Showing posts with label JFICからの. Show all posts
Showing posts with label JFICからの. Show all posts

Wednesday, August 11, 2010

夏のご挨拶はこれで・・・FUROSHIKI




おはようございます!リレーブログ最終走者の蕗です。

ベトナムでは40度(!!)なんて、ものすごく暑そうですね。こちらも夏真っ盛りの日本ですが、夏のご挨拶でお中元を贈られる(た)方*1も多いのではないでしょうか。今日は、そんな時にも活躍するふろしきのお話です。


It's Fuki, who is the last writer of this blog relay. What..40 degrees in Vietnam!?...OMG! It sounds pretty boiling but it's also very hot here in Japan. Many of you enjoying summer holidays? Do you know one of the traditional and major gift-giving season has come around? Yes, OCHUGEN! Today's topic is Japanese wrapping clothes -FUROSHIKI.








先月より始まりました「トルコ・日本の学生によるふろしきデザインコンテスト」~トルコと日本の融合をイメージしたふろしきのデザインを募集~」


       f:id:japanfoundation:20100804122011j:image


2010年トルコにおける日本年を記念して、これからのデザインを担う学生さん向けに国際交流基金と在トルコ日本大使館が開催するこの「ふろしきデザインコンテスト」。日本またはトルコにお住まいの大学生・専門学校生であれば誰でもトルコと日本との融合をイメージしたデザインを応募いただけます。〆切はいよいよ8月16日(月)ですよ。詳しくはHPの応募要領をご覧下さいね!入賞者のデザインは、なんと2010年トルコにおける日本年記念グッズとしてふろしきに製品化されます☆


Call for Entry ”Furoshiki Design Competition for Students in Turkey and Japan”


In commemoration of "Japan Year 2010 in Turkey," The Japan Foundation and Embassy of Japan in Turkey co-organize Furoshiki Design Competition for students in both countries who are studying design at colleges and vocational schools.


The winners will be announced in September and two best designs will be used as the memorial Furoshiki cloths. Application period: Thursday, July 1 to Monday, August 16, 2010.





ふろしきといえば、5月にはふろしき研究家帰国報告会&ふろしき包み方ワークショップ ~海外公募によるJFオリジナルふろしき完成記念~も行なわれました。


海外公募によるJFオリジナルふろしき完成記念 Memorial Events for produced JF Original Furoshiki


「応募者が居住する国と日本との融合をイメージしたもの」というテーマのもと、韓国、中国、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、メキシコ、ブラジル、ロシア、ベトナムの10カ国でデザインの未来を担う学生からたくさんのふろしきデザインが送られてきました!優秀作品は韓国、中国、ブラジルより選ばれ、JFオリジナルふろしきに、その他の優秀作品3点を除く上位10点の入賞作品はJFオリジナルふろしきポストカード(全10枚)となりました。JFICショップ(JFライブラリ内)でご購入いただけます。


   f:id:japanfoundation:20100811172524j:image





ふろしき研究家帰国報告会 Report meeting on Furoshiki workshop in Vietnam and Indonesia 


お越しいただいた講師の先生方はふろしき研究会の尾崎聡子さん、半田博子さん、村田静枝さんです。今年3月の『市民青少年交流(主催)事業/環境教育』事業において、インドネシアでの「第6回 エコプロダクツ国際展」の中やベトナムでふろしきの魅力を日本文化と環境保護の両面から伝えられたお三方。今回の報告会では、写真や動画を交え、現地の熱い様子をご報告くださいました。インドネシアではジャワ更紗(BATIK)など“布”は普段の生活に無くてはならない必需品でありながら、日本ほど「結ぶ」ことはせず、「ねじって固定する」というのが主流など文化の違いを感じられたとのこと。ベトナムでも会場にはたくさんの若い世代の参加者が楽しそうにふろしき体験をされたようです。


f:id:japanfoundation:20100804134202j:image


The Japan foundation dispatched the three Furoshiki specialists- Ms.Satoko Ozaki, Ms.Hiroko Handa and Ms.Shizue Murata -to Vietnam and Indonesia for Furoshiki workshops in March 2010. After coming back to Japan, they made presentations how their activities went in those countries with interesting foundings -In Indoesia: they hardly "knot" but "twist and fasten" with clothes, while we always knot, knot, knot...in Japan. In vietnam, there are lots of young people coming to the furoshiki workshop!





ふろしきの包み方ワークショップ Furoshiki Wrapping Workshop by the three specialists


報告会の後は、お三方による包み方ワークショップ。まずは、風呂敷の歴史や「包」という漢字の由来から…この漢字の由来、皆さんはご存知でしょうか?


After the presentations, we had Furoshiki wrapping workshop! To begin with, we use the kanji “包” meaning “wrapping” in Japanese, but do you have any idea where the kanji came from?


f:id:japanfoundation:20100811182150j:image








「包」という漢字は、母親の胎内に子どもが宿っている様子を表した象形文字がもとになっている、とのこと。そうなのです!包むことには大切な赤ちゃんを守るお母さんの優しさが溢れているのです。素敵ですよね♫ふろしきの文様も、男の子を出産した方への贈り物をする時は、中国の故事から立身出世を願う「鯉の滝のぼり」を用いる、というように一つ一つ意味があり大変興味深いものでした。ご存知の唐草模様にはこんな意味が…以前開催のワークショップの様子はこちら





Here is the answer ….. The kanji “包” looks like a baby inside its mother's womb, doesn’t it? You see, wrapping is full of mother’s kindness. More interestingly, each pattern of furoshiki has a meaning, for example, a pattern of carp-shaped streamers means a wish a good-health to a baby boy, etc.


f:id:japanfoundation:20100811165709j:image


   


お中元贈り損ねた~!という方も、ふろしきで優しさを包んで夏のご挨拶にお出かけしてみてはいかがでしょうか。  


次は、リレートップバッターのニャーハさんに戻しまーす♫♬


Hope you enjoy Furoshiki in summer! Thanks a lot for reading. Let's get back to the first writer, Hana!






