Tuesday, October 31, 2006

☆Trick or Treat!☆ ~世界のハロウィン事情~



こんにちは、オレペコです。!f:id:japanfoundation:20061031104624j:image:w90


みなさん、今日は何の日かご存知ですか?・・・そう、Halloweenです




私の記憶では、ほんの数年前までは日本ではあまりメジャーでなかったお祭りだと思うのですが、ここ最近はデパ地下などでもハロウィン一色の飾り付け*1。そもそもこのお祭りって何のお祭りだっけ?アメリカでは盛んだけど、日本以外の国々ではどんな風にお祝いしているのだろう?という素朴な疑問から、今日は、海外に散らばる基金職員*2からの、各国のハロウィン事情をお届けします。その前に、、、ハロウィンってそもそも何?という方のために。






ハロウィーンは、キリスト教の諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる伝統行事。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった。ケルト人の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられたものとされている。ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。31日の夜には、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン」(お化けかぼちゃ)を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が「トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。 (ウィキペディアより)



【イタリアやオーストリアの場合~万聖節(11/1)自体を重視する国々~】


まずはローマから。



イタリアでは去年、あまりもりあがりってものは感じられなかったような・・・確か諸聖人の日に家族などのお墓参りに行くのだそうですが、その前夜はどうしているやら。ちょっと調べてみますね。



「調べてみなければ」よくわからない程度にしか、ハロウィンは普及していない様子。へえ。意外。





お次はオーストリア



オーストリア人の同僚に聞いてみたのですが、やっぱりオーストリアではお祝いしないそうです。


ただ、5年ほど前からハロウィンの風習がだんだん入ってきているとのこと。


たとえば、秋にかぼちゃを家の前に飾ることは以前からやっていたけれど(単に秋らしい飾りとして)、それをハロウィン風(お化け風?)に切り抜くようになったのはつい最近のこと。それから、仮装してご近所をまわる子ども達もたまにはいるそうです。外国の風習だけどおもしろいから真似てみたという感じで、日本と同じ取り入れ方ですね。


この時期、ハロウィンよりずっと大切なのは11月1日のAllerheiligen(万聖節)。


家族で集まってお墓参りに行き、お墓の掃除をして、お花を飾り、ロウソクを灯します。


まさに日本のお盆。この夜にお墓へ行くと、ロウソクがたくさん灯っていてとてもきれいなのだそうです。



ここでもやはり、翌日の万聖節のほうが大切にされているんですね。昨年アメリカにいたとき、ヨーロッパの各国から来た留学生が思い思いの仮装をしてハロウィンを祝っていたのでヨーロッパでも普通にお祝いしているのかと思っていましたが、本来は宗教と深く結びついたお祭りであるため、そう単純なものでもないのですね。。。。もともとケルト人のお祭りだったことを考えると、本当はロンドン事務所の方にもインタビューするべきでした、、、と今ごろ反省。。。





【お隣韓国の場合】


ここでも「ハロウィン、ソウルでは聞きませんねえ」の一言。


韓国にはキリスト教徒が多いので、何らかの形で取り入れられているのかと想像したのですが、少なくともソウルに住む同僚の話では大々的にお祝いする、ということはない様子。。。日本のように商業的な形ででも、ハロウィンが取り入れられてる国って結構あるのかと思っていましたが、そうでもないのですねえ。





最後に、本命アメリカでのハロウィンの様子。町にはかぼちゃをくりぬいた飾りがいたるところに現れ、1ヵ月ほど前から、テーマパークなどでもハロウィンにちなんだイベントが行われたりします。オレペコのいた町フィラデルフィアでは、この時期だけ、アル・カポネがいたことで有名な全米最古の刑務所、Eastern State Penitentiary にお化け屋敷が出現し、連日行列ができるほどの大盛況。実際の刑務所を使っているのでなんとなく薄気味悪い上に、切符きりのお姉さんや列を整理するお兄さんたちまでが、凝った特殊メイク&怪物になりきった演技。恥ずかしながら、お化け屋敷なんて子供じみてるわ!と思っていたオレペコも大絶叫していまいました。





あと、明らかにハロウィン・パーティに行くのだな!と思われる仮装をした人たちも街中でよく見かけます。ちなみに留学生仲間はこんな風になってました。。。


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残念ながらハロウィンについては、前回のクリスマス特集のように、各国のお祝いの風景を写真で比較する、、、とはいかなかったのですが、今回お話を聞く中で、インドメキシコからは、「ハロウィンはあまり知られていないけれども、この時期にとても面白い伝統的なお祭りがある」ということを教えてもらったので、これについては次回掲載したいと思います。お楽しみに!




