Thursday, October 8, 2009

スポーツの雨季 ~世界のスポーツ vol.1



こんにちは、おひさまです。日本列島、今日は台風ど真ん中ですね~。皆様の地域で被害がありませんように。

でもきっと台風の後は爽やかな秋晴れが期待できるはず!2016年オリンピックは残念ながら東京落選でしたが、来週12日は体育の日(祝日イェイ♪)。久しぶりに復活の「世界の○○」シリーズでは*1「世界のスポーツ」を取り上げまーす!





第一弾は、マニラから思わず“チャチャチャ”しちゃうレポートが届きました♡


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みなさん、こんにちは。


最近千原ジュニア似(と、私が勝手に吹聴している)の師匠のもとで、テコンドーを習い始めた三富@マニラ日本文化センターです。レッスン5回目にして早速足の指を負傷し、フィリピン赴任以来、初めて人の付き添い以外で病院にいきました・・・


(´Д`;)イテッ





さて、日本はいま秋真っ盛りですよね!?秋といえば、スポーツ!!


フィリピンは、今は雨季で、先日の台風16号によって発生した大洪水によりメトロマニラを中心に大変な被害を受けていますが、こちらでもややスポーツの話題で盛り上がっています。





というのも、なんと、バレーボールのアジア男子選手権が、ここマニラで開催されたのです。


ニッポン、チャチャチャ!!ワァァァァー!


マニラに赴任していて良かった~っ ゚.+:。ヽ(*゚ロ゚)人(゚ロ゚*)ノ゚.+:。




こんな機会はめったにない!*2


ぜったい、応援に行くしかないっ!!


そして、全日本チームを応援するとなれば、これを着ていくしかないっっっ!!!





ということで・・・





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どーーーん!!!!




このブログでも何度かご紹介している、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)のオリジナル商品、Asia5シリーズ・オリジナルTシャツ*3 *4

遠くからは日の丸に見え、かつ近くで見るとJFロゴマークの蝶がいっぱい!全日本チームを応援しながら、ジャパンファウンデーションのPRもできるという、なんともセコイ、いや大変お得なTシャツです。しかも、昨年から“Project Runway Philippines”というフィリピンの超人気リアリティTV番組でメンター役を務め、今やファッション界のみならず、ショービズ界でも活躍する著名なファッション・デザイナーのジョジー・ローレンさんのデザインによるものです*5




さて、私はこのTシャツを持参して、ちょうど週末に行われた準々決勝、準決勝に加え、月曜の夕方(幸いにも終業後!)に行われた決勝戦の応援に、マニラ日本文化センターの日本語教育専門家やフィリピン人のスタッフ、マニラで活動中のJENESYS若手日本語教師たちと小応援団を組んでニノイ・アキノ・スタジアムまで応援に駆けつけました*6








結果は・・・





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ニッポン、サイコーッ!


中国(準決勝で対戦)のキレのよい速攻や、イラン(決勝で対戦)の大応援団にも負けず、完全無欠の全勝優勝でした。


アジアチャンピオンです!





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喜びを分かち合う選手とスタッフ


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MVPをとった福澤選手がサイン攻めに





ちなみにフィリピンで人気のスポーツは、群を抜いてバスケットボールです。また、マニー・パッキャオ選手の活躍もあり、ボクシングもすごく人気があります。ちょうど、バレーボール会場に向う途中に、フィリピン人のスタッフに、「フィリピンで人気のスポーツを3つ挙げるとすれば?」という質問をぶつけたところ、バスケットボール、ボクシングの2つはあっさり出たのに、3つ目はさんざん考えた挙句「ない」という答えでした。





最後に、忙しい活動の合間を縫って予選ラウンドから会場で応援しつづけていたJF応援団長(と、私が勝手に呼んでいる)JENESYS若手日本語教師の鈴木さんから感想を一言。






決勝戦から数日が経過した今もまだ興奮しています。


声をからして応援しました。勝利の瞬間に立ち会えて本当に良かったです。


全日本チームの皆さん、本当におめでとうございます!



ニッポン! ( ̄∇ ̄ノノ”☆( ̄∇ ̄ノノ”☆( ̄∇ ̄ノノ”☆ チャチャチャ!!!




*1:過去のシリーズは↓
世界のクリスマス世界のハロウィン事情世界の記念日などなど


*2:なんと、入場料は50ペソ~350ペソ。日本円で言えば、約100円~700円です。こんなに安価で、全日本の試合が見られることもなかなかないでしょう。


*3:東京都美術館他、各地のミュージアムショップでお買い求めいただけます。詳しくは、こちら


*4:ちなみに今JFICショップでは、学生公募のオリジナルTシャツを販売中です(byおひさま)


*5:このTシャツ制作に関する裏話は、こちら→Tシャツを買って国際貢献!?(全編)Tシャツを買って国際貢献!?(後編)


*6:ちなみに、連日の応援で活躍したAsia5のTシャツは、三夜連続の洗濯にも耐え、型崩れ、色褪せ、縮みもほとんどありませんでした。さすが高品質!