Wednesday, June 16, 2010

アーティスト・イン・レジデンスと都市の創造拠点




こんにちは。mioです。


先日、国際交流基金さくらホールにて、情報センターが主催するミニフォーラム


「アーティスト・イン・レジデンスと都市の創造拠点――フィンランド、ノルウェー、北海道の事例から――」


が開催されました!


Last Monday we held small forum titled ”Artist-in-Residence and Creative Core in the Cities――Finland, Norway and Hokkaido――.








今日はその模様をお伝えします。写真は、トークの様子。ヘンナ・ハッリさんにご紹介いただいたケーブル・ファクトリー、なんと5ヘクタールもある空間だそうです。写真を見せていただきましたが、広い!ヘルシンキ中のアート関係者、約250団体が入居していて、900人が働いているそうです。3つの美術館、13のギャラリー、3つのダンスシアター、2つのダンス教室、3つの美術学校、100アトリエ!


その中に事務所を構えるHIAPのディレクターがゲストのヘンナさん。S-AIRの柴田さんとお二人で、問題に直面したときはどうしているのか、地域や資金提供者からの期待にはどう答えていくのかなど、ディレクターの視点からアーティスト・イン・レジデンスについて議論していただきました。


ノルウェーのアーティストであるマリータさんには、信楽での滞在経験を中心にお話いただきましたが、日本語で簡単な自己紹介をされる姿に、柴田さんが感激していた様子。レジデンスで来日するアーティストたちは、短期滞在ということもあり、なかなか積極的には日本語を覚えてくれないことも多いそうです。


The talk itself was very interesting, especially when two artist-in-residence directors talked about what kind of difficulty they face and how they deal with different expectations from local community and supporting body.


Shibata-san from S-AIR (artist-in-residence in Sapporo) was very surprised with good Japanese of Marita-san because out of 60+ artists he had worked in S-AIR, there were only a few artist who tried to speak Japanese! Of course it is not an easy language, but maybe a few words help when people work in a different environment (and you can always use our Manga and Anime website to learn Japanese!).


f:id:japanfoundation:20100616154438j:image














こちらは会場内の様子。ソファをおいて、カジュアルな雰囲気で行われました。


Pictures of audience... it was casual atmosphere with sofa and coffee.


f:id:japanfoundation:20100616154453j:image


f:id:japanfoundation:20100616154838j:image











そして今回は、日本唯一のアーティスト・イン・レジデンスデータベースサイト「AIR_J」の公開記念フォーラムということで、プレゼンテーション用のPCをご用意しました。開始前や休憩中に皆さんに体験していただきました。


The forum also aimed at promoting our renewed website AIR_J, online database for artist-in-residence programs in Japan, so we prepared PCs for demonstration.


f:id:japanfoundation:20100616154448j:image











そしてそして、このフォーラムは国際交流基金としては初めてUstreamを通じてのインターネット配信が実現しました。公式ツイッターでもコメントをしましたが、なんと来場者が実況中継をしてくださいました!トークの内容は、速報でこちらからご覧いただけます。


AND, for the first time at the Japan Foundation, the forum was broadcasted live on Ustream with official twitter. One of the audiences followed the entire forum on his twitter (in Japanese)!


f:id:japanfoundation:20100616154443j:image





情報センター(JFIC)では、今後もこうした皆さんに足を運んでいただけるカジュアルな企画を考えていきますので、ぜひイベントへ参加しに、ライブラリを利用しに、国際交流基金へ来てくださいね。


At JFIC we are going to plan casual talk sessions like this in the future, so please visit us to check out our events and library!





Monday, April 12, 2010

恋愛も、運転も初心忘るるべからず



情報センターのOです。


今日の午後、外勤(*)から帰る途中、こんな標識をみました。


f:id:japanfoundation:20091215161919j:image


恋愛も、運転も初心忘るるべからず


(有名な標識だったら、ごめんなさい。)





あまりの衝撃に、一緒に外勤(*) をしていた、理事長と先輩のKさん(女性)に報告したところ





理事長:「恋愛ではなく、結婚じゃないか?恋愛の間は、相手が変わる可能性もあるだろう。ただ、結婚したら、初心を忘れちゃいかん。そもそも、恋愛のときは、いろいろ悩んだりするだろう。」





Kさん:(そうですねぇ、と)うなずきつつ「恋愛で悩むのはわかるんですが、運転の最中に悩まれると困ります。運転は決断です!」








(運転における決断力が欠如している私。。。)








とりあえず、初心にもどって、仕事をがんばろうと思います。











ちなみに、今回の外勤ですが、各界の有識者に、文化交流の現在、未来について話を伺おうというもの。せっかくの面白い・刺激的なお話なので、ウェブサイト上に公開することにしました。


コーナー名は『文化交流の未来地図:各界リーダーからの提言


第一弾は4月1日に公開。


『「休学のすゝめ」大学を1年間休学して、外国へ行こう 』


 対談相手:黒川清 政策研究大学院大学教授/東京大学名誉教授


http://www.jpf.go.jp/j/about/president/conversation/index.html


これからも、月に2回のペースでアップしていきます。どうぞお楽しみに!











(*) 基金用語なのでしょうか。外出してのお仕事のことです。





Thursday, March 11, 2010

JFICライブラリーおすすめ新着図書★



冬みたいに寒くなったと思ったら、春のようにあったかい今日ですね。


mioです。こんな天気のおかげで風邪を引いてしまって、しばらくげほげほしてました。





さてさて、ウェブサイトに、今月の新着お勧め図書がアップされました!


JFICライブラリには、国際文化交流に関する図書と、日本について書かれた様々な言葉の本が所蔵されています。ライブラリの活用方法は、もう読んでいただけましたか?まだの方はこちらをどうぞ!