*1:冒頭の写真も、焼き菓子が詰まった入れ物。あまりにかわいいので買ってしまいました・笑


*2基金は海外19カ所に事務所を持っています。今回ハロウィン事情を聞けたのはそのうちほんの数カ国に過ぎませんが、、、





Monday, October 30, 2006

TBに対するお礼、2件目。



:連続登場ですいません、マツオカです。


昨日の続きということで、頂いたトラックバックに対するお礼を。





いつも大変お世話になってます、id:argの岡本さんより久しぶりにトラックバックを頂きました。ありがとうございます!!


岡本さんからは何度となくトラックバックを頂き、ご自身のブログ中でうちの「地球を、開けよう。」ブログへのコメントを頂いてきました。


◆主な過去の記事




これら以外にも、JFのやっている様々な事業に関してこんなにたくさんの記事を!!書いてくださっています。





そして、今回こんなコメントをいただきました。



「地球を、開けよう。」ブログは2005年9月1日に公開され、以来1年1ヶ月の間、中断することなく続いてきた。公開当初の私の印象は、



現在のところ、記事の内容は散漫な印象を受けるが、今後に期待。ただし、職員間のなれあいの雰囲気が伝わってくる点だけは改めたほうがよいだろう。


・「国際交流基金、ブログ「地球を、開けよう。」を公開」(2005-09-18)


http://d.hatena.ne.jp/arg/20050918/1134798513



というものだったが、このコメントはあらためるべきだと感じている。


ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)




N:このブログの目標については過去の記事で何度か触れていますが、「JFの名前や存在、その事業を知ってもらいたい」「JFとその広範な事業の魅力を知ってもらいたい」そして「知ってもらうための間口を広げたい」と言えると思います。

そして、これらの目標を実現するために、岡本さんの仰る「的確なパス」、例えば「事業の直後に様子をお知らせするワンタッチパス(速報性のある記事)」や、「事業の裏方に関わったスタッフにしか見られないキラーパス(個人の経験に基づく、親しみやすい記事)」のようなものを心がける必要がありました*1。ただ、その<目標とするパス回しを我々が実際に出来ていたかどうか>については、このブログを読んでくださった皆さんのご判断にお任せしたいと思います。


しかし、旧ブログチームが暗中模索していた最初期に岡本さんから「なれあい」とのご指摘を頂いたことで、記事を書く上で「なれあいにならない、的確なパス(記事)が必要なんだ!」とご教示頂くことができ、そうして記事を書きながらパス練習をしてきたのだと思うのです。


ですから、



この1年と1ヶ月の松岡さん、中島さん、後藤さん、しろうさぎさん、情報センター部長氏の苦労に感謝し、その成果を讃えたい。


と仰っていただいた栄誉は、岡本さんご自身をはじめ、トラックバックと共に応援してくださった皆さんにも、ブログチームの一員として等しく与えられているのだと思います。どうもありがとうございました!*2





しろ:しろうさぎは、自分でブログを書くのでせいいっぱいで、なかなかほかの方のブログにトラックバックできないのですが、わたしたちのブログにトラックバックで積極的に関わってきてくださった皆さんは、ちょっとした躊躇を乗り越える力を持った方々なんだとおもいます。プレゼント企画なんかも、実施しながらも、どれだけ反応があるのか結構不安だったわけですが、、、、ふたを開けてみれば、ドクホウのブログにどんどんトラックバックを打つという積極的な皆さんとのふれあいがあって、そこでたくさんのことを学ぶことができました。改めまして、これまでにトラックバックをくださった皆さん、ありがとうございました!





N:あ、昨日(10月29日)のARG(id:arg:20061029)でも書いていらっしゃいますが、実は先週、岡本さんがJFへお越しになりました!JFICや情報センターの執務スペースなどをご覧いただいたあと、ブログチームとランチをご一緒させていただき、JFブログも含めて、政府関係法人や公益法人での情報発信に関する取組について、貴重なご意見や情報などをお伺いすることができました。





:お伺いしたお話を糧にして、心機一転!オレペコさん、潮風さん、三富さんによる新チームとともに、これからも「地球を、開けよう。」ブログは走りつづけます。また新たな企画も持ち上がりつつあるようですので(?)、そちらもどうぞお楽しみに!