Monday, October 5, 2009

「をちこち」31号は10月1日発売です。



こんにちは。編集担当のOです。


特集は「国境を越える人々と国家の関係」


インターネットの普及と経済のグローバリゼーションが進行するなかで、国境を越えた人の移動も活発になってきた。人の移動と相互交流がもたらす、新しい文化や価値観、摩擦や社会問題、そして未来の社会についても考えてみよう、という欲張りな企画です。


巻頭鼎談は、「人の移動」の専門家ともいうべき井口泰先生(関西学院大学)、日本国内のイスラム社会に詳しい桜井啓子先生(早稲田大学)、文化人類学者としてアメリカの各地も訪れた渡辺靖先生(慶応義塾大学)という豪華メンバー。


いろいろ面白エピソードも伺うことができました。


たとえば、



「天然資源に乏しいパキスタンは、自国の余剰人口、特に男性を中東の産油国や先進国に送り出し、彼らからの送金で外貨を稼いで来ました。家族戦略として、息子が5人いたら、一人を国に残し、4人をそれぞれ違う国に送り出したりもします。たとえば、日本の景気が悪化したら、お兄さんのいるイギリス、弟のいるドバイ、あるいは従兄がいるアフリカに行って稼ぐのです。」



!!!


続きは「をちこち」本誌にて。


そして、


日本の移民政策、多国籍タウンのオオクボ、欧米とは違う成り立ちをしている日本の中華街、学生のみではなく教育の場を提供する大学自体が越境していくこと、難民、エスニック・メディア、越境の古代史などを取り上げています。


エッセイとしては、


四方田犬彦先生の「わたしはなぜ旅に出るか」


作家の黒木亮さんの「わたしはいつもノートを持って飛行機に乗り込む」も必読です。











編集として、もちろん、「企画」部分で頭をひねるのですが、


今回は表紙!!


悩みに悩みました。





最初の候補だったヴェネチア・ビアンナーレのポーランド館の作品は、すてきだけれど表紙には弱いかな、とか。








デザイナーさんが提案してくれたパスポートの入国・出国印をデザインした表紙案は、テーマとしてはあっているけれど・・・ときめかない・・・











どうしよう・・・


(ここで後ろに座っている後輩ちゃんからアイディアが!!)











最終的に表紙となったのは・・・?


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NY在住のアーティストのインゴ・ギュンターさんの「world processor」シリーズから。


ギュンターさんは、グローバルな問題をテーマにした地球儀を数多く制作してきた方です。中央は「Refugee (Republic) Network」と題された作品で、世界各地の難民キャンプを結ぶことで、領土を越えた地球規模の難民共和国が立ち現れてくる、という意味合いのもの。他のテーマの地球儀もあわせて、今回の表紙となりました。





今号では、(海外から)日本への人の移動に焦点をあてた企画となりましたが、次号は「ここにも活躍している日本人がいる」が特集テーマです。





日本人は内向きになっているといわれるけれど、イチローのようなスーパースターだけに限らず、世界各地の様々なジャンルで、ある人は表舞台で華々しく、またある人は地道に献身的な活動を続けている。そんな人たちを紹介したいと思います。


お楽しみに!!





Thursday, October 1, 2009

 大学と連携して授業をやります。



こんにちは、松岡です。


このたび国際交流基金では、上智大学と共同で連続講座を開くことになりました(恐らくそういうのは初ではないでしょうか!?)。


毎回異なる講師陣(基金の職員や大学の先生など)が、それぞれの現場での経験にもとづいてレクチャーをします。



国際文化交流の理論と実践 ―研究と実践の現場から―


日時:10月6日~1月5日の間の毎週火曜日 18:45~20:15


場所:上智大学四谷キャンパス


申し込みはこちら






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突然話は変わりますが・・・


先週末まで夏休みをいただいて、キルギスに行ってまいりました。


山と高原の国、という情報だけを頼りに行ったはじめての中央アジアでしたが、本当に美しい景色の連続でした。





こんな感じ。


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あと、今回行ってみて新鮮だったのが、首都のビシュケクにさえもマックやスタバが無い!!


しかも街中キリル文字だらけで読めない!!





こんな感じ。


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英語も全然通じなくてみんなロシア語はなしてる環境が新鮮でした。


言葉もあまり通じない環境でしたが、身振り手振り、ガイドブック片手にロシア語しゃべってみたり、意外とそれが楽しかったりしまして。


キルギスの人たちは皆さん優しく、こちらが日本人とわかると、いきなり





ヤクザ





とか





シンジュク





とか





知ってる日本語を発してくれて、久しぶりに個人的な国際交流を楽しみました。








昔と違って、今は誰もが簡単に外国に行ったりできますよね。


日本にもたくさんの外国人がいますし、身近な環境で外国の言葉や文化に触れる機会がたくさんあります。


日頃から思ってるのですが、そういった個人的な関係の積み重ねが、外国に対する印象に繋がっていく気がします。


例えば僕の場合、今回のキルギス旅行でキルギスに興味がわいてきたし(それはそれで単純ですが・・・)、さらに中央アジアのほかの国のことも知りたくなりました。





外国文化を知りたいとか、日本のことを外国人に話してみたいとか、そういうのありませんか?





皆さんがこうして日常生活で感じていることややってることと、基金のような団体が行なってる国際文化交流活動というのは、規模の大小の違いはあれど、実は同じことなんじゃないかなーと思ってます。





僕自身、この講座に全く関わってませんのであまり言えないのですが、タイトルだけみてると何だか堅苦しそうで難しそうですね。。。


ただ、日頃の生活で皆さんが楽しんでいる外国文化とのふれあいが、大きな視点で見たときにどこに繋がっていくのか、そんなことを体感してもらえる場にもなるのではないかなー、と一職員として思いました。








まもなく開講しますので、興味のある方は是非起こし下さい。








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<裏情報>


なお、JFサポーターズクラブ会員の方は、受講料が30,000円から24,000円に、なんと6,000円も割引になるようです。


実はこれ凄いことでして、JFサポーターズクラブの会費で一番安いアソシエイト会員が3,000円(学生会員は2,000円)ですので、確実に会員になって申し込んだお得です!!


是非この機会に、会員になって講座を受講してください!


申し込みはこちらです。