ライブラリースタッフが選ぶ今月のおすすめ図書・映像資料


(2010年2月新着分より)





『海を渡る現代美術:欧米における展覧会史 1945~95』


本書は戦後から1995年までに欧米で開催された日本の現代美術展の内容とその反響を検証したものです。欧米による戦後日本美術への評価の在り方とその変遷を分析しながら、日本側の対応、ひいては日本現代美術アイデンティティの問題を考察しているものです。


ヴェネツィア・ビエンナーレ、ジャパン・アート・フェスティバル展について、さらに現代美術の海外展を推進している国際交流基金の役割を検証しつつ、現代日本美術の本質を解き明かそうと試みています。



海を渡る日本現代美術―欧米における展覧会史1945~95

海を渡る日本現代美術―欧米における展覧会史1945~95










『松本重治伝:最後のリベラリスト』


財団法人国際文化会館の創立者として、そして民間レベルの国際交流に生涯をささげた松本重治氏について、その生涯を描いた図書。少年時代の生活から、米国留学時代の様子、そして同盟通信時代に上海特派員として西安事件をスクープし、日中和平運動を行うなど、戦前・戦中の激動の時代に活躍し、日米関係の絆を深め戦後の国際交流を推進してきた同氏の考え、生き様が細やかに描かれています。



松本重治伝 最後のリベラリスト

松本重治伝 最後のリベラリスト







【視聴覚資料】


『日本アニメクラシックコレクション』


1928年から1950年までに制作された日本の古典短編アニメ56作品を4枚のディスクに収録したものです。日本のアニメ史に関心のある方には戦前から戦後にかけて日本のアニメの状況がわかる貴重な資料といえるでしょう。








新着図書のバックナンバーはこちらからご覧いただけます。








ライブラリでは現在、貴重な「ちりめん本」の展示も行なっていますので、こちらも見にぜひ遊びに来てくださいね。





もうすぐはーるですねー





Friday, February 26, 2010

 プレゼント付! WEBアンケート募集中です。



こんにちは、松岡です。


お知らせ、というかご案内ですが、ただいまジャパンファウンデーションではWEBアンケートを実施中です。






ジャパンファウンデーションは、Webサイトユーザーの皆様のご意見をうかがい、今後のサイトづくりの参考にさせていただくWebアンケートを実施いたします。


ぜひ、Webサイトアンケートにご協力ください。


所要時間は3分程度です。






詳しくはこちら





抽選でプレゼントも差し上げてますので、皆様どうぞご協力をお願いいたします。





Friday, February 19, 2010

国際交流基金をもっと知ろう!(就職活動中の皆様へ送るメッセージ ウェブ/ライブラリ編)



こんにちは、mioです。


就活戦線真っ盛りですね。


先日もOB訪問にいらしてくれた学生さんとランチをご一緒したのですが、


真剣に将来を考える姿がキラキラしていました。


私もまだ一年も経っていないはずなんだけどなー。襟を正して頑張ります。





さて、というわけで今回は、就活中の皆様への応援企画として、


「国際交流基金をもっと知ろう!」をお届けします!


私の居る情報センターでは、ウェブサイトの担当をしているのですが、


これがなんと、使いこなすとものすごーい情報源なのです!


(ページ数が多すぎて、迷子になることも多いのですが…)


今日はその中から、皆さんに役立つリソースをお伝えしちゃいましょう!


自宅にいながら国際交流基金を知ることが出来るお勧めのコンテンツです。!


(※それぞれ■印のタイトルから、ウェブサイトにリンクされます!)








国際交流基金をもっと知ろう!


(ウェブ/ライブラリ編)








■ 年報を読む


f:id:japanfoundation:20100218135402j:image





まずは国際交流基金のことをしっかり理解したいですよね。


いろんな情報がぜーんぶまとまっているのは、この年報です。


ぜひカラーでプリントアウトをして、就活にお役立て下さい!


(実はこれを担当したのが私です。作成秘話はまた別の機会に…)





■ 国際交流基金の海外拠点の情報をチェックする


(ページ下部の「海外ネットワークトピックス」をチェック!)


f:id:japanfoundation:20100218135918j:image








メールマガジンを登録している人はお気づきだと思いますが、国際交流基金の事業は海外で行なわれているものもたくさんありますね。どんなことをしているのでしょうか?


世界各地で行なわれている国際交流基金の活動を、海外拠点がレポートしています!


ぜひバックナンバーも見てみてくださいね。





☆最新3号は、こちらから↓↓↓


2010年2月 モスクワ日本文化センター 「日本文化出前します」


2010年2月 サンパウロ日本文化センター 「重なり合う伝統文化とポップカルチャー」



2010年2月 シドニー日本文化センター 南極料理人がやって来た!&アーサー・ストックウィン教授講演会








■ 国内のイベントをチェックする!?


f:id:japanfoundation:20100218140349j:image


じゃあ日本国内は?サポーターズクラブのイベントってご存知ですか?


前回のロジャー・パルバースさんの会にには就活中の皆さんもたくさん来てくださっていましたね。


実はあのイベントは、歴代の報告を読むことが出来ます!





☆国内のイベントは、イベントカレンダーからも確認できます!


ちなみに次回は2010年3月5日(金) 19:00~21:00です!


☆国内情報を知るには、こんなのもあります…!


JF便り-文化芸術交流


JF便り-日本語教育 


JF便り-日本研究・知的交流 








JFサポーターズクラブは現在、会員制度の改定により、


2010年2月1日より、現会員規約による会員の新規入会・継続手続きを停止させていただいています。

















■ FAQを見る


次は、国際交流基金にはどんな質問が寄せられているのかを、FAQで見てみましょう~


特に日本語教育に関するFAQと、国際文化交流に関するリンクは、必見です!











結局いろいろあってよくわからない…という人!


■ ライブラリーに遊びに来る


そういう人は、ライブラリーに遊びに来てください!


ライブラリーには、「国際交流基金事業発行物」のコーナーがあって、


これまでに発行された本がずらーーーーーっと並んでいます!


