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Tuesday, May 18, 2010

世界の生活文化から




はじめまして!発足したてほやほやのブログチーム2010より2番バッターとして自己紹介しますです。

入り口で出迎えてくれるベトナムのお人形*1が目印の文化事業部 生活文化チームに所属しています。

どーん!Xin chào.*2


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生活文化チームでは、


●市民レベルでの国際文化交流活動の活性化や人材育成


○日本の生活文化やスポーツ等を紹介することで日本に対する親しみと理解を深める日本文化紹介派遣


●総合的な日本理解と交流促進のための文化人やグループの招へい


○文化の諸分野の人材育成と自立化支援のためのワークショップや人物交流事業


などなどなどなどなど…幅広~い活動を行なっています。


平成21年度に、私が担当したのは、中高教員交流事業開高健記念アジア作家講演会シリーズです。

ちなみに第19回開高健記念アジア作家講演会シリーズで来日されたウティット・ヘーマムーンさん(インタビュー記事1記事2)の気になる(!?)その後ですが、バンコク国際図書展にてバンコク日本文化センター*3主催の帰国後講演会を行ないました。


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“桜が咲いている”という小さなことに感動する繊細さや細やかさに日本人らしさを感じた。



というウティットさん。日本の写真を織り交ぜながら、滞日中に感じたこと・見たことを楽しくお話してくださいました。


本年度も、世界各国の教員や文化人の招へい事業や日本文化専門家の派遣事業などなど、多くの出会いが溢れる人物交流が目白押しです!春の訪れを告げるフキノトウのように、基金の“今”をさわやかにお伝えできるよう頑張りますのでよろしくお願いします。




*1:以前招へいした文化人よりいただいたものです。


*2:ベトナム語で「こんにちは」


*3:バンコク日本文化センター発行Japan Letter No.66April - June 2010にもウティットさんの滞日記(タイ語)が掲載されています。





Thursday, May 13, 2010

新たなブログチームがスタート!





みなさんこんにちは。mioです。

さて、最近更新が滞っておりましたがブログチーム2010が発足しました!

まずはトップバッターとして、自己紹介ををおおせつかりました、情報センターのmioです。

昨年に引き続き、ブログを担当します。宜しくお願いします。







情報センターは、本部のライブラリ、受付や、ウェブサイトメールマガジン、ブログ、年報、パンフレットなど、皆さんの目に触れるものを作ったり運営しているセクションです。新聞やウェブサイト上の報道をチェックしたり、イベントの広報をしたりといった、広報セクションでもあります。

あ、ツイッターも、情報センターですよ。臨時採用情報やプログラムへの参加者募集もつぶやいてますので、皆さんフォローしてくださいね。










今日も国際交流基金本部では、採用面接の真っ最中。

エレベーターホールでは、リクルートスーツのまぶしい学生の方が元気に挨拶をしてくれました。

毎年のことですが、この表示を見ると、ぴりっと気持ちが引きしまりますね。

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じゃあ自己紹介ということで…

これが私のいる情報センターのセクションです。いろんなチラシやお知らせが届きます。

あら、あらら写真をとろうとしたら逃げられちゃいました…誰もいないわけではありません・笑

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そうそう、情報センターは、修学旅行生の訪問(→たとえばこちら)や、国内のフェスティバルへの出展(→こんなふうに)を担当する部署でもありますので、デスクの近くには広報グッズが転がっていたりもします。このパネルたちは、日本各地、様々なところで大活躍している働き者で、ぼろぼろになるまで使われます。

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というわけで、今年もまた一年、楽しく国際交流基金を伝えていきたいと思いますので、宜しくお願いします♥♥




Thursday, April 1, 2010

満開の桜とともに新年度です♡



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こんにちは!一応任期は昨日で終わったけど*1しつこく登場のおひさまです。





4月1日、新年度ですね!今日から新社会人の皆さん、おめでとうございます!!


(*゚▽゚)/゚・:*【祝】*:・゚\(゚▽゚*)

基金も5名(+1名前年度早期入社)の方を新しくお迎えしました。新入職員入社式を終えると、人事課職員と一緒にぐるっと各部署へ挨拶にまわります。*2自分のときは13人と大人数採用だったので、挨拶の順番を待つ間もずっとドキドキしていた記憶があって、なんだか懐かしく思い出すと同時に、気持ちを新たにしました。春はそんな時期ですね♪





さて、冒頭の写真はそんな新社会人をお祝いするかのように満開に咲いている桜@新宿御苑入口です。基金本部が赤坂から四谷に移転してから2回目の春。お昼休みにお花見ができるのって贅沢だな~と思いつつ、入口まで行ってきました。カメラ・三脚やお弁当を持った人たちでいっぱい!団体バスでいらっしゃっている方もいました。風は強かったですが、明るい春の光で素敵な午後になったのではと思います。


どうぞ2010年度も、基金&ブログをよろしくお願いします!!\(^▽^)/


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☆おまけ☆昨年、新宿御苑の中で撮った写真です。今年もこれくらい咲いてるかな?




*1:ブログチームのメンバーは、毎年度任命されています。


*2:これってお役所流儀らしいですが、皆さんの会社ではどうですか?





Tuesday, March 30, 2010

2009年度「この記事が面白かった」特集! その2



こんにちは、松岡です。


早いものでもう2009年度も終わりますね。いい機会でしたので僕も今年の記事を振り返ってみました。


このブログをやっている大きな目的の一つに、ジャパンファウンデーションのやってる活動を、チラシやホームページとは異なる切り口で伝えたい、という想いがありました。


たとえば、以下のような記事はそんな切り口を意識してます。









ウィンター・ガーデン展と、その周辺のできごと (2009-07-13)


展覧会に関してはインターネット上でも多数の方がコメントを寄せてくださってます。そういったやり取りの中に、このブログももっと入っていければと思い続けてます。


世界の日本研究者が集まると・・・。(2009-11-06)


なかなかマニアックな世界ですが、こういう事業は広報したりするのも難しいんですよねー。今回は実際に事業を担当したスタッフへのインタビューを通じて、事業の側面をご紹介してみました。


日本庭園とか盆栽とか(2009-10-13)


これは大ヒット!!なんたって在リトアニア日本大使館からもリンク貼ってもらえました。


規模としては決して大きくなく目立ちにくい事業ではあるのですが、一つ一つの案件を見てもらえればなかなか興味深いものが多いんです。そういうあたりを、もっとバシバシ出していかなくてはならい、というのが今期の反省でもあります。






これらとは別に、ジャパンファウンデーションの業務とは直接関係はないのですが、関係なくもない(!?)ような記事も、ブログの醍醐味の一つですね。


国際交流というとフワフワしててつかみにくい感じもするかもしれないのですが、こういった記事もと多少なりとも関係あるんですよ、ということで。









「WA: 現代日本のデザインと調和の精神」展 (ドイツ・エッセン)の続き・・・ (2009-09-25)


この手の記事はMさんが得意な分野でした。





文化と平和について考えること(2009-09-01)


これなんかも、文化交流という視点から考えると面白いですよね。





シトラス入り緑茶は「お茶」か否か?(前編) (2010-02-02)


シカゴの街から「どーも!」(2010-02-16)


この2件は普通に読者として楽しんでしまった・・・。


かつて1度だけブログへのアクセス数が凄まじく伸びたとき、原因を調べてみたら世界のハロウィン特集をした記事がyahooのニュースページにリンク先として載ったことがあるんですよね。おひさまさんのような記事で、そういうリンクをまた狙っていきたいなー、とも(残念ながら自分にはその文才が無く・・・)。






そして最後に。


やはりなんだかんだ言って、就職活動中の方の組織研究としてご覧いただくケースが多いと思います。通常の仕事紹介とか職員紹介では伝えきれないようなことを今回は伝えたいと思って書いた記事が、こちらです。




「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」 就職活動中の皆様へ送るメッセージ その1 (2010-02-18)


全く文化交流の話が出てきませんが(笑)、でも一般に見えてくる状況というのが氷山の一角であり、その裏側の状況をできる限りお伝えできればと思ってやってみました。






また新年度からは新メンバーで始まると思いますが、これまで通りたまには記事を書き続けていこうと思っておりますので、引き続きご愛読をよろしくお願いいたします。


また、新たな動きもあるようですので(!?)そちらもお楽しみに。





Friday, March 26, 2010

2009年度「この記事が面白かった」特集!



今日はうって変わってさむーい日ですね!!


さて、今日は年度末企画、ブログチームによる2009年度のお気に入り記事特集です!


今日は私mioと、おひさまさんのお気に入りをご紹介します!


まずは若輩、私のお気に入りから…どうぞ!!






■[JFICからの]インタビュー2 「十把一からげにされたくない。 横並びではなく独自性を」 by 渡邊直樹 (『をちこち』編集長) http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20091216/p1


渡辺編集長、同じセクションでお仕事をさせていただきましたが、本当にスマートでかっこよく、また鋭い指摘に、をちこちチームではないけど、思わず草葉の陰から見惚れておりました…(はぁと)





■[世界からの] 「コウカシタ」:1年3ヶ月に亘る物語が完結した夜


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20100318/p1


ブログは一瞬で消えていく類のメディアですが、こちらは1年3ヶ月のプロジェクト。海外からのレポートに、ジーンと来ました。





■[世界からの][文化芸術からの] 裏ミッション?!


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20100201/p1


引き続きタイからのレポート!3回連続の展覧会レポートの後に書かれた、この「裏ミッション」とは…?








■[世界からの]『カナダ研修報告』事業は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20091021/p1


2年目職員による、海外研修レポートです。普段はマッチョに財務をこなすセンパイ、カナダでの修行風景が垣間見れます。








■[文化芸術からの]Selamat datang! インドネシアの先生、学校訪問(その2)


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20100212/p1


こちらは私の記事から。初めての国内随行。インドネシアの先生たちの、楽しく熱心な様子に、国際交流の最前線を知りました。






さてさて次は、おひさまセンパイの記事の中から、お気に入り記事を上げてもらいました!(コメントは私です)






■[知的からの] 鳩山首相から「つぶやき」いただきました!http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20100308/


日系アメリカ人の皆さんと開催したこのシンポジウム、鳩山首相につぶやきいただきましたーーーー!!!


国際会議の舞台裏での、職員の仕事ぶりも垣間見れます。





■[みなさんへの] 日本人って寛大かしら?http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20090716/


こちらも中高の先生たちへの随行レポート。アメリカの先生が残した言葉とは…??





■[文化芸術からの] 長いトンネルを抜けると、そこは・・・http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20090910/


みなさんも行きましたか?越後妻有アートトリエンナーレ報告です。


え、国際交流基金って関わりがあるの?という皆さん、答えは記事の中に~





■[世界からの] Trick or Treat!! 空港でハロウィーン体験http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20091112/


こちらは写真にびっくり!!米国出張中にせっせととりためてくださったハロウィーン特集!


この全身ツリーの方、面白すぎます。いいなぁ楽しそうだなー私も来年は仮装でも…?





■[みなさんへの] 日本のメリークリスマス☆http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20091224/


そしてこちらはクリスマス版。「世界の●●」シリーズ、結構たくさん書いているんですよね。


皆さん、ぜひクリックしてみてください。









改めてみると、一年間いろいろなことがありました…時がたつのは本当に早いですね。


次回は松岡さんとMさんのお気に入りをお届けします!





Friday, March 19, 2010

 大家好!  インターン生に即席インタビュー2 



大家好!


今天向大家介紹在人事課実習的陸同学!!




こんにちはMです。さて、今日は今人事課でインターン*1をしている留学生の陸艶(LU Yan)さんをご紹介します。


前回の留学生インターンインタビュー記事はこちら



陸さんは中国・上海出身で、来日3年目、大分の別府にある立命館アジア太平洋大学で国際マーケティングと国際戦略を勉強している学生です。国際交流基金には2010.3.3~3.19の日程でインターンに来ています。大学での勉強に加え、「教育の機会を与えてくれた学校や地元に恩返しがしたい」とボランティア活動を通して地元の人との交流もしているんだそうです。



       f:id:japanfoundation:20100317164706j:image





 --それではまず、、陸さんの好きなことについて教えてください。


 


 私は日本野球が好きです。好きなチームは日本ハム!攻撃的なチームが好きなんです。あと、地元九州のソフトバンクも応援しています。日ハムがヤフードームに来るとき年に2-3回は応援に行きます。








 --野球少女なんですねー。しかし野球って中国ではそんなに一般的じゃないイメージだけど。





 最初のきっかけは甲子園野球です。日本のことを調べたくてインターネットを見てたら甲子園野球の生放送中継があって、、それを見て野球のファンになりました。








 --日本に来て、何か文化面で変だなとか、困ったなってことありました?





 私は中国上海甘泉外国語学校出身で、学校で日本舞踊とか茶道も習ったんです。中国と日本の友好関係のために出来た学校ということもあって、中国の文化より日本の文化に触れる機会が多かったので、違和感は特にないですねー。


 


 --日本舞踊に茶道、、それはすごいね。


 


 あ、中国人は日本人がお辞儀しながら「はいっ」っていうのは丁寧すぎて面白いなって思ってるかも。(笑)YouTubeを見ていても、日本人がお辞儀をネタにしたギャグを作ってたりするんで、日本人もそう思ってるのかもしれないですけど。








 --それは、中国の人だけじゃないと思うよ(笑)。そういえば、前にNHKのお笑い系番組で、お辞儀をネタにしたコントがありました。それはそうと、今回のインターンシップは人事課を希望したんですって??


 


 はい。来年の就職活動に向けて、人事課が担当する採用活動の動き方を見たかったからです。幸いなことに、今回は、採用説明会に参加することができて、学生とは別の立場で就職活動を体験できました。そして、人事課にいればいるほど、人事のパワーが感じられます。ある社員はどの部署でどのような仕事をしているのか、どんな経験やスキルを持っているのか、そういった情報が自然とわかってきます。会社を動かすのは人、人をマネジメントするのは人事です。したがって、会社や組織全体の力と状況を把握するには、一番ふさわしい部署ではないかと思いました。


 


 --さすが、着眼点が経営学専攻らしいですね。





 人事課は直接国際文化交流にかかわらないので、地味だと思われがちかもしれないです。実際私の仕事も、文書作成や人事に関するデータ入力など事務的な仕事が多いです。しかし、第一線の活躍はこういった陰から支える人たちをなしにしては語れません。私は担当者から「国際文化交流活動を支える“人たち”を支える」という話をいただいて、「人事」という仕事のやりがいをしみじみに感じました。





 --基金の場合は、管理も事業も人事ローテーションによって交代でやっていくことになるので、部門同士が支えあうという意味合いがよその組織より強いかも。





 「第一線で活躍しよう!自分を前に出せ!大きな出来ことをして、自己実現を達成しよう!」という考え方はわれわれ若者たちの主流になってきています。人事より他の仕事をしたい人もいるかもしれません。しかし、今回のインターンを通じて、私は「人事をしている人は光栄に輝くヒーローではありません。しかし、彼らがいないとヒーローたちは輝くことができません。」ということを理解しました。だからこそ、皆さんにも、人事課の仕事の楽しさを感じていただいたら思います。







 --おおぉぉ!そのままパンフレットに使えそうなご発言*2。ありがとうございます。最後に、基金スタッフの印象は?








 比較対象があんまりないんですが、企業の人と接する機会があって、厳しいなって思ったんですけど、基金の人は皆さんやさしいと思います♥♥♥












  陸さんとお話していると、考え方がしっかりしていて本当にまだ3年生なの?!とこちらがドキドキしてしまいます。


  あと数日ですが、一杯色々吸収していってください!









 


 




*1:インターンの個人でのお申し込み、お問い合わせ、受入には応じていません。ご了承下さい。


*2:本当に陸さんが考えられていたことで、人事課から何らかの指示をしたわけではないんですが、、。





Monday, March 15, 2010

 国際文化交流の醍醐味とは!!



こんにちは。Mです。


さて、先日ブログに書いた 「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」 就職活動中の皆様へ送るメッセージ その1 - 地球を、開けよう。に関し、Akanee41さんからいただいたトラックバックへのご返答、第2弾です!!(第一弾はこちら


質問↓



国際交流分野でいうと、国際交流基金の他にも、ボランティアとしてや、市の交流センター、大学法人での留学サポートなどでも国際文化交流に触れ、人々を繋げ、異文化理解を促進していける舞台があると思います。しかし、日本で唯一の専門機関である国際交流基金で働くということは、国際文化交流分野の他の機関と比べて、どんな違った魅力があるのでしょうか?同じ国際交流の分野における他の事業に比べ、JFで働く醍醐味とはズバリどういったところにあると思われますか?






どうもありがとうございます!!







 ということで、昨日ランチ(於:ばん辛@四ツ谷荒木町)で同じ課のEちゃん先輩にJFで働く醍醐味についてインタビューしてみました。*1


M:


 ボランティアやNPOを初めとして、国際文化交流に携る機会が増えている中で、うちで働く醍醐味って何でしょうね? 





E:


 JFの仕事って、他の似たような団体と比べて何が違うのって聞かれて、よく僕が言ってるのは、うちは「専門商社」じゃなくて「総合商社」なんです、っていうことかな。基金には文化芸術も、映画とか舞台とか出版とか美術とか色々あるし、これ以外にも、日本語教育、日本研究やら、いろんなセクションがいろんなネットワークとか、ノウハウを蓄積してて、横断的に事業を組み合わせることも多いじゃない。





M:


 確かに。白紙のところに、組織が持ってるすべてのスキームやらノウハウやら、ネットワークを駆使して事業を組み立てるようなところがあって、あれは確かに面白いですよね。うまく表現できないですけど。





E:


 Mさんもそうだけど、JFに入社すると、いろんなセクションに異動するじゃない? 僕の場合、映画・テレビ関係の後、いきなり日本語教育だったし、あと、別に希望してなかったけど、総務とか、人事とか、情報システム部門も経験させられた。(笑)





M:


 私は最初は日本国内向けにアジア文化を紹介する部署で、その次が日本語研修、そして希望してなかったけどバンコクでした。(笑)





E:


 JFで仕事するなら、「これしかやりたくない」とか「この国以外は赴任したくない」とかだと、本人もつらいかもね。いろんな分野があるから。文化にかかわる、ありとあらゆる分野の人と仕事するから、浅くてもいいから、なるべく広いカバー範囲を持ってる、関心を持ってることが大事じゃないかな?


まあ、自分は、飽きっぽくて、いろんなことに関心を持っちゃう性格だから、3年くらいで、いろんな分野を経験できるっていう、JFの仕事が性にあってるだけなのかもしれないけど。


Mさんは、どう?





M:


 私もどちらかと言うといろんなことを経験したいって思うタイプです。それと、いろんな分野を経験していたほうが、事業のアイデアに幅が出るように思います。





E: 


 仕事をしていく上では、もちろん得意な分野は多ければ多いほどいいから、それを伸ばすようにしつつ、ひとつのことにこだわらないで、どんな分野のセクション、国に行っても、新しいことを学べる、また、ひとつ得意分野が増えそうって、楽しめる人があってると思う。だから、たとえば美術が専門で、それだけを通じた国際交流がやりたい人はむしろ美術館に就職したほうがいいし、映画の専門だったら、映画会社の国際営業とか国際映画祭の事務局とかを目指した方がいいかも。





何か自分のテーマに特化したところで働くのもいいと思うんだけど、うちは、文化という大きなくくりの中で、いろんなことができるところに醍醐味があると思います。





M:


 自分のテーマがある人は、それを深く追求することもできなくはないけど、どっちかといえば、広くいろんなことをやりたい人に向いている職場かもしれないですね。国際文化交流を総合的に扱う「総合商社」だっていうことがそのまま醍醐味ってことですね。





E:


 入社当時に先輩から聞いて、「なるほど」って思った言葉があるんだよね。「アームズレングスの原則(arm's length principle)」っていうの。JFみたいな公的な文化交流機関で仕事をするときの、政府との距離感。肘から手の先くらいまでの距離感を保ってるっていうのがいいっていう例えなんだけど





 文化って、つまり「人間の生き様すべて」を扱ってる訳だから、その中には、きれいなもの、美しいものだけじゃなく、暴力だとか性表現だとかも含まれてるでしょ。きわどいものも結構あって、国が直接実施する場合は、ちょっと・・という表現の芸術でも、うちみたいな公的色彩を帯びつつも国そのものと適度な距離がある団体だと、表現の方法にはとらわれずに、大事なものはちゃんと扱うことができる、というところがあると思うんだよね。





 あと、マニラに駐在していたときの話なんだけど、フィリピンでは戦時中100万人以上のフィリピンの人たちが亡くなったといわれていて、日本というと戦争の記憶抜きに語れないところもあって、国の立場だとなかなか協力することが難しそうなテーマの案件が実際あります。そういうのも、国とちょっと距離のある機関だからこそ、協力しやすいこともあるんだよね。








 日本に対してネガティブな記憶がある国で、日本の「政府」機関が協力することへの現地の人の印象は、民間団体の場合とはちょっと違っていて、何か警戒心を持たれてしまうこともある。でも実際事業をやってみると、「日本という国はこういうことにも協力してくれるんだ」っていう、好意的な反応をもらったんだ。こういうことが、長期的に広い視野で見たら日比両国の前向きな関係に確実につながっていくと思うんだよね。








M:


 なるほど。政府からは距離があることで、日本と世界との関係で考えれば大切だけど国としては扱いにくいテーマに関わることもできるけど、逆に完全な民間ではなくて「政府関係機関」だっていうことで、現地の人に違った形のインパクトを与えることもある。つまり、ちょうど国と民間の間にいる団体だからこその利点を生かして長期的には日本の対外関係や外交環境を整備していくことに貢献できるっていうことですね!





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Akanee41さん。とてもいい質問ありがとうございました。おっしゃるとおり、今は色々なところで国際文化交流に関わることができます。世界と仲良くしたい!という思いはひとつ。その中で、政府と民間の中間の立場に居るという利点を生かして、私たちは日々活動しています!




*1:Eちゃん先輩はバンコクとマニラに駐在経験があり、タイ語、フィリピノ語、英語に加え、なんとトンガ語をも操る笑顔がさわやかな体育会系男性です。(「あっ、フィリピノ語とトンガ語は、片言しかしゃべれないっす」(本人談))





Friday, March 12, 2010

Road to 国際交流基金。なぜJFなの?



おひさまです。先日の“頑張れ!就職活動生!応援トラックバック企画”(笑。勝手にネーミング)に、第一号のトラックバックが寄せられました!!id:Akanee41さん、ありがとうございます~ ;".*・;・^;・:\(o^▽^o)/:・;^・;・*.";.*



国際交流分野でいうと、国際交流基金の他にも、ボランティアとしてや、市の交流センター、大学法人での留学サポートなどでも国際文化交流に触れ、人々を繋げ、異文化理解を促進していける舞台があると思います。しかし、日本で唯一の専門機関である国際交流基金で働くということは、国際文化交流分野の他の機関と比べて、どんな違った魅力があるのでしょうか?同じ国際交流の分野における他の事業に比べ、JFで働く醍醐味とはズバリどういったところにあると思われますか?


Akanee41の日記




取り急ぎ、基金3年目になる私からパッと思いつく個人的なお答えを。





1.国際交流のプロになりたかった

id:Akanee41さんのおっしゃるとおり、国際交流って仕事にしなくても関わることができるし、今は企業でもCSRとかいっぱい取り組んでるし、「国際」っていうだけなら本当に色んな道があります。企業に勤めて、 “インターナショナルなことしていたい欲” (上手く説明がつかないのですが)については、何かNGOのお手伝いをしたり、あるいは単に海外旅行をしたりすればいいかな、とも考えました。そのほうが、国際交流を「仕事」にするよりは楽しいかもしれない、、、とも考えたのですが、やっぱり人生の大部分を捧げる「仕事」として、プロフェッショナルとして、国際交流に取り組みたい、と最終的に思うようになりました。*1





2.日本語教育と知的交流の両方ができる


日本語学校や大学の留学センターなどでは、日本語教育や学生間の国際交流、留学の橋渡しはできても、知的交流まで企画してたくさんプログラムがあるところは多くないように見えました。私は安全保障とか環境とか人権とか色んな国際問題に興味があって、自分の仕事が何かそれに絡んでいたらいいなと思っていたし、教育現場に近いところで仕事をしたい気持ちもあった。それに、学生時代、奨学金や助成金をいただいて生活・サークル活動に役立てていたので、何となくですが恩返ししたいという思いもありました。(基金は主催事業ばかりでなく、色々な助成プログラムをもっています。詳しくはこちら→http://www.jpf.go.jp/j/program/index.html





3.海外駐在のチャンスがある


これは大きいですね~。ちょうど一年間の交換留学を終えて日本に帰ってきた秋・冬から就職活動を始めたので、「もう一度海外で生活してみたい」「海外で働きたい」という気持ちは大きかったです。いきなり海外の企業に応募することも考えたけど、それにしてはキャリアが足りないし、まずは「日本で働いたことがある」経験が自分にはプラスになるんじゃないかと。留学斡旋会社や英会話学校にも就職活動したけれど、自分が海外に駐在できる可能性はそれほど大きくないように見えたし、いわゆる商社などグローバル企業に勤めて駐在を目指すにしては、1や2の気持ちが強すぎた。基金なら人事ローテーションの中で必ず海外駐在のチャンスがあるというのが魅力でした。(基金の海外拠点についてはこちら→http://www.jpf.go.jp/world/jp/




ちなみにこの間の日系人シンポジウム*2で、私がどんなお仕事をしていたかというと、



・早めに会場入りして、パネリストの方と会場のパソコンでスライドの動作確認・修正


・シンポの最中は、音響・会場照明・DVD機器の操作、発表者のスライド操作補助


・シンポが終わったら、機材の片付けとレセプションへ向かうバスに誘導


こんな感じです。その他に受付係をしていたスタッフもいるし、「残り3分!」などという札を挙げてタイムキーパーをしていたスタッフもいます。*3 これを“国際交流の舞台裏の仕事”“必ずしも華やかではない縁の下”と言ってしまえばそうなんですが、中学校・高校で学校祭実行委員会などをして、舞台裏の面白さに目覚めてしまった私(笑)には、こういう現場はご褒美に近い感覚です。

「JFで働く醍醐味」とまで言えるかどうか分かりませんが、普段はずっと机でパソコンに向かってるし、会場でパネリストや聴衆の皆さんの様子を直に見られるのが、次の仕事に向かう原動力かもしれません。*4





少しでも就職活動をする皆さんのご参考になれば幸いです。基金に限らず、まずは色んなオプションを探ってみてくださいね♪




*1:なんだか初心にかえって反省してしまいますね…汗


*2:ブログ記事はこちら→http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20100308、シンポジウム概要はこちら→http://www.jpf.go.jp/cgp/exchange/event/100303.html


*3:今回は直接の担当じゃなかったので、当日お手伝いだけだったけれど、シンポの前には会場の看板、同時通訳、カメラマン、名札(時にはコサージュ)などなど本当に細々とした手配が必要です。さらに重要なのは「誰に」「何を」話してもらうかという仕掛けの部分!ここに担当者の心意気がかかっています。単に受付係をするだけが基金のお仕事ではないですよ~


*4:今回のレセプションは米国主席公使公邸だったし、ルース米国大使もお越しくださったし、普段テレビや新聞の中で見かける方にお会いできて、例外かも知れませんがかなり・とっても華やかな経験でした☆





Wednesday, March 10, 2010

はてなブログでご紹介いただきました!



こんにちは、松岡です。

先日の記事でトラックバックがなかなか来ない・・・と悲しんでたところ*1、なんと久々のトラックバックが*2!!


と、思ったら、id:hatenaprさんからでした。


なんとはてなの公式サイトで、当ブログをご紹介いただいてしまいました。


ありがとうございますー。






「地球を、開けよう」国際交流基金


by 国際交流基金


文化交流事業を専門に行なっている公的機関、ジャパンファウンデーションの若手社員が情報発信をするブログ。国内外を舞台とするイベント情報や各種レポートを通して、国際交流の楽しさがブログから伝わってきます。


はてなで企業ブログをスタートしませんか?



今でこそ多くの公的機関がブログを通じてさまざまなレベルでの情報発信や交流を行ってると思いますが、その中でもうちはかなり早い時期からはじめてるのではないかなー*3、と自負しております。


そもそも、当時対応をしてくださった方から、「公的機関という堅そうなところがブログをやってしまうというギャップが面白い!」と後押ししてくださって始めたのを思い出します。。。








インターネットの世界の進みは早いもので、今ではただやるだけではなかなか面白みが出ませんよねー。


今後はさらに面白みのあるブログを目指していきたいと思ってますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




*1:やはりコメント書き込みと違って、自分のブログに質問書いてトラックバック打つというのは敷居が高かったかな・・・でも数年前に色々と企画した際には、それなりにトラックバックで感想寄せてくれたり(→)、プレゼント企画に応募してくれたりしたんですけど。最近ではコミュニケーション手法としてはブログよりもtwitterとか違う媒体に皆さん移られてるのでしょうかね・・・?


*2:当ブログでは、開始当初からトラックバックを通じた読者とのコミュニケーションを積極的に押してるんです。


*3:最初に始めたかどうかは調べきれていないのでわからないのですが、当時調べたときにはほかにはありませんでした。





Tuesday, March 9, 2010

アジア15カ国の次世代リーダーによるワークショップ開催!



昨日に続いて登場のおひさまです。今日の東京は寒い寒い雨空で、おひさまの名前が泣いてしまいそうですね。。





さて今週末13日(土)、お時間のある方はいらっしゃいませんか?





この間、日本人参加者の募集のお知らせもあって、ブログでもよく登場するJENESYSプログラム。今ちょうど来日中のグループは、「アジア・大洋州地域の青年が担う包括的平和構築:文化、教育の可能性」をテーマにしています。(概要はこちら→





13日には、その成果発表の一環として公開ワークショップが開かれるのですが、その参加者を大・大募集中です!!


f:id:japanfoundation:20100309175654j:image:left






日時:3月13日(土)13:45~15:45(13:30受付開始)


会場:新宿ワシントンホテル 新館3F「高尾1」


参加費:無料






「映像とメディア」「アート」「教育と研究」の3つのテーマで、アジア15カ国からいらっしゃった次世代のリーダーらが開催するワークショップです。それぞれのテーマを担当する予定の方はこちら↓





●映像とメディア●


Probe Media Foundation(フィリピン)、Kontras(インドネシア:暴力被害者及び行方不明者支援委員会)、Borneo Bulletin (ブルネイ)、人権弁護士(インド)、NZ教育省(ニュージーランド)、Catholic Relief Services(ベトナム)、Myanmar Women Entreprenurs Association (ミャンマー) 等


●アート●


Makhampon Foundation(タイ:演劇と紛争解決)、Dunamis Youth Service (オーストラリア:アボリジニダンスと若者支援)、東京造形大学大学院生(日本:アートと社会貢献)等


●教育と研究●


Action Training and Research Institute (インドネシア)、University of Malaya大学院生(マレーシア)、Rural Research and Development Training Center(ラオス)、スポーツ青年教育省(カンボジア)、Cooperation and Participation in Overseas NGOs(韓国)等





ちょっと興味あるな~、もう少し内容を知りたいな~と思った方は、ぜひ下記にお問合せください。たくさんのご応募お待ちしています♪



お問合:TEL(03-5369-6070)


日本研究・知的交流部アジア大洋州チーム/JENESYS公開ワークショップ事務局


お申込:件名を「3月13日JENESYSワークショップ」として、氏名、所属、職業、電話番号、ご希望のワークショップの順位を明記の上、FAX(03-5369-6041)までお申し込みください。(―受付は終了しました―)






Thursday, March 4, 2010

 「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」 就職活動中の皆様へ送るメッセージ その3



M:


その1その2と2回に分けてこないだのインタビューをブログにあげてきましたが、最後にわれわれで簡単に振り返ってみましょうか。松岡くんはやってみてどんな感想持ちましたか??





松岡:


そうですねー。僕も若手のつもりでいたんですがいつの間にかもう6年目でして。毎年新人で入ってくる人々を眺めてますけど、意外とみんな、似たような考えを持ってる人が多いんじゃないかなーと思いましたね。つまり、管理部門なんてやりたくないー、って言うよりも、事業も管理部門も経験することで、海外赴任したときに困らないようにしたい、というような考えを比較的明確に持ってる人が多いような。





M:


そうですね。わたしは松岡さんより長くいるので、松岡さんのいうようなことはより強く感じますね。


最近は「キャリア」ということをすごく言われて、たぶん世の中の就職活動をしてる皆さんが昔に比べてはるかに意識してるんだろうなあ、とも思いました。


私の頃は就職氷河期で仕事があればそれで満足して、配置が自分のキャリアにとってどうかなんて、あまり考える余裕はなかったような気がするな。「会社に育ててもらって退職するまで一つの会社」っていう時代からの転換ということがここのとこずっと言われてきた、それとも関係するかもね。


昔はもっと適当で、流れに任せようって感じだった気がしますよ。流れていればなんとかなるし、面白いというか(笑)。





松岡:


なるほど、その話おもしろいかも。


同じ管理部門にしても、「キャリア上有効」と認識するか「流れに任せてやってみる。やってみたら面白い場合もある」と違う理由で意義を感じてるってとこでしょうか。





M:


そうですね。実際にキャリア上有効なのかどうかという問題以前に、何事もプラス方向の発想を持てる人は、もともとどの部署にいようが仕事も面白くできるだろうし、やりがいはもてるんじゃないかな、という感じは持ってます。


しかし、今回の企画はなかなか面白かった気がするけど、どうかな?





松岡:


そうですねー。うちの組織に対する、よくありがちイメージとして持たれがちな「華やかな国際交流の現場」の話は一切出てきてませんが(笑)。


まあでもこれもまた現実だし、むしろこういう業務の積み重ねで一つ一つの事業が実現されているというのは現実ですからね。





M:


あのさ、いっそのことこれを機会に、ちょうど就職活動の時期でもあるし、就職活動中の皆さんからの質問をトラックバックで受け付けたりしてみない?





松岡:


お、それいいですねー。最近トラックバック企画ぜんぜんやってなかったし。


あまりきわどい質問はノーコメント、というか僕らの権限を逸脱してて答えられなそうですけど、ざっくばらんにコミュニケーションとる機会としてはいいかも。


-------------------


ということで突然ですが、就職活動中の皆さんへ送る質問受付企画を行いたいと思います!!


国際交流基金を志望されるに当たって、何か聞いてみたいことがありましたら、是非皆さんのブログからトラックバックを送信して質問をぶつけてください。


なお、大量に来た場合や回答に窮するような質問は答えられないかもしれませんが、その点はご了承ください。








就職活動中の皆様の質問をお待ちしております!





Wednesday, March 3, 2010

 ただいま募集中です!!



こんにちは、松岡です。


二つほど募集のお知らせです。





JENESYS Programme 次世代リーダープログラム日本人参加者募集 (締切:3月8日 月曜日)



これは、東アジアコミュニティ(東南アジア10カ国、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの計16カ国)の異なる国・地域の若者が一堂に会し、寝食を共にしながら言語、宗教、文化的背景などの差異を越えて、地域に共通の課題について話し合い、思索する訪日研修を実施し、その成果をグループ発表するプログラムです。



詳しくはこちらをご覧ください。








もう一つあります。


文化事業部 造形美術チーム 嘱託 募集(締切:3月11日 木曜日)





この度、文化事業部造形美術チームにおいて、主として海外巡回展*1の実施に係る一般事務を担当する嘱託を募集します。



詳細情報はこちらをご覧ください。





いずれも締め切り間近ですが、ご関心のある方は是非!!




*1:大規模美術館や専用の展示スペースのない国や地域を含む諸外国で、広く一般の観客を対象に日本の美術・文化を紹介する事業。





Monday, March 1, 2010

 「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」 就職活動中の皆様へ送るメッセージ その2



<前回までのあらすじ>


就職活動シーズンを迎えて、ブログチームからも少し違った角度から職員紹介を試みようと、若者4名に集まってもらいました。


彼らさまざまなバックグラウンドを経て基金へやってきました。大学で勉強してきた分野も、関心のある地域も異なるのですが、唯一の共通点がありました。


それは、「入って早々に管理部門に配属された」ということ。


今回は、「そもそも管理部門って何するところ?」とか、「そこで具体的に何やってるの?」などといったことを聞きながら、彼らの人柄に迫りたいと思います。


(前回の記事はこちらをご覧ください。)





-----


松岡:


大豆さんはずっと体育会でサッカーをやってたとのことなのですが、基金では体育会系出身の人はかなりレアですよね。





大豆


f:id:japanfoundation:20100216204051j:image


そうみたいですね。やはり文化交流というくらいだからあまりいませんよね。ただ、基金の仕事を見ているとサッカーで経験してきたことがまったく関係ないとは思わないんですよね。





M:


へー、例えば?





大豆


f:id:japanfoundation:20100216204051j:image

基金の仕事って、自分ひとりで目的を達成できる仕事ってほとんど無いと思うんです。外部の専門家と一緒に組んだり、外国の研究機関と共同で何かをやったり。一つの目的のために複数の関係者が協力して初めて目的が達成できるというのは、サッカーのゲームと似てる気がします。みんながいっせいにゴールを入れようとしたら点が入らないじゃないですか*1


それぞれ役割を果たしゲームを作るから、勝つことができるように、基金の仕事でも日本と世界に貢献するという大きな目標があって、そこにつながる仕事がしたいと思っているます。





松岡:


なるほど。


じゃあ、例えば大豆さんはいま会計課にいますけど・・・





大豆


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はい、会計課と聞くと事業を実際にやる部署ではないのでモチベーションが下がるのではないかとかよく言われるんですけど、自分の場合は先ほど言ったような考え方で仕事してるので、あまりそういうのはありませんね。





M:

基金の職員は、原則誰もが海外事務所勤務を経験しますけど*2、そこでは自分ひとりで会計処理や備品の管理や広報などもしないといけませんからね。実際にいま経験してる業務というのは、確実に役立ちますし必要ですよ。





青汁


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僕も入ってすぐに経理部に配置されたのは良かったと思ってます。


自分はゆくゆくは事業の分野でアーティストであったり研究者、専門家を支えたいと思っていますが、そもそも実務面の能力を身につけてないと支えられる人になれないし、それでは役に立たない。


特に今はお金周りの仕事をしているので、事業で使われているお金がどういうお金であり、それが組織全体でどのように使われているかというのを経験できているのは、自分としては正しいのではないかなと思ってます。





コラーゲン


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自分の場合、管理部門で働いていく中で組織の置かれているきびしい状況とか、入る前には見えない側面も色々と見ることができました。例えば、先ほど大豆さんも言ってましたが、チームでやっている文化交流の仕事を一般の市民だけではなくて、監督官庁である外務省や時には国会議員にもきちんと説明していく必要があったりします。そういう仕事は外からみてても見えにくいものではありますが、組織全体を支える上では非常に重要な仕事だと思ってますし、自分にこそできる仕事だとも思い、やりがいを感じてます。





松岡:


皆さん、入っていきなり管理部門に配属されたことに関して、思ったよりポジティブな意見が多くて意外なんですが・・・(笑)


黒酢さん、何かないですか??





黒酢


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私の場合は、国際交流の舞台をつくりあげる、そういった枠組みを設定する、そのための裏方になりたいと思って入りました。ただ、入って最初にやってた仕事が、やれ●階のトイレの水が出ないとか、▲階の空調が動かないとか・・。自分がイメージしていた国際交流の仕事に直接つながらないように感じ、つらいなーと思ったことは正直ありました。うまく修理したとしても、直接事業とは関係ないしとか…。





松岡:

僕も以前、事業の実績管理*3をしていたときに感じたんだけど、こういった管理業務は出来て当たり前と思われるのもつらいですよね。何か問題があると呼ばれるけど、何も無ければ呼ばれないだけで。だから、何か不具合があったときに文句を言われることはあっても、「何も問題ない、すばらしい!」とか言われて褒められるってのは、普通無いですしね。


このつらさをどうやって乗り越えました?あるいはまだ乗り越え中?





黒酢


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1年経って、自分の仕事が基金の中でどうどのように必要とされているのかがわかってきました。うまく簡単には言えないのですが、事業をやるための環境を整え、うまくみんなが通り抜けることができるようにすることが、みんなのいい仕事につながるんだなと思えるようになってきましたね。これもまた先ほどのチームプレイの話につながるかもしれません。





M:


国際文化交流という分野を専門に扱う組織の職員ですから、地域であったり分野であったり言語であったり、それぞれの職員がそれぞれの専門性をもつことの必要性はあると思いますが、他方チームプレイで仕事をするときに、ときにはフォワードになったり、時にはディフェンスに入ったりそういったさまざまなポジションをこなせる人ででないといけないということですよね。





松岡:


皆さんの話を聞いていると、ハイ・パフォーマンスな職員になるためにも、まずは国内でしっかりと力をつけることも大事なんだなというのを再認識しますね。





コラーゲン


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若いうちに組織を俯瞰して眺められるというのは強みだと思ってます。うちは日本語事業から日本研究・知的交流事業、文化事業等多種多様な事業を展開してますが、個々の事業がどういうプロセスで行われているかが見れるので、今後自分が事業をする側のなったときも役に立ちますし、何よりも個々の事業が組織全体でどういう位置づけにあるのかとか、そのあたりがわかるのは大きいと思います。





青汁


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基金職員としての業務で事務作業のない仕事は無いですからね。こればかりはどこかで経験を重ねる必要がありますし、そうやって積み重ねる時期は絶対必要だと思います。





黒酢


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総務部という仕事がら、各部署の作成した企画書や内部文書をしょっちゅう見てるんですが、いい事業を実施するには、事業内容もさることながら守るべき内外のルールや会計上の手続きをきちんとクリアしないと、事業が成り立たないことが良くわかって勉強になります。改めて、事務などの実務面での能力も、企画を立案して実行するという事業に必要なんだなと感じてます。











大豆


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基金内に知り合いがたくさんできるので(笑)、いろんな人に覚えてもらって顔を知っているから色々頼みやすいというのもあります。


また、俯瞰できるというのは、後ろからゲームを組み立てて効率よくゴールできるかどうか見るということだと思う。管理部門を経験してることで得られる視点があって、有利なゲームの進め方が分かるんじゃないかと思うんですよね。


これは、どこかの高校サッカーの監督が言ってた言葉なんですが、「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」というのが印象に残ってます。まさに基金の仕事のことじゃないかと。





松岡:


なるほど。なんとなく日本人の美意識にもつながる気がしますね。





M:


ところで皆さん、休みの日は何してるの?





大豆


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走ってます。


あとスペイン語をやってましたが今はやめてしまいました。





青汁


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青汁:今のうちに会計の勉強をしたいと思っていて、資格も取りました。現場にいったら時間がなくなるから今のうちに身につけられることはやっておきたいと思っています





コラーゲン


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私は文化芸術関係の知識があまり無いので、舞踏、能、コンサートなどを積極的に見るようにしたりしてますね。





黒酢


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最近は基金でやってるフットサルにはまってます。楽しいですよ。





松岡:


はい、じゃあこのへんで。


皆さんありがとうございましたー。





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インタビューはこれで終わりですが、次回はインタビューをやってみた感想と、ちょっとしたお知らせをお届けしますー。


お楽しみに。




*1:彼は大学4年間、ずっとサッカーをやってた生粋の体育会出身です。そんな人もいるんです。やはり組織の強みは人材の多様性ということでしょうか。


*2:人事ローテーション上、職員は国内の経験をつんだ後、皆さん海外事務所も経験します。赴任期間は人にもよると思いますが平均3年くらいでしょうか。


*3:過去の事業実績をまとめて統計作ったり・・





Friday, February 19, 2010

国際交流基金をもっと知ろう!(就職活動中の皆様へ送るメッセージ ウェブ/ライブラリ編)



こんにちは、mioです。


就活戦線真っ盛りですね。


先日もOB訪問にいらしてくれた学生さんとランチをご一緒したのですが、


真剣に将来を考える姿がキラキラしていました。


私もまだ一年も経っていないはずなんだけどなー。襟を正して頑張ります。





さて、というわけで今回は、就活中の皆様への応援企画として、


「国際交流基金をもっと知ろう!」をお届けします!


私の居る情報センターでは、ウェブサイトの担当をしているのですが、


これがなんと、使いこなすとものすごーい情報源なのです!


(ページ数が多すぎて、迷子になることも多いのですが…)


今日はその中から、皆さんに役立つリソースをお伝えしちゃいましょう!


自宅にいながら国際交流基金を知ることが出来るお勧めのコンテンツです。!


(※それぞれ■印のタイトルから、ウェブサイトにリンクされます!)








国際交流基金をもっと知ろう!


(ウェブ/ライブラリ編)








■ 年報を読む


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まずは国際交流基金のことをしっかり理解したいですよね。


いろんな情報がぜーんぶまとまっているのは、この年報です。


ぜひカラーでプリントアウトをして、就活にお役立て下さい!


(実はこれを担当したのが私です。作成秘話はまた別の機会に…)





■ 国際交流基金の海外拠点の情報をチェックする


(ページ下部の「海外ネットワークトピックス」をチェック!)


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メールマガジンを登録している人はお気づきだと思いますが、国際交流基金の事業は海外で行なわれているものもたくさんありますね。どんなことをしているのでしょうか?


世界各地で行なわれている国際交流基金の活動を、海外拠点がレポートしています!


ぜひバックナンバーも見てみてくださいね。





☆最新3号は、こちらから↓↓↓


2010年2月 モスクワ日本文化センター 「日本文化出前します」


2010年2月 サンパウロ日本文化センター 「重なり合う伝統文化とポップカルチャー」



2010年2月 シドニー日本文化センター 南極料理人がやって来た!&アーサー・ストックウィン教授講演会








■ 国内のイベントをチェックする!?


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じゃあ日本国内は?サポーターズクラブのイベントってご存知ですか?


前回のロジャー・パルバースさんの会にには就活中の皆さんもたくさん来てくださっていましたね。


実はあのイベントは、歴代の報告を読むことが出来ます!





☆国内のイベントは、イベントカレンダーからも確認できます!


ちなみに次回は2010年3月5日(金) 19:00~21:00です!


☆国内情報を知るには、こんなのもあります…!


JF便り-文化芸術交流


JF便り-日本語教育 


JF便り-日本研究・知的交流 








JFサポーターズクラブは現在、会員制度の改定により、


2010年2月1日より、現会員規約による会員の新規入会・継続手続きを停止させていただいています。

















■ FAQを見る


次は、国際交流基金にはどんな質問が寄せられているのかを、FAQで見てみましょう~


特に日本語教育に関するFAQと、国際文化交流に関するリンクは、必見です!











結局いろいろあってよくわからない…という人!


■ ライブラリーに遊びに来る


そういう人は、ライブラリーに遊びに来てください!


ライブラリーには、「国際交流基金事業発行物」のコーナーがあって、


これまでに発行された本がずらーーーーーっと並んでいます!


こんなふうに。


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過去の調査報告書も、歴代のものがずらーっ!


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海外でしか販売されなかった、美術展のカタログもあります。


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探したい人は、この棚を見つけてくださいね。


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もうひとつ見過ごせないのは、海外拠点がそれぞれの国で発行している、世界各地のニュースレターが見られるこのコーナー。2Fにあります。


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これがそのニュースレター。見えますか?左上から時計周りに、バンコク(タイ語)、カイロ(アラビア語)、パリ(フランス語)のニュースレターです。東京の本部に居ながらも、このレターを見るのがとっても楽しみだったりします。


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雑誌もとても充実してるんですよ~英語で日本を紹介する雑誌のラインナップはきっと都内1!(自画自賛)


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そして!同じライブラリーの中にある、JFICショップ!


国際交流基金が発行した本をまとめて買うにはここが一番。


過去に制作された、かわいいグッズも販売してます。


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をちこちも、全バックナンバーを、実際に手にとって選んで買うことが出来ます!


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緊張する面接の前に、まずは来てみる!というのが一番でしょうか!


というわけで、アクセスはこちら





寒い寒い冬ですが、頑張れ就活生!





Thursday, February 18, 2010

 「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」 就職活動中の皆様へ送るメッセージ その1



<松岡>


こんにちは、松岡です。





<M>


Mです。





<松岡>


ブログチームでは毎月一回の会議でアクセス解析を基にどんな人が見に来てるのかな、とチェックしてるんですが、ここ数ヶ月は「国際交流基金 就職」とか「国際交流基金 採用」とかで検索して来てくださっている方が多いようです。もうそんな季節になったんですねー。


採用に関するページはこちら





<M>


そこで今回、皆様のご期待に応え(?)、われらがブログチームからも職員の仕事ぶりやどんな職員が働いてるのかを皆様に紹介したいと思います。





ただし、





これまでも同様の企画はやってきましたし、それと同じように紹介するだけではHPの職員紹介と同じですよね。


なので、少し考えました。





<松岡>


ジャパンファウンデーションを志望してくださる皆さんのほとんどは、私たちがやっている事業のイメージで入ってこられると思います。


それは、文化芸術であったり、日本語教育であったり、あるいは海外との知的交流事業や日本研究という分野であったりしますよね。また文化交流と聞くと華やかなイメージであったり、またその舞台は先進国から途上国まで世界中をイメージされるかと思います。


これはある意味正しいと思うのですが、同時に、私たちの日々の業務の中でより大切な側面が見落とされがちになってしまうとも思います。

タイトルにある「表に出るのが仕事じゃない。表に出すのが仕事なんだ。」*1という言葉は、私たちの仕事をよく表す言葉だなーと思いました。





<M>


じゃあ、「表に出す」というのは果たしてどういうことなのか?


もちろんこの言葉は、ジャパンファウンデーション全ての部署で働いている職員に共通することだと思います。


ただし今回は、組織全体を支える管理部門(総務部や経理部など)に、入社早々配属された1-2年目の職員の方4名に焦点を当ててみました。





<松岡>


彼らとのインタビューを通じて、自分自身認識を改めたことや新しい発見があったりもしました。


そうしたやり取りを通じて、できるだけ生に近い我々の働きっぷりをごらんいただければと思います。





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登場人物


<若者>


・黒酢さん(総務部所属の2年目、ジブリ的癒し系女子)


・コラーゲンさん(経理部所属の2年目、大型系気配り男子)


・青汁さん(経理部所属の1年目、ロジカル静岡系男子)


・大豆さん(経理部所属の2年目、体育会系草食男子)


<ブログチーム>


・Mさん


・松岡






<松岡>


皆さん今日はお集まりいただきましてありがとうございます。

まあお互い顔の知れた仲ですから*2ざっくばらんにいきましょう。





<M>


それじゃあ、とりあえず皆さん、何で基金を知ったのかとか、志望動機とかその辺からお聞かせいただけますか?


まずは黒酢さんから





黒酢


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こんにちは、黒酢です。


私が基金を知ったきっかけは、東京国際芸術祭のボランティアスタッフを友人がしていて、自分も一緒に参加したのが基金を知ったきっかけでした。私の場合は、国際文化交流とか平和構築とかそういう観点からというよりは、異文化とのふれあいにの場を経験して素直に感動したというのが大きな動機でしたね





コラーゲン


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どうも、コラーゲンです。


私はもともと大学では国連機関を目指すようなコースにいました。大学2年のときに関西国際センターに来ていた外交官研修参加者との交流会に参加したのが基金を知ったきっかけです。そのとき、外交官はイメージよりずっとフレンドリーなんだな、と思ったのが印象的でした。一緒にカラオケを歌ったりして。それまでは国際協力に興味があったのですが、こうした交流も面白いなとこのとき最初に感じました。


大学院時代はオランダに留学して、国際法、安全保障、人権といった問題をテーマにしていました。人権とか開発とかそういうところにも興味があったんですが、他の留学生と語るような機会に、彼らが日本に対して非常に偏ったイメージを持ってることを知ったりして、逆に自分も気づかないうちに色々な先入観を持っていることに気づいたりして、前提となる相互理解に乖離があることを知ったのが大きなきっかけでした。





青汁


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こんにちは、青汁と申します。


実は松岡さんの毎日ナビのサイトを見ましたよ(笑)。わたしは転職組でして、元々は考古学を専攻してました。そのときは海外とかまったく関心がなかったですね。


ただ元々美術にも興味がありまして、関心のある大学院がフランスにあったんです。それで大学院はフランス語を勉強してフランスに行きまして、そこで美術館学というようなものをテーマにしてました。


そこでは本当に色々な人がいたんですが、私はいろんなことをロジカルに考えるのが好きだったこともあって、自分を生かす場所としては文化政策の分野なのかなとそのこをなんとなく思い始めてましたね。


基金を知ったきっかけは、フランスに居るときに出版社でインターンをしたのですが、その時に基金の助成に応募した時でした。。あまりポピュラーな分野ではなかったのですが、そうした分野に対しても意義を見出して支援を行っていた基金という組織に興味を持ちました。








大豆


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うっす、大豆です。


自分は大学ではサッカーしかしてません(笑)。大学4年間は、ずっと体育会のサッカー部にいました。


昔から学校の先生になりたいという気持ちがあって、大学では教職が取れる英語科に進学しました。また高校生のときから開発教育にも興味があって、その時から海外に行きたいという気持ちはありましたね。外に出たくて英語を勉強して、あとはサッカーがしたくて入った大学だった気がします。


大学に入ってから留学生と遊ぶうちに、日本語教師という仕事があることも知り、資格も取ったりしました。ボランティアで日本語を教えて、「日本語能力試験」の存在を知って、基金のことを知りました。





<M>

皆さんどうもありがとうございます。こうやって聞くと、ほんとうちはいろんな人がいますねー*3





<松岡>


それでは次回は、今やっている仕事のことや、入る前に抱いていた志望動機とのギャップとか、そういうのをお聞きしましょう。








(続く・・・)


(その2)その3




*1大豆さんによると、某高校サッカーの監督の言葉らしい


*2:新人で管理部門に配属されると、嫌でも全部署の人とやり取りがあるので1年もいれば大体顔を覚えられるし、周りから覚えられてしまいます


*3:いろんな人という意味で、うちの組織には外国語大学を出ていろんな言語を操る人もいれば、国際関係や開発協力系の学科の人、文学部の人もいますし、数は少ないですが理系の人もいます。





Wednesday, February 3, 2010

シトラス入り緑茶は「お茶」か否か?(後編)



本日もおひさまです。ではさっそく昨日の続きで、アメリカの「お茶」のお話を。

前編(ダイエットグリーンティーの登場まで)はこちら




今回はついにスーパーマーケットでもっと多様な「お茶」探しです。数年前に一口飲んだ、「朝鮮人参ハチミツ入り緑茶」の衝撃から抜け出せない私。怖いもの見たさも混じりつつ探してみると、、、、、、

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(左)シトラス入り緑茶  (右)ダイエット シトラス入り緑茶

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ピーチ入り緑茶(ここでは白桃でなく、黄桃)

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前回登場の「低糖緑茶」と低糖シトラス入り。今度は1ガロン(3.78リットル)入りのペットボトルでたっぷり飲めます。

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(左)ザクロ入り緑茶 (中)オリジナル?緑茶(朝鮮人参+ハチミツ入り) (右)ミカン+朝鮮人参+ハチミツ+ジャスミン入り緑茶



どれくらい売れ行きがいいのか分かりませんが、各メーカーが複数の商品を出してるところを見ると、それなりに浸透しているような気がします。しかも、これを撮影したスーパーはアメリカの田舎。中西部の「街中どこでも車で5分で行けちゃう」*1ところです。大都市の「流行の健康・自然食品」を扱うお店でもなんでもなくて、ふつーの街の、ふつーのスーパーに、ふつーにこれだけの「Green Tea」が並んでいる事実に驚きました。

さらに圧巻はこれ↓

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左上から時計回りに、緑茶、ミント入り緑茶、レモン入り緑茶、シトラス入り緑茶、オレンジピール入り緑茶、ザクロ&ラズベリー入り緑茶、カフェイン抜き緑茶、ハチミツ入り緑茶、の8種類★



この写真を撮らせてくれた方(さらに全部一種類ずつくれたんです♡)は、緑茶に限らず紅茶もハーブティーも戸棚いっぱいに持ってる方だったんですが、それにしてもこんなに沢山のティーバッグ「グリーンティー」の種類があるなんて!*2




肝心のお味の方はというと。恐る恐る試したシトラス入り緑茶。……意外にも、これが美味しいんです(笑) 留学中のときは一口で拒否反応を起こしたくらいだったのに、心構えができていたからか、私がアメリカナイズされてしまったのか、一口、二口と飲んでも美味しい。もし最初に「シトラスティーです」と言われたら信じてしまうだろうな、というくらい、シトラスとお茶と甘さのちょうどいいブレンド。やっぱりちょっと「お茶」と言うには甘いから、「シトラスジュース」系清涼飲料水のイメージでしょうか。




美味しいと感じる自分自身に戸惑いつつも、それでもこれは「グリーンティー」って呼べるのかしらと心狭い自問。




そんな私の目に飛び込んできたのがこれ↓

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欧米諸国はもちろん世界各地で親しまれているこのお菓子。アメリカのスーパーやガソリンスタンドにも必ず並んでます。日本には「きなこチョコ」「醤油風味チョコ」*3があるなんて言ったら、きっと驚かれるだろうな~(*゚ー゚)(*。_。)(*゚ー゚)(*。_。)ウンウン




苺大福も抹茶チョコも最初は珍しがられたんだろうけど、もうみんな美味しく食べているし。スパゲティ・ナポリタンどころか、タラコスパや納豆パスタだって編み出した日本だし。食文化はその土地に合わせて変化するもの。カリフォルニアロールも「Sushi」として広がっているし、おひさまの実家でザクロ入り緑茶が「お茶」として出される日も……う~ん、まだもうちょっとかかりそうかな(苦笑)



*1:つまり10分走ったら何もなくなる…

*2:日本でもお茶専門店なんかでは、さくら味緑茶とか、キャラメル風味緑茶とか、売ってます。飲んだこともあったけど、その時は中国茶もハーブティーもたくさんある中だったからか、そんなに衝撃を受けませんでした。今回は「グリーンティー」として富士山とかが描かれている“日本らしい”パッケージなのにフレーバーティーだったことに驚いた、のかな。。。

*3:調べると色んな味を作ってるのは日本がダントツみたいです →http://en.wikipedia.org/wiki/Kit_Kat#Standard_finger_bars




Tuesday, February 2, 2010

シトラス入り緑茶は「お茶」か否か?(前編)



こんにちは。おひさまです。昨夜は東京でも積雪!大粒で傘につもるほどの雪が降る中を帰宅したのですが、音もなく空から舞い降りる雪と、真っ白くなった道路で、いつもの道なのにどこか別の場所にいるようでした。





さて先日、街を歩いていてマクド●ルドさんの新しいハンバーガーの宣伝を目にしました。テキサスとかハワイとか、アメリカの4つの土地の特徴をとらえた限定バーガーが売りみたいで、私の頭には「…ふぅーん、その土地の人はどう思うのかな?」という疑問が。ニューヨークとロスの事務所にぜひ聞いてみたいところです。


ハンバーガーやコーヒーのチェーン店などは、昨今どこの国・都市に行っても大体見られるようになって、便利(安心)な思いもある反面、その国独自の文化が失われる「グローバル化の負の部分」として語られることもありますよね。でも世界的チェーンでも、それぞれの国で違うローカルメニューがあるみたいだしな~とゴチャゴチャ考えていて、昨秋にアメリカ出張で見つけたネタを思い出しました♪





アメリカには多種多様な「お茶」があるのです!!!


(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ- 知ってた方も、知らなかった方も、ここで喚声と拍手をお願いします!!(笑) ||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~?




おひさま、生まれも育ちも静岡ですから、「お茶」=「緑茶」です。*1上京してきたばかりの頃だったか、レストランで「お茶ください」と言ったら茶色いほうじ茶が出てきてビックリ(笑)夏は麦茶のCMが流れるけど、おひさまの実家では緑茶を冷やしたのが冷蔵庫に常備されてるくらいなので、「お茶」と言ったら当然のように「緑色の煎茶」が頭に浮かぶのです。


で、アメリカの話に戻して、、、この前の出張中、自動販売機で見つけたのがこれ↓


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見にくいけど「Green Tea」って書いてあるの、分かりますか?


実はこの商品、おひさまが米国に留学中のある日、ルームメイトが「見て見て!美味しいGreen Tea見つけたの!」と持ってきてくれた思い出の品なんです。久しぶりに見たこの懐かしいパッケージ。…と一緒に思い出したのは、その味。





・・・・・・甘いんです、コレ。


よく見ると「and Honey」の文字。糖分が入ってます。さらにその上の「Ginseng」は朝鮮人参。こてこての静岡人の考える「緑茶」とは全然違うものなんです。一口飲んで、あまりのショックに言葉も出なかった当時の私。なんというか、それが「Green Tea」として売り出されていて、それを「Green Tea」だと信じて嬉しそうに飲むルームメイトの姿に何も言えなくなってしまったのを覚えてます。


で、思い出から戻って。今回。進化してました(笑)


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ダ、ダイエット グリーンティー!!





すごい!そもそもハチミツが入ってるところがいけないんだと一人でツッコミながら写真をとっていたら、もっと色んな種類があると教えてもらいました。





…でもちょっと長くなるので今回はこれまで。また明日、たくさんの「グリーンティー」をご紹介します!お楽しみに~v(*'-^*)-☆




*1:ちなみに今年地球市民賞を受賞した浜松NPOネットワークセンター(通称Nポケットさん)は高校生のときにちょっとお世話になりました。静岡で初めての受賞、おめでとうございます!