と、かなり長くなってしまいましたが・・・





しろ:新ブログチームの皆さん、これからもがんばってくださいね!





マ・しろ・N:これからもジャパンファウンデーションとJFブログを、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m


f:id:japanfoundation:20061030171508j:image:w200


こんな感じで決裁とってます。右上にサインが・・・(ちょっと見えにくい?)






☆最後に今週の注目JF事業のご案内☆


   ■シンガポール華人の喪失と漂流


    中国系民の8割を占める東南アジア華人の代表的小説家であるシンガポールの華人作家、丁雲(ディン・ユン)氏が、シンガポールの現在とご自身の文学について、講演!


<東京>10月31日 <仙台>11月3日 <函館>11月5日


    詳しくは↓http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/kaiko/kouen16.html





*1N私は、パス練習をせずにカズダンスの練習ばかりするような、パフォーマンス重視型(野球で言うなら新庄タイプ?ちなみに、私は阪神ファンなので、92年以降亀山やオマリーらと活躍していた頃が懐かしいです。)だったかもしれませんが(笑)


*2N:ちなみに、ブログ記事の公開にあたっては情報センター部長である伊藤が内容をチェックし、決裁を下していたのですが、ここで一つ印象的なエピソードを。
昨年9月7日、一番最初に私が投稿する予定であった記事の文案には、文章内容に一切関係なく、或る超有名アニメのアスキーアート(AA)をつけており、私は内心<決裁は下りないだろうし、巫山戯過ぎだと怒られるのだろうなあ>と覚悟していたところ、決裁が下りてしまった!その上、決裁案に付いていたコメントは「もっとやれ」でした・・・。
結局、当時ははてなダイアリーにAA記法が導入されていなかったこともあり、AAを載せなかったのですが、その決裁が下りた時、<JFを知ってもらうためにはオタクネタでも何でもアリなんだっ>と覚悟を決めました。





Thursday, October 26, 2006

TBに対するお礼、1件目。



M:みなさんこんにちは、マツオカです。


お久しぶり、でもないですね。


メインエンジンとしての担当は代わりましたが、普通に書き手としてはこれからも登場させてもらいますんで。





N:



べ、べつにあんたのために戻ってきたってわけじゃないんだからねっ!


なんでブログを見に来てんのよ?びっくりしちゃったじゃない。


もー、勘違いしないでよっ。嬉しくなんてないったら、バカ!


・・・でも、ありがとね・・・。



と、まあ相変わらずのアホっぷりを曝す中島です(´-ω-`)





しろ:わたしはブログチーム内で唯一の四足歩行動物として、これからもちょっと変わった視点で、登場しつづけます。JFを多角的にみるということですね。


N島くんと、日本語のトーンの差があるのも、特徴かも。「エリンが挑戦!にほんごできます」に採用されるのは、明らかに、しろうさぎ的な落ち着いた日本語ですね・・・!





N:いやいや、いくら三流とはいえ歌人もやってるし、なおかつ・・・




しろ:日本語といえば、*1松岡くんが、わたしにブログへの投稿を頼むときに「お書き込みお願いします」という妙に丁寧な言葉を使ってましたが、この「お書き込み」は、新しい定義によると、「美化語」になるんですよね。最近尊敬語・謙譲語・丁寧語という3分類が5分類に新しくされたので。(関係ない話をつい語ってしまった・・。でも、この「美化語」についてもしばらくブログで語れそうな話題ですね)





M:さすが白うさぎさん。相変わらず旬な話題に敏感ですね!!そうえいばアフィリエイトなるものを知った時も、すぐ実行してましたし。





さて、まず始めにdzd12061さん(id:dzd12061:20060818)です。


こちらこそ



気がつけば恐ろしいほどの時間が過ぎ去ってしまった。



でした(苦笑・・・)。


色々と内部事情でばたついてまして申し訳ございません。





経緯を知らない方もいらっしゃるかと思いますので、軽く復習です。


半年ほど前にジャパンファウンデーションが出版した『アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ』という本がありまして、その発売記念でプレゼント企画をやったんです。


その際応募してきてくださったのがdzd12061さんでした(こちら)。


Web2.0という言葉が出てきた頃(?)でもあり、それにかけてArt2.0論を展開してくださいました。その完結版として今回さらにトラックバックを頂いたんです。


どうもありがとうございます!!