こんなふうに。


f:id:japanfoundation:20100218140614j:image





過去の調査報告書も、歴代のものがずらーっ!


f:id:japanfoundation:20100218140823j:image





海外でしか販売されなかった、美術展のカタログもあります。


f:id:japanfoundation:20100218140819j:image





探したい人は、この棚を見つけてくださいね。


f:id:japanfoundation:20100218140816j:image








もうひとつ見過ごせないのは、海外拠点がそれぞれの国で発行している、世界各地のニュースレターが見られるこのコーナー。2Fにあります。


f:id:japanfoundation:20100218140812j:image





これがそのニュースレター。見えますか?左上から時計周りに、バンコク(タイ語)、カイロ(アラビア語)、パリ(フランス語)のニュースレターです。東京の本部に居ながらも、このレターを見るのがとっても楽しみだったりします。


f:id:japanfoundation:20100218140807j:image





雑誌もとても充実してるんですよ~英語で日本を紹介する雑誌のラインナップはきっと都内1!(自画自賛)


f:id:japanfoundation:20100218140805j:image

















そして!同じライブラリーの中にある、JFICショップ!


国際交流基金が発行した本をまとめて買うにはここが一番。


過去に制作された、かわいいグッズも販売してます。


f:id:japanfoundation:20100218142014j:image





をちこちも、全バックナンバーを、実際に手にとって選んで買うことが出来ます!


f:id:japanfoundation:20100218142008j:image














緊張する面接の前に、まずは来てみる!というのが一番でしょうか!


というわけで、アクセスはこちら





寒い寒い冬ですが、頑張れ就活生!





Wednesday, February 17, 2010

束芋の由来、ご存知でした?



こんにちは、mioです!


さて、1月の週末なんですが横浜美術館で開催されている「束芋―断面の世代」展へ行ってきました。


束芋さん、2007年のヴェネチアにも出てましたよね。


この年のヴェネチア・ビエンナーレ、実は見に行っていたのですが、広いアルセナーレでもそのグロテスクさと迫力は全然負けていなくて、すごいパワーでした。ジャパンファウンデーションの主催する日本館は、岡部昌生さんでしたね。

前からとっても好きなアーティストなんですが、こんなに若いのに*1こんなにおっきな美術館で個展なんて…とどまるところを知らないパワーに圧倒されつつ、週末のお出かけを楽しんできました。











ところで、「束芋」っていうアーティストネームの由来、ご存知ですか?


これ実は、芋じゃなくて、、「田端(本名)んとこの妹」ていう意味だったんですね。じゃあ山田さんはヤマイモ、佐藤さんはサトイモ?


ちなみに、マネージャーをやっている妹さんは、芋々(いもいも)さん。


情報センターの先輩は、「もしもし、いもいもです」っていう電話をしょっちゅうとっていたとか(!)





なぜ?かというと束芋さん、実はジャパンファウンデーションの定期刊行誌「をちこち」に連載をしていました。みなさん知ってましたか?











チラ見せすると…最新号はこんな感じです!


f:id:japanfoundation:20100215193345j:image











いい作品を作るだけでなく、この方の連載、毎回とても面白いのです。等身大で、でも読み物として面白く、更に毎回作品写真が付いてくるという、私も入社前から大好きなコーナーでした。














さて、ここで問題です。


この連載、何号から始まっているでしょうか?!





正解者には…をちこち編集部から愛をプレゼント


f:id:japanfoundation:20091202154247j:image














「をちこち」が気になる方、関連ブログ記事は、こちらにもありますよー



渡邊直樹さん(『をちこち』編集長)インタビュー!


2009-12-15 1「あしたのジョーのように白く燃え尽きた」


2009-12-16 2「十把一からげにされたくない。 横並びではなく独自性を」


2009-12-18 3「若い人が本を読めなくならないように力を尽くしていきたい」





もっと読みたい方は、上記「記事一覧」をくりっくして、「をちこち」で検索!






























束芋展は来月までですね。ああまた横浜に行かねば…!




*1:75年生まれ…ってことは…





Wednesday, February 10, 2010

 ちりめん本を知っていますか?



今日は国際交流基金(JFIC)ライブラリー特別展示のご案内です。





実は、私Mも、初めて聞いたのですが、、


ちりめん本」というのは、明治時代に日本を訪れた外国人の間でおみやげ物として好まれたのだそうで、クレープ状に細かくちぢめられた布地のような感触の和紙に、日本の昔話などが多色木版画で刷られている小さな絵入本です。





f:id:japanfoundation:20100210114326j:image





f:id:japanfoundation:20100210114324j:image





f:id:japanfoundation:20100210114320j:image





なんだか小さくて、カラフルで、かわいいです・・・・。











当時、浮世絵を代表としたジャポニズム文化が欧州で大流行していて、各国語に訳され輸出されていたというこの本、確かに今見てもちょっと欲しいかも。





明治~昭和初期の日本文化が凝縮された「ちりめん本」。





今回は、JFICライブラリーのコレクションから 『日本昔噺』シリーズと日本の文化や生活様式を紹介したものを中心に展示を行っています。


お近くにいらっしゃる際は、是非お立ち寄り下さい!






2010年JFICライブラリー特別展示


「ちりめん本を知っていますか?」


開催期間: 2010年2月9日(火)~3月30日(火) 


休館日 : 土日祝日および臨時休館日 (詳細はHPでご確認下さい。)


時 間 : 午前10時から午後7時


場 所 : 国際交流基金 情報センター(JFIC)ライブラリー2階


入館料 :無料


詳細URL:


http://www.jpf.go.jp/j/about/jfic/lib/newly/crepe-paper_books.pdf






Friday, January 29, 2010

2009年度「地球市民賞」受賞者決定!!



