「酒は地球を回る」でしたね。






編集長:うん、そう。これまでのイメージを何か変えたいと思って、やっぱり表紙がこれまでは弱かったので、強いインパクトのものにしたし、タイトルも『遠近』だと「えんきん」って読む人もいて読めない、せっかくいい名前なのに、ということでひらがなで『をちこち』にしました。



M: 編集長の昔の講演録に、デジタル化する世界の中で出版がどう変わっていくか、という内容のものがありまして・・・・






編集長:何それ、どこにあったの???






M: いや、ちょっと。筑波大学付属高校で講演されたものですが。基金は今後デジタル媒体をどう使っていくべきだと思われますか?









編集長:基金職員もそう思ってると思うけど、今「独法、独法」っていわれて、十把一からげにされたくないわけだよね。せっかく文化を通した交流を仕事にしているんだから、デジタル化っていうのは世界の趨勢でこれは意識しないといけないけど、何も横並びにする必要はないと思うんだよね。


そうではなくて、基金の仕事はどうして存在するかとかいう、中身とか内容を考えて独自性を出したほうが、いいと思う。発信の仕方はもっと考えたほうがいい。










 自主的にきちんと基金の活動をサポートしたい、おもしろそう、って思ってくれる人たちに対して、自分たちのやっていることの面白さや熱気が伝わるようなものを自信をもって発信してもらいたいと思います。






M:たぶん、新人の頃に仕事向けの文章を書く訓練をしたので、硬くなるというか、面白くなくなりがち、、、


Oさん: 自分たちでこれはいいよ、と書こうとすると、どうしても文章がおとなしくなるかも。






編集長: 感情を抑えて書くからいけない。時にはそういう言語も必要だけど、基金の仕事は人の心を動かすものなんだから、二つの言語を使い分けなければいけないんだよね。組織の中で自分が大切と思うことにウエイトを持って来ても、発信する時には伝わらない。いいイベントをたくさんやってるのに感情が伝わらないのはもったいないし、外の人がそれを知るのはいつも間際なんだよね。もったいないよね。






Oさん:そこはもっと努力だよね。








(さらに、続きます・・・




*1:2009年12月11日(金)東京新聞夕刊の「大波小波」でも「意図は真面目だがユーモアが忘れないメディアがまた一つ消えていくかと思うと心が痛む」と取り上げていただきました。