(略)・・・2.0って実は、むしろこれは公共事業的である、ような気がしてならない。再帰的な表現をすると、2.0とはつまり公共事業2.0である。


つまり、公共事業は本来制度のもとに集められた税金を元に行われる。一方で、web2.0の世界では、個人が自らの意志で自分の労働力を使った結果としてのアウトプットが集積される。結果としていずれもより多くの人が便利になるという結果につながる。ボランティアベースのデジタルワールド公共事業といってもいいと思う。OpenSourceだとかCreativeCommonsだとか。これは、なんとも逆説的な現象で、個人がより自由に振る舞おうとした結果逆に、公共事業的なものにたどり着くというのは、なんだか、逆リヴァイアサンでもある。ただ、確かに、Googleの言葉でこういうものがあった。・・・(略)


Rogi073.Diary

個々人の持っているもの(知恵とか労力とか資産とか・・・)をみんなが少しずつ出し合えば、つもり積もって大きな力や価値を生み出す、そんな発想は確かにアートの分野でも生きますね。


仕事をやっていても思うのですが、特定の団体が1つの事業に対して大きなお金を出したり、何らかの協力をしたりというのは、なかなか難しくなってきている気がします(もちろんそれを実現している場合もありますが)。


そんな時、考え方として有効な気がします。他方それを具体的にどう実行していくのかというのは、まさに僕たちが考えなければいけないことでもあると思います。





しろ:しろうさぎは、10/13-15に千葉県木更津であった、日本国際政治学会を傍聴してきたのですが(これも仕事です。JFの広報もしてきました。)、中国とインドについての分科会で、似たような議論がされていました。


特に「中国とインターネットガバナンス」の話題で、インターネットの特徴として「個人からの発信」「中央の不在」「コントロールし切れない」「非政府的(オーソリティ=権威の欠如)」などがあげられ、これらは、政治学用語でいう「大きな政府」を伝統的に保っている中国では、受け入れられ難い、と思われがちだが、実は周知のとおり、中国でも個人の力でネットが急成長している、というのです。


更にアメリカでは(最近の日経新聞で読んだのですが)、既存の権威ある新聞の社説よりも、誰が書いているかわからないブログのほうが、選挙に大きな影響を与えるようになっており、既存メディアの論客たちはこれを危険視しているそうです。しかし、今ある程度の権力を持つに至っている既存メディアも、黎明期には、「新興メディア」だったわけなので、新旧交替の時代で不安があるだけなのかな、とも思いますが。


いずれにせよ、ネット社会の今後は、まだまだ非常に興味深いですよね。


そのネットに関わって、こうして皆さんと意見交換できるブログって、ほんとにおもしろい☆とおもいます。




N:CGMとかMashUpとか、web2.0を理解する上で重要なキータームがあるけれど、実は国際政治や地域経済、もしかすると国際文化交流も、規模は違っても「○○2.0」的なものになりつつあるのかもしれませんね*2

というわけで、次回はもう一つのトラックバックを下さったARGさんへお返事したいと思います。みんなで見たら、絶好調!!(続く)*3




*1:N:完無視ですか!Σ(゚Д゚)うさぎに負けた人間ってどうよ?・・・;y=ー(゚д゚)・∵. ターン
ちなみに先日、「エリンが挑戦!にほんごできます」の撮影にエキストラとして参加させていただきました!たった1回だけですが、或る回の放送でちらりと映ります。フフフ(゚ー゚*)


*2:N:こういうものを「相似的」とか「フラクタル」とか「ホロン」とか「複雑系」とか「マトリョーシカ的」とか「入れ子状の」とか、色々と表現できると思うけれど


*3:N:実はつい先程、ARGの岡本さんと新旧ブログチームとでランチをご一緒してきました!
f:id:japanfoundation:20061026125138j:image:w100
(↑岡本さんの前に食事が運ばれてくるの図)ここでの様子も次回の記事で触れたいと思います~。