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Friday, July 2, 2010

今明かされる、WEB版「エリン」の全貌~その3/3~



みなさん、こんにちは!


またまた、日本語国際センターの専任講師いずみ★です。





今回は「WEB版オリジナルの新しいコンテンツ」編をご案内しま~す。





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





WEB版「エリン」の開発で、


最後まで細部にこだわったのが、「やってみよう」コーナーのゲームです。


一覧はこちら→https://www.erin.ne.jp/jp/letstry.html





テレビ放映やDVD教材をすでにごらんの方はご存知と思いますが、


「やってみよう」コーナーは、


外国人が日本の生活習慣や遊びに挑戦するコーナーです。


「巻きずし」「笹舟」「和菓子」を作ったり、


「書道」「生け花」「そろばん」「ベーゴマ」といった伝統文化や、


「携帯メール」「クレーンゲーム」「プリントシール」といった


最近の若者文化を体験したりします。





WEB版では、これらの日本事情や日本文化をサイト上で


擬似体験できるゲーム


(」゜ロ゜)」 ナント!、25課分も開発しました!





1つのゲームを作るだけでもかなりな労力ですが、


もう頭がクラクラするほどのゲーム三昧の日々…ヽ(  ̄д ̄;)ノ





別にわたしたち、毎日ゲームをして遊んでいるわけではなかったのですよ!


日本語国際センターのみなさま !!!d (> ◇ < )





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





何か“物”を作るゲームですと、


2課「お弁当を作ろう!ゲーム」!


f:id:japanfoundation:20100607172102j:image


「主食」「肉」「魚」「卵」「野菜」「果物」の中から好きなおかずをえらんで、


お好みのお弁当を作ります!


↑これ、かなりのガテン系弁当( ̄~; ̄)





23課「エリンのプリントスタジオゲーム」!


f:id:japanfoundation:20100628212338j:image


自分の写真をWebカメラで撮ったりアップロードしたりして、


サイト上でフレームやデコレーション・落書きなどの加工ができます!


萌え~~~(*^o^*)





ほかにも、線香花火ができたりっ!


15課「線香花火ゲーム」!


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ホニゴンとすごろくができたりっ!


13課「江ノ電すごろくゲーム」!


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テトリス風のパズルゲームもっ!


20課「和菓子パニック!ゲーム」!


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音ゲーまでっ!


12課「押忍!リズムde応援団ゲーム」!


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WEB版「エリン」のゲームには、


教師が実際の教室活動に使えるゲームもあります。





たとえば、


1課「名刺を作ろう!ゲーム」では、


自分だけのオリジナル名刺を作ってプリントアウトして、


自己紹介の活動に実際に使ってみることができます。


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また、25課「表彰します!あなたに賞状ゲーム」では、


フレームやことばをえらんでいくだけで、オリジナルの賞状が簡単に作れます。


みなさんの教室に合わせて、スピーチ大会の賞状や日本語クラス修了の賞状、


さらには「語彙テスト合格!」の賞状など、さまざまな使い方ができます。


↓ほら、こんなに立派な賞状がっ!


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ちょっと見ただけでも、なんかすごくないですか?


こんなゲームが25もあるのですから、このサイト、かなり奥が深~~~いです。





ただ、ここがポイント★★★(⌒^⌒)b


WEB版「エリン」のゲームは、ただの“お遊び”ではありません!


すべてが日本文化の体験や理解に結び付くように配慮されています!





たとえば、


8課「ホニゴンのざるそばいただきます!ゲーム」は、


画面左の「すすりメーター」に合わせてクリックすると、


ホニゴンが「ずるずるずるずるっ」っと豪快に音を立てて、


ざるそばをたくさん食べることができるゲームです↓


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このゲームを通して、


日本人にとっては、そばを「豪快に音を立てて食べる」ことが


「おいしそう!」「気持ちがいい食べ方!」と思われるのだという、


日本人の価値観について気づき、考えてもらうことをねらいとしています。





WEB版「エリン」のゲームは、ただ“楽しい!”だけでなく、


伝統文化や現代の若者文化をゲームで疑似体験してみることによって、


その背景にある日本文化や日本人の習慣や考え方に気づくこと


目標として作られたものなのです★★★(⌒^⌒)b





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そして、これだけのクオリティのゲームが制作できたのは、


なによりも!ゲーム制作担当の木村さんのおかげです!





実は、これらのゲームのディテールに対する開発担当者のこだわりは半端ではなく…。


こだわった人↓


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たとえば、15課「線香花火ゲーム」だけでも、


「花火のイラストに変化がとぼしいので15種類に書き分けて!」とか、


「花火の玉の大きさや色にも変化をつけて!」とか、


「線香花火が消える瞬間は火花を入れないで、


情緒的にフッと消えるように!」とかとか…。


幾度にもわたるダメ出しの末に完成した、力作なのです!





再三のダメ出しに耐えてくださった木村さん、


どうも、あ( ̄○ ̄)り( ̄◇ ̄)が( ̄△ ̄)と( ̄0 ̄)う( ̄ー ̄)ございました!






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木村:こちらこそ、ありがとうございました。


   いろいろと勉強させていただきました。


   なにはともあれ、それぞれにより良い内容の


   ゲームを公開する事ができたのも、ひとえに


   先生方皆様のお導きがあったからこそと


   心より感謝いたしております。


   引き続き、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。






いつも折り目正しく腰の低い木村さんには、こちらこそ頭が上がりません(^人^)感謝♪





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





「見てみよう」のコーナーは、


日本のいろいろなものをトピック別に紹介するコーナーです。


ここには、25課分のジャンルを扱った「文化クイズ」があります。


一覧はこちら→https://www.erin.ne.jp/jp/letssee.html


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たとえば…、


Q.朝、起きたときのあいさつは、何ですか?(1課 日本の生活 クイズ)





といった、ごく基本的な問題から、





Q.草津温泉は何県にありますか?(11課 温泉 クイズ)





のような、少し突っ込んだ問題。さらには、





Q.『新世紀エヴァンゲリオン』で、世界の人の半分が死んだ災害


 「セカンドインパクト」は、何年に起こりましたか?(21課 アニメ&マンガ クイズ)





のような、かなりマニアックな問題まで、いろいろあります。


結構むずかしいでしょ?


日本人でもなじみのないトピックでは、かなり苦戦します。( ̄~ ̄;)??





この「文化クイズ」制作のねらいは、25のトピックを通じて、


日本の生活や文化に関する知識を楽しみながら得られることです。





ランダムに出題されるクイズに、20問連続して正解すると「黒帯」、


30問連続正解すると「師範」の認定を受けることができます。


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これらのクイズ、日本語で取り組めばトピックベースの授業やコンテントベースの授業にも使えますし、


また、クイズは全問英語にも訳されていますから、英語だけでできるのもポイント★★★(⌒^⌒)b


「日本のことが知りたい!」と思っている人たちに、


日本語力によらず、「すぐ!」使っていただけます。





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





紹介しきれない楽しいコンテンツは、まだまだたくさんあります。


まずは、WEB版「エリン」にアクセスして


いろいろ見てみてください!!





Monday, June 21, 2010

今明かされる、WEB版「エリン」の全貌~その2/3~



暑いですね!みなさんお元気ですか?



週末は海に行ってしまいましたmioです。


さて、先日のWEB版「エリン」の全貌、第二弾の記事が届いてます!


It's getting very very hot in Tokyo!


I went to the beach for the first time this year this weekend.


Today we have aritcle from Izumi sensei from The Japanese-Language Institute, Urawa,


about Free Japanese learning website ”Erin’s Challenge! I Can Speak Japanese.”!





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みなさん、お待たせしました!


日本語国際センターの専任講師いずみ★です。





いよいよ、WEB版「エリン」の具体的な内容についてご紹介します~!


まずは、「WEBの特性を活かした新しい機能」編です。





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





教材「エリン」の中心的なコーナーは「基本スキット」と「応用スキット」ですが、


このコーナーにはWEBならではの機能が満載です。





スキットの字幕は、さまざまなレベルの学習者が勉強しやすいように、


漢字かな混じり+かな+ローマ字+英語の4種類の表示が同時にできます。


「字幕」に赤いチェックを入れると、表示されます↓。


f:id:japanfoundation:20100617111627j:image


この4種類の字幕は、スキットだけでなく、


サイトのすべての動画につけることができます。








スキットのセリフは、「スクリプト」のページでも確認することができます。


この「スクリプト」のすごいところは、これ↓


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なんと!下線部分にカーソルを合わせると、語や表現の解説がバルーンで表示されるのです。


バルーン解説に表示されるのは、こんな項目です↓。





・縮約形や話しことばの元の形


・語の英語訳


・アクセント


・文法説明


・文体(politeやhumbleなど)


・参照すべき課、など





WEB版「エリン」は、学習者がひとりで使うことが想定されていますので、


サイト上でできる限りの手助けをしてあげることが必須!と


今回こだわったポイントです!★★★(⌒^⌒)b





スキットの音声再生は、この「スクリプト」のページでも、もちろんできますし、


音声ファイルをmp3形式でダウンロードすることもできます。


「モバイル・ラーニング」にも対応しているのです!★★★(⌒^⌒)b








基本スキットの「マンガ」も、もちろんWEB化されています。


マンガのセリフをクリックすると音声を再生することができます!





さらに、画面右側にある「スクリプト切り替え」で


スキットやスクリプトと同様、


吹き出しの中の表示を4種類に切り替えることができます。


これ↓は、英語表示に切り替えた画面です。


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☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





「大切な表現」のページでは、DVD教材の解説を大幅に増やし、


さらに、練習問題も全部で1,519問載せました!


イラストや写真、音声を使った練習問題が満載ですし、


自分ですぐ答えがチェックできるのもサイトならではの機能です。


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一般の語学学習サイトの練習問題って、


単なるパターンプラクティスだけのことが多いですが、


WEB版「エリン」の練習問題は、意味や場面、コミュニケーションの目的を


考慮した練習問題もできるだけ取り入れています。★★★(⌒^⌒)b





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





「見てみよう」のコーナーは、日本のさまざまな場面を動画で紹介する


コーナーですが、WEB版では動画だけでなく、動画から切り出した


633枚の写真とそれぞれについての詳細な解説を新しく制作しました!


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そして、このページには隠された機能がっ!


写真の中のいろいろな物の上にカーソルを合わせると、


物の名前がバルーン表示されるのです!


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☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





課のトピックに関連することばを学習するための「ことばをふやそう」では、


DVD教材とくらべてことばが大幅に増えただけでなく、


すべてのことばに音声を付けて、さらに、練習問題も追加しました。


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ことばをイラストにドラッグすると、自動的に答えがチェックされて、


正しい答えだった時は音声が再生されます。





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆





テレビ放送やDVD教材と同じ「エリン」のコンテンツですが、


WEB版ならではの新しい機能が加わったことで、


教材「エリン」を使った日本語学習がまた違った方法でできることが


おわかりいただけたでしょうか?★★★(⌒^⌒)b





次回は、いよいよ「WEB版オリジナルの新しいコンテンツ」を紹介します~!!!





Monday, June 7, 2010

今明かされる、WEB版「エリン」の全貌~その1/3~




月曜日ですね。いいお天気ですね。ブログチーム2年目、mioです。


さて今日は、浦和にある日本語国際センターのチームからの記事が届いています!


WEB版「エリン」、皆様もうご覧になってますか?


開発秘話第一弾、お願いしマース!





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みなさん、こんにちは!


日本語国際センターから初登場の専任講師いずみ★です。





今回から3回にわたって、2010年3月31日にオープンした、


WEB版「エリンが挑戦!にほんごできます。」


をご紹介します!








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思い返してみれば、


日本語国際センターで映像教材「エリン」の開発が始まったのは、2005年のことでした。





怒涛の開発スケジュールに、不眠不休の作業をひたすらこなし、


2006年10月にはNHK教育テレビで放映開始、


2007年には凡人社から3巻セットのDVD教材発売。


その間、かわいいエリンちゃん黄色いなぞの物体ホニゴンの姿は、


多くの場所でみなさんの目にも留まったことでしょう。





あぁ、あれから早5年…。感慨深いものです。





f:id:japanfoundation:20100603153637j:imagef:id:japanfoundation:20100603153646j:imagef:id:japanfoundation:20100603153657j:image








スキットに出演してくれたメインキャストのみなさんも、


初めての撮影に現れたときの初々しい姿がまだ昨日のことのようですが、


今ではすっかり立派になりました。





東京に出てきて女優の道を歩みはじめたばかりだった倉科カナさん(藤岡咲役)は、


2009年秋からNHK朝の連ドラヒロインを務めて、すっかり国民的女優の仲間入りを果たしました。


ブラジルから日本にやってきて、ひたすら謙虚にお仕事をしてくれた夕輝壽太くん(林健太役)は、


NTTドコモforPCのCMに大抜擢。鉄人28号を操るまでに大きく成長しました。


そして、主役のエリンを務めた豊田エリーさんは、


2009年に電撃婚約&結婚。なななななんと!今年の秋には赤ちゃんが生まれるそうです。


おめでとうございまーす!!


♪ \(^0^\)(/^0^)/ ♪ ♪ \(^0^\)(/^0^)/ ♪








★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜








そしてこのたび、企画開始から6年目に突入した「エリン」は、


いよいよ待望のWEB版「エリン」を公開するにいたりました。





実は、「エリン」の3巻セットのDVD教材は、


日本語教育業界の常識では考えられないくらい、


非常~~~にお安い値段設定となっているのですが↓、





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WEB版「エリン」では、さらに太っ腹なことに、


ほとんどのコンテンツをWEB上で無料公開してしまいます!








「WEB公開しちゃって、DVDは要らなくなっちゃうの?」と心配の声も聞かれたのですが、


それは大丈夫!(⌒^⌒)b





テレビだからこそできる教材提供」、「DVDだからこそできる教材提供」、


そして、「WEBだからこそできる教材提供」と、


複数のメディアによる同時並行的な教材提供は、お互いをじゃまする相克関係にあるのではなく、


ともに共存発展していくという、先駆的な教材提供の形でもあるのです。








これ、実は…、


現在、世界を席捲している日本のアニメ・マンガによく見られる図式と言えます。





「のだめカンタービレ」を例に考えてみましょう。


そもそもは連載マンガだった「のだめカンタービレ」が、


テレビドラマ化→テレビアニメ化→実写映画化されてそれぞれが大ヒット、


さらに、作品中に出てくるクラシック音楽のCDやコンサートが企画されてクラシック音楽ブームを巻き起こし、


さらにさらに、DSやプレステ2やWiiなどのゲームソフトにも発展…





「のだめ」人気が連載開始から10年近くも続いているのは、


たとえば、後続の音楽CDやゲームで初めて「のだめ」を知った人たちが、


元々のマンガやドラマにも興味を持って見るようになるという、


息の長いスパイラル効果を生み出す複合相乗効果のビジネスモデルであるからなのです★★★(⌒^⌒)b








もちろん、この複合相乗効果は、


同じ内容のコンテンツを、ただメディアを変えて提供するだけでは生まれません。





WEB版「エリン」も、テレビ放映やDVD教材のコンテンツをただWEB化したものではありません。


WEBの特性を活かした仕様が新たに実装され、


さらに、WEB版オリジナルの新しいコンテンツも盛りだくさんです。


┌(・。・)┘♪└(・。・)┐♪┌(・。・)┘┌(・。・)┘♪└(・。・)┐♪┌(・。・)┘








テレビ放映、DVD教材、WEB版と「エリン」を知る入り口が増えることによって、


世界中の日本や日本語に興味のある人々が、「エリン」という教材の総体にアクセスできる道筋も確実なものになります。


そして、相乗効果をもたらす息の長い教材として、「エリン」がさらに多くの人たちに使っていただけるようになることが、


わたしたち日本語国際センターの開発担当者のねらいでもあります。








★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜








今回、WEB版「エリン」のサイト構築をしてくださっているのは、株式会社ブレインのみなさんです。


日本語国際センターの開発担当者のさまざまなこだわりを、


フットワーク軽く具現化してくれるブレインのみなさんのお力がなければ、


わずか半年間の開発期間でこんなに膨大なコンテンツをサイトに載せることはできなかったでしょう。





ブレインにて開発作業中のひとコマをご紹介しましょう↓┃ω・)








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ラフ~に見えるかもしれませんが、25時、26時、27時にメールが飛び交うのは当たり前。


「いったい、いつ寝てるんですか?!」と、こちらも体力勝負の真剣な開発現場です。





WEB版「エリン」の具体的な内容に関しては、いよいよ次回の更新で紹介していきます!


お楽しみに~!!!





Thursday, April 8, 2010

 なぜここにこんなものが? 「びびっと!ジャパン / VIVID JAPAN」 中学生・高校生向け日本語・日本紹介キット



こんにちは。Mです。

さて、先日4階にある「さくらネットワークチーム」に相談があって降りていったのですが・・・。*1





なんじゃこりゃー








箱やら


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学校かばんやら





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なにやら山盛り。

















近づいて開けてみると・・・

















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およ





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およよ





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たのしげなものが色々入ってます。


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実はこれ、フィリピンのマニラで、日本語教育を行う高校に送る、日本語・日本理解のためのグッズなんです!!





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実際に日本のものを見て触れることで、日本語も楽しみながら勉強できるし、日本の現代文化にもちょこっとですが触れてもらえるし、一石二鳥。








ひとつひとつスタッフが中身を考えて手作業でセットを作ったようなんですが、実はこういう作業って意外に楽しかったりします♪








日本語を学習する生徒や先生たちが喜んでくれる姿を想像すると、それだけでなんだかウキウキですね♪




*1:Mの席は7階にあります。





Monday, March 29, 2010

「皆さん、ポポりますか」 ~日本語弁論大会出場者募集!



こんにちは、おひさまです(^^) さてあと数日で年度末!今週からラジオ・テレビも新番組が始まって、フレッシュな感じがしますね。(なのに朝から東京はすごく寒くて、桜の花が可哀想ですが。)





本日は「外国人による日本語弁論大会」の出場者募集のお知らせです☆


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第51回 外国人による日本語弁論大会http://www.jpf.go.jp/j/japanese/event/benron/


開催日時:2010年6月5日(土)@新潟市


応募締切:2010年4月13日(火)


出場資格:次の(1)~(3)の条件を同時に満たす方


(1)母語が日本語以外である


(2)大会当日の年齢が満15歳以上である


(3)過去の本大会で外務大臣賞または文部科学大臣賞を受賞していない


詳細問合:⇒こちら(財団法人国際教育振興会)



毎年100人を超える応募者の中から予選を勝ち抜いた10~12名の出場者が、様々なテーマですばらしいスピーチを行なっています。「外国人」というのは共通ですが、留学生もいれば、主婦の方も、会社員の方も。出身国も、中国、韓国や米国をはじめ、ウガンダやバングラデシュ、ルーマニアなどなど。本選出場者のスピーチ原稿がウェブサイトに掲載されていますが、日本の日常生活や日本語のふとした事を、新鮮な目でとりあげている皆さんの視点に脱帽します。ほんの少しだけ切り取って紹介すると…



………春が過ぎ、秋になりやがて冬がやってきました。初めて経験する(北海道の)冬の寒さには心底おどろきました。そして、アフリカの暖かさが恋しいのはもちろんのこと、お花見パーティーの楽しさが懐かしく思い出されました。春の魅力は厳しい冬があってこそなのだ、と知らされました。冬を知らない人は春の大切さが分からないのです。戦争の悲惨さを知らない人は平和の尊さが分からないのです。戦争の冬が終わり、平和の春が世界中に「戦後」を連れてくることを願わずにはいられません。………


「北の国で学んだ三つのこと」ドミニク バゲンダ カスッジャ(ウガンダ)


続き、他の第50回大会出場者のスピーチはこちら⇒


原稿を読むだけで、当日、スピーチを聞きに来た方々を大爆笑の渦に誘ったり、しんみり考えさせたりする様子が目に浮かぶようです。*1タイトルだけ見ていても、「歯磨きの時間から見た日本 」とか「ドラえもんの空、私の空」とか、、、ここ数年分をざっと見て、私の一押しタイトルは「皆さん、ポポりますか」(笑)個性的で思わず内容を知りたく(聞きたく)なってしまうでしょ?*2





ブログを読んでくださっている「日本語が母語」じゃない方、そんな方をご存知の皆さん、締め切りまであと半月近く時間がありますので、ぜひぜひ多くのご応募をお待ちしています ((ノ(_ _ ノ)ヨロシクオネガイシマス





PS: 過去のブログでも、関連記事を沢山取り上げています。合わせてご覧ください☆


第50回大会@札幌市


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20090710


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20090522


第49回大会@川越市


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080704


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080801


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080704(研修生インタビュー付)


第48回大会@泉佐野市


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070615


 http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070614




*1:いや、もちろん実際に会場にお越しいただきたいし、テレビ放送も見ていただきたいですけど…汗


*2:お仕事中の方、全部クリックしないように、要注意です(笑





Friday, February 5, 2010

2月6日~7日実施のワンワールドフェスティバル講演会も予定されています!アニメ・マンガの日本語 サイト公開始まりました!



うーっす。(←野郎キャラ)


・・・・・・・Mです。


先週末、私は10名というグループで中禅寺湖に行ってしました。





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龍頭の滝?から日光湯元温泉まで延々と、戦場ヶ原を抜けてハイキングの図↑





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とめてもらった別荘からみえる中禅寺湖。湖ってこんなにきれいなんですねー↑





いっしょに行った人たちは皆さんお仕事で日本に滞在しているので、日本語の勉強について話になることもしばしば。


結構面白い日本語や変な日本語を知っていて、どうもアニメの影響もあるのかなーと思っていた矢先に!!!








なんと公開開始です。





Eラーニングサイト「アニメ・マンガの日本語」


こちら↓


http://anime-manga.jp/





日本語学習者の多くが、アニメやマンガをきっかけに日本語を学び始めるといわれているのですが、アニメやマンガの日本語って、結構独特で教科書や辞書だけで日本語を勉強している人には実は難しい!


そこで、アニメやマンガに出てくるキャラクターやジャンルの日本語を楽しく学べるようにということで、国際交流基金関西国際センターでは、このサイトを開発、2月1日より公開が始まりました。





サイトでは、アニメ、マンガによくでてくるキャラクターとそのキャラクターが良く使う単語を勉強したり、恋愛に関わる単語のテスト、詳しい使い方を勉強したりできます。





私が一番注目したキャラクターは、『野郎』。


一瞬「え?野郎?ですか??」と思ったんですが、確かに、こんな言葉遣い、、普段してる人見たことないのに、映画なんかにもなぜか結構でてくるキャラ。通常の勉強や日本人との会話ではなかなか聞くことがないので、インターネットで勉強できたらアニメや映画ももっと楽しめますよね。








たとえば冒頭の「うーっす。」だって、これ、知らないと、、「うっ臼??」とか混乱するかもしれないし。





サイトでは、意味や、言葉の由来も勉強できる上に、発音もばっちりチェックできますよ!




このサイト、日本語学習者のみならず、日本語が母語の皆さまにも是非楽しんでいただきたいです。*1





尚、大阪で週末に行われるワンワールドフェスティバル?へのブース出展と講演会が予定されていますので、関西方面の方は、是非チェックしてください。






講演会「アニメ・マンガと日本語教育」


日時:平成22年2月6日(土) 


   15:00~17:00





http://www.jpf.go.jp/j/kansai/








会場等、ワンワールドフェスティバル詳細はこちら↓


http://www.interpeople.or.jp/owf/


2010年2月6日(土)10時~17時、2月7日(日)10時~16時


会場:大阪国際交流センター(アイハウス)









ところで、皆さんはアニメや漫画はお好きですか?私はこのところ職場で借りた東村アキコ『月海姫?~くらげひめ~』を通勤途中に読んでおりますよ。やっぱり、日本のマンガは面白い!




*1:ちなみに、先日の中禅寺湖仲間には早速サイトのURLを転送したのでした。





Wednesday, November 18, 2009

 関西でもやります!



連日登場してますが、こんにちは、松岡です。


昨日は今週末に開催される、日本語国際センターでのイベント「日本語でつながる-国際交流まつり2009@北浦和」のご紹介をしましたが、実は今週末は関西国際センターでも毎年恒例の「ふれあい交流祭」が開催されます。


関西国際センターでは、海外の様々な国の外交官、公務員や日本研究を行う研究者等を日本に招いて、それぞれの職務や研究に役立つ専門日本語の研修を行っているほか、海外の日本語学習者を奨励する日本語学習者訪日研修を実施しています。





そしてこの「ふれあい交流祭」は、関西国際センター研修生交流支援協議会主催の事業として開催してきておりまして、今年も以下の日程で開催されます。



日時:11月23日(月・祝)13時~16時


場所:関西国際センター(JRおよび南海電車「りんくうタウン駅」または南海電車「吉見ノ里」駅


※「りんくうタウン」駅から当センターまでは無料のシャトルバスを運行






昨年の様子はこんな感じ。





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内容ですが、先日すこしだけ登場した同期のサトウさんに簡単に聞いてみましたところ、色々と盛りだくさんのようです。


■研修生ブース


マレーシア、フィリピン、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブータン、バングラ、インドネシア、スリランカ、フィジー、タジキスタン、キルギス、アルバニア、グルジア、ジャマイカ、レソト、イエメン、といった国からの研修生がブースを出して各国の紹介をしております。


■スタンプラリー&KCエコバッグ


センター内3ヶ所に配置されている研修生ブースを、ご来場者に楽しく見て回って頂くため、今年もスタンプラリー(と言っても、集めるのはスタンプではなく、各国語の「頑張って」を研修生から集めて頂きます)を実施します。スタンプラリーの参加賞として、KCオリジナルエコバッグをはじめ、基金グッズをゲットできますので、奮ってご参加頂きたいです!!





ドーーン!


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■さらなる新企画!!


(1)民族衣装体験


(2)エスニック料理のスナックコーナー(こちらは全て100円均一)











さらなる情報は、こちらをご覧下さい()。


関西方面の方は、是非この週末はりんくうタウンへ!!





Tuesday, November 17, 2009

 あのコバトンも登場! この週末は北浦和で世界の料理を食す。



こんにちは、松岡です。


今日は、今週末に北浦和にある日本語国際センターで開催されるイベントを紹介します。





-日本語でつながる-国際交流まつり2009@北浦和


今年設立20周年を迎える日本語国際センター。これまで10,000名を越える日本語の先生を世界中から迎えて、様々な研修を実施してきました。そうしてスキルアップされた先生方が、世界各地で現在も活躍中なのですが、今回は20周年を記念して国際交流イベントを開催いたします。






日時:2009年11月21日(土)10時~16時


会場:国際交流基金日本語国際センター(アクセスはこちら






当日のプログラムも盛りだくさんですが、その一部を紹介しますと・・・


■写真コンテスト


外国人日本語教師が撮った日本発見の写真コンテストです。


みなさんの投票をお待ちしてます!


■研修参加者(海外の日本語の先生)による各種発表


文化紹介から世界の歌と踊りまで


■ 世界の各国料理ビュッフェ


なんと500円で取り放題!!(ビュッフェなんで1回だけですが)








そして、そして・・・








なんと、あの埼玉県が誇るユルキャラ、コバトンもやってきます!!





でーーーん。


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後姿ーー!!


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敬礼コバトンーー!!


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(画像引用:埼玉県HPより)








あまり知らなかったのですが、このコバトン、ニュースにもしばしば登場したり()、また埼玉県を本拠地とする野球の西武ライオンズやサッカーの浦和レッズ、大宮アルディージャにとっては


勝利を運んでくるマスコット!


とか


勝利の鳥!


とか、言われているようです(by wikipedia)。





このコバトン、各地に出没するたびにいろんなコスチューム着てたりしてるようなのですが、今回はどんな格好で登場するのでしょうか!?

ぜひお楽しみにー*1





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当日のイベントスケジュールなどの詳細はこちらをご覧下さい。




*1:コバトンについて、詳しくはこちらをどうぞ。





Monday, August 31, 2009

 北浦和に現れた大型新人・・・?! の巻



こんにちは、ズッキーです。


今日は、今年の4月に、北浦和にある日本語国際センターに配属になったピッカピカの新入職員のOSMさんから、日本語国際センターでの日々についてのレポートが届いておりますので、ご紹介します!







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ちわ~す!初登場のOSMです!!!


4月から日本語国際センター(以下、NC)で働いている基金1年生です。


なにとぞよろしくおねがいいたします。





今回は初登場ということでOSMの自己紹介と約4ヶ月間で感じたことの紹介をさせていただきます。





題して…





   初回90分拡大スペシャル!


         「OSMっ・・・」





いいキャッチコピーがうかびませんが、とにかく拍手~パチパチパチ





さて、いきなりですが、NCとは…?


ずばり“国際交流の現場”です!


1年の間に、約50カ国500人もの研修参加者が日本語の教え方を教わりにくるんです。





NCでやっている日本語教師の研修の様子は過去にも紹介されていましたね。


まだみてない方、わすれちゃった方はチェックしてくださいね↓





    夏短


    長期


    春短


    中国


   長期その2








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こちらはいままさにNCで研修を受けている方たちですが、実は(!?)、全員ちがう大陸(南米、東南アジア、アフリカ)からきています。


NCでは世界中から集まった研修参加者が日本語で談笑する光景がフツーなんですねです。


最初は不思議におもったのですが、1ヶ月たたないうちになれちゃいました。


職員のほとんどが文系学部出身の基金、研修参加者が日本語教師ばかりのNCでは、地球物理を選考していたOSMが逆にめずらしがられます。





学生時代のサマープログラムの参加やボランティアで国際交流に魅せられて基金を志望しました。


そんなOSMは、教師研修チームというところで、宿泊室の入退去者管理、館内のインフルエンザ対策、研修参加者用バスの運行管理、食堂のメニュー内容向上に向けての仕事、防災対策など、主に研修参加者の生活環境を整える総務的な仕事をしつつ、10月の研修デビューにむけて準備をしています。


研修では、日本語教授法の授業以外にも、日本の地場産業を見るという目的で、工場見学などのプログラムもあります。日本の工場は製品開発の技術の高さだけでなく、環境にかける負荷を減らす技術も高いなどと考えていると、やっぱり自分は理系の名残があるな~と感じます。





今年で設立20周年のNCを環境にやさしい仕様(ハイブリッドカー、非燃料系発電、断熱効果の高い壁や窓などの導入)にできるように、自分の知識が生かせる日がくればいいな~なんて思ったりもしてます。








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こちらはOSMの執務環境です↑


気に入った格言をよくPCの壁紙にしています。





Be the change you want to see in the world








「文句を言うだけは簡単だけど、解決策や代替案を示す、さらには自ら行動するのが大切だ」と勝手に解釈しています。


こんなモットーとはうらはらに、なかなか仕事が思うようにならず、いつも前向きにとはいきませんが、先輩方が担当した研修の参加者に「私たちのために、お仕事をしてくださっているのですね。ありがとうございます」といわれたり、参加者が泣きながら帰国する姿をみたりして、研修担当者のがんばりが研修参加者にとってかけがえのない体験にむすびつくことを実感し、一見、研修と関係ない総務的な仕事が、実は研修を支える重要なものだと、研修参加者から気づかされるたびに、よい生活環境をつくろう、よい研修にしようと気合が入ります。





今後も国際交流の最前線であるNCの様子やOSMの成長ぶりを皆さんにおみせできればと思います。


それではまた。





↓↓↓ CLICK! ↓↓↓





http://www.jpf.go.jp/j/urawa/index.html





Thursday, August 13, 2009

日本語履修大学生研修 リアルレポート1 ~体温計に始まる、編~



皆さんこんにちは!ちょっぴり久しぶりに登場のおひさまです。

ここ数日、台風+地震で、なんだかお盆なのに交通機関も心配ですね。もちろん日本全国どこでも地震は心配ですが、静岡県出身者としては、いくら「関係ない」と言われても東海地震の怖さが急に身近になってきたように思います。そういえば、私が子どもの頃は、登下校は徒歩でもヘルメット着用、2学期の初め(9月1日=防災の日)は始業式の後、避難訓練+集団帰宅訓練*1でしたが、東京に来てそれが全国共通でないことを知りました。(´~`ヾ) ポリポリ…





さて、話はまったく変わりますが、、、↓↓これ、見て見て!


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この色とりどりの夏らし~い写真、関西国際センターの熊谷啓明さんから、先月終了した日本語履修大学生研修について長編レポートが届きました∩(´∀`)∩ワァイ♪


熊谷さんはこの5月から関西センターに勤め始めたそうで、この6週間の研修が初の大仕事!9カ国から30人の研修生を向かえ、東京、広島、京都などへの研修旅行や小学校訪問、研修発表会の様子をたっぷり書き綴ってくれましたので、さっそく連載でお届けします☆


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7月22日午後10時、ミャンマーの研修生4名がジャンボタクシーに乗り込んで、ほっと一息。これで「21世紀東アジア青少年大交流計画 平成20-21年度東アジア日本語履修大学生研修プログラム(夏季)*2」略して「KN」*3の研修生30名全員が帰国の途につきました。


私にとっては初めての研修でどうなることかと思っていましたが、皆様方のおかげで何とか無事終えることができ感謝です。そして、協力的だった研修生たちにも感謝。でも、まだこれ(=ブログ記事)を書かなければならず、いえ、書くチャンスをいただいたのですが、ああ、荷が重い……。しかし既に矢継ぎ早の督促が、ああ……。そういえばまだ実施報告書もあったな。鬱々。





さて、とは言いますものの、初めての研修はそんなこと言っていられないほどばたばたと過ぎました。私が本格的にこのセンターに勤務しだしたのが5月28日で、準備にてんてこ舞いしている間に6月9日の来日前日来る。KNの研修生が続々と飛行機に乗り込んでいるんだろうなと思いきや、夜一本の電話が。Nさんが取ったその電話は、ブルネイ・ダルサラームからで、なんと研修生が飛行機に乗り遅れたとのこと?! そんなのありか? 話を聞くと彼は時間までにちゃんと空港についていたものの荷物が多すぎたため、その荷物を減らす減らさないでチェックインカウンターでやりとりし、どの荷物を置いていこうかどうしようかで時間を食い食い、あっという間に飛行機が飛んでしまったということでした。そんなのありか? そんな彼ですが、何とか翌日のフライトをその場で押さえることに成功とのこと。本当に大丈夫かあ??? と心配しつつ一晩が過ぎ、翌10日の夜。この夜はNさんが怪しい電話に出ることもなく、便りがないのはよい便りということで夜の帳に消えました。翌朝、さてさてブルネイ君は着ているかと恐る恐るホールを覗くと、大きなブルネイ君が朝のしじまの中ちょこんと座っているではないですか。ということで私は胸なでおろしました。





ところで、他の研修生たちは前日に続々と到着してきたのでしたが、到着一番に彼らがすることは、ウェルカムドリンクでのどを潤すことではなく、体温測定。新型インフルエンザ感染が疑われる者を隔離するために導入されたのですが、さりげなくオムロン製デジタル体温計を渡され、ピピっと鳴るまで3分待つ。このつかの間に彼らの脳裏にはきっとさまざまなスラングが浮かび、そして、危機管理大国日本を実感する機会ともなったことでしょう。この体温測定は滞在中毎日朝晩行い、担当者へ提出するのですが、体温が高いものはほとんどいないものの、逆に体温低すぎの、それは爬虫類の体温ではないのではないかあ? という者続々。体温も国によって違うんですかね。





6月11日、先のブルネイのT君はじめ9カ国30人の研修生が勢ぞろい。センターでの生活などについてオリエンテーションを行ったのですが、既に前日に100円ショップに出かけるなどつわものぞろい。センター内を案内しようと出かけたものの、方向音痴にも迷子になってしまい、逆に研修生に「あのー、それはあそこのことじゃないですか?」と助けられ、頬を赤らめたのでした……。シンガポールのTさん、あの時はありがとうっ!





そんなこんなでがらがらと始まったKNプログラムでしたが、翌週第2週目、いきなり東京研修旅行へ!


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その様子はレポート第2弾でお届けします!お楽しみに~♪




*1:幼稚園・小学校・中学校合同で住んでいる地域別に分かれて集まり、自分の兄妹や近所の友達とそのまま集団下校するものでした。今でもやってるのかな?


*2:ほんと、うちの事業って名前が長いものが多いですよね・・・(゚_゚i)タラー・・・ 各国の日本語学習者のうち優秀な方を招いて、ディスカッションやインタビュー、スピーチなどの実践的な日本語研修+研修旅行や文化体験などを行ないました。昨年の「秋季」版に参加した、研修生の声がこちらに掲載されています→ http://www.jpf.go.jp/j/kansai/participants/j_voice_kgog.html


*3:突然クイズ!これがなぜ略すと“KN”になるのでしょう??答えは連載最終回にww





Tuesday, August 11, 2009

新しい『日本語能力試験』



 こんにちは、Mです。





(写真はイメージです。というか私の机です。本文とは一切関係ありません。)








 さて、新しい「日本語能力試験」のガイドブックが発表されました!


 実はわたくし、バンコクの事務所での主担当は日本語教育関係事業だったため、毎年12月に1回だけ実施される、日本語能力試験には色々な思い出がありまして、、、。





 と思ったら、2009年から一部の国・地域で年2回の実施が開始されたそうです!





 私がいたころ、タイでは「日本語能力試験の☆級以上をもっていたら、給与がプラスになります」、なんていう会社がいくつもあって、よく企業の方から





 「で、2級って具体的に何ができるの??」





 というような質問されることが多かったですが、新しい日本語能力試験では、


 「日本語能力試験Can-do リスト(仮称)」が今後提供されるため、


 具体的にどんなことができるレベルか、というのがもうちょっとわかりやすくなるということのようですね。


 





  また、従来は「3級から2級へのステップが難しいー」とよく学生さんたちもこぼしていましたが、今回からちょうどその間のレベルにあたる「N3」も始まるようです。ふむふむ。





  2008年は約56万人の人が世界中で受験したこの試験、日本語を母語としない人のためのテストなので私は受験することができないのですが、このHPには問題例集もあります!!!!




 ためしにやってみたんですけど、ちょっとぼんやりすると間違えそうでなかなか面白いですよ*1




*1:解答もちゃんとあります!





Monday, July 27, 2009

 イスラエルの日本語スピーチコンテスト



こんにちは。最近バンド活動を再開したズッキーです。





先日、JENESYS若手日本語教師として派遣されていた方々へのインタビューをこのブログでも紹介させていただきましたが、その際にインタビューさせてもらった方に、こんな感じでブログ公開しましたー、とご案内したところ、









基金のブログ、楽しいですね。


もっと、固いものを想像していましたが。






というコメントをいただきました!





そうなんです、固くないですよね?





皆さん、周りの人にも「国際交流基金って、固そうだけどこんなブログやってるよ~」って、ぜひ宣伝してくださいね♪







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余談ついでに、


私は日本語教育支援部という部署にいます。


海外で日本語を勉強する人たちを支援するためにいろいろなことをしているのですが、


その中のひとつに海外で日本語のスピーチコンテストをやるときに、その経費の一部を助成する、というものがあります。





私はその「海外日本語弁論大会助成」の担当をしていますが、先日イスラエルから届いた報告書の中に、スピーチコンテストで披露されたスピーチの原稿がありました。


ちょっと、ご紹介します。






私は音楽を聞くのが大好きです。


一番好きなのは日本のものです。


たとえば、好きな日本の音楽グループは「東京事変」というものです。


私の一番好きな曲は「同じ夜」といいます。


その曲を聞くと、夜の東京が目の前に見える。。。かもしれません。


じつは、テレビのドラマでしか見たことがないんですが。


いつか、日本へ「東京事変のコンサート」を見に行きたいです。


(後略)






何を隠そう、椎名林檎及び東京事変を愛する私としては、遠く海の向こうで、同じアーティストの曲を聞いて、同じようにいいと感じているくれているイスラエルの人がいるなんて・・・しかもその人が出場していたスピーチコンテストの助成を担当していたなんて・・・


なんだか仕事をしながらニヤリとしてしまいました。





音楽ってやっぱり国境を超えるんですね。(ベタな感想。)








それにしても、この方が「同じ夜」を聞いてどんな東京をイメージしているか・・・気になるところではあります。





いつか「事変」のコンサートで出会うことがあったら、聞いてみたいなーなんて思っているズッキーでした。








なんか小学生の感想文みたいですみません!





Friday, July 10, 2009

 7/12(日)テレビ放映!! 日本語弁論大会@函館






お久しぶりです。最近、両生類とか爬虫類に親近感を感じているズッキーです。








だいぶ時間があいてしまいましたが・・・





去る5月30日に函館で開催された「第50回外国人による日本語弁論大会」の模様が、今週末、テレビで放映されます!!






7月12日(日) 22:00-23:30 





NHK教育テレビ ETV特集






Don't miss it !!! (映画の宣伝風)





実際に函館で大会をご覧になった西澤参与にお話を伺いました!





ズ:今年の大会はどうでしたか?


参与:全体的にレベルの高い大会でしたよ。








ズ:告知ブログでも話題になっていた関西国際センターでの研修参加者のインドネシアのワヒューディンさんのスピーチはいかがでしたか?


参:戦後の日本を支えたお年寄りに感謝の気持ちを伝えるのが介護の仕事だ、というスピーチをして、会場を感動させていましたね。








ズ:印象に残ったスピーチやエピソードはありましたか?

参:5番のキムさんは、2005年に実施された李秀賢氏記念韓国青少年招へい事業*1に参加したことが、日本に留学するきっかけになったと話してくれました。基金の事業がきっかけと聞いて、うれしかったですね。


あとは、優勝した先生のスピーチは、ずばぬけて上手く、説得力がありましたね。





ズ:どんなスピーチか、テレビで見るのが楽しみですね!





ズ:観客はたくさん来ていましたか?


参:中学生・高校生がオーディエンスに多くいました。


「日本人が普段暮らしていても気づかないことに外国人が気づいて日本語で話している」ということが、日本の若い観客たちにものごとを考えてもらう機会としても意義のある大会だったと言えるんじゃないかな。








ズ:来年応募しようとしている皆さんにメッセージはありますか?


参:日本で暮らす外国人としての切実な自分の問題、外国人なりの目線というのは、日本人の審査員やオーディエンスに感銘を与えると思います。


また、「社会的な意味での言語」ということについても考えてほしいですね。例えば、自分を指す一人称など、パブリックな場での言葉にはどのような言葉がふさわしいか、そういった日本語特有の言語の社会性ということについても考えてほしいですね。





ズ:なるほど。たしかに・・・。スピーチで、「あたしは~」なんて言ってはまずいですもんね。


来年の大会に応募しようとしているみなさん、頑張ってくださいね☆





テレビ放映、お見逃しなく~!!




*1:この事業は、実は・・・皆さんもご記憶にあるとおもいますが、2001年1月にJR新大久保駅で線路に落ちた乗客を助けるため事故死した韓国人留学生の李秀賢さんの勇気ある行動を顕彰するための記念として行われたものでした。詳細はこちら





Tuesday, May 26, 2009

 【潜入調査報告】 日本語の先生の卵?



こんにちは。ズッキーです。





日本語教師ってどんな仕事か、先日のブログで告知させてもらった『世界の日本語教室から』をお読みいただいた皆さんはもうわかっちゃったと思いますが、


では、そんな日本語の先生って、みんなどんなきっかけで目指すものなんでしょう?




私の所属するさくらネットワークチーム*1が行なっている「JENESYS若手日本語教師派遣」は、若い日本語教師の皆さんを対象にやっている事業です。


派遣から帰ってきた人たちの報告会があったので、ちょろりと潜入調査。





の前に、「JENESYS若手日本語教師派遣」が何かって?





簡単に言うと、






若い日本語の先生の卵に、海外で日本語を教える経験を積んでもらおう!ということです。(担当のTさん談)





だそうです*2





フィリピンとインドに派遣されていた人たちにちょこっとインタビュー。





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(後列右側の3人は基金スタッフです。)





ズ「日本語の先生になろうとしている皆さんは、どうして日本語の先生を目指そうと思ったんですか?」









Aさん「外国の人と日本語を介して触れ合うことが好きだったからです。普段、客観的に日本や日本語について考えることはないけれど、仕事を通して考えられることや、日本や日本語を外にアピールしていくことに魅力を感じました。」






ふむふむ。他にも、語学や外国の人との交流が好きだったから、というきっかけの方は多くいました。


中には、「日本語教師として海外に行ってみませんか」という、ポスターを見たことがきっかけだったという人も!


 ♪あの日 あの時 あの場所で~♪ ポスターを見なかったら・・・人生を決めるきっかけって、どこでどんなときにどんな形で出会うものか、わからないものなんですね。








ズ「JENESYSの派遣に行ってよかったと思えることは何ですか?」









Bさん「頭がやわらかくなったことです。行ったばかりのときは、日本語の先生だからきちんとした日本語を教えなきゃいけない、というプレッシャーで固まっていた。でも、言葉は人と人の心の壁を低くするもの。理数系科目のような正確性は要求されないため、もっと気軽な気持ちで日本語を教えたいと思ったし、日本語を勉強してほしいと思った。」












ズ「ズバリ、モノ申す!!ってことはありますか?」









Cさん「もっと長くいたかった。日本語教師を目指す若い人にとって、一人で海外に出るのは敷居が高いので、若い人にチャンスを与えられるようなこういう研修がもっと続いていけばいいなと思います。」





Dさん「Non-Native(日本語を母語としない人)の日本語教師をもっと育てる必要があると思います。そうすれば、もっと日本語が広がる可能性があると思います。」



なるほど。基金の日本語教育事業の目指すところは、まさに、現地で独立して日本語教育が行なわれていくことなんですが、Non-Nativeの育成、まさに!!





日本語の先生の卵の皆さん、どうもありがとうございました!


いつか、基金の派遣で海外に行く、なんて日が来るかもしれません。


これからも頑張ってくださーい!








ちなみにこのJENESYS、第2期後期の公募も始まりました⇒こちら


このブログを読んで・・・


とても興味のある方 ⇒ ぜひご応募を。


少し興味がわいた方 ⇒ とりあえず応募用紙のダウンロードを。


興味がありそうな友達がいる方 ⇒ 背中を押してあげてください。





★おまけ★ ~調査報告番外編~





ズ「現地でハプニングはありましたか?」






Eさん「派遣先の会長がアメリカでの6ヶ月間の休暇から帰ってきたときのこと、私のことをなぜか「マミキさん」と呼ぶようになっていたんです。「あの・・・私・・・ナミキなんですけど・・・」・・・



ナミキさん、そのまま訂正するタイミングがなく、「マミキさん」のまま帰国しましたとさ(笑)















Next ズッキー's Hint!





⇒【潜入調査報告②】 カナカナムマハミニャ?


  (マレーシアのイベント報告)















Next バッターズ サークル!


⇒  おひさま  さん ☆




*1:名前の由来は言えなくて・・・夏。(笑) さくらネットワークについてはこちらをご参照。


*2:詳しくは、こちらとかこちらを。