Friday, September 4, 2009

 「WA: 現代日本のデザインと調和の精神」展 (ドイツ・エッセン)の続き・・・



どうも松岡です。

9/4の記事の続きなんですが、あまり内容的には関係ないです。




実は出張前に、某ボス(かつてはパリに駐在、現在は情報センターでブログチームを陰から温かく見守ってくださっている)より、


前から疑問なのですが、座席の幅はドイツは他に比べて広いのか?

昔々は明らかにドイツのほうがフランスより座席が広かった。

でもインターナショナルな電車になって平均化されてきたかなという気がします。

でも体格は明らかにヨーロッパ内でも違うような気がします。


という質問をされました。







また、わがチームのMさんからも、


電車は顔もいいんですが、中の写真をとると結構喜ばれます。

あと、車両を真横から撮るとか、番号が付いてたらそれを撮るとか、どこが製造しているか撮っとくとか。


と、電車好きなアドバイスをもらってました。




ということで、

たまたまエッセンからフランクフルトに日帰りで行く予定があったので、そのとき色々と撮って来ました。







まずエッセンの駅で電光掲示板。

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シンプルな感じですが、必要な情報は載っていてわかりやすい。







今回はICEっていう新幹線みたいなものに乗りました。

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側面に電光表示があります。ドアの開き方が、浮き上がって横にスライドする感じが、何だかロボットみたいでかっこよいです。







車内の案内表示。

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トイレ等、座席以外のスペースが、デザインされてる感じでゆったりしてます。

座席スペースとの間も前面ガラスで広々とした感じ。

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座席はこんな感じ。

日本の新幹線と広さは変わらないですね。

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で、座席のサイズですが・・・

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日本の新幹線とあまり変わらない気がしましたね。

リクライニングすると、座面も前にスライドするのが良かったです(日本の新幹線もするのか?)。







あと、外観ですが・・・

先頭車両の窓ガラスが先端のカーブに合わせて曲がってます。

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食堂車、中は普通のレストランでした。

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今回一緒に行ったキュレーターの方も、「(ドイツは)ちょっとしたところまで細かくデザインされてるなー」と言ってました。

エッセンという地方都市のトラムでさえ、ドアの開き方がかっこよかったり、車内の手すりとか座席とかが、細かいんですがデザインされてる感があったりして、そんなところにもなんとなく文化の違いを感じたりもします。













あと、こちらは自転車が完全に歩行の延長ツールになってます。

駅のホームに、自然な形で自転車に乗った人がいます。

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自転車を載せられる車両のサイン。

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街中にはこんなのも。

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最初は何かと思いましたが、これ、コインを入れると鍵が外れて乗れるみたいです。

さらに、街中に普通に乗り捨てられてるので、借りたところに返さなくてもいいようでした。走ってる最中に鍵がかかったりは、さすがにしないと思いますが・・・。DBって、この鉄道会社なのでそこがスポンサーなんですかね。







最後におまけ。




ローカル電車の顔。

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こんなのもいました。

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側面も撮ってみます。

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実はこんなに連なってます。

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まだまだ、こんな列車も活躍してます。

この無骨な感じのデザインに惹かれます。











 「WA: 現代日本のデザインと調和の精神」展 (ドイツ・エッセン)



こんにちは、松岡です。





8/12のエントリーでも触れましたが、8/20から1カ月間ドイツのエッセンという町で開催される、デザインの展覧会の準備でドイツへ行ってきました。


展覧会の詳細についてはこちら


この展覧会は、エッセンの前にはブダペストにも行ってましたが、そのときの模様は僕の席の前にいるみかんさんがレポートしてます(こちら)。








会場のreddot design museumは、2001年にユネスコ世界遺産に指定されたツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の中にあります。





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こんなところです。








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こちらはカフェです。








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同じ敷地内には、SANAAの設計した学校が建ってました。


青空に映えてきれいです。








そして、美術館の正面はこんな感じ。


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設営風景です。


車のボディーが吊られてますね(これは今回の出展作品ではなく、この美術館の常設展示)。


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ここは会場を繋ぐスペースですが、ここを通って今回の展示物の一つ、LEXUSも入ってきました。


こんな感じ。


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非常にきわどいです。設営スタッフの運転技術の高さが凄いんです。


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ちなみに、今回はLexus Deutschlandの協力を得て実物の展示がかないましたが、この本物を各地へ巡回させているわけではございませんので。








そんなこんなで、無事に展示が始まりました。


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オープニングにも非常にたくさんの方がいらっしゃいました。


レクチャーも超満員。


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その後のセレモニーは立っている人がいるほどです。


地元ドイツ人の割合が非常に高く、デザインに対する関心の高さを感じました。


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会場前の混み具合はこんな感じです。


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会場の様子。


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ちなみに梅酒でおなじみのChoyaもスポンサーとしてついてくれまして、こんなブースまで。


こちらではマティーニのようにグラスに入れて、梅酒を飲んでました。


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左端に見える、超特大のチョーヤの梅酒ボトル(中に空気を吹き込んで立ち上げてます)、これがなかなか迫力ありました。











美術館によると、日本のプロダクトデザインを紹介する初めての展覧会なので、普段以上に多くの方が来てくれそうだとか。


出品されている作品は、どれも観る人にとって身近なプロダクトなので親しみやすい部分もあるかもしれません。





(続く・・?)





Tuesday, September 1, 2009

 文化と平和について考えること



こんにちは。Mです。


さて、この写真はどこでしょうか。


日本で撮影しましたよ。


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この週末、私は、衆議院選挙麻生太郎さんや鳩山さんがどきどき、ドキドキしてる間に、御殿場に行ってました。


富士総合火力演習、略して 総火演を見学するためです。


ヘリコプターやら戦車やらから、どんどこどんどこミサイルとか弾丸が出てきて、大変なことになる演習で、音、火、どっちもすごくて、そしてどれもこれも早いため、写真取るどころでなく、なんか、撤収の写真しかないんですけど。


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私が国際文化交流に興味を持ったのは、ちょうど湾岸戦争が勃発した高校生時代にさかのぼり、、、お互いを知り、文化を理解することでこの世界から戦争をなくすことができるのではないか、と思ったことがきっかけでした。





割と皆さん無邪気に、まるで花火を見学するかのように、わーとかきゃーとか言いながら見学してらっしゃいましたが・・・。これ、想像力をちょっと働かせると、この兵器を本気で使う時は、おそらくここにいる人全員死んでるよ、っていうくらいすごい威力でした。





相変わらず月並みなコメントなんですが、常日頃はやわらかものを扱っていますが、時にはハードな現実も目にすることで、こういう兵器を誰もが実際に人に向けなくて済む世界を実現するために、自分の仕事を通してできること、について初心に戻って考える時間になりました。


演習の後には、戦車やヘリの展示もあって、自衛官の皆さんが質問に答えてくださいました。





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THE 命令系。





ところで、国際交流基金では紛争(後の)地域における文化活動も色々と行っていますが、最近はそのことについて調査を行ったり、シンポジウムを開いたりしています。


調査:「文化が創る国際平和:平和構築と文化」


国際シンポジウム:「平和のための文化イニシャティブの役割 ~日独からの提言~」


文化と平和について、ご興味のある方は是非基金HPも覘いてみてください。