こんにちは。JFIC内地球市民賞事務局のTです。


今回は、「地球市民賞」受賞者決定記者発表の模様をお届けします。


国際交流基金では、地域に根ざした先導的な国際文化交流活動を行っている団体や個人を顕彰する「地球市民賞」という賞を1985年以来、毎年授賞しています。2009年度は次の3団体に贈られました。


特定非営利活動法人 自然生(じねんじょ)クラブ(茨城県つくば市)


特定非営利活動法人 浜松NPOネットワークセンター(静岡県浜松市)


特定非営利活動法人 グリーンバレー(徳島県神山町)


 地球市民賞について詳しくはこちら





2009年度は記念すべき25回目。ということで、2010年1月22日、今年度受賞された3団体の各所在地で記者発表を行いました。





浜松市役所で行われた記者発表の様子です。浜松NPOネットワークセンター代表の井ノ上さんが受賞コメントを述べ始めると、記者さん達から一斉にフラッシュが!


f:id:japanfoundation:20100129182731j:image





浜松NPOネットワークセンターは、外国人が多く生活する浜松市で教育・医療・アートを柱に様々な団体や人々をつなぐ“ネットワーカー”を目指して活動している団体です。設立以来、生活や教育支援、社会参加支援や環境・地域の自立のための事業など、積極的に多文化共生事業に取り組んでいます。


代表の井ノ上さんは、「設立以来走り続けて、最近では正直疲れたなと感じることもありました。けれども今回、地球市民賞受賞のご連絡をいただき、クリスマスプレゼントをいただいたようで、スタッフみんなで拍手をして喜び合いました。この賞によって私たちの背中を押していただけたような気がしています。これからもがんばって活動していきます。」と、受賞の喜びを語ってくださいました。


当日来てくださった記者さんは皆さん、多文化共生に興味をお持ちで、記者発表のあとも井ノ上さんに熱心に取材してらっしゃいました。








f:id:japanfoundation:20100129182807j:image








地球市民賞事務局としては、受賞者の喜びの声が何よりの励みです。この賞を機に、ますます、すばらしい活動を続けていってくださることを願っております。





最後に。


浜松市役所から見える浜松城。徳川家康が築いた「出世城」ですね。


歴女(&仏女)のTとしてはじっくり見学したかったです…。


f:id:japanfoundation:20100129182846j:image





Tuesday, January 12, 2010

外国人から見た面白い日本とは?



みなさん、こんにちは。お正月はいかがお過ごしでしたか?


今年は曜日の並びから、あまり長い休暇にならなかった人が多いようです。


しかし、去年に比べてサーチャージが安くなったので、


「この際海外へ!」と旅行を楽しんだ人もいらっしゃるようですね。





私は日本のお寺で(神社ではなく)新年を迎え、願い事を風船につけて空へ飛ばしました。


なぜ風船なのかというと・・・





除夜の鐘というのは年越しにあたって人間の煩悩の数である108回撞いて煩悩を消し去り、


清らかな心で新しい年を迎えられるように祈る行事です。


日本では恒例ですね。





しかし、除夜の鐘をつける人の人数は限られています。


そこで、もっとたくさんの人が参加できるように、


午前0時の除夜の鐘と共に、願いごとをつけた風船を飛ばすイベントが始められたそうです。





詳細はこちら http://www.zojoji.or.jp/event/ev_countdown.html





ちなみに、風船はオブラート製で水に溶解する環境風船というものでした!!


f:id:japanfoundation:20100106115928j:image


風船を手に、カウントダウンを待つ人々!





老若男女、たくさんの人でした。


外国人もいっぱい!


みんな手に手に風船を持っています。





f:id:japanfoundation:20100106115927j:image


そして風船は一気に新年の空へと舞い上がります!








空に舞い上がる3000個の風船はとてもきれいで幻想的な瞬間でした。


(写真の腕がよくないので、これだとゴミみたいですが・・・><)





日本の伝統行事と現代の考え方がミックスされた、何だか日本らしいイベントだなぁと思いました。


このイベントを教えてくれた友人は、日本に10年以上住んでいるアメリカ人です。


日本人以上に(?)日本の歳時記をよく知っている彼に、


私は日本について教えてもらうことがよくあります。


・・・


前置きが長くなりましたが、【外国人から見た日本】をテーマにしたイベントを1月16日(土)に行います!!





講演をしてくださるのは、ロジャー・パルバースさん。





東京工業大学世界文明センターのセンター長であり、


作家、翻訳家、劇作家などとして、幅広い活躍をされています!





日本を初めて訪れてから42年・・(おっと、43年になりましたかね?!)


この間に出会った日本人、文学、芸術、出来事などを取り上げながら、


パルバースさんから見た日本がどんなものであるかを語っていただきます。


講演は日本語です。





2010年1月16日(土)14:00~16:00 (開場13:30)


会場:ジャパンファウンデーション本部2階 JFICホール[さくら]


http://www.jpf.go.jp/j/about/outline/contact/map.html





参加費: JFサポーターズクラブ会員の方は無料、一般は500円


使用言語:日本語





※この日は、JFICライブラリーも開館していますのでご利用になれます。





【お問合せ・お申込み】


件名を「1月のイベント」とし、Eメールjfscmember@jpf.go.jpまたはFAX03-5369-6048


まで、お名前と会員ID(会員の方)、連絡先を明記してください。


準備の都合上、1月14日(木)までにお申込みをお願いします。(担当:吉本)





事業詳細はこちらから。ご参加をお待ちしています!


→ http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/1001.html





Wednesday, December 16, 2009

インタビュー3 「若い人が本を読めなくならないように力を尽くしていきたい」 by 渡邊直樹 (『をちこち』編集長)



こんにちは、Mです。

さて、今日は渡邊直樹編集長インタビュー最終回。(その1その2はこちら)




基金と電子媒体の話(続き)、これからの夢など語っていただきました!




f:id:japanfoundation:20091211155914j:image

しつこく・・・似たようなアングルですが。編集長です。





編集長:民放で外国人にインタビューするっていう番組あるじゃない。ああいうの面白いよね。日本好きの人は着実に増えているんだし、そういうものへの目配りも忘れないでやらないと。テレビのいいところは、サービス精神があるところ。





M: 私もニュース23で基金事業を特集してもらって、内容に感動して泣いたことあります・・・。よく考えたら自分がいつもやってる普通の仕事なんですが。基金の仕事には感動が一杯落ちてるのに、確かにもったいない。 あと、デジタル化することの問題として私が感じているのは「文章の推敲の甘さ」と「時間が経つとアクセスしにくくなるところ」そのあたりはどうでしょうか。





編集長:検索、だよね。グーグルでもトップ10とか20に居ないと結局アクセスしないという現実があるよね。基金のHPもあんまり情報を深くに置くと読まないから、早くアクセスできるような構造にしないと。





Oさん:今年度中にやります。計画中です。





編集長:何が読みたいのか、内部だけじゃなくて読む人のコンセンサスもとった上で選んで、アクセスしやすい場所に置くのは大切。





Oさん:ちょうど昨日の会議で、基金のHP上で熱い議論ができる仕組みを作ったら面白いという話になりました。例えば、インターネットと紙媒体はこれからどうなるか、とか、日本語は滅びるのかとか、基金らしい議題を出すっていう・・。

編集長:議論よりも、論争に近くなるテーマ設定ができるかどうか、そして読む人も食いつきやすいものをね。対立軸を作るってことが大切。




M:基金のネットワークの強みは、海外。そこで外国人を論争に巻き込めるというのは、面白いかもしれないですね。





編集長:今、日本のマスコミは限られた人にしか頼まなくなっていて、このテーマだったらこの人のこの意見とかいう具合に、同じことしか言わないんだよね。新しい書き手、新しい発言者を求めるってことをしなくなってる。『をちこち』をやってて面白かったのは、基金にはリソースがあって、日本人に限らず基金スタッフはちゃんと、新しい声を探してきて連れてきてくれる。これは面白かった。





M:ところで、今回はブログ企画インタビューですが、ブログについてどうお考えですか。





編集長:うーん。ブログはあんまり読まない。個人的に知ってる人とか本を読んで知ってる人のをいくつか決めてたまに読む程度。





Oさん:でも、まあ、就職活動中の人とかには面白いんじゃないのかな?





編集長:基金にきてみて、海外事務所にも行って見て、直接触れ合うことで基金の人の魅力とか、変な人がいるなとかが分かるのが面白い。外からみたらそれが分からないけど、ブログっていうのはそれが分かる、肉声のようなものが伝わる手段ではあるよね。あと、写真があるのはいいと思います。





M:では、最後に。これからの夢を教えてください。








編集長:えー。『をちこち』編集後記にも書いたけど、美智子皇后のために貢献できる仕事がしたい。

  あと、最近若者の読解力、読書力が衰えているのが気になります。メディアや情報の媒体が増えるのはいいことだけれども、本というのは、考える力とか想像力を必要とするものなので、若い人が本を読めなくならないように力を尽くしていきたいと思っています。その上で、本が作れる人を育てて生きたいなと思って大学でも教えているところです。





M: そういえば最近、本、あんまり読んでないです。

編集長:本は積んどくだけでもいいらしいけどね。

M: (安堵)

(終)










 皆さんは最近、どんな本を読みましたか?
 振り返って自分を考えると、いい本はたくさんあるのに最近本を読んでいない私。 実は、詩集が売れないと聞いて、細々「詩集を買うキャンペーン」*1を行っているMですが、

「本は積んどくだけでもいいらしい。」by 渡邊直樹  に従って、さらなる出版業界活性化のために、もっと本を読みたいと思います。





 『国際交流』『遠近』『をちこち』と36年間ありがとうございました。

『をちこち』、実はファンでした。やめないで。渡邊編集長大好きです。等、お便りお待ちしています。↓

送付先:新宿区四谷4-4-1 国際交流基金情報センター 『をちこち』編集部








  

  



*1:これ以外にも「バーでおおいに政治を語るキャンペーン」「故郷大阪の経済を活性化させるキャンペーン」のあわせて3大キャンペーンを細々行っています。




インタビュー2 「十把一からげにされたくない。 横並びではなく独自性を」 by 渡邊直樹 (『をちこち』編集長)



こんにちはMです。


本日は渡邊直樹編集長インタビュー第2弾。この間の続き(第1弾はこちら)を掲載します。





では、どうぞ。





f:id:japanfoundation:20091211153528j:image


再び・・・編集長。




休刊を惜しむ声*1があるのですが、それについては?






編集長:残念です。僕自身、大学の仕事なども忙しくなってきてますが、もうちょっとやってみたかったな、と思います。年に6冊出してきましたが、並べてみるとちゃんと傾向があるよね。地域ものとテーマものを交互にやってきました。



M:編集長の第1号の特集は「酒は地球を回る」でしたね。






編集長:うん、そう。これまでのイメージを何か変えたいと思って、やっぱり表紙がこれまでは弱かったので、強いインパクトのものにしたし、タイトルも『遠近』だと「えんきん」って読む人もいて読めない、せっかくいい名前なのに、ということでひらがなで『をちこち』にしました。



M: 編集長の昔の講演録に、デジタル化する世界の中で出版がどう変わっていくか、という内容のものがありまして・・・・






編集長:何それ、どこにあったの???






M: いや、ちょっと。筑波大学付属高校で講演されたものですが。基金は今後デジタル媒体をどう使っていくべきだと思われますか?









編集長:基金職員もそう思ってると思うけど、今「独法、独法」っていわれて、十把一からげにされたくないわけだよね。せっかく文化を通した交流を仕事にしているんだから、デジタル化っていうのは世界の趨勢でこれは意識しないといけないけど、何も横並びにする必要はないと思うんだよね。


そうではなくて、基金の仕事はどうして存在するかとかいう、中身とか内容を考えて独自性を出したほうが、いいと思う。発信の仕方はもっと考えたほうがいい。










 自主的にきちんと基金の活動をサポートしたい、おもしろそう、って思ってくれる人たちに対して、自分たちのやっていることの面白さや熱気が伝わるようなものを自信をもって発信してもらいたいと思います。






M:たぶん、新人の頃に仕事向けの文章を書く訓練をしたので、硬くなるというか、面白くなくなりがち、、、


Oさん: 自分たちでこれはいいよ、と書こうとすると、どうしても文章がおとなしくなるかも。






編集長: 感情を抑えて書くからいけない。時にはそういう言語も必要だけど、基金の仕事は人の心を動かすものなんだから、二つの言語を使い分けなければいけないんだよね。組織の中で自分が大切と思うことにウエイトを持って来ても、発信する時には伝わらない。いいイベントをたくさんやってるのに感情が伝わらないのはもったいないし、外の人がそれを知るのはいつも間際なんだよね。もったいないよね。






Oさん:そこはもっと努力だよね。








(さらに、続きます・・・




*1:2009年12月11日(金)東京新聞夕刊の「大波小波」でも「意図は真面目だがユーモアが忘れないメディアがまた一つ消えていくかと思うと心が痛む」と取り上げていただきました。





Tuesday, December 15, 2009

インタビュー1  「あしたのジョーのように白く燃え尽きた」(笑) by 渡邊直樹? (『をちこち』編集長)



こんにちは。Mです。


先日お知らせいたしました、わが国際交流基金の雑誌『をちこち』の休刊。前身の『国際交流』(1973年創刊)から続く36年あまりの歴史に一旦幕が閉じられます。




そこで、をちこち編集長の渡邊直樹*1氏にインタビュー!





写真で皆様もお分かりの通り、知的でダンディ。とっても素敵な方です!!


その編集長に、(をちこち担当のO職員も飛び入りして)、基金との出会い、「をちこち」を編集した感想、そして、未来の夢まで、色々語っていただきました。





では、どうぞ!








M:そもそも、基金のこと、ご存知でしたか?そして「をちこち」編集長の依頼を受けたときどう思われましたか?





渡邊編集長(以下「編集長」): 基金のことは昔から知っていて『国際交流』も読んだことがありました。溜池にあったホール*2に舞踏を見に行ったこともあったよ。初めて基金のオフィス*3に足を踏み入れたのは、雑誌『婦人公論』の編集長をしていた時。高円宮殿下に写真と文章の連載をお願いしたのですが、そのときが最初。


 その後、『国際交流』を『遠近(をちこち)に変えるというときに意見を求められたこともあったので、話が来たときは「面白そうだな」と思いました。



f:id:japanfoundation:20091211152154j:image


17号と32号を手にしながらインタビューに答える編集長。




M:就任時に読売新聞*4に記事が掲載されましたよね。その時におっしゃっていた「スピードを競うのではなく、読者に行間から何かを考えてもらえる雑誌にしたい」「目先のことばかり考えた企画とは逆を目指す」について、今改めてどう感じていらっしゃいますか?






編集長:昔は、出版社でもそんなにたくさんは売れないけれども長期的視野で制作し、クオリティの高いものを出版するということができたんだけど、今はそれができない世の中になっています。『遠近』は正直見せ方のサービスが足りない雑誌だと思ったので、まず最初に、質は落とさずに、分かりやすく見せることに取り組みました。


 そこの部分は毎号、毎号手ごたえがあって、作っていて面白かった。思うようにできたと思います。基金が今まで培ってきたネットワークや仕事の力と自分なりに30年やってきた編集のやり方やネットワークがうまくミックスした形で、内容は面白いものができたよね。一方で、この雑誌は最初から、広告が入らないとか部数が出ないという問題点があって、これは版元の書店営業力にも関わるので難しい点だったかな。



M:一番最新の32号、表紙は白ですね。






編集長:これは「あしたのジョーのように白く燃え尽きた」ということで(笑)。


僕は全共闘世代ではありませんが。エンボス加工、気づいた?









M:気づきました。いいですね。


編集長:最後だからね。


続きます・




*1:大正大学文学部教授、『をちこち』編集長。平凡社『太陽』編集部、『DoLiVe 月刊ドリブ』編集長、『SPA!』『PANJA』『週刊アスキー』創刊、編集長を歴任。『婦人公論』編集長を経て現職。


*2:国際交流基金フォーラム


*3:当時は赤坂


*4:2007年2月24日夕刊





Wednesday, December 2, 2009

「をちこち」32号は12月1日発売です。



こんにちは。編集担当のOです。


特集は


海外で活躍している日本人が、ここにもいる


f:id:japanfoundation:20091202160323j:image





日本は内向きになっていると言われていますが、イチローや松井のようなスーパースターだけではなく、世界各国で、さまざまなジャンルで、ときに華やかに、あるいは地道に活躍している人たちがたくさん。そんな彼らの姿を紹介します。


まず、ベルリンフィルのコンサートマスターに内定した樫本大進さんのインタビューYY


アメリカ、ドイツでの暮らしが長い樫本さんに、音楽家になるための道のりや、日本への思いをじっくり伺いました。


インタビュアーをお願いした、日経新聞ベルリン支局長の赤川さんもドイツ語が堪能、とのことで、お二人の会話はすべてドイツ語(!!)だったとか。





ドイツ語の著作も多い作家の多和田葉子さんには、「多言語世界の一角で」というエッセイをご寄稿いただきました。



「2週間くらい日本にいると、落ち着かなくなってくる。そんな時、ドイツ語を話す人に会うとほっとする。ドイツ語で話す内容を日本語で言えないわけではない。でもドイツ語の響きにあわせて呼吸すると、たちまち独特の色彩が心に浮かんでくる。それはちょうど画家のパレットの上の絵の具のように、画家によって選び方も並び方も違っていて、それが違うと周りの人に感じる好感も反感も風景の見え方も気持ちの浮き沈みも違ってくる。」



続きは「をちこち」本誌にて。





30歳でインドネシアに向かった鈴木伸幸さんは、舞台や映画で俳優として活躍中。


映画「選挙」や「精神」で注目を集めるNY在住・映画作家の想田和弘さん。スウェーデンを中心に、パイプオルガンの製作や復元に携わる横田宗隆さん。大虐殺後のルワンダで、和解や共生の歩みを支援する佐々木和之さん、アフガニスタンの魅力にはまったジャーナリストの安井浩美さん。(まだまだリストは続きますY。)








社会起業に挑戦する若者たちについて執筆いただいたのは、井上英之さん。


「今、この日本に立っている自分が、出会ってしまった関心をなんとかしたい。その自然な連続として、世界とのつながりがある。展開がある」


井上英之さんご自身も、そんな「何か」に出会ってしまった一人。世界と日本をとびまわってます。








自分を突き動かす「何か」に出会ったひとたちが、軽やかに国境を越えて活躍していく。そんな彼らに、ちょっと、勇気をもらってみませんか?





残念ながら、「をちこち」は今回で休刊です。


これまで、ありがとうございました。


f:id:japanfoundation:20091202154247j:image





Friday, November 13, 2009

Katagamiシリーズ  型紙トートバッグ のご紹介



こんにちはMです。


さて、今日はJFICで販売中のトートバッグのご紹介です。


JFオリジナルデリバッグ 1,350えん!


日本の工芸において、江戸時代後期に全盛期を迎えた型紙の技術。19世紀後半には、西欧諸国にも日本の型紙工芸が紹介され、日本の型紙のモチーフを転用、さらに発展させたと思われる、数多くの作品が生み出されました。


国際交流基金では、2006年にこの型紙をテーマにし「Katagami―型紙とジャポニスム展」をパリで実施。今回はそのカタログからいくつかの型紙を選び、商品化したのです!!


展覧会の様子は、動画でもご紹介しています。


ちなみに、この型紙は束熨斗。私は着物が大好きなのですが、帯とか着物とか、よく使われるおめでたい柄ですよねー。成人式の振袖や帯が、束熨斗だったな、って方もたくさんいらっしゃるのでは??





f:id:japanfoundation:20091112165021j:image


中を覘いてみたら、便利そうなポケットが3つ!!


f:id:japanfoundation:20091112165020j:image


ご担当 Uさんの携帯電話をお借りして、入れてみました。


f:id:japanfoundation:20091112165016j:image


あら、かわいい。


f:id:japanfoundation:20091112165006j:image


そして、横にもファスナーつきの小さいぽっけが。





実はこのトートバッグ、、バッグブランド ROOTOTE のモジュール使用とのこと。この間新宿のマルイを歩いてたら、そういえば1階にカラフルなバックがたくさんありました。あのブランドなのね。


それは使いやすいに違いありません!!





このkatagami シリーズ、実は他にもレターセットなどがあります。


f:id:japanfoundation:20091112165004j:image


販売は四谷三丁目、当基金JFICにて。お近くにいらっしゃったら是非実物をお手にとってご覧くださいませ!!


私もひとつ買ってみようかな~。





Friday, October 9, 2009

 日本語国際センターの授業を見学しよう!



みなさん、こんにちは。サポーターズクラブ担当のYです。


全日本男子バレーの追っかけである私は、


マニラのみなさんがうらやましくてたまりません!!





さてさて、先日は東京の日比谷公園で行われた


グローバル・フェスタにジャパンファウンデーションも出展しました。





訪れた方々に人気だったのが、日本語能力試験の体験です。


これは外国人の日本語学習者が受けるものですが、


油断してると日本人でもけっこうまちがっちゃうんですよね・・・。





f:id:japanfoundation:20091007121033j:image


日本語能力試験にトライするみなさん。左は職員です。





「日本語教育に関して、ジャパンファウンデーションでは


どんな事業をしているのですか?」という質問もけっこうありました。





ジャパンファウンデーションは、海外の日本語教育を促進するため、


日本語教育専門家の海外派遣や教育機関の支援、


日本語能力試験、日本語教育に関する調査研究、


教材の開発、制作などをしています。





それに、埼玉と大阪の2ヶ所にある研修センターで、


日本語教師、外交官などの専門家の訪日研修を行っています。





海外で日本語を教える日本語教師は、なかなか実際の日本文化に触れる機会がありません。


日本語が上手に喋れても、日本文化を知らなければ、それを生徒に教えることは難しいです。


また、日本語の教授法も新しいことを常に取り入れていく必要があります。





「とはいっても、実際にどんなことをしているの?」と思われた方に、朗報です!


10月30日に、埼玉県さいたま市の日本語国際センターでの授業を見学し、


さらに授業に参加もできちゃう、というイベントがあります!





海外から長期研修に来ている日本語の先生たち・・・


つまり、日本人ではない日本語教師のみなさんがどんな授業を受けているのか。


日本語の授業ではなく、教授法の授業ですので、


日本語教師や日本語をボランティアで教えている方にはとっても役立つこと間違いなし!


もちろん研修生も、先生以外の日本人と会話や交流ができてハッピーです。





f:id:japanfoundation:20091007121911j:image


去年のイベントではお天気がよくて、授業のあとに庭で記念撮影しました!





今回は、JFサポーターズクラブ会員20名限定のイベントですが、


ぜひぜひご参加ください!去年はこのイベントに参加するためになんと名古屋からいらしてくださった方も。





去年のイベントの報告はJFサポーターズクラブのサイトとブログに載っていますよ!!


http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/0805_repo.html


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080623





お申込みはこちらから。12日締切です。


申込みと同時にクラブへの入会もできます。


http://www.jpf.go.jp/jfsc/member/event/0910.html


みなさんのご参加をお待ちしています!





JFサポーターズクラブについてはこちら


http://www.jpf.go.jp/jfsc